森・長可(境界線上のホライゾン)

登録日:2011/12/28(水) 21:01:2
更新日:2021/10/11 Mon 15:06:18
所要時間:約 5 分で読めます




川上稔の長編ライトノベル、GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンの登場人物。初登場はⅣ〈下〉第八十章『時代の追撃者』。

所属:P.A.Oda
役職:一般生徒
戦種:重武神騎乗師
備考:人間無骨


史実における森蘭丸の兄、“鬼武蔵”こと森長可の襲名者。通神帯におけるHNは「モリー」


□人物
史実における長可が(昨今の世では)戦国DQN四天王に数えられるほどアレな人物であるのに対し、非常に実直かつ爽やかな好青年。
外道共が集う本作においては貴重な常人枠ではあるものの、その人柄故、他の登場人物に比べやや影が薄いのが難点と言えば難点。
やれ世界征服だのやれ世界一の作家だのやれカレーで世界を満たしたいだのと無駄にデカい夢を持つ本作の中では、ささやかで安定した将来設計をしており、本人曰く将来は「毎朝目覚めに軽くキスしてくれるような、優しく導いてくれる人と結婚する」とのこと。…………そんな人物がこの世界にいるかは不明だが(ベルさん除く)。

また、彼は「境界線上のホライゾン」の世界でも、得に貴重な種族であり(種族名は明かされていない)、その希少性から暗黒大陸のとある暗黒邪神教に囚われヤク漬けにされていたが、羽柴にそこから救い出された経歴を持つ。
それ故、羽柴に対し厚い忠誠を持つ他、暗黒邪神教には、酷いトラウマを植え付けられている。

アクの強いP.A.Odaの中でも、その性格故は皆に好意的に受け入れられており、P.A.Odaのベルさんポジションなのかもしれない(性別は男性ではあるが)。



□戦闘における森・長可
戦闘においては、自身の種族特性と専用の量産型武神“人間無骨”を使用する。「専用の量産型」と書くと矛盾しているように見えるが、これは彼の種族特性が大きく関係してくる。
彼の種族特性は大きく分けて、

  • 本体とは分離した「分離体」を作り出す事が可能なこと
  • 彼の肉体はその大部分が筋繊維により構成されていること

の二つである。
これは簡単に言えば「自らの分身を生み出す事が出来る」と「体の大部分が筋肉でできている」ということ。
つまり彼は、自身の分身を作り出し、それを武神に載せることで複数の武神を同時に動かす事が出来るのだ。
事実、Ⅳ下の手取川の戦いの歴史再現において、実に17体もの武神を同時に操る事で、伊達家から派遣された武神隊を手玉に取ってみせた。
二つ目の特性については下で武神“人間無骨”と共に説明する。


○“人間無骨”
森・長可(と彼の分離体)が騎乗する武神。外見については「野太い四肢を持つ武神」としか表されていない。

森・長可専用に特注された武神であり、彼の特性を十分に活かせるよう、機体の大半は人工筋肉により構成されている。
通常の武神は人間を模し人工筋肉、人工骨格、潤滑系等の他、飛翔や跳躍の為飛翔器などにより構成されているが、肉体の大半が筋繊維で構成されている彼に人間の骨や関節の代替となる人工骨格や潤滑系は必要無い。
そんな考えの元に作られた人工筋肉のかたまりとも言えるこの武神は、その膂力に支えられた打撃力、跳躍力もさることながら、その脅威なのは防御力にこそある。
人工骨格等のオミットされた容量を強度や再生力に費やす事により、打撃や射撃は人工筋肉の弾力性により反射するし、斬撃はその強度の前に無力化する。
もし攻撃が通ったとしても下手な攻撃ではすぐに再生してしまう。
まさに攻防揃った、最強の武神乗りの一人といえるであろう。



追記、修正頼みます



























…………ん?

ええ、確かにこの項目に嘘は含まれてませんよ?
彼は確かに好青年と呼べる性格ですし、P.A.Odaの皆に好かれてますし、重武神乗りです。ただ



□外見、特徴

全長3メートル以上はある、無数の蚯蚓を束ねたような姿。

詰まるところ触手系種族である。
凌辱ゲーでお馴染み、女神堕落ゲーでは影の主役と呼ばれ、ブサイクの泣きゲーでは普通に人気投票一位を獲得し、異種姦の代表格とも言えるあの触手である。
因みに目鼻等の感覚器系は挿絵を見る限り触手のヘッドの部分(人間的にはチンーコの皮剥いたつるつるな部分)に存在するようである。
その外見は上記の通り、一言で言えば犯罪的。きっと原作派により夏の祭典では彼を主役に据えた同人誌が出るであろう。
ただ、絵として登場するときは「全体」描写中心なので、細部がどうなってるのかは不明。
ちなみに特技は『インパクトの瞬間にヘッドが回ること』らしい。

ただ実直で純情なのは紛れも無い真実である。外見こそアレだが人格的にはとても良識ある好青年、と言える。たまに種族的特徴なのか無自覚にエロ用語が飛び出したり、分離体がやられるとビクンビクンしたりするが。
なお、触手らしく巨乳好きだとか。

また8中では羽柴勢の可児・才蔵を実戦形式で鍛えたが、可児からは「焼き肉のホルモンっぽい」と食欲的見方をされていた。

作中でよく絡むのはP.A.Odaにおいては五大頂及び自身が所属する艦隊の長である佐久間。
また、十本槍の片桐・且元とは「倫理の話ができそう」とのことで、友達になりたいと評した。
相性がよさそう?な上越露西亜の直江・兼続は苦手らしい。
武蔵連中の中では触手ということもあり、巫女の浅間・智…………ではなく同じく武神使いである直政
ちなみに直政に一目惚れ。はたして彼の恋が実る日はくるのだろうか?


当初は機動殻に乗せることも考えられたらしいが、

  • 筒状の装甲が高速移動しても意味解らないし見た目が危険
  • 森自身が機動殻に傷付けられないように開発されたインナースーツを佐々・成政某ゴム製品と勘違いし森のハートをブレイクした

等の理由により却下されている。


なお本作にも森・蘭丸(の襲名者)はいるが、そっちは神代の時代に生まれた「古式自動人形」の生き残りで、現時点において2人の接点はない。
兄は触手で弟(?)はロボッ娘、というカオスな構図が生まれるのがこの時代らしいのかもしれない。





追記、修正頼みます。

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最終更新:2021年10月11日 15:06