登録日:2025/05/17 Sat 18:55:42
更新日:2025/05/19 Mon 05:45:18NEW!
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藤原 忍とは、TVアニメ「
超獣機神ダンクーガ」及びそのOVA作品の主人公である。
CV:
矢尾一樹、木下章嗣(アイアンサーガVSでの代役)
【概要】
オーストラリアの宇宙軍士官学校に在籍していた若きパイロット。
1968年6月8日生まれの18歳。
血液型はA型。
成績は中の上程度だが飛行技術は非常に高く、初めて搭乗したイーグルファイターを難なく乗りこなしている。
ただ、あくまで技術が高いだけで機体にはそこまで興味がないらしく、イーグルファイターのマニュアルにもロクに目を通していなかった。
超のつくほどの問題児で、上官や整備兵への挨拶もろくにせず、命令無視は日常茶飯事。
上官の指示にも堂々と文句を言う太々しさもあるが、よくこれで軍人になろうとしたものである。作中の本人の発言によれば,「失恋」「青春の挫折」「親父への反発」とされている。
暴力事件も多く起こしているケンカっ早すぎる性格だが、作中ではケンカに勝つことはあまりなく、沙羅曰く「声と態度がデカいだけ」「頼りない助っ人」とのこと。
ただ、学生とはいえ軍人を目指すだけあってチンピラ程度になら負けることはない。
つまりケンカで負ける時は相手が悪いのだが、裏を返せば相手の力量に関わらず己の感情に従う素直さと意志の強さを持ち合わせていると考えられなくもない。
その頭に血が上りやすい性格と激しい闘争心が獣戦機の特性と噛み合い、獣戦機隊の初のメンバーとなる。
男勝りな沙羅やクールで皮肉屋な亮、理性的なアランとは衝突することが多い。
誰彼構わず当たり散らす血の気の多い乱暴者……と言うわけでは決してなく、仲間や弱い者を思いやる気持ちも人並み以上に持っている。
雅人がケガを隠して出撃した際にも、それに気付けなかった事に対し「一人の時は気楽だな」と、彼なりにチームを持つ大変さを痛感した様子も見せた。
突っ走りやすい部分もあり、そうなったら誰にも止められないと沙羅には呆れられている。
だが、戦いの中でその意味を考えるよう、イゴール長官やアランからの言葉で成長をしていく。
また、普段は年相応の少年らしいお茶目で人懐っこい口調になる事もある。
ムゲとの戦いの後はバンドを組んでボーカルとして活動したりレーサーになったりしていた。
私服姿は青やピンク系の落ち着きのある洒落たものが多い。
イーグルファイター、そしてダンクーガのメインパイロットとして登場。
当然というかなんと言うか、攻撃的な
精神コマンドが多く、ほぼ全ての作品で熱血、気合を覚えている。
それ以外にはチーム唯一の航空機体であるためか、加速や突撃持ちである事も多く、スーパー系らしくド根性も備えている。
作品によっては覚醒、魂のような強力なものを覚える場合もあるが、「愛の心にて〜」の決め台詞があるにも関わらず、愛を覚えた事はない。
沙羅が覚えるので問題ないが。
遠近ともに能力が高いため、断空剣を使った切り込み役、断空砲などの砲撃役として活躍させやすい。
高レベルの底力や気力上昇系のスキル、野生化などによってとにかく攻撃力を伸ばしやすいのが特徴。
過去の作品では分離してイーグルファイターとして戦う事もできたが、合体後のメインパイロットである関係上彼が行動すると再合体してもダンクーガは行動不能のままなので、分離合体戦法には向いていない。
ダンクーガ合体解禁前であれば活躍できるが、元がスーパー系であるため回避は低く、防御系精神コマンドも乏しいので過信は禁物。
なお、状況によってはダンクーガに合体するよりも火力が出る場合もある。
シナリオ的には軍属であるものの問題児として扱われることが多く、敵味方問わずトラブルを招きやすい。
特に三輪長官との相性は最悪で、
第2次αでは彼に手をあげたせいで獣戦機隊自体が左遷させられ、作品ごと欠席となってしまったほど。
また、
第2次Zでは後継作である「
獣装機攻ダンクーガノヴァ」と共演したが、その際にチームDの飛鷹葵に好意を寄せられるという大胆なクロスオーバーもあった。ちなみに同作に参戦した「
機動戦士ガンダム00」の
アーバ・リントは忍と同じ声の他作品キャラで三輪長官と同類の横暴軍人であったが、シナリオの都合上ほとんど忍と関わる事はなかった。
【人間関係】
士官学校での同期でオーストラリアに共に在籍していた。
シャピロの敵前逃亡に着いて行こうとした際に忍に撃墜された事で、地球に残留。
後に忍から僅かに遅れて獣戦機隊に転属する事となる。
何度となく衝突しながらもシャピロの事で思い悩む沙羅を励ますシーンもあり、素直になれず喧嘩も多かったが、やがて結ばれることとなる。
メンバーの中では唯一の後輩であり、獣戦機隊結成まで面識のなかった少年。
沙羅と同じく士官学校時代の同期だが、卒業後は武者修行の旅に出て音信不通だった。
立場上忍がリーダーだが、彼の思慮の浅い面を指摘する事も多い。
獣戦機隊の長官。
後に忍も実の父のように慕っていき、彼が殉職した際には敬礼を捧げた。
獣戦機隊の副長官。
軍人というよりは科学者的な立ち位置であり、問題児の忍らには頭を悩まされ続けていた。
忍が戦場で助けた少女。
黒騎士を名乗る獣戦機隊の協力者。
野生の直感を頼る忍とは対照的に情報を重視する論理的な性格であり、父のイゴール長官同様に彼を諭す事が多かった。
忍と沙羅の元上官。
作中では既に沙羅以外の地球人に見切りをつけているせいか、忍に対しても見下した発言が目立つ。
言わずと知れたマジンガーZのパイロット。
彼に苗字を呼ばれると葉月博士みたいで嫌だとのこと。
チームDのリーダーであるダンクーガノヴァのメインパイロット。
同じダンクーガのパイロットとして忍に惹かれる事もあったが、忍の沙羅への想いを見て身を引いた。
なお、初期設定では忍と沙羅の子という設定があり、そのせいか雰囲気も沙羅に似ている。
「霧を払うもの」の名を持つ謎の人物。
イニシャルや声が同じだが、設定上も特に繋がりのない別人。
中断メッセージでは「他人の気がしない」と語っている。
みんな大好き横暴長官。
獣戦機隊と衝突する姿は異様なほどに馴染んでいるので、当然ダンクーガ出身のキャラである。
仮にも軍人の忍から「あの野郎」呼ばわりされている辺り、完全に相容れない存在となっている。
【余談】
担当声優の矢尾一樹氏の代表キャラの1人であり、初の主演キャラ。
決め台詞の「やってやるぜ!」も矢尾氏の代名詞となっている。
おかげで他のキャラを担当する際に
そのセリフを口走ることも。
また、「Yatte Yaruze!」というキャラソンも存在している。
ダンクーガノヴァは「原作:藤原忍」となっているが、忍が登場することはなかった。
追記修正に、野生を縛る理性はいらねえ!
やぁってやるぜ!!
- スパロボだとあまり描写されないが戦術眼に優れているところなど軍人らしい部分もある -- 名無しさん (2025-05-17 19:13:54)
- そうそう、シャピロへの想いで揺れる沙羅を説得したりローラ助けて戦闘に参加出来ず軽口叩いたら亮に殴られたけど見苦しい言い訳はしないとか。決して思慮の足りない人物ではないことはアニメで何度も出てる -- 名無しさん (2025-05-17 19:32:27)
- 大好きなキャラ -- 名無しさん (2025-05-17 19:37:01)
- 三w輪w長w官www -- 名無しさん (2025-05-17 20:59:25)
- ↑2 ただ相性の問題で軍という組織には収まらない。地球が崖っぷちっていう背景ありきのヒーロー性という感じ -- 名無しさん (2025-05-17 21:00:37)
- ↑4原作で描写されたキャラクター性を省略してしまうスパロボの悪い部分よね、ゲームソフトの容量の問題もあるから仕方ないけど… -- 名無しさん (2025-05-17 21:53:48)
- 「やぁってやるぜ!!」は意外と発音が難しいから余計に代名詞になるとかなんとか聞いたことが有る -- 名無しさん (2025-05-17 22:26:44)
- ↑2 たぶん『白熱の終章』で軍人を辞めて賭けレースをやっていたのは平和で居場所がなくなったのだろうな。 -- 名無しさん (2025-05-17 22:27:28)
- なんか8割スパロボでの説明になっている気が? -- 名無しさん (2025-05-17 23:32:02)
- スパロボでしか知らなかったからローラへの対応とか優しくて驚いた。あとゲストキャラの娘と死に別れたりとかも。スパロボだとぶっきらぼうな面が強調されがちだし。 -- 名無しさん (2025-05-18 01:14:46)
最終更新:2025年05月19日 05:45