P7
性能
全長:175mm
重量:780g
使用弾:9x19mm
装弾数:8+1
動作方式:ガスディレイドブローバック
概要
PSP(Polizei-Selbstlade-Pistole/警察用自動拳銃)の名前で1976年に発表された自動拳銃。
同時期の
シュタイアーGB同様ガスによって遅延させる機構を搭載しており、銃身が固定される点や製造工程が簡略化できるメリットがある。
しかし安全装置としてグリップ前面に追加したスクイズコッカーが曲者で、握ると撃鉄が起き、離すとデコックされる。
プルは握りきるまでは15.6ポンド、握り切れば2ポンドで済むもののきちんと握っておかないといけないので十分に訓練しないと扱いきれない可能性があった。
引き金と同時に握ってしまう暴発などが発生したとされ、2000年代には警察などからも退役し現在は生産されていない。
バリエーション
基本モデル。ドイツ警察などで採用。
トリガー周りの拡大やその他形状を変更したモデル。これ以降はガスシリンダーとトリガーガードとの間にプラスチック製ヒートシールドが追加されている。2007年製造終了。
.40S&W弾モデル。.45ACP弾用のP7M7も試作されたが量産はされていない。
ダブルカラムの13発弾倉を備えたモデル。米XM9トライアルに参加し敗退。2000年製造終了。
9x19mm弾のシムニッション専用の訓練用拳銃。シンプルブローバックだがガスを利用して反動を増大させる機構が搭載されている。
短縮モデル。シンプルブローバックにして油圧リコイルバッファを追加している。