デモンスミス(遊戯王OCG)

登録日:2024/05/19 (日曜日) 20:36:16
更新日:2024/06/13 Thu 22:19:21
所要時間:約 9 分で読めます




悪魔を刻む武装棺"レクエイム"を駆る 「デモンスミス」!

「デモンスミス」とは、遊戯王OCGのテーマである。


概要

2024年4月27日発売の「INFINITE FORBIDDEN」にて収録、テーマ化されたカード群。
テーマの特徴としては以下の通り。
  • 光属性悪魔族融合L召喚テーマ。
  • 自身をフィールドor墓地から光悪魔に装備させるリンクモンスター
  • ほぼ全てのカードが「普通に強い」効果をたくさん積んでいる

公式Twitterの設定画やVジャンプでは、その設定が説明されている。
《魔を刻むデモンスミス》は悪魔狩りを生業とする一匹狼。
悪魔のことは道具としか考えておらず、倒した悪魔を「レクエイム」に収め強制契約させ、自身の武器として利用しているとのこと
(この時、強制契約を受けた悪魔はドッグタグになる)。
この武器はどこかに「単眼」を強調したデザインとなっていることが特徴。
遭遇および依頼があったときに、《魔を刻むデモンスミス》は悪魔そのものの姿と勢いで戦う。

設定画では「デモンスレイヤー兼ブラックスミス」と書かれており、これがカテゴリ名の由来らしい。
また、カード名の多くはミサ曲の「レクイエム」に関連する用語が用いられている。《刻まれし魔の鎮魂棺》が示すように、鎮魂歌+棺ということだろう。ちんこんかん


カード一覧

メインモンスターカード

魔を刻むデモンスミス
効果モンスター
星6/光属性/悪魔族/攻1800/守2400
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「デモンスミス」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの「デモンスミス」装備カード1枚とフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送る。
(3):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から他の悪魔族・光属性モンスター1体をデッキ・EXデッキに戻して発動できる。
このカードを特殊召喚する。

唯一メインデッキに入るモンスター。厳つい顔と逞しい肉体という姿。

(1)は自身を手札コストにしたサーチ効果。
サーチできる魔法罠の内容は後述するが、いずれも非ッ常に強い効果を持っている。

(2)は装備カードを引き換えにした除去効果。
後述するリンクモンスターは自身を装備させる効果があるため、それで条件を満たす必要がある。
対象を取る起動効果の除去なので通じない場面も多いものの、
リンク1の《刻まれし魔の鎮魂棺》でデッキから特殊召喚と装備まで行えるため、展開途中の除去手段になる。

(3)は自己蘇生効果。デモンスミスの融合モンスターも似た効果を持っている。
フィールドで発動できる効果は(2)くらいなので、各種素材の頭数を稼ぐ用途になる。
また発動のために「悪魔族・光属性モンスター1体をデッキ・EXデッキに戻す」必要があるが、
これのおかげでデッキに戻したカードをデッキから取り出し、ギミックの再稼働ができる。

総じて手札にいれはサーチ、場に入れは除去、墓地にいたら自己蘇生と便利な効果をこれでもかと積載させた万能モンスター。
当然だが【デモンスミス】の必需品。そのため通常パックのウルトラレアとしては《黒魔女ディアベルスター》に匹敵する高額カードと化している。

リンクモンスター

いずれもフィールド・墓地の自身を場の光悪魔に装備させる効果を持つ。

刻まれし魔の鎮魂棺(デモンスミス・レクイエム)
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク1/光属性/悪魔族/攻 600
【リンクマーカー:下】
悪魔族・光属性モンスター1体
自分は「刻まれし魔の鎮魂棺」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、その(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「デモンスミス」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):Lモンスター以外の自分フィールドの悪魔族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
自分のフィールド・墓地からこのカードを攻撃力600アップの装備魔法カード扱いで自分のモンスターに装備する。

《魔を刻むデモンスミス》の仕事道具となる棺桶。
のちのイラストにて《魔を刻むデモンスミス》が握る武器は、この《刻まれし魔の鎮魂棺》が変形したものである。

(1)は自身をリリースしてデモンスミスをメインデッキor手札から特殊召喚する効果。
現状では《魔を刻むデモンスミス》のみ特殊召喚できる。
後述する「ランク6出張」では、ここで2枚目の《魔を刻むデモンスミス》を用意できる所が重要な部分になる。
なお、この効果に名称ターン1はないが自身の特殊召喚に名称ターン1がかかっているため、EXからだけでなく蘇生・帰還にも展開制限がある点は注意。

(2)は装備効果。
恩恵は攻撃力600アップと大きいとは言えないが、デモンスミス融合モンスターは攻撃力があまり高くないので場持ちには貢献する。

ちなみに、公式の説明では「レクエイム」だがこのカードは「レクイエム」となっている。宣言の際には注意しよう。

刻まれし魔の大聖棺(デモンスミス・セクエンツィア)
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク2/光属性/悪魔族/攻1200
【リンクマーカー:左下/右下】
悪魔族・光属性モンスターを含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分の墓地のモンスターを融合素材としてデッキに戻し、悪魔族の融合モンスター1体を融合召喚する。
(2):Lモンスター以外の自分フィールドの悪魔族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
自分のフィールド・墓地からこのカードを以下の効果を持つ装備魔法カード扱いでその自分のモンスターに装備する。
●相手は装備モンスターを効果の対象にできない。

闇より出でし絶望》に酷似したバケモノが浮かび上がる、禍々しいイラストが特徴。
設定画に描かれていた変形ギミックと思しき桃色のスライムが立ちこめている。

(1)は墓地のカードを素材にした融合効果。悪魔族の融合モンスターであればなんでも墓地融合ができる。
使い終わった素材をデッキに戻してデッキリソースを回復する、という一石二鳥の効果になる。

(2)は装備効果。これを装備したモンスターは対象耐性を得るため場持ちが向上する。
特に《刻まれし魔ディエスイレ》に装備できれば、対象耐性持ちかつ毎ターン2枚まで効果無効を行う大型モンスターの出来上がり。


融合モンスター

刻まれし魔(デモンスミス)ラクリモーサ
融合・効果モンスター
星6/光属性/悪魔族/攻2400/守2400
悪魔族・光属性モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚した場合、自分の墓地・除外状態の悪魔族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力は600ダウンする。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地から他の悪魔族・光属性モンスター1体をデッキ・EXデッキに戻して発動できる。
相手に1200ダメージを与える。

ガトリング砲のような武器を構える険しい顔の《魔を刻むデモンスミス》。
背景と同化していて見づらいが、謎の女性のシルエットが浮かんでいることが確認できる。
「ラクリモーサ」はラテン語で「悲嘆」や「泣く」を意味する言葉であり、それもあってか銃身に据えられた1つ目は大量の涙を流している。

(1)は蘇生・帰還・サルベージ効果。
普通に使用しても融合召喚の消費を取り戻せるため、さらなる展開に繋げることができる。
特に《魔を刻むデモンスミス》と同じ星6なので、蘇生させればランク6をX召喚できる。

(2)は相手モンスターの弱体化効果。
全体で600ダウンはまずまずの値で、実質3000打点として運用できる。

(3)は墓地へ送られた時のダメージ効果。
フィールドのみならず、EXデッキやX素材状態から墓地へ行っても発動できる。
1200ダメージは小さい値ではないものの、デモンスミスは他にも墓地リソースを取り合うテーマなので、これに割けるかというと別。


刻まれし魔(デモンスミス)ディエスイレ
融合・効果モンスター
星9/光属性/悪魔族/攻2800/守2400
「魔を刻むデモンスミス」+悪魔族・光属性モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに発動できる。
このカードが装備しているLモンスターのリンクマーカーの合計までフィールドの表側表示カードを選び、その効果をターン終了時まで無効にする。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地から他の悪魔族・光属性モンスター1体をデッキ・EXデッキに戻し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送る。

今度は状の武器を振り回す《魔を刻むデモンスミス》。
まだ人間らしい姿を保っていた《刻まれし魔ラクリモーサ》と比較すると、露骨に悪魔めいた外見に変貌している。
よく見ると斧以外に機械的なサブアームも背中に装備している。これらをひっくるめて「ディエスイレ」という武器なのだろう。
名はラテン語で「怒りの日」を意味し、先述したラクリモーサ含めてどちらもモーツァルトの長編曲「怒りの日」に因んでいる。

《刻まれし魔ラクリモーサ》がライフ・アドバンテージを稼ぐ役回りならば、こちらは制圧と妨害をこなす役になる。

(1)は対象を取らない無効効果。
《刻まれし魔の大聖棺》を装備できれば、毎ターン2枚まで無効にできるため高い制圧力を発揮する。
フリーチェーンの効果なので、自分のターンに邪魔なカードを黙らせるのみならず
モンスター・魔法・罠カードの発動にチェーンして無効にし、相手の展開を挫くことも可能。
《刻まれし魔の大聖棺》だけでも十分な能力を持つため、それ以上を無理に欲張る必要はない。
なおこの効果は自分のカードも無効にできるため、《サモンリミッター》等の「お互いに影響が及ぶカード」を使用し、
自分のターンではそれを無効化して我田引水の展開に繋げることもできる。

ただしLモンスターを装備するまでは完全に無防備という《ヴァレルロード・S・ドラゴン》さながらの欠点も持つ。

(2)は墓地へ送られた時の除去効果。
相手の除去を牽制する効果にも、また《刻まれし魔の楽園》で能動的な除去にも運用できる。

万全の状態にするには、融合召喚に加えてリンク2の《刻まれし魔の鎮魂棺》を装備させないといけない。
一見面倒そうに見えるが、以下の手順により手札の《魔を刻むデモンスミス》1枚で完成できる。

展開例:
  1. 《魔を刻むデモンスミス》の(1)効果、手札から捨てて《刻まれし魔の詠聖》をサーチ
  2. 《刻まれし魔の詠聖》の(1)効果、《魔轟神ルリー》をサーチしてすぐに捨てる。そのまま《魔轟神ルリー》を(1)効果で自己蘇生
  3. 《魔轟神ルリー》を素材に《刻まれし魔の鎮魂棺》をL召喚。
  4. 《刻まれし魔の鎮魂棺》の(1)効果、自身をリリースして二枚目の《魔を刻むデモンスミス》を特殊召喚
  5. 手順1で捨てた《魔を刻むデモンスミス》の(3)効果、《魔轟神ルリー》をEXデッキに戻し自己蘇生
  6. 二枚の《魔を刻むデモンスミス》を素材に《刻まれし魔の大聖棺》をL召喚。
  7. 《刻まれし魔の大聖棺》の(1)の効果、墓地の《魔を刻むデモンスミス》2枚と《刻まれし魔の鎮魂棺》をデッキに戻し《刻まれし魔ディエスイレ》を融合召喚
  8. 《刻まれし魔の大聖棺》の(2)の効果、《刻まれし魔ディエスイレ》に装備させる

魔法カード

刻まれし魔の詠聖(デモンスミス・トラクトゥス)
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから悪魔族・光属性モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、「デモンスミス」融合モンスター1体を融合召喚する。

(1)は光悪魔のサーチ効果。
デモンスミス以外のモンスターもサーチできるが、特殊なステータス値の指定なので該当数は然程多いと言えない。
またサーチ後に手札を一枚捨てることになるため、ディスアドを補うだけのプランが必要。

(2)は融合召喚効果。サーチ効果と同一ターンに使用できるので、普通にサーチしたカードを素材にして融合召喚も可能。

イラストでは荒廃世界を背景に、悪魔を蹴り飛ばし《刻まれし魔の鎮魂棺》へナイスシュートしている《魔を刻むデモンスミス》が描かれている。
これが普段の悪魔狩りの様子ということだろうか。


刻まれし魔の讃聖(デモンスミス・サンクトゥス)
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示モンスターが、存在しない場合または悪魔族・光属性モンスターのみの場合に発動できる。
自分フィールドに「デモンスミストークン」(悪魔族・光・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。
このターン、自分は悪魔族モンスターでしか攻撃宣言できない。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの表側表示の「デモンスミス」モンスターが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。

(1)はトークン生成効果。
L召喚・融合召喚の素材にして展開の始点にできる。
制約は「悪魔族モンスターでしか攻撃できない」と軽微なもので、先攻1ターン目であれば一切気にならない。
それ以降のターンであっても万全な盤面を築けるなら戦闘制約なんて安いという発想も根強い。

ただし発動条件の都合上、混ぜ物デッキでは条件を満たせない恐れがあるため、採用を見送るケースもある。

(2)は墓地から再セットする効果。
相手に盤面を崩された場合のリカバリー手段として、頭の片隅に置いておくと役に立つ…かもしれない。


罠カード

刻まれし魔の楽園(デモンスミス・イン・パラディズム)
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのレベル7以上の悪魔族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター以外のフィールドのカードを全て墓地へ送る。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、相手がモンスターを特殊召喚した場合、このカードを除外して発動できる。
デッキ・EXデッキから「デモンスミス」モンスター1体を墓地へ送る。

(1)はフリーチェーンの全体除去効果。
対象を取らず破壊でもない「墓地送り」なので耐性を超えて除去ができ、ともすれば決定打にもなりうる。
ただし対象にした自分のモンスターを除く自分のカードも全て巻き込まれる部分が無視できない。
特にデモンスミスに装備したLモンスターや隣に立つ非デモンスミスの大型モンスターをも片付けてしまうため、発動タイミングにはかなり気を付ける必要がある。
デモンスミスLモンスターの装備効果は「1ターンに1度限りの起動効果」なので、
罠カードである《刻まれし魔の楽園》除去後の再装備にもラグが発生する点は注意。

(2)はデモンスミスの墓地肥やし効果。
EXデッキから墓地に送ると蘇生制限は満たせないが、融合モンスターの「このカードが墓地へ送られた場合」に発動する効果、
並びにLモンスターの「墓地から装備させる」効果は問題なく使用できる。
特に《刻まれし魔ディエスイレ》は除去効果を持つため、相手が特殊召喚したモンスターをそのまま葬ることもできる。

イラストではガトリング砲の眼球部分からビームを放つ《刻まれし魔ラクリモーサ》が描かれている。
そしてよく見ると眼球部分が泣いていることがわかる。本当に強制契約で嫌々従事しているのだろう。


デッキ運用

デモンスミスはメインデッキ側の枚数が少ないため、いわゆる純構築がそもそも不可能。
よって別のデッキと混ぜる前提のテーマになっている*1

【デモンスミス】側の終着点としては、優秀な無効効果を持つ《刻まれし魔ディエスイレ》が候補その1。
ここと混ぜた先のテーマの制圧モンスターを並立させることで勝利を狙う。

もう一つの候補としては「召喚権を使わずにランク6のX召喚」狙い。
ランク6のギミックを引っ提げて出張することで、出張先のデッキの動きを強化することが目的になる。

展開ルート例
パターン1:《魔を刻むデモンスミス》の素引きに成功している場合
  1. 《魔を刻むデモンスミス》の(1)効果、手札から捨てて《刻まれし魔の詠聖》をサーチ
  2. 《刻まれし魔の詠聖》の(1)効果、《魔轟神ルリー》をサーチしてすぐに捨てる。そのまま《魔轟神ルリー》を(1)効果で自己蘇生
  3. 《魔轟神ルリー》を素材に《刻まれし魔の鎮魂棺》をL召喚。
  4. 《刻まれし魔の鎮魂棺》の(1)効果、自身をリリースして二枚目の《魔を刻むデモンスミス》を特殊召喚
  5. 手順1で捨てた《魔を刻むデモンスミス》の(3)効果、《刻まれし魔の鎮魂棺》をEXデッキに戻し自己蘇生。
    これで星6の《魔を刻むデモンスミス》が二枚揃うのでX召喚
※この時、手順1で《刻まれし魔の詠聖》ではなく《刻まれし魔の讃聖》をサーチすることもできる。
その場合、《刻まれし魔の讃聖》で生成したデモンスミストークンで《刻まれし魔の鎮魂棺》をL召喚し手順4以降と同じ手順と結果を得られる。
ただしこれは《刻まれし魔の讃聖》の発動条件「モンスターがいないor光悪魔のみ」という条件を満たしたときのみなので


パターン2:《魔を刻むデモンスミス》を素引きしていない場合
  1. なんでもよいのでモンスター3体を場に並べる
  2. そのうち2体を素材に《閉ザサレシ天ノ月》をL召喚、そのままそれを素材に《刻まれし魔の鎮魂棺》をL召喚。
  3. 《刻まれし魔の鎮魂棺》の(1)効果、自身をリリースして《魔を刻むデモンスミス》を特殊召喚
  4. 《魔を刻むデモンスミス》と手順1で残っている3体目のモンスターを素材に《刻まれし魔の大聖棺》をL召喚。
  5. 《刻まれし魔の大聖棺》の(1)効果、墓地の《刻まれし魔の鎮魂棺》《閉ザサレシ天ノ月》を素材に《刻まれし魔ラクリモーサ》を融合召喚
  6. 《刻まれし魔ラクリモーサ》の(1)効果、墓地の《魔を刻むデモンスミス》を蘇生
手順6で《魔を刻むデモンスミス》を蘇生させず手札に戻すこともできる。
その場合、素引き成功パターンの手順2~3で《魔轟神ルリー》を特殊召喚し、《魔轟神ルリー》《刻まれし魔の大聖棺》でリンク3モンスターを作れる。
そして《魔轟神ルリー》をコストに《魔を刻むデモンスミス》を蘇生させることで、リンク3とランク6を召喚権なしで構えることも可能。
ここで雑にモンスター1体を通常召喚するだけでも、《魔轟神ルリー》《刻まれし魔の大聖棺》と共に3妨害の《召命の神弓-アポロウーサ》が完成する。

この流れでX召喚する候補は

このギミックの長所は、展開に際して制約が発生しないこと
「特定のカテゴリや種族のカードしか使えない」という制約がデモンスミス側には無い。
なのでかなり雑に表現すれば「【勇者】出張ギミックから制約を取っ払った」内容になっている。
そのため「理論上は」様々なデッキに採用が見込めるテーマとなっている。

そして制約や召喚権消費がないため、本命の展開をする前の手札誘発確認としても「手軽に」使うことができる。
いつぞやかの《BF-朧影のゴウフウ》《クシャトリラ・フェンリル》と同様、用途と軽さを兼ね備えている。

相性の良いカード

光属性・悪魔族

上記展開ルート例で名前が出ていた《魔轟神ルリー》を有する光属性・悪魔族テーマ。
《刻まれし魔の詠聖》によりサーチと「手札から捨てる」を両方できるため、任意の魔轟神の効果を使用できる。
例えば《魔轟神マルコシア》をサーチしつつ捨てることで「魔轟神」魔法・罠カードをサーチでき、デッキの回転に大いに役立つ。

  • 威光魔人
お互いにモンスター効果を発動できなくなる星6の光属性・悪魔族モンスター。
《刻まれし魔の詠聖》でサーチでき、【デモンスミス】であれば召喚権を《威光魔人》へ温存することも難しくない。
自分側にも深刻な影響が出るため、邪魔になったら《刻まれし魔の楽園》で片づけるなどの手立ても必要。
また【メタビート】では《威光魔人》をサーチするためだけに《刻まれし魔の詠聖》(&《魔を刻むデモンスミス》)の採用も視野に入る。

これもまた《刻まれし魔の詠聖》でサーチできるという理由の記載。
2000のライフと引き換えに一切のダメージを受けなくなる手札誘発で、【天盃龍】対策としても注目を集めている。

光属性・悪魔族の通常モンスターであり、デモンスミスのL素材、融合素材として使用できる。前者はレベル4、後者はレベル1。
《ピティ》はL・融合のみならず、《魔を刻むデモンスミス》と共に《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》のS召喚が可能。
《ホワイト・ダストン》は《ワン・フォー・ワン》や《ドラコネット》など、《ピティ》以上に豊富なサポートを受けられる点が魅力。

  • 《閉ザサレシ天ノ月》
効果モンスター2体を素材とするリンク2モンスター。
彼女の効果は「リンク5をリンク召喚する際にリンク先の相手モンスターを巻き込めるようにする」という
(モチーフ的な意味でも)お姉さんである《閉ザサレシ世界ノ冥神》のサポートを行う効果であるのだが、
「緩い条件で出せる光属性・悪魔族」という部分に目を付けられた結果、効果を無視して「鎮魂棺」への繋ぎ役として採用されている。

悪魔族

「デモンスミス」側の素材にはなれないものの、種族サポートを共有した連携が期待できる。

先の展開ギミックで《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果で《サクリファイス・D・ロータス》を墓地に落としつつ、《魔界特派員デスキャスター》でそれを蘇生可能。
これがそのまま【ユベル】の展開初動になる。

こちらも似たような話で、悪魔族を素材に要求する《破械神王ヤマ》を召喚権を残してL召喚し展開の起点にできる。

《合成獣融合》を駆使した融合召喚を得意とするテーマ。
《合成獣融合》は獣族か悪魔族どちらかを素材にすれば融合召喚が出来るので、デモンスミスの融合体を出せる上、悪魔族サポートも無理なく採用できる。
加えて、《幻獣王キマイラ》と《幻獣魔王バフォメット》、初動として採用される《幻惑の見習い魔術師》はレベル6なのでランク6の展開も可能。
バフォメットは悪魔族なのでデモンスミスと併せ《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》の素材になるため、デモンスミス側とEXを共有できる分、構築が窮屈になりにくい。
デモンスミスを墓地に落としたり、サルベージする手段も豊富なので、柔軟な動きが可能。

様々な罠カードを駆使して挑戦者を迎え撃つ悪魔族テーマ。
無論種族が一致していることを活かし、ラビュリンス側のサポートや《魔界特派員デスキャスター》L召喚などで連携をとれる。
またそれ以上に大きな意義として、【デモンスミス】がX召喚できる《永遠の淑女 ベアトリーチェ》にある。
この《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果を自分→相手ターンで立て続けに発動することで
トランザクション・ロールバック》と「それでコピーしたい罠カード」を手っ取り早く墓地に送ることができる。

その他

炎属性中心のテーマ。
本デッキでは上述した展開ルート例の流れにより、
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》で任意の炎属性を墓地に送った後、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》と《刻まれし魔の大聖棺》で《賜炎の咎姫》をL召喚。
そして《賜炎の咎姫》で墓地に送った炎属性を蘇生することが可能。
これは召喚権を使わずに任意の炎属性を(墓地経由で)デッキから特殊召喚可能(そして誘発確認にもなる)という強力な動きを実現している。

《刻まれし魔ディエスイレ》で少し名前が挙がった、お互いに2回までしか召喚行為ができない永続罠。
大量展開が当然の現代遊戯王では影響力が高い効果であり、単純に相手の妨害として優秀。
そして自分の番では《刻まれし魔ディエスイレ》で無効にし、自分だけが悠々と展開できる。

欠点

  • EXデッキ圧迫
本デッキはメインデッキ側の枚数が少なく、混ぜ物を前提としたテーマとなる。
しかしEX側の必要枚数は多く、ここで混ぜるデッキに選定がかかってしまう。
「デモンスミス」融合・Lモンスターを一通り入れるだけで4枚、《閉ザサレシ天ノ月》の分で+1枚、その上で《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》等の周辺カードも加えたらEXデッキの半分を超える8枚になってしまう。

ランク6出張として最低限の枚数にするなら、目当てのランク6+《刻まれし魔の鎮魂棺》の2枚で済むため、それで妥協するのも手。

【デモンスミス】の動きは大量のサーチや特殊召喚を伴うため、あらゆる妨害効果が刺さる。
《灰流うらら》などの単発妨害であれば「本命展開を通すための囮」と割り切れるが、そうはいかないのが《増殖するG》《ドロール&ロックバード》などの残存効果による永続妨害。
相手ターンに展開したり展開がコンパクトであるなど《増殖するG》耐性がある、または妥協盤面へ軌道変更できるテーマが少なくない昨今では、この欠点は重くのしかかる。

上記の欠点と合わせて、こちらも出張させるうえでの課題となる部分。
早い話、《増殖するG》《ドロール&ロックバード》等に元々強いデッキが【デモンスミス】を採用するのは、わざわざ欠点を一つ増やしたことと同義になる。

先の運用解説で「『理論上は』様々なデッキに採用できる」と含みのある書き方をしたのも、この2つの欠点につながってくる。
昨今では「普通にそのテーマのカード+汎用カードで戦って十分強い」というテーマデッキも多く、無理して採用するまでもないという理由で使用しないテーマも多い。

  • 墓地メタ
墓地効果持ちが多いテーマであるため、やはり墓地メタには弱い。
特に《ディメンション・アトラクター》を受けると【デモンスミス】ギミックが止まるほか、自分も特に《ディメンション・アトラクター》を使用できない。


追記修正は手札誘発をかわしつつ悪魔退治をしながらお願いします。

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最終更新:2024年06月13日 22:19

*1 これを見越してか、【デモンスミス】側のカード効果には効果や展開を縛る制約が無い