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エヴァンゲリオン8号機

登録日:2026/01/04 Sun 15:42:26
更新日:2026/02/10 Tue 15:14:47
所要時間大体10分で読めるニャン






仰せの通りに……お姫様!



EVANGELION PRODUCTION MODEL-08



エヴァンゲリオン8号機とは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズに登場する人造人間エヴァンゲリオンの一体。
正式名称は、「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型(ヴィレカスタム)8号機」



概要

初登場は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』であり、反NERV組織・Willeの保有するエヴァの一体として登場。
エヴァンゲリオン仮設5号機EVANGELION Mark.06に続く、新劇場版シリーズの3機目の新型エヴァである。
パイロットは真希波・マリ・イラストリアスで、彼女の専用機である。

機体色はマリのパーソナルカラーと同じピンク。腹部に白色のラインが入っており、2号機と似たカラーリングをしている。
本機の何よりの特徴は、他のエヴァとは異質な頭部である。
緑色の目は上下左右に8つ配置されており、正面から見ると錨型のような印象を受ける。
また、後頭部にはウサギの耳のような2本の角が伸び、頭頂部には更に1本角が生えている。

劇中では、搭乗するマリがマイペースでおおらかな性格故に、彼女の動きをトレースしてコミカルな動きをすることが多く、特に『Q』では手合わせしてお辞儀のポーズやサムズアップなど、可愛い仕草が目立った。
戦闘では、もっぱらアスカの2号機が前面に出ることが多いため、2号機のアシストに徹し、格闘戦は避けている印象を受ける。


バリエーション

正規実用型(ヴィレカスタム)8号機α

『Q』冒頭のUS作戦で使用。
改2号機β同様のスレンダーな体型であり、『破』以前のスタンダードなタイプのエヴァ。
作中では殆どシールドに覆われ、全身が登場したのは一瞬だけである。


正規実用型(ヴィレカスタム)8号機β

AAAヴンダー発進後の形態。
胴体を厚い装甲で覆われ、がっしりとした体格になった。
8号機の特徴である手首装甲があるのはここから。


正規実用型(ヴィレカスタム)8号機β 臨時戦闘形態

『シン』冒頭のPARISカチコミ作戦で使用。
『Q』ラストにおいて両腕を喪失したため、応急処置として巨大な回転リングに接続した義腕を装備している。
ヴンダーにより展開されたピアノ線型A.T.フィールドにより宙吊りになり、曲芸交じりの空中戦を行った。
胸部には損傷が残っているため、至る所に包帯が巻かれてある。


極限空間対応用特殊装備追加可能型 改8号機γ 両腕暫定的補強仕様

『シン』後半のヤマト作戦で使用。
ユーロネルフ本部に残されていたパーツで、「オーバーラッピング対応型」に改修されている。
完治していない腕を機械仕掛けで無理やり動かしており、戦闘に適したタイプ。


暫定獣化形態

『シン』最終決戦で披露した形態。
フェイスシールドが開かれ、歯の生えた口と8つの目が地続きになった真の顔が露わになっている。
2号機の獣化形態と関連性があるようだが詳細は不明。
この状態でエヴァンゲリオン オップファータイプを捕食すると、捕食しただけそのエヴァの特性を継承する効果があるらしい。
これにより、最終的に機体名は「8+9+10+11+12号機」となった。



作中での活躍


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

衛星軌道上のエヴァ初号機を強奪するUS作戦で改2号機と共に宇宙へ打ち上げられ、実働する2号機のアシストとして援護射撃を行った。しかし、高度不足により、Mark.04Bに襲われる2号機を残して地球に帰還した。
ヴンダー発進後は、碇シンジを拉致しに来たMark.09を迎撃するため出撃するも、首を吹っ飛ばしても平然としていた同機に有効打を与えることは出来なかった。
第13号機起動時にNERV本部を強襲した際は、長距離射撃でMark.09と交戦。第13号機にもAA弾を発砲するが、攻撃を無効化されている。
フォースインパクトの終盤、落下するエヴァ第13号機に取りつき、中に残っていたシンジのエントリープラグを強制射出するも、その影響で両腕がコア化侵食されて喪失し、両腕がない状態でヴンダーに回収された。


シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

ユーロネルフの復元のために行ったPARISカチコミ作戦に参加し、Willeの主戦力として活躍。
襲い来るMark.44A、44B、及び4444Cの大群を相手に、急造の装備で無双した。
当初は義腕に装着された機関砲で迎撃していたが、破損すると格闘戦に移る。
Mark.44Aの大群を丸めて投げた後、仕事を終えた義腕がレール上を慣性で回っているのもカッコいい。
宙を舞いながら44Aの大群を足だけで丸めて爆発させる場面はまさに圧巻である。
Mark.4444Cの陽電子砲をギリギリで防ぐと、折れて落ちていたエッフェル塔先端部を担いで突貫。
脚部に絡め取られるも肘部ブースターを噴射して突き刺し、爆散させた。


ヤマト作戦では武装コンテナ「ドラゴンキャリア」を装備し、新2号機を援護する。
しかし、第13号機の腕ユニットに襲われた際にまたしても両腕を爆破され、2号機も形象崩壊して一時撤退。
ヴンダーのシステムを乗っ取ったMark.09Aを暫定獣化形態で襲い、捕食することで右腕を再生させた。
またアダムスの器であるMark.09Aを捕食したことでマイナス宇宙でも活動可能となる。

その後はゲンドウと決着をつけるためにシンジを同乗させた後にマイナス宇宙へと向かい、彼を初号機へと送り出した。
更に、冬月が「用意」しておいたオップファータイプのMark.10、11、12と戦闘し、全機を暫定獣化形態で捕食。
すべてのオップファータイプの能力を継承すると、ヴンダーに飛び乗ってエヴァンゲリオンイマジナリーの体内のマイナス宇宙に突入。
ガイウスの槍をシンジに届ける。
ネオンジェネシスの最中、砂浜で座り込んでいたシンジを迎えに来る。
その後マリが飛び降りたと同時に存在が消滅した。



ありがとう、8+9+10+11+12号機。

ご苦労様、最後のエヴァンゲリオン。




武装

エヴァンゲリオン専用アンチギガンテスライフル

『Q』にて使用された長距離射撃ライフル。
主に改2号機の援護射撃に使用された。宇宙空間用、地上用とで長さが異なる。
「AA(アンチA.T.フィールド)弾」も射出可能であり、同弾丸はMark.04Aと似た形状なため、A.T.フィールドを貫通する効果があるようだ。*1

エヴァンゲリオン専用自動式拳銃

『Q』にてMark.09迎撃用に使用されたハンドガン。
オーソドックスな中近距離用銃であり、マリは『グランプリの鷹』を歌いながらこれを使用。
が、全身がコアであるMark.09は頭部を吹っ飛ばされようとも活動を止めなかったため、有効打を与えられず。

義腕サブマシンガン(仮称)

臨時戦闘形態の両義腕に装備されているマシンガン。
ベルト式弾倉が露出している無骨な武器だが、マリはノリノリで使用しており、クールタイムを設けず連射しすぎたためか砲身が熱で損傷し、すぐ使い物にならなくなった。
劇中描写では特殊なテクノロジー等を用いない火薬式実体弾だが、何気にATフィールドを遠距離から平然と貫通している。

エッフェル塔

臨時戦闘形態で使用した近接武器(?)。
戦闘中に折れたエッフェル塔先端部を拾い上げ突貫、Mark.4444Cに突き刺してトドメを差した。

ドラゴンキャリア

新ネルフ本部強撃の武装を内蔵した武装コンテナ。通常時は背面のワイヤーでコンテナとアタッチされ、ロケットブースターのような形状をしている。
コンテナ同士を連結して伸ばすことが可能で劇中では3機+補助ブースターを繋いで使用されている。
いざとなれば振り回して物理攻撃も可能。

パレットライフル(銃剣仕様)

ヤマト作戦で使用。ご存じ、エヴァ専用の射撃武器。
これまでのものと違い先端部にプログレッシブナイフが装着されている。

A.T.フィールド

エヴァや使徒特有の防護壁。
ヤマト作戦では新2号機と力を合わせ、Mark.07の大群を一掃した。
暫定獣化形態では巨大な獣のようなA.T.フィールドを発生させ、Mark.11を丸飲みした。

鞭(仮称)

ヤマト作戦で使用。第13号機の腕ユニットを相手に格闘戦を行った。

光線

エヴァオップファータイプを捕食したことで獲得した武器。
目から放つことで、NHGシリーズを一撃で沈めた。


謎多き機体

さて、このエヴァ8号機だが、出自に関しては多くの謎があり、そのほとんどが作中では解明されていない。
何より、「一体誰によって」「どのようにして」建造されたのかが全く説明されていないのだ。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に付属されていた『Q』次回予告では、「胎動するエヴァ8号機とそのパイロット」という言葉と共に、「謎の巨大空間で使徒特有の輪を背にして仰向けになっているエヴァ」が登場したが、そこでのエヴァ8号機らしき機体は本編のデザインとは全く異なっている。
というのも、デザインの山下いくと氏曰く、当初は次回予告のデザインで8号機を登場させ、『破』で中破した2号機を縫い合わせてダブルエントリーシステムの機体として登場させる案があったらしく、『シン』の次回予告の「8+2号機」はその名残である。
しかし、エヴァ第13号機の特別性が薄れるため没となっている。*2
実際『破』での8号機デザインの背面は他のエヴァと異なりエントリープラグ挿入部のようなものがV字型に2つ伸びている。

また機体番号にも謎が残る。エヴァの番号=製造順であるとするならば真のエヴァンゲリオンたるMark.06の後に作られている8号機はMark.08として稼働時間制限もない特別な機体になる筈なのだが、劇中では2号機と同程度の性能しかなく、充電描写もある。
Mark.06以降に見られる腹部装甲の延長も反映されていない。

敢えて合理的な解釈をすれば、機体名の「ヴィレカスタム」の文言から、「WilleがNERVで建造されていた8号機を強奪した」と推測することが可能である。

立体化

フィギュア

リボルテックにより「Evangelion Evolution」として発売。
8号機α、β、臨時戦闘形態(特報公開時に発表)、改8号機γの全バージョンが発売された。
改8号機γには、新2号機用の武装も装備されている。

バンダイからはROBOT魂にて8号機β臨時戦闘形態と改8号機γが発売されている。
臨時戦闘形態は独特の関節機構がしっかり再現されており、義腕は分割稼働するので非常によく動く。
改8号機は暫定補強仕様の両腕に加えて修復後の通常の腕パーツも付属するのがありがたい。頭部パーツは通常時と開口時の2種類が付属するので好きな方で飾ろう。武装は鞭のみが付属。
なお改8号機は頭部も作り直されているのでリデコキットではなく完全新作である。

プラモデル

バンダイからのプラモデルでは、RG(リアルグレード)として8号機αが発売された。β以降はない。

コトブキヤからは改8号機γのみが発売。しかし塗装できる人向けのキット。
特徴的な機械仕掛けの腕の色分けがかなり不足しており、ウェポンラック部が黒一色である。本体色も差し色は塗装が必要。
武装は鞭とアンチマテリアル丸ノコが付属。



追記・修正頼むわ、マリ。あと560文字持たせて。

合点でいっ!全ての項目は、あっしが一気に書き出すヨン!

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最終更新:2026年02月10日 15:14

*1 第13号機は弾丸を吸収したため効果は不明。

*2 庵野監督が「使える駒が1つ減ってしまう」と気づいたことも一因である。