登録日:2026/07/30 Thu 00:05:55
更新日:2026/08/25 Tue 19:02:30NEW!
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バチンガルとは、
仮面ライダースーパー1に登場する悪の組織・ドグマの怪人である。
責任追及を受け背水の陣となったメガール将軍の最後の秘策として登場した。
CV:朝戸鉄也
【概要】
ドグマ超医学研究班が生み出した毒蜂怪人。
スーパー1と同じくスズメハチをモチーフとしており、その能力もスーパー1を解析して互換性があるなど完全に狙い撃ちして作られた怪人で、流麗なスーパー1を怪人的にモチャっとズングリさせたデザインになっている。
シリーズではかなり珍しい
「主人公と同じ動物モチーフながら偽物などではなく明確な別怪人」であり、外見は反転しつつも中身(能力)は対応しているという独特の立ち位置。
現代なら
アナザーライダーなどにカテゴリーされているかもしれない。
能力
メガール将軍の指揮下、ドグマ超医学研究員によりスーパー1の改造メカニックが全て分析された状態で製造しており、スーパー1に匹敵する能力を持っている。…と、されている
基礎的な身体構造までスーパー1と同じなので代名詞のファイブハンドに対しても互換性があるという恐るべき怪人だが、現状の研究班では解析は進んでいいるが納期に間に合わないので当のファイブハンドが作れないという「ハードあるのにソフトない」状態であった。
ファイブハンドがなければ当然スーパー1に匹敵する能力という謳い文句の通りにはならない。
こうした出自からファイブハンドには興味津々らしく、実物を見た時には「すげぇ〜力だぁ…すっかり気に入ったぜ」「便利なものよなぁ」と素朴な感想を漏らしていた。ちょっとかわいい。
更に怪人特有の特殊能力として右肩に背負った銃からアンプルのような毒針(猛毒針)を弾丸として発射する。
蜂の一刺し。
また念動力的な奴なのか釣り系で引いてるのかイマイチよく分からない力でハルミの一輪車を浮遊させているが実戦では使われなかった。
性格
自分の能力に絶対の自信を持っており、それゆえに慢心しがち。
人質作戦などに躊躇がない割には「丸腰の赤子同然の相手を倒したら後々まで物笑いの種になるわ」と相手に余力を残すなど微妙に世間体を気にしているフシがある。
謀反などは考えておらず、贈答品を持ち逃げしたり明確に下剋上を目論んだりする不穏分子よりは全然マシなのだが、なまじ自尊心が強いせいで…
【活躍】
『緊急指令!ファイブ・ハンドを奪え!!』(21話)
超医学研究班は当初の期限から10日を超過させてスーパー1と同じ身体構造という基本目標を九分九厘クリアしバチンガルを誕生させたが、残り一厘であるファイブハンドの製造に難航していた。
完全な解析にもう暫しの開発期間を求める研究班だったが、既に10日待たせている上に失敗続きで「次に失敗すれば命はない」と最後通告を突きつけられたメガール将軍が怒り心頭のテラーマクロ相手に更なる期限延長を引き出すのは不可能である。
そこで考え出されたのが「スーパー1本人からの現地調達」
敵の力を削ぎつつバチンガルを完成させるという起死回生の一手であった。
「ファイブハンドの全てを奪い取るのだ。よいな?」
というメガール将軍の緊急指令を受けたバチンガルはハルミと良を人質に攫い、蜂須賀の秘境にある蜂の巣城でスーパー1を迎え打つ。
江戸時代の忍者の隠れ屋敷という噂に違わぬ風雲たけし城みたいな仕掛けが施された蜂の巣城を駆使して
- 怪力で受け止めねば押し潰される巨大鉄球
- 照明を点灯させなければ視界の効かない暗い部屋
- 火炎放射と射矢の同時攻撃
などの罠によってファイブハンドの威力を観察し、人質を餌にスーパー1から
パワーハンド・
エレキハンド・
冷熱ハンドの
3種類を譲渡させた時点で勝利を確信し、配下の陳言もどこ吹く風で処刑場へとスーパー1を誘い出す。
2つで充分ですよ!
「ファイブハンドを渡しても使うことはできないはず」と考えていたスーパー1の想定を越え、3つのハンドへの互換性を見せたバチンガルの猛攻。
エレキ光線で牽制し、パワーハンドの怪力でスーパーハンドの攻撃を跳ね返し、超低温ガスと超高温火炎の連続攻撃を浴びせる。
メガール将軍が見守る中、自らの武器である猛毒針の銃撃でトドメを刺すべく距離を詰めるバチンガル。
スーパー1に残された腕は基本形態であるスーパーハンド、そして…
あくまでも周辺探査の装備としてバチンガルが眼中に入れなかったレーダーハンドの2つだった。
勝利を見届ける筈がまさかの事態に怒号を飛ばすメガール将軍。
「バチンガル!ファイブハンドの全てを奪い取ったのではなかったのか!?」
「スーパーハンドとレーダーハンドは、わざと残してやったまで!」
腕に据え付けられた小型ロケット「レーダーアイ」を上空に射出し、半径10キロ四方を調査する金の腕のレーダーハンド。
その用途に隠された奥の手こそが、ロケットによる直接攻撃だったのである。
普段はあまり使われない、戦闘では一見役に立たない隠し球のロケット弾(ロケットラン)は土壇場で大爆発を起こした。
爆風に悶えるバチンガル。
歴史的馬鹿者、一文字足したらバカチンガル。
後々まで物笑いの種にされるエンターティナー誕生の瞬間であった。
最終的にファイブハンドを全て奪還され、エレキ光線でKO。
必殺キックまでの中継ぎ的な活躍が主体のファイブハンドがトドメになる珍しいパターンとなった。
最後の切り札も失ったメガール将軍は、ついにスーパー1との直接対決を決意して宣戦布告。
スーパー1とのドグマの戦いは、クライマックスを迎えようとしていた。
【どうしてこうなった】
「ファイブハンドを全て奪え」と念押しされながらレーダーハンドの攻撃適性を「知らなかったぁ〜!」とお間抜け全開のセリフで敗れ去ったバチンガル。
本家のスーパー1ですら初使用時には腕に激痛が走っていたファイブハンドを即興で使いこなすあたりポテンシャルは本物なのだが、その性格で全てが台無し。
メガール将軍も激しい胃痛に襲われたに違いないが、この辺の認識についての定番の話題として「隠し球として登場したレーダーハンドの直接攻撃は6話前のライオンサンダー戦で既に行っている」
という前提がある。
ドグマはこの情報を掴んでいたのか、メガール将軍はその点について説明していたのか、「知らなかった」というバチンガルは慢心で適当に聞き流していたか、あるいは本当に事前情報に含まれていなかったのか?
そもそもこのライオンサンダーは生粋のドグマ信者ではなく沖一也への
個人的な怨恨から怪人となった曲者で、改造手術に自分の手製の技術を導入させた怪人である。
「知恵比べ」で上を行くことに固執して勝てた勝負でもトドメを刺さず、作戦にも自らの研究兵器を用いた遂行に拘っていた。
戦闘員も前哨戦で申し訳程度に出したが変身したスーパー1との戦いでは他者の手を借りず、完全に1対1で戦っている。
よって、肝心のレーダーハンドを攻撃に転用した場面では、実は直後に敗死するライオンサンダー以外に目撃者がいないのだ。
当人の我の強さなどの事情から徹底した監視が実行できなかったと考えれば、レーダーハンドによる一瞬の攻撃をドグマ側が見落としている可能性は充分に考えられる。
それでも生真面目かつスーパー1に対して出自に故あるメガール将軍はレーダーハンドの危険性をも考慮して「全て奪え」と命令したが、バチンガルが話半分に聞き流してしまった…とかなら矛盾はしないが、正確な所は分かっていない。
また、レーダーハンドのみならず「5つ全て奪え」と言った以上、基本形態のスーパーハンドも対象の筈だが、メガール将軍はスーパーハンドを装備したスーパー1を見ても特にリアクションを起こしていなかった。
既にバチンガルがそれらしき銀色の腕をしているから…ではないとは思うが、結局のところスーパーハンドは沖一也の鍛錬の証である赤心少林拳と紐付いて初めてその本領を発揮する腕であり、それらの蓄積がないバチンガルがいきなり装備だけ奪取してもパワーハンドを上回る恩恵を得られない(実際に劇中でもパワーハンドでスーパーハンドの攻撃を跳ね返している)ので、多少はお目溢ししたのかもしれない。
メタ的に言えばスーパーハンドがないと3ハンドに苦戦しつつレーダーハンドで逆転する一連の殺陣が撮影できなくなるからである
よしんばファイブハンドを完全模倣・完全攻略したとしても赤心少林拳への対策という本作の怪人共通の問題が手付かずだったので、いずれにせよ勝利は容易ではなかったと思われる。
と、劇中の様子からは不思議に思えてくる一連の流れだが、そもそも当時は本放送を逃すと作品の再視聴が難しい時代であり、そうした中で「21話まで通して一瞬の繋ぎの攻撃として一度使ったきり」のレーダーハンドによる攻撃を把握しているチビッ子は結構な上級者である。
バチンガル回は各ハンドの使用と共にナレーションで機能を逐次説明しており、そうした視聴環境を慮ったファイブハンドのおさらい勉強的な側面が強い。
「一度使ったのに失念している」のではなく寧ろ「一度使ったからこそ」視聴者のチビッ子が最後のオチを的中させるヒントとなっており、娯楽性の強いエピソードである。
正直者(スーパー1)が人質を助けるために大切なファイブハンドを差し出し、いじわるじいさん(バチンガル)が役に立たないと思いこんだレーダーハンドで痛い目を見る展開はいかにも童謡の昔話っぽい。
1つの話に全てのファイブハンドが登場する希少さ、ドグマ版スーパー1とでもいうべきバチンガルの特異な立ち位置と最後の勝利宣言からツッコミのようなテンポ感でカッ飛んでくるレーダーアイなど映像的な見所に富んでおり、スーパー1の印象的なエピソードとしてバチンガルを挙げるファンは多い。
普段使わないレーダーハンドによる鮮やかな逆転劇は実にカタルシスである。
【余談】
- 蜂の巣城という名前は1958年に熊本・大分県境でのダム建設に反対した住民運動によって築かれた最前線拠点の砦の通称として実際に使われ、「蜂の巣城紛争」として後世に語り継がれている。
- 一方、劇中で語られた「蜂須賀の秘境にある江戸時代の忍者の隠れ屋敷」という設定は明らかに蜂須賀小六の蜂須賀城から取られており、あくまでこれらとは無関係のフィクションである事を強調するために2つを掻き混ぜたのだと思われる。
- 劇中では達成できなかったファイブハンドの複製について、研究班は「あと1ヶ月の時間を下されば」と地味に凄い事を口走っている。それだけあればできたのだろうか。
もう少し待ってあげましょうよ帝王
- 元来は悪の組織の技術から誕生するライダーにおいて、偽物やコピー怪人が製造される理由は明確だが、誕生理由や技術系統に悪の組織が介在しないスーパー1では事情が変わってくる。
- 「なぜメガール将軍指揮下の研究班はファイブハンド対応の怪人を製造できたのか?」という疑問点に対し、次回は…という、画面の賑やかさの裏で布石も兼ねており、ドグマ決着3部作の1番手の役割を十二分に果たした名怪人である。
- 『仮面ライダーSPIRITS』では他のドグマ怪人達と共に東北でライダー達やSPIRITSと交戦し、最終的にZXの電磁ナイフで斬り倒された。ファイブハンドが使えるという設定は特に生かされなかった。もしジンドグマのロボットスーパー1と組んでいたら、複製ファイブハンドを借りて使用する事もできたのだろうか…
- ちなみにファイブハンドを奪って逆用するという戦法は、後に銀河王がハッキング能力を利用して実行しており、しかもこちらは5つ全て奪った上に、スペースデブリを取り込んで腕を追加生成して10本にする事で5つ一度に使用している。
「追記・修正、発射!」
「うわああ〜っ!非ログインに編集制限があったとは知らなかったぁぁ〜〜!!!」
「バカめぇ!あれほど小刻みにページ保存を連打するなと言ったのに!」
※追記・修正はファイブハンドを5つ全て奪い取ってからお願いします
- 酷い慢心www -- 名無しさん (2026-07-30 00:30:10)
- 拳法使いが多いドグマにあって拳法の腕を見せてないのに慢心してるのもポイント高い -- 名無しさん (2026-07-30 04:38:11)
- こいつの後にさらに死神バッファローっていうもう1人のアナザースーパー1が出てくるのもいいよね -- 名無しさん (2026-07-30 08:58:02)
- 「丸腰のスーパー1を倒したら後でドグマ中の笑い者になる」的な事を言ってたけど、確かに一部は妬みとかでそう言うかもしれないけど、それ以上にスーパー1を倒した事を賞賛する方が多いんじゃないかな -- 名無しさん (2026-07-30 11:47:57)
- ガンバレジェンズではパワーハンドと冷熱ハンドが登場しており、エレキハンドはガンバライド・ガンバライジングで登場していたため、現時点でDCDシリーズにはレーダーハンドのみ未実装となっている。このことをバチンガルと絡めてネタにされることもあるとか -- 名無しさん (2026-07-30 12:03:31)
- 懐かし。レーダーハンドは全然出ないからなぁ。正直失念もしょうがないというか… -- 名無しさん (2026-07-30 16:30:32)
- 最後の切り札がロケットランチャーっていう、当時のライダーとしてはだいぶ攻めた仕様 -- 名無しさん (2026-07-30 18:37:10)
- 恵まれたスペックに対してのポンコツぶり -- 名無しさん (2026-07-30 21:10:01)
- 後にバチンガルはメガール将軍が支配するドグマ怪人墓場から出現した怨霊として再登場する。 -- 名無しさん (2026-07-31 00:06:02)
- ファイブハンド全部奪われたスーパー1の手って、どんな感じになるんだろう? -- 名無しさん (2026-07-31 10:03:49)
- ↑4フォーゼドライバー『ロケット・オン!』『ランチャー・オン!』 -- 名無しさん (2026-07-31 10:20:34)
- フォーゼのランチャーのノーコンをレーダーで補正するってのはまんまレーダーハンドだよね -- 名無しさん (2026-07-31 11:10:17)
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(2026-07-30 08:20:48)のコメントをコメント整理に関する相談ページに報告しました。 相談から24時間以上反対が無かったため当該コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2026-08-08 10:27:57)
最終更新:2026年08月25日 19:02