登録日:2022/02/16 Wed 00:02:48
更新日:2025/04/22 Tue 21:09:32
所要時間:約 103 分で読めます
彼女達には 夢も希望も“しっぽ”もある
今日 一人の少女が新しい世界を目指して
ゲートに向かおうとしていた
────『ウマ娘 プリティーダービー STARTING GATE』より
ここではウマ娘は
○○世代と同世代でくくる事が多いので出生年別に紹介する。○○にはその世代の競走馬が
3歳(旧4歳)を迎えた年…すなわち
クラシック三冠や牝馬三冠に代表される3歳馬限定競走に出られる年の西暦下2桁が入る。
同世代の競走馬をモチーフとしているウマ娘同士はグループとして行動することが多く、ストーリー上の関わりも強い。
ただし学年は必ずしも同じではなく、学年としては先輩だがレース走者としては同期だったり後輩だったりといった現象も頻発する。
これは肉体が最盛期を迎える「本格化」と呼ばれる現象がウマ娘ごとにバラバラであり、これを迎えたウマ娘がレースデビューしていくという設定のため。
元ネタでは血縁関係にある馬もいるが、ウマ娘では馬産的な意味合いでの兄弟関係を除いてよく絡むウマ娘同士という関係に留まっている。
なお、一覧内のキャッチコピーは2011~2013年に放映されたJRA(日本中央競馬会)のCM、JRAが制作したポスター「
ヒーロー列伝」、JRAのレーシングプログラムに掲載されている「名馬の肖像」、JRA公式サイトの「名馬メモリアル」、週刊Gallopの臨時増刊「
週刊100名馬」、実際の競馬実況などより引用。
【アプリ版・アニメ版に登場するウマ娘】
1938年生 / 41世代
初代三冠馬セントライトを輩出した世代。
日中戦争、第二次世界大戦といった世の大きな混乱があった不穏な時代。競馬は軍馬の育成を名目として行われていた。
当時の三冠は皐月賞に当たる横濱農林省賞典四歳呼馬と東京優駿、菊花賞に当たる京都農林省賞典四歳呼馬であり、1938年に設立されたばかりであった。
ここまで古いともはや教科書に出てくる歴史の話である。
セントライト - Saint Lite
黒鹿毛の勇者
史上初めてクラシック三冠を達成し、現在でも菊花賞トライアル重賞の一つ
「セントライト記念」にその名を残す「
黒鹿毛の勇者」がモチーフ。
ウマ娘の登場キャラとは直接の関わりが薄いが、スイープトウショウは牝系で63年離れた7世孫に当たる。
イギリスのさる貴族から生まれ、日本で育った初代三冠ウマ娘。その後早々に己の使命を自覚して(史実通り)僅か一年で現役を引退し、以後は故郷で隠居しつつも自身が持つ財力や影響力を用いてウマ娘レース界の支援を行っていた。なお清爽かつお淑やかな見た目の一方昼から飲むレベルの酒豪だったり、合宿に自分用の大量のアイスを持ち込むなどギャップもある。
トキ……たづなを「ちゃん」付けで呼ぶなど彼女と古馴染みらしい態度を取っている。
1963年生 / 66世代
旧八歳まで走り続け、天皇賞春、有馬記念連覇、日本馬初の
凱旋門賞への挑戦など時代の先駆者となったスピードシンボリを輩出した世代。
スピードシンボリ - Speed Symboli
- CV:沢城みゆき
- モデル:スピードシンボリ(1963年5月3日~1989年5月31日 ♂)
時代の先駆者
クラシックは勝てなかったものの、八歳(旧表記)になっても走り続けた「老雄」がモチーフ。
日本馬として初めて凱旋門賞に挑んだものの惨敗、しかし引退レースの有馬記念を連覇で飾るなどその走りと経験は後世の礎となった。
ウマ娘の登場キャラではシンボリルドルフの母父にあたる。
名前は凱旋門賞シナリオ「
プロジェクトL'Arc」で登場しており、名前が伏せられた状態で公開された際も緑色の勝負服から真っ先に正体を予想されていた。
日本から初めて凱旋門賞の頂を目指した海外レース挑戦のパイオニア。現在はURAの海外事業部を管轄している。
一線を退いてこそいるもののまだ若々しく精力的だが、それに反して自らが重ねた年月の長さを感じているような物言いがやや多い。
1970年生 / 73世代
大井競馬から移籍してその人気により第一次競馬ブームを引き起こしたハイセイコーを代表とする世代。
ウマ娘としては、今のところこの世代までがレースを引退したOGとして扱われている。
ハイセイコー - Haiseiko
- CV:丹下桜
- モデル:ハイセイコー(1970年3月6日~2000年5月4日 ♂)
強さだけがヒーローの条件ではない
地方から無敗で中央へ殴り込み、皐月賞を制したことで第一次競馬ブームを巻き起こして社会現象になり、「競馬」のイメージをギャンブルからスポーツに変えた「元祖アイドルホース」がモチーフ。
その人気ぶりはすさまじく、競馬関係以外のメディアですらこぞって取り上げ、週刊少年マガジンや週刊少年サンデーの表紙を飾るなどの逸話がある。
果ては引退に合わせて主戦騎手の増沢末夫氏が歌った楽曲「さらばハイセイコー」は50万枚を売り上げるなど、その人気ぶりは世間を熱狂させたブームであった。
レースは引退したもののアイドルとしてはバリバリの現役であり、そちらでは不変のアイドル性で変わらずファンを熱狂させ続けている天真爛漫なウマ娘。
名前が伏せられた状態で公開された際も特徴的な勝負服のカラーと聖子ちゃんカットならぬセイコちゃんカットで早い内から名前を予想されていた。
1974年生 / 77世代
現在登場している現役ウマ娘の中ではぶっちぎりで古い世代。
なんせ唯一登場しているマルゼンスキーの初年度産駒は下の83世代より一つ年上なので、この世代から見たら他の世代は皆子孫みたいなものである。
一方、表街道に出てこれないマルゼンスキーが強すぎたため、他の競走馬の評価はクラシックホースですら不遇を極めることとなってしまった。
語り継ごうお前の強さを 讃えよう君の闘志を
現役時代は全勝で終えたものの、クラシックには出走できなかった悲運の持込馬で、種牡馬としても日高にニジンスキー系ブームを巻き起こし、ダービー馬も輩出した"スーパーカー"がモチーフ。
プレイアブルのウマ娘の中では
一番の年長馬がモチーフ。2024年3月時点でモチーフ馬が最も新しいウマ娘であるデアリングタクトと
43歳差、と言えばお分かりだろうか。
なお、そのデアリングタクトは祖母にシーザリオ、曾祖父にスペシャルウィークを持つため、マルゼンスキーは
高祖母の父にあたる。
そのため言動が昭和の香りにあふれるキャラとなっており、"走る
ジェネレーションギャップ"といえばだいたいマルゼンスキーの事を指す。
あまりにも他のウマ娘と世代が離れていたため、名前が伏せられた状態でビジュアルが公開された際は歴戦の競馬ファンでもあっても特定が困難だったという。
わざわざかけ離れた世代から参戦しているだけあって史実からして「怪物」と呼ばれるにふさわしい活躍を残しており、生涯無敗かつ2着との合計着差は脅威の61馬身を記録。
なお、ウマ娘では(というか競馬ゲームでは大体)逃げウマとして扱われているが、実際には他馬と別次元の速さを出した結果として先頭を走っていただけで逃げ馬ではないと鞍上も語っていた。
そのチートじみた強さを恐れて出走馬が集まらずにレース自体が不成立になりかけたこともあったほどであり、当時のルールによって外国産馬であるマルゼンスキーが出られなかったクラシックレース戦線は「マルゼンスキーの敗者復活戦」と揶揄された。
1980年生 / 83世代
19年ぶりに
三冠馬となったミスターシービー、シービーと下世代のシンボリルドルフをまとめて倒し初の内国産馬によるジャパンカップ制覇を達成したカツラギエースを輩出した世代。
ヤマニンゼファーの父でもある"マイルの皇帝"
ニホンピロウイナー、エアグルーヴの母のオークス馬ダイナカールなどもこの世代で、彼らも正式登場はしていないが両ウマ娘の関係者としてモチーフにされてたりはする。
三冠馬を出した世代はその馬が強かっただけで他は大したことないと言われがちだが、この世代はなかなかに層が厚かったといえるだろう。
- CV:天海由梨奈
- モデル:ミスターシービー(1980年4月7日~2000年12月15日 ♂)
タブーは人が作るものにすぎない。
TTGの一角・「天馬」トウショウボーイの代表産駒にして、常識にとらわれない破天荒な末脚を活かして
シンザン以来・戦後2頭目の三冠馬に輝いた千明牧場の星がモチーフ。
ウマ娘でも「なにものにも縛られることを嫌う飄々とした自由人」というキャラクターになっている。
史実においては「大地が弾んだ三冠の脚」と称された常識破りの末脚を武器にする追い込み馬。
最後方から一気に捲り上げる戦法は観客からのウケが大変よく、「シービー戦法」とも呼ばれ人気を博した。
後述の同期カツラギエースや次代の
三冠馬シンボリルドルフなどの強豪相手に一歩も引かない活躍を見せる。
カツラギエース - Katsuragi Ace
- CV:藤原夏海
- モデル:カツラギエース(1980年4月24日~2000年7月3日 ♂)
翔馬
クラシック期はぱっとしなかったものの、旧5歳になってから覚醒。「ミスターシービーの最高の
ライバル」と評され、日本馬初のジャパンC制覇も成し遂げた'84年度最優秀5歳以上牡馬がモチーフ。
明朗快活なウマ娘。「田舎者は中央で勝ち残れない」という周囲の固定観念を覆すために"エース"を目指して日々奮闘する。
ミスターシービーとはお互いに認め合うライバルであり、ともに切磋琢磨して高め合う仲となっている。
どんな逆境にもめげずに先頭で駆け抜ける圧倒的な大逃げと驚異的な粘りを武器に、諸外国の強豪馬や時代の三冠馬2頭をねじ伏せてジャパンCを制覇したダークホース。
当時、「日本馬が海外馬に勝つにはまだ20年かかる」と言われていた中で突如訪れた大金星。多くのファンたちは、その背に天翔ける
サラブレッドの夢を見た。
1981年生 / 84世代
史上初めて無敗でクラシック三冠馬となり、さらに史上初の七冠馬となった皇帝シンボリルドルフを輩出した世代。
現代に繋がる「グレード制」(主要レース(この時は平地競走のみ)へのG~の格付け)がスタートした年でもある。
他はダイタクヘリオスの父ビゼンニシキ、サクラチヨノオーの半兄サクラトウコウ等面白い経歴の競走馬が何頭かいるが、GⅠ制覇となると宝塚記念を旧7歳で勝ったスズパレードが唯一であり、まさしくルドルフ一強世代だったと言える。
シンボリルドルフ - Symboli Rudolf
「競馬に絶対はないが、“その馬”には絶対がある」
日本競馬史上初の無敗の三冠馬にして、同じく史上初めてGⅠ7勝を挙げた七冠馬でもある
「永遠なる皇帝」がモチーフ。
ウマ娘ではトレセン学園の生徒会長。ウマ娘たちの幸福を一番に願う人格者であり、文武両道も地で行くという完璧超人ぶりだが、
実はしょうもないダジャレが大好きという変わった一面を持つ。
1982年生 / 85世代
ウマ娘化されているシリウスシンボリ以外では、
シンザンの最高傑作である二冠馬のミホシンザンが有名だが、この二頭が直接対決することはなかった。
他、ウマ娘化されているサクラバクシンオーとユキノビジンの父であるサクラユタカオーもこの世代だったりする。
シリウスシンボリ - Sirius Symboli
負けてもいい、無事に帰ってこい。シリウス
終始人間達のゴタゴタに散々振り回された悲運の暴れダービー馬がモチーフ。
幼馴染のルドルフをライバル視するアウトローな姉御肌。海外挑戦にまつわるエピソードはちょくちょく描かれている。
1983年生 / 86世代
初の三冠牝馬となったメジロラモーヌが有名。
ウマ娘的にはハルウララの父である"マイルの帝王"ニッポーテイオー・メジロマックイーンの半兄メジロデュレンもこの世代。
海外に目を向けると、キングヘイローの父であり当時世界最強と謳われたダンシングブレーヴ、ビワハヤヒデの父シャルード、ヒシアケボノの父ウッドマン、そして多くのウマ娘のモデルになった活躍馬を送り出しラストランでタマモクロス・オグリキャップらと対戦したトニービンなどがいる。
メジロラモーヌ - Mejiro Ramonu
その美しき黒い流線型。嫉妬すら追いつかない、憧れすら届かない。
日本競馬史上初の三冠牝馬にして、その三冠レースのトライアルをも全て制し史上唯一(にして恐らく空前絶後)の
「完全三冠」を成し遂げた"魔性の青鹿毛"がモチーフ。
その異名通りに妖艶な美女で、レースを「愛する」独自の美学に生きる異彩の持ち主。
1984年生 / 87世代
クラシックで活躍した馬の予後不良・早逝が続出し、「悲劇の世代」とも称される世代。
ちなみにウマ娘登場組は活躍する路線自体は近いのだが全盛期やら地域やらが色々絶妙にズレていたため、直接対決したことが殆ど無い。
タマモクロス - Tamamo Cross
風か 光か
クラシックが終わった辺りから猛烈に強くなり、古馬になってからは王道路線で主役を張りオグリキャップのまえに初めて立ちはだかったライバル・壁といえる「白い稲妻」がモチーフ。
史上初の天皇賞春秋連覇を成し遂げるなど優れた競走実績を有しており、オグリキャップと並んで当時日本競馬界にあった「芦毛の馬は走らない」というジンクスを払拭して見せた。
成り上がった際に「関西の秘密兵器」と言われていた、大成する前に生まれ牧場が潰れてしまったといったエピソードからか、貧乏育ちのコテコテ関西ウマ娘。
- CV:香坂さき
- モデル:ゴールドシチー(1984年4月16日~1990年5月2日 ♂)
外からゴールドシチー!外からゴールドシチー1馬身差!
美しい金色の毛色が特徴的だった阪神3歳S勝ち馬がモチーフ。
どれぐらい美しかったかというと「競走馬として成功できなかったら
某夢の国で乗馬にしてやろう」なんてプランがあったくらい。
人気モデルを兼業している美しすぎるクールな
都会ギャルウマ娘だが、見た目だけで評価されている現状を嫌っている。
イナリワン - Inari One
- CV:井上遥乃
- モデル:イナリワン(1984年5月7日~2016年2月7日 ♂)
ミルリーフの血
地方・大井競馬場から中央競馬に殴り込んで大活躍を見せ、「平成三強」を構成した馬がモチーフ。
地方と言っても都内な大井ということで、べらんめぇな江戸っ子ロリ巨乳ウマ娘。
1985年生 / 88世代
平地中央GⅠ15個→16個の時代に同一世代馬でGⅠ総計20勝を記録し、各競馬場での最速レコードタイムも更新した強豪世代。
(余談だが、障害レースでもシンボリやメジロの馬でGⅠ級を4勝している)
世代を通り越して色々なものの代表であるオグリキャップやその周辺の面々が揃っていたが、『ウマ娘 シンデレラグレイ』開始に伴い、主役の座をオグリに「奪われた」王道路線の活躍馬たちも追加された。
神はいる。そう思った。
地方競馬から中央に乗り込み数々の激闘を繰り広げた
「芦毛の怪物」にして、第二次競馬ブームを巻き起こした
日本競馬史上最高のアイドルホースがモチーフ。
一見クールだがその実ド天然のマイペース。ウマ娘においてもやはりその扱いは大きいが、プロジェクト全体の看板はスペシャルウィーク等に譲り気味で、活躍の場はメジャー雑誌でのコミカライズ『
ウマ娘 シンデレラグレイ』が主。
先述のように、現在では「史上初のアイドルホース」ハイセイコーとの共演が叶っている。高難易度モードならレースで対決することも可能。
本当の出会いなど、一生に何度あるだろう?
生え抜き中央馬としては二頭目のオグリキャップのライバル馬、そして
武豊初のGⅠ馬である"天才を天才にした馬"がモチーフ。
そこに関連する
様々なエピソードから、
母親を自称する不審者母性マックスのおっとりお姉さんウマ娘。
- CV:藍原ことみ
- モデル:バンブーメモリー(1985年5月14日~2014年8月7日 ♂)
スプリント~マイルで見せた豪脚
オグリキャップの短距離戦線でのライバルであった武邦彦調教馬がモチーフ。実はオグリが連闘して挑んだ
1989年ジャパンカップにこの馬も挑んでいたりする。
史実ではクラシックには間に合わなかったものの、古馬になってから本格化を遂げ、1989年の安田記念を制覇。
スプリントからミドルディスタンスにかけて優秀な実績を残し、オグリキャップの好敵手として奮闘し
伝説のクソローテにもしっかり付き合った。
熱血の二文字が服を着て歩いているといった感じの熱血スポ根体育会系ウマ娘。
メジロアルダン - Mejiro Ardan
脇役と呼ぶには惜しい最強世代の一頭
メジロラモーヌの半弟としてオグリキャップら平成三強に迫る高い才能を見せながらも、最後まで脚の弱さに泣かされ続けた「重戦車」がモチーフ。
そのパーソナリティから体が弱く儚げな深窓の令嬢ウマ娘となっているが、輝ける一瞬に全てを賭しても構わないという強い覚悟を持つ一面も。
サクラチヨノオー - Sakura Chiyono O
- CV:野口瑠璃子
- モデル:サクラチヨノオー(1985年2月19日~2012年1月7日 ♂)
直線、驚異の差し返しでダービー制覇
昭和最後の日本ダービーを制覇して父マルゼンスキーの無念を晴らした競走馬がモチーフ。
まっすぐなわんこ系少女で、マルゼンスキーには強い憧れを持つ。
他方、珍妙なオリジナル格言を作る習慣があったり、馬名が横綱・千代の富士に由来することから父親はまさかの力士だったりと変わった要素も。
ヤエノムテキ - Yaeno Muteki
- CV:日原あゆみ
- モデル:ヤエノムテキ(1985年4月11日~2014年3月28日 ♂)
東京の 二千に咲いた ムテキの舞い
実力もあったし何かと運にも恵まれたが、ライバルにも過剰なまでに恵まれてしまったオグリキャップ世代の皐月賞馬がモチーフ。
その当時にしても割と古風な名前からか、「金剛八重垣流」という武術道場の孫娘。
お堅くクールに見えて、激情家(史実では気性が荒かった)な一面やかわいいものに弱い一面も持つ。
1987年生 / 90世代
88世代に並ぶGⅠ20勝を達成した強豪世代。中央初の短距離GⅠスプリンターズステークスが誕生した年でもある。
ちなみにこの世代と88世代に挟まれたせいで、間の89世代は古馬中央GⅠわずか一つというかなり気の毒な事に…(ダート路線ではそれなりに活躍馬がいたが、当時はダート中央GⅠが存在しなかった)。
マックイーンを筆頭にメジロの活躍が目立った世代だが、先のオグリブームの影響か日本ダービーでは現在でも競馬場の1日観衆の世界記録である
19万6517人が訪れるなど競馬全体が盛況を博した。
アニメ2期でも先輩世代としてストーリーを盛り上げた役者揃いのメンバーである。
舞台「Sprinters’Story」ではダイタクヘリオスとダイイチルビーがメインキャラとして登場した。
絶対の強さは、時に人を退屈させる。
父子三代連続で天皇賞(春)を獲得し、
史上初の天皇賞(春)2連覇を達成した"名優"がモチーフ。
その肩書きやメジロの代表と言うべき活躍からか、本作のメジロの位置付けである「名家・
メジロ家」のお手本のような気品高い王道お嬢様。
……なのだが、恐ろしくスイーツに目がなかったり強火の野球ファンだったりといった残念な部分でもおなじみ。
- CV:嶺内ともみ→長江里加
- モデル:アイネスフウジン(1987年4月10日~2004年4月5日 ♂)
これが、競馬だ
「和製レスター・ピゴット」と謳われながらも当時苦境に陥っていた中野栄治騎手と共に、日本ダービーを当時のレコードタイムで逃げ切った、名前の通りの疾風の馬がモチーフ。
「はろはろー」「~なの」といった口癖が特徴的な元気系お姉ちゃんだが、アルバイトしながら学園に通っている苦学生。
- CV:土師亜文
- モデル:メジロライアン(1987年4月11日~2016年3月17日 ♂)
本当の強さは、誰も知らない
雄大な馬体と詰めの甘さを併せ持つ宝塚記念馬がモチーフ。
関東の名2ゲッター兼癖馬乗り騎手である「ノリ(さん)」こと横山典弘が今も「最高の相棒」と呼び続ける名馬。
ノリさん曰く「ライアンと出会ってなかったらこんな長い騎手人生は歩めてない」とのことで、死去時には自ら資金提供して墓碑を建立するほど思い入れが深い馬でもある。
皮膚病のためたてがみを短く切っていたことから着想してか、それに似たベリーショートヘアの筋肉系ボーイッシュウマ娘。
- CV:田澤茉純
- モデル:イクノディクタス(1987年4月16日~2019年2月7日 ♀)
美しく、タフに駆け抜けた51戦 鉄の女
デビュー前に屈腱炎を発症し安楽死も検討されるも、装蹄師の下で装蹄により完治。その後、4年半で51戦を故障なく走り続けた、"鉄の女"がモチーフ。
2021年のアニメ第2期に合わせ、2020年12月に実装が決まった。アニメ第2期で初登場。
徹底した管理トレーニングを得意とする沈着冷静なメガネっ子。しかしその本質は実戦主義のドのつく脳筋。また非常にノリもよい。そのためツッコミ役がネイチャになる。
実はメジロマックイーンやトウカイテイオーとも色々と噂があった恋多き乙女でもある。なお、メジロマックイーンとは寮のルームメイト。
ちなみに史実ではマックイーン相手になかなか発情しなかったため、薬で無理やり発情させられたというまるで薄い本のような逸話がある。
メジロパーマー - Mejiro Palmer
- CV:のぐちゆり
- モデル:メジロパーマー(1987年3月21日~2012年4月7日 ♂)
伝統の牧場に舞い降りた、競馬界屈指の個性派
芝での未来を疑われ障害競走を2回走りながら障害飛越が下手過ぎて平地競争へ舞い戻った異色の経歴、重賞を勝った後も好走と惨敗を繰り返した危うい魅力。
しかし、山田泰誠騎手との運命的な出会いで、92年グランプリ春秋連覇を成し遂げたように、ハマった時の鮮やかさは格別だった逃げ馬がモチーフ。別名、「遅れてきた逃亡者」。
メジロ家にしてはお嬢様っぽくない、親しみやすいお姉さんタイプで、自分の在り方に迷う最中にダイタクヘリオスと出会ってそのパリピな影響を受けている。
ダイタクヘリオス - Daitaku Helios
- CV:山根綺
- モデル:ダイタクヘリオス(1987年4月10日~2008年12月12日 ♂)
競馬界をドラマと笑いで彩るエンターテイナー
史上2頭目となるマイルCS2連覇を果たした、「新聞の読める馬」「笑いながら走る馬」の異名を持つ個性派競走馬がモチーフ。
「お嬢様」ことダイイチルビーとのカップリング、メジロパーマーとのバカコンビなどレース外のネタにも事欠かないが、マイルCS連覇などの実績を残した立派なマイルの強豪である。
その名の如く太陽のようなギャル語全開パリピウマ娘で、前述の関係性もガッツリ反映されている。
ダイイチルビー - Daiichi Ruby
- CV:礒部花凜
- モデル:ダイイチルビー(1987年4月15日~2007年4月26日 ♀)
紅玉ぎらり
「華麗なる一族」の血を引き、牝馬として初めて混合GⅠを2勝し、91年最優秀スプリンターにも選出された「1億円牝馬」がモチーフ。
ウマ娘では「華麗なる一族」が超絶名家という設定で、小さな体にその重責を背負った気品の塊。
1988年生 / 91世代
アニメ2期においてトウカイテイオーを中心にして描かれた世代。
どちらかといえば記録より記憶、強さよりドラマを語られる競走馬が多く、中央平地古馬GⅠを勝った馬はトウカイテイオーとヤマニンゼファーしかいなかったりする。
舞台「Sprinters’Story」ではヤマニンゼファーとケイエスミラクルがメインとして登場した。
- CV:伊波杏樹→Machico
- モデル:トウカイテイオー(1988年4月20日~2013年8月30日 ♂)
天才はいる。悔しいが。
「皇帝」シンボリルドルフの代表産駒にして無敗で皐月・ダービーの2冠を獲得。
そしてそこから度重なる骨折に見舞われるも、何度も復活してみせたことで「奇跡の貴公子」と謳われた稀代のイケメンホースがモチーフ。
王子様然としたやんちゃで偉そうなボクっ娘天才少女。アニメ2期では主役を張り、そんなキャラに似合わぬ苦難を乗り越える姿が描かれた。
- CV:前田佳織里
- モデル:ナイスネイチャ(1988年4月16日~2023年5月30日 ♂)
名馬とは、必ずしもGⅠホースとは限らない。
GⅠタイトルには届かなかったが、大レースには常に果敢に挑戦し愛された「善戦マン」「ブロンズコレクター」「ワイド馬券の申し子」がモチーフ。
そんな在り方が反映され、華々しさとは縁のない所帯じみた脇役気質、だがそんなところが作品内でも作品外でも人気なウマ娘。
ツインターボ - Twin Turbo
- CV:花井美春
- モデル:ツインターボ(1988年4月13日~1998年1月15日 ♂)
ただ一つの戦いを貫き通した、小さな「逃亡者」
ターボエンジン全開の「大逃げ」で圧勝か惨敗かという両極端な成績で90年代前半の中央競馬を沸かせた、JRA公認ネタ馬「中央競馬・最後の個性派」がモチーフ。
ネタ馬っぷりが反映された全力全開おバカ幼女だが、初登場となったアニメ2期での名脇役としての活躍は史実さながらに界隈を湧かせた。
ヤマニンゼファー - Yamanin Zephyr
- CV:今泉りおな
- モデル:ヤマニンゼファー(1988年5月27日~2017年5月16日 ♂)
そよ風、というには強烈すぎた。
「マイルの皇帝」と呼ばれた父の血を受け継ぎ、1200~2000mまでの幅広い距離で活躍した、1993年の最優秀5歳以上牡馬・最優秀短距離馬がモチーフ。
その名の通り風と自然を愛し、余人にはちょっと理解しにくいところもある不思議ちゃん。
- CV:佐藤日向
- モデル:ケイエスミラクル(1988年3月16日~1991年12月15日 ♂)
7番のケイエスミラクルわずかに踏ん張った感じ!
デビュー前に日本脳炎と重度の脚部不安を発症したが回復するという「奇跡」を見せ、レコードを3回叩き出すなど短距離戦線で活躍したが、僅か8ヶ月の競走生活の末にスプリンターズSで負傷し散っていった薄命の外国産馬がモチーフ。
儚げかつ自己犠牲的、まさに史実の如く命を燃やしてしまいそうな危うさのあるおれっ娘。
1989年生 / 92世代
前年に続く無敗二冠ミホノブルボン、その三冠を阻止した名ステイヤーのライスシャワー、現在でも最強スプリンターとの呼び声高いサクラバクシンオーが筆頭の世代。
クラシック組であるミホノブルボンとライスシャワー、マチカネタンホイザはアニメ2期でもピックアップされ活躍が描かれた。
ミホノブルボン - Mihono Bourbon
- CV:長谷川育美
- モデル:ミホノブルボン(1989年4月25日~2017年2月22日 ♂)
常識は、敵だ。
本来短距離向けとされる血統ながら、坂路を用いたスパルタ調教で距離の壁を克服し、機械的かつ正確な逃げを武器に無敗で二冠を制した「坂路の申し子」「サイボーグ」がモチーフ。
そんな「サイボーグ」の肩書きを主に拾い、まるでロボみたいな言動とストイックさが特徴的なウマ娘。
- CV:石見舞菜香
- モデル:ライスシャワー(1989年3月5日~1995年6月4日 ♂)
ヒールか、ヒーローか。悪夢か、奇跡か。
前半生は人気馬の勝利を阻み記録を打ち破り続けたヒールとして、後半生は不屈の闘志で復活したベビーフェイスのヒーローとして京都競馬場を駆け抜けた名馬がモチーフ。
京都競馬場にある彼の遺髪を納めた記念碑の前には、その死から四半世紀以上経つ今なおファンや競馬関係者によるお供え物が絶えることがない。
余談ではあるが「黒い刺客」「漆黒のステイヤー」「淀の守り神」など二つ名がめちゃくちゃ多い。
色々と見方の分かれる馬だが、ウマ娘ではヒールなど似合わない健気な守護らねばならぬ性格の薄幸少女。その前半生はアニメ2期やアプリのメインストーリーでフィーチャーされている。
サクラバクシンオー - Sakura Bakushin O
最後に勝つものが勝者だ。
日本初ともいえるスプリント路線専業の快速馬がモチーフ。
競馬サイトなどで「スプリンターズS最強はどの馬?」とアンケートをとると
大抵ぶっちぎって1位を取っており、
現在でも「龍王」
ロードカナロアと双璧を成す──人によっては「当時と今の条件差を考えるとカナロアでも敵わないかもしれない1強」の──スプリント最強馬として名を馳せている。
近年のスプリント路線最強議論が最終的に3位争いに収束する原因の片割れ
その名にあやかり万事バクシンの精神、おバカなのに学級委員長というネタっぽいキャラとなっているが、アプリ初期の存在感のデカさもあってそんな最強スプリンターの風格もウマ娘ファンに刻みつけている。
マチカネタンホイザ - Matikanetannhauser
- CV:遠野ひかる
- モデル:マチカネタンホイザ(1989年5月7日~2013年12月7日 ♂)
待ちかねたままの勝利があった 名家出身の三枚目
GⅠは勝てなかったが、生涯成績32戦8勝、獲得賞金5億1752万7400円と、ノーザンテースト産駒では一番多くの獲得賞金を稼いだ、「善戦マン」がモチーフ。
レースに勝ったエピソードより鼻血やクモ原因疑惑の蕁麻疹などレースに出られなかったエピソードの方が有名なのは多分気のせい…
ニシノフラワー - Nishino Flower
- CV:河井晴菜
- モデル:ニシノフラワー(1989年4月19日~2020年2月5日 ♀)
だって私は
阪神3歳牝馬S(現・阪神JF)、桜花賞、スプリンターズSと当時では珍しい3つのGⅠを制した早熟の快速牝馬がモチーフ。
「天才少女」と表現されたことからか、飛び級で入学している実年齢小学生なウマ娘。
しかし、「偉大な母」とも形容されたからか、相応に幼いながらもとてもよくできたいい子。
1990年生 / 93世代
1988年ジャパンカップで引退した
凱旋門賞馬トニービンの産駒がデビューし始めた世代で、
ウマ娘においてはクラシック三冠を分け合った「BNW」の1頭であるウイニングチケット、"マイルの女王"ノースフライト、"最強の未勝利馬"ロイスアンドロイス、クラシック期での苦杯を乗り越え6歳(現5歳)で天皇賞(秋)を勝利したサクラチトセオーが実装済。
ウマ娘未登場組ではアドマイヤベガの母な二冠牝馬
ベガや、エリザベス女王杯で彼女の牝馬三冠を阻み、その後地方交流重賞戦線を席巻した"砂の女王"ホクトベガなどの名牝が印象的な世代。
当初はBNWの3人とユキノビジンの4人だったが、23~24年にかけて追加されたことで90年と並ぶウマ娘で最多の世代となっている。
ビワハヤヒデ - Biwa Hayahide
- CV:近藤唯
- モデル:ビワハヤヒデ(1990年3月10日~2020年7月21日 ♂)
愛されるから強いのか、あるいはその逆か。
若い頃は詰甘で脆かったが、長じてからは完璧なレース運びで圧倒的な強さを見せたナリタブライアンの半兄がモチーフ。
今なお続く日本競馬史上2位の連続連対数を誇る無敵の兄貴。周りに派手な馬が多くて今一地味な扱いを受ける事が多いが
大人びた理論派メガネ娘だが、最大の特徴はモチーフ馬の顔のデカさを反映したボリューミーなモフモフ癖っ毛。
ナリタタイシン - Narita Taishin
- CV:渡部恵子
- モデル:ナリタタイシン(1990年6月10日~2020年4月13日 ♂)
勝利への解法
晩年は不運に見舞われたが、全盛期の末脚は凄まじい切れ味を誇った皐月賞馬がモチーフ。
その小さな馬体通りに小柄ではねっかえりのツンデレ不良娘。
瞬きさえ許さない、3つのプライドの激突。
岡部幸雄・福永洋一(福永祐一の父)と同期の名騎手・柴田政人に悲願のダービージョッキーの称号をプレゼントした第60代日本ダービー馬がモチーフ。
以降は伸び悩んだのもあり「柴田にダービーを勝たせるために現れた馬」等とまで言われただけに、ダービーに強い思い入れを持つスポーティー熱血娘。
また、三冠を分け合った関係であるビワハヤヒデ・ナリタタイシンとは「BNW」というトリオとしてよく描かれる。
ユキノビジン - Yukino Bijin
ユキノビジンが詰めてくる!ユキノビジンが詰めて参りました!
盛岡からやってきた牝馬戦線の超新星がモチーフ。
そのプロフィールからザ・東北田舎娘なキャラ。そのためキャラ的に合わないアイドルホース的な属性は忘れられがちになっており、育成シナリオでようやく顧みられることに
ノースフライト - North Flight
輝ける場所
史上2頭目、牝馬としては初の春秋マイル制覇を達成したことで94年最優秀5歳以上牝馬に選出され、1600mのレースは5戦全勝(うちGI2勝)だったことから「マイルの女王」と称えられた90年代を代表する名牝がモチーフ。
「スプリントの驀進王」サクラバクシンオーと鎬を削り合い、二階級制覇を阻んだライバルとしても有名。
当時としては大変珍しく厩務員を女性が務めており、おしゃれ好きの設定は厩務員女史が自らメンコを刺繍していたことから来ていると思われる。
「フーちゃん」の呼び名も厩務員女史からそう呼ばれていた史実が反映されている。
ロイスアンドロイス - Royce and Royce
- CV:田辺留依
- モデル:ロイスアンドロイス(1990年3月10日~1996年6月14日 ♂)
元祖・最強の3勝馬
勝ち切ることこそ少なかったが、未勝利戦でもGⅠでもとにかく馬券入りする抜群の安定感を見せ、最終的に28戦3勝・2着9回・3着7回という成績を叩き出すも、サクラローレルが勝った1996年天皇賞(春)で11着に沈んだ後放牧中に急逝した「シルバー&ブロンズコレクター」がモチーフ。
ウイニングチケット・ノースフライトと同じトニービン産駒モデルのウマ娘であり、この世代におけるBNW以外の史実牡馬としては初登場となった。
2023年10月より放送のアニメ第3期第1話にて初登場。この時は名前のテロップが見切れており最後の1文字「ス」しか表示されていなかったため、ファンの間では真名発表まで長らく「『ス』ちゃん」と渾名されることになった。なお、競馬ガチ勢の間では速攻でコイツだろうと推測されていた。
その後もアニメではちょくちょくセリフ無しの賑やかしとして登場していたが、第12話の放映日となる12月20日に突如としてアプリにSRサポカが実装。あわせて真名およびCVが発表された。
史実で騎手に「順位の概念を理解していて、望んで2~3着になっていた」と評されるほど頭が良かったエピソードから、頭脳明晰なセルフプロデュースの鬼となっている。
おかげでアニメのテロップ見切れ芸が「ドゥラメンテやヴ姉妹のサプライズ登場に対抗するための自己演出」扱いされる一幕も。
紫色のメンコをしていたことから、紫の髪飾りを着用している他、眼鏡をかけている。
また、ファンの間で「最強の○○馬」(○○には時期によって「未勝利」「1勝」「3着」「重賞未勝利」などが入る)と呼ばれていたことからか、"最強"の称号へのこだわりが強い。
サクラチトセオー - Sakura Chitose O
- CV:???
- モデル:サクラチトセオー(1990年5月11日~2014年1月30日 ♂)
秋の府中にサクラサク
クラシック期こそ活躍出来なかったものの、5歳からは重賞をレコード勝ちするなど実力を発揮し始め、6歳時に挑んだ1995年天皇賞(秋)にてナリタブライアンを抑え悲願のGⅠ勝利を果たしたサクラ軍団2頭目の天皇賞馬がモチーフ。
サクラローレル主役のコミカライズ『スターブロッサム』第38話ラストにて後ろ姿のみが描かれ、続く第39話(前編)にて実名共々正式に登場と同時に発表された。
さくらコマース所有馬の実装は4頭目である他、これまでダントツ多いメジロ家を除き同一冠名ウマ娘が最大3人だったのを越えた第2の例となった。
「薬食同源」の思想の持ち主であり、皆を健康にするべくそれを広めたいと考えており「漢方仙女」の異名を持つ。
これまでのサクラ冠名のウマ娘と同様ヴィクトリー倶楽部の出身ではあるが、その中でも異色と言われるおっとりとした性格で、仙女の異名に違わないどこか古風な喋り方をする。
好きな数字は1と6とのことだが、これは5歳時に1着と6着を繰り返していた時期があったことからと思われる。
1991年生 / 94世代
"種牡馬御三家"の一角である、ブライアンズタイムの産駒がデビューし始めた世代。
その代表産駒にして史上5頭目の
三冠馬ナリタブライアンを輩出した世代でもあり、今の所ブライアン以外の実装馬は全員
史実でナリタブライアン号と対戦経験がある馬となっている。
ブライアン世代とも言われるが、ナリタブライアンが衰えた後に遅咲きの桜サクラローレルが台頭し年度代表馬になったという結構珍しい世代でもある。
漫画「スターブロッサム」ではサクラローレルを主人公にこの世代が描かれている。
群れに答えなどない。
クラシック時は暴力的なまでの強さを誇って三冠馬となり、古馬に入ってからは故障のために精彩を欠いてしまったものの、日本競馬史上最強の馬との呼び声もある「シャドーロールの怪物」がモチーフ。
上記のキャッチコピーを思わせるような孤高の一匹狼。ビワハヤヒデとは史実通り姉妹関係で、彼女との関わりでは何気に妹っぽい一面が覗くことも。
ヒシアマゾン - Hishi Amazon
- CV:巽悠衣子
- モデル:ヒシアマゾン(1991年3月26日~2019年4月15日 ♀)
華やかな闘魂。
牝馬でありながらナリタブライアンとも競り合った90年代前半最強クラスの牝馬である「女傑」がモチーフ。
ちなみにお笑いコンビ麒麟の川嶋の推し馬でもある。
外国産馬かつ「アマゾン」の名からか
実際アマゾンネタが初期にあったし褐色肌な、気立てのいい姉御で「美浦寮」の寮長。
ビコーペガサス - Biko Pegasus
- CV:田中あいみ
- モデル:ビコーペガサス(1991年2月8日~2019年6月11日 ♂)
誰が差す?俺が差す!ビコーペガサス!
○外の時代に活躍したちびっこ短距離馬がモチーフ。
大きな勝ちには恵まれなかったが所謂名脇役として短距離路線を盛り上げており、サクラバクシンオーやヒシアケボノ等とよく対戦し1995年阪急杯ではサムソンビッグとも対戦。シンコウウインディが勝った第1回GⅠフェブラリーステークスにも参戦し4着に食い込む地力の強さを見せた。
他にもクラシック期にはヒシアマゾン、1994年マイルチャンピオンシップではノースフライト、1996年高松宮杯ではヒシアケボノと共にナリタブライアンとも戦い、最後はタイキシャトルの雄姿を見届けターフを去った。
サクラローレル - Sakura Laurel
- CV:真野美月
- モデル:サクラローレル(1991年5月8日~2020年1月24日 ♂)
一緒に見たい夢がある
脚部不安に苦しめられ続けなかなか重賞を勝てなかったが、現5歳になってようやく開花し春天と有馬記念を制覇した「遅咲きの桜」がモチーフ。
ナリタブライアン周辺の中では遅れての登場となり、コミカライズ主人公という肩書きと共にやってきた
ブライアンへの感情が激重な温和なお姉さん。
史実では最後は
凱旋門賞出走を目指すも、前哨戦で重傷を負ってそのまま引退という結末を迎えてしまったのだが、ウマ娘の世界、特に丁寧に史実再現している『スターブロッサム』では果たして……?
サムソンビッグ - Samson Big
- CV:根本京里
- モデル:サムソンビッグ(1991年4月14日~ ? ♂)
サムソンビッグはこの世代で18番目に強い馬
1994年きさらぎ賞を最低人気で制したが、ナリタブライアンがクラシック三冠を成し遂げた影であわや「逆三冠」を達成するところだった競走馬がモチーフ。
一方、「1994年クラシック三冠レースをナリタブライアン以外で唯一皆勤した」という"勲章"も有しており、『
馬なり1ハロン劇場』でブライアンのマブダチ扱いされていたことで有名。
2023年11月20日の深夜0時に突如として登場が告知され、同日更新の『スターブロッサム』にも登場した。
あまりにも唐突かつマニアック過ぎるチョイスに、少なくない読者が別名義枠だと勘違いしたとか。某百科事典サイトでもウマ娘化後にやっと項目が立った。
実名で実装されたウマ娘としては記念すべき100人(頭)目。
またモチーフ馬に障害レースの経験があるウマ娘としてはメジロパーマー以来2人目、かつ障害レースで勝利経験がある馬としては初の実装となった。
更に発表時点で消息不明扱いだった初めてのケースとなる。なお、これに関しては発表してないだけでCygamesはちゃんと消息を知ってるのでは?と言われることも。
ちなみに少なくとも2009年に那須トレーニングファーム所属で馬術競技に出場した記録と2011年2月にホースショーに参加した記録が残っており、おそらくは誰も興味がなかった記録が残っていないだけで、年齢的にそのまま那須トレーニングファームで余生を過ごしたとする説が有力。
2024年8月23日には担当声優が判明。なお根本氏は『シンデレラグレイ』のPVでオリジナルウマ娘のベルノライトを担当していて、後のアニメ版ではベルノの声優が変わっている。
1992年生 / 95世代
後に大種牡馬として知られる
サンデーサイレンスの初年度産駒がデビューした世代。中距離GⅡ高松宮杯が短距離GⅠ(現:高松宮記念)に変更された年でもある。
フジキセキ - Fuji Kiseki
- CV:松井恵理子
- モデル:フジキセキ(1992年4月15日~2015年12月28日 ♂)
見たかった夢の続き SS最高傑作
サンデーサイレンス初年度産駒の傑作にして、クラシックを前に無敗のまま引退した幻の三冠馬がモチーフ。
「奇跡を見せる」というイメージか、人に優しく皆を虜にする宝塚系王子様なエンターテイナー。
もちろん宝塚記念とは縁ないけどね。 「栗東寮」の寮長。
マヤノトップガン - Mayano Top Gun
- CV:今村彩夏→星谷美緒
- モデル:マヤノトップガン(1992年3月24日~2019年11月3日 ♂)
マッハの衝撃波
田原成貴と共に勝った4つのGⅠ全てで違うレースの進め方をしていた、ブライアンズタイム2世代目産駒の代表馬たる変幻自在の脚質を誇る"撃墜王"がモチーフ。
鞍上も含めた天才的なイメージからか、無邪気に本質を突く才覚のあるわがまま少女。
一方、軍服調の勝負服、父親がパイロットで航空機用語を多用するなど名前の由来である
某映画ネタも豊富で、ついには
続編との正式コラボまで果たすことになった。
マーベラスサンデー - Marvelous Sunday
- CV:三宅麻理恵
- モデル:マーベラスサンデー(1992年5月31日~2016年6月30日 ♂)
ここから高みへ
サンデーサイレンス初年度産駒の代表馬で、古馬になって成長を見せて父の評価を高めた馬がモチーフ。さりげなく特別広報こと武豊騎手が全戦乗り続けた馬でもある。
「マーベラス」の要素を極限まで強調した謎の超ポジティブ不思議マーベラスウマ娘。
ヒシアケボノ - Hishi Akebono
電車道の天下獲り 電撃界の巨漢横綱
これぞマル外なビッグサイズを誇った早熟スプリンターがモチーフ。日本競馬史上最も重い体重でのGⅠ制覇記録保持者でもある。
そのデカさは今なお「ヒシアケボノでかすぎ」と競馬ファンに言われるほど。とにかくデカかったので、どこを走っているのかすぐわかった。
ウマ娘でも当然デカく、心のデカさも併せ持つビッグな少女。
ジェニュイン - Genuine
- CV:未定
- モデル:ジェニュイン(1992年4月28日~2015年1月19日 ♂)
本物の強者
フジキセキと同じSS初年度産駒にして、フジキセキが断念せざるを得なかった皐月賞を制し父に初クラシックの栄冠を届け、翌年マイルチャンピオンシップを制した"漆黒のオールラウンダー"がモチーフ。
『ウマ娘プリティダービー スターブロッサム』第38話にて、フジキセキから名前を呼ばれる形で一切事前情報なしのサプライズ登場を果たし、読者の度肝を抜いた。
ツヨシもお待ちしております
1993年生 / 96世代
NHKマイルカップと秋華賞が新設され、エリザベス女王杯が古馬GⅠに変更された世代。
ウマ娘化されたのは長らくエアグルーヴとシンコウウインディの二人だけとかなり層が薄く、しかも芝牝馬・王道路線とダート路線と交わることもない組み合わせのため世代として描かれる場面はほぼ皆無。
史実ではサンデーサイレンス産駒が前年に引き続き活躍していた世代で、特に「サンデー四天王」と呼ばれる4頭は有名であった。
アプリ3.5周年にてその四天王の一人であるバブルガムフェローが登場。「四天王」の肩書きに対する言及もありこの世代の充実化が期待されている。
エアグルーヴ - Air Groove
- CV:青木瑠璃子
- モデル:エアグルーヴ(1993年4月6日~2013年4月23日 ♀)
激しく、美しく、燃えさかれ。
90年代後半の日本競馬の黄金期を代表する女傑にして、繫殖入り後も数々の名馬を輩出、孫世代以降も後にウマ娘になったドゥラメンテ等優秀な子孫に恵まれている「女帝」がモチーフ。
「女帝」という響きのイメージ通りなキツい雰囲気の苦労性美人。
最近では後輩格や子孫のウマ娘化に伴い、以前から設定としてあった「後進を育てる」一面が色濃くなっている。
夜明けの咆哮
レース中に噛みつきに行って失速したこともある「ミスター噛みつき癖」と称された荒い気性の1997年フェブラリーステークス馬がモチーフ。
その前代未聞の一芸から、気を引くためにイタズラをしてしまうウインディちゃんなのだ。
モチーフ馬は競走引退後種牡馬として大成することはできなかったが、故郷シンコーファーム及びダーレー・ジャパンで長命を保ちつつたのしい
当て馬ライフを送った。
2023年9月27日に30歳で死去。アプリリリース後に没した7頭目のモチーフ馬となった。
バブルガムフェロー - Bubble Gum Fellow
- CV:神谷早矢佳
- モデル:バブルガムフェロー(1993年4月11日~2010年4月26日 ♂)
爆発が世代を超える。
朝日杯を勝利し素質を期待されながらも怪我に泣いた後、
事実上史上初、出走条件の変更を無視してもハツピーマイト以来59年ぶり2頭目の4歳馬による『天皇賞・秋』制覇を成し、名手蛯名正義に初GⅠ制覇をプレゼントした
サンデーサイレンスの二年目産駒、『SS産駒四天王』(単に『SS四天王』とすることも多い)の一頭にして筆頭格とも言われた馬がモチーフ。
2024年8月23日の「ぱかライブTV Vol.44 3.5周年記念 サマーパーティー!」にて実装が発表。2024年10月11日に育成実装された。
長らく追加がなかったこの世代3人目の実装となった。ちなみに芝路線が牝馬のエアグルーヴしかいなかったためそちらの牡馬としては初。
と同時に、当時呼ばれていた
二つ名(?)にも言及されており、バブルガムフェローの育成シナリオでの「四天王」は偽名での登場となったものの、彼(彼女)らの実装もあるいは…?
1994年生 / 97世代
フェブラリーステークスのGⅠ昇格で中央競馬初のダートGⅠレースが誕生した世代。
また、
ちょくちょく実装希望の声が上がる二冠馬を含めて各馬の全盛期が絶妙にズレており、ifの対決を想像するのが楽しい、なんて声が出てくることも多い世代である。
主人公世代である98年クラシック世代を導く先輩世代として初期から存在感が大きい。
しかしそのせいなのか登場する面々は
やたらめったらキャラが濃く、キャラの濃さで主人公世代食ってると言われることも。
まぁ、モチーフの97世代も個性的なメンツが多かったからしょうがないね!
サイレンススズカ - Silence Suzuka
- CV:高野麻里佳
- モデル:サイレンススズカ(1994年5月1日~1998年11月1日 ♂)
速さは、自由か孤独か。
「逃げて差す」という大逃げ戦法で見る者に驚きを与え続け、最期は限界の向こう側まで駆けて行ってしまった"異次元の逃亡者"がモチーフ。
物静か・神秘的で、初期は流されツッコミキャラの印象が強かったが、アプリ以降は神秘性の裏に隠れた「走ること、誰にも邪魔されない『先頭の景色』を見ることがどんなことよりも好き」という気性で度々やらかす天然問題児としての印象も強い。
その悲劇の最期をどのようにして免れる、あるいは乗り越えるのかは各媒体で何度も描かれ、特にアニメ1期のそれはウマ娘初期の最大の挑戦とも言えた。
タイキシャトル - Taiki Shuttle
可能性は人を熱くする。
本場欧州GⅠを日本調教馬として2番目に獲得し、短距離馬として史上初の年度代表馬に選出された伝説の短距離王がモチーフ。
当時ではタマモクロスと並ぶ重賞連勝記録を持っており、マイルにおいては未だに最強格に挙がる馬。
生まれはアメリカ・ケンタッキー州のため、アメリカンでカタコトな大型犬もといカウガール娘。
シーキングザパール - Seeking the Pearl
真珠のきらめき
本場欧州GⅠを日本調教馬として
最初に獲得した爆弾娘がモチーフ。
史実からしてやたら濃い逸話が多く、死因が放牧中に
落雷の直撃を受けて感電死という説まで存在する。
世界への挑戦者という一面がフィーチャーされた、
同社の某アイドルの影響を受けているようにしか見えないワールドワイドな志の持ち主。
メジロドーベル - Mejiro Dober
- CV:久保田ひかり
- モデル:メジロドーベル(1994年5月6日~ ♀)
いつまでも熱く
若手時代の吉田豊と共に、牝馬限定戦なら同期の牝馬やエアグルーヴにもひけを取らぬ活躍を見せるも、牡馬との混合戦では何故かてんでダメだった二冠牝馬がモチーフ。
そんな戦歴から、クールに見えて男性が苦手で人付き合いも苦手な乙女。
2023年9月のシンコウウインディ号の死去以降、ウマ娘モチーフ馬としては存命最長寿となっている。
マチカネフクキタル - Matikanefukukitaru
- CV:新田ひより
- モデル:マチカネフクキタル(1994年5月22日~2020年7月31日 ♂)
血を乗り越えた豪脚 淀のターフに福来る
豪腕・南井克巳の手によって、ハマった時はサイレンススズカ相手だろうと3000mの菊花賞だろうと差し切ってみせた末脚自慢の菊花賞馬がモチーフ。
それはさておきそのやたらめったらめでたい珍馬名から、おまじない・占いに傾倒するトンチキ娘。
メジロブライト - Mejiro Bright
- CV:大西綺華
- モデル:メジロブライト(1994年4月19日~2004年5月16日 ♂)
君の使命
父同様に詰めの甘さが目立つもそこが却って愛されてもいたメジロライアン産駒にして、メジロ牧場最後の天皇賞馬がモチーフ。
大変ズブい(動き出しが遅い)ことやデビュー戦をとんでもない遅さで勝利したエピソードからか、常人とは時間の概念すらズレている超絶おっとりな性格。
ステイゴールド - Stay Gold
- CV:未定
- モデル:ステイゴールド(1994年3月24日~2015年2月5日 ♂)
愛さずにいられない。
競走馬として丸5年・計50戦を走り続け、ラストランとなった香港ヴァーズで
日本生産・調教馬として初の海外GⅠ制覇を成し遂げたのち、引退後
種牡馬として凄まじい実績を残した"黄金旅程"がモチーフ。
以前からちょくちょく存在は示されていた他、メインストーリー第5章のイベントスチルでも彼女らしきウマ娘が映り込む等していたが、
ドリームジャーニーのプロフィールに
“アネゴ”として語られた後、そのドリームジャーニーの育成シナリオにて実名で登場した。
また同育成シナリオグッドエンディングにて本人(本バ?)が台詞付きで登場。
同じパターンを辿り正式登場に至ったウマ娘として
メジロラモーヌが既に存在しているため、育成キャラとして実装が待ち望まれている。
その場合5年に亘る史実を育成シナリオにどう収めてくるのかについても期待されている
1995年生 / 98世代
アニメ1期・アプリとコンテンツ初期の中核をなした世代。
史実では唯一の平地GⅠ完全制覇を成しとげた各方面にタレント豊富な世代であり、未だに最強世代と推す声も根強い。
ウマ娘でも、彼女らを指して「黄金世代」という言及が成される場面が散見される。
- CV:和氣あず未
- モデル:スペシャルウィーク(1995年5月2日~2018年4月27日 ♂)
本当の敵は、諦めだ。
天才武豊に初のダービーをプレゼントし、数多の強敵と勝ち負けを繰り返した果てに「日本総大将」として凱旋門賞馬を迎え撃った世代の代表馬がモチーフ。
ウマ娘というコンテンツ全体の主人公とも言える立場となっている、北海道育ちのけっぱり娘。
僕らは、ひとりでは強くなれない。
卓越した競馬センスで日本競馬の悲願にあと数mまで迫り、
イクイノックスが現れるまで日本の競走馬単独トップのレーティングを保持し続けた"怪鳥"がモチーフ。
アメリカ生まれのため、
なぜかルチャドーラで覆面がトレードマークの、陽気なアメリカンあるいはメキシカン娘。
グラスワンダー - Grass Wonder
一瞬の判断で未来を変えた、未知なる栗毛。
終始怪我に悩まされながらも一線級の活躍を見せた、最強すぎて我慢できないグランプリの申し子がモチーフ。
アメリカ生まれなのに滅多にそんな一面は感じさせない、大和撫子の見本のような少女。アプリ以降はその内に秘めた武士の鑑の如き精神がよくフィーチャーされる。
青海原を駆けた白い雲
巧みなペース読みと類稀な心肺機能で皐月賞と菊花賞を獲得した雑草魂の二冠馬がモチーフ。98年菊花賞では3000mの長距離を逃げ切り世界レコードも樹立した。
その戦いぶりが反映された、気ままな怠け者に見せかけて策を練るトリックスター気質。
種牡馬としては致命的に上手くいかなかったが、その中でオーナーが採算度外視で繋いだ執念の血脈がアプリ以降に一花を咲かせ、その影響もあってかニシノフラワーとあわせて子孫に関するエピソードが作品内でやたら豊富。
- CV:佐伯伊織
- モデル:キングヘイロー(1995年4月28日~2019年3月19日 ♂)
緑のメンコ、不屈の塊。
3000mから1200mまで様々な距離を彷徨い歩いた末に、10度の敗北を経て栄光を手にした不屈の塊と言える2000年高松宮記念優勝馬がモチーフ。
父は80年代のヨーロッパ最強馬
ダンシングブレーヴ、母もアメリカでGⅠ7勝を挙げたという世界的超良血馬。
そんな良血が反映された、悪役令嬢系…に見えて泥にまみれる気高きお嬢様ウマ娘。
クラシック期を共にした
福永祐一の競馬人生に多大な影響を与えた馬であり、ウマ娘でも騎手要素が特に強いキャラである。
ツルマルツヨシ - Tsurumaru Tsuyoshi
- CV:青山吉能
- モデル:ツルマルツヨシ(1995年4月6日~ ♂)
勝ちましたのはツルマルツヨシ!朝日チャレンジカップに続いて大金星であります藤田伸二!
GⅠ馬複数が一堂に会したレースで勝利をもぎ取るなど優れた素質を持ちながら終始凄まじい虚弱体質に泣かされ続けた、シンボリルドルフ産駒最後のJRA重賞馬がモチーフ。
何気にウマ娘化した競走馬では初の誘導馬経験持ち(京都競馬場)だったりする。
2022年3月6日の4thイベントで初登場。この時は本名は公表されず、ビジュアルデザインと「遅れてきた秘密兵器」の二つ名のみ公開された。
その後3月18日にバ名及び担当声優が発表された。ブロワイエさんの本名での登場に話題を攫われた感はあるが
なお、青山氏はアニメ2期にて91年菊花賞馬レオダーバンの変名ウマ娘リオナタール(アニメオリジナルウマ娘)のCVも担当している。
そのビジュアルやツルマルツヨシがGⅠ未勝利馬だった事からか、バ名が公開されるまでは元ネタ馬の予想が紛糾し、ツルマルツヨシの他「エアジハード」「ウイングアロー」「アグネスワールド」(いずれも98年組のGⅠ馬)など複数の候補が挙げられnetkeibaの公式Twitter(現X)が混乱していた。
ちなみにゴールドシチーと同じく、種牡馬にならず乗馬(後に誘導馬)からウマ娘になった数少ないキャラクターの一人。
登場から長い間実装が待たれていたが、4thアニバ目前の締めを飾る形で2025年2月14日に遂に育成実装と相成った。
1996年生 / 99世代
「覇王」テイエムオペラオーとそれを取り巻く面々が中心となる、アニバーサリーを期に、ゲームとアニメで頭角を表してきた世代。
様々な要因が絡み合って過小評価されがちな世代だが、実は数多の世代記録を更新しており、黄金世代に引けを取らない層の厚さを誇る。
キャラの濃さも黄金世代に負けず劣らず。
アニメ「ROAD TO THE TOP」ではナリタトップロードを主人公としてクラシックレースが描かれた。
(余談だが、この年から障害レースのグレード制が始まっている)
その戦いに、人は夢を見る。さぁ、夢を見よう。
唯一無二の若き相棒と共に西暦2000年、世紀末の古馬王道路線を中長距離GⅠ完全制覇を含む重賞8連勝で駆け抜け、年間無敗を成し遂げたことにより「年間全勝のレジェンド」「世紀末覇王」と謳われた七冠馬がモチーフ。
2024年現在においてもその境地に辿り着いた馬は彼以外におらず、ジャパンカップにて打ち負かした当時欧州最強馬の鞍上からは「クレイジーストロング」「世界レベルにある」と称賛を受けた。
常時その「歌劇王」な名前通りの空間を展開している超ナルシストウマ娘。当初はネタキャラ感が強かったが、アプリ以降はそんなノリを保ったまま世紀末覇王の風格を纏っている。
モチーフとなったテイエムオペラオー号はアニメseason1放送期間中にこの世を去ってしまったが、
その1カ月半後の宝塚記念で「唯一無二の若き相棒」だった
和田竜二が17年ぶりに中央GⅠを制覇。NHKマイルカップにおける藤岡佑介のGⅠ初制覇、同期である福永祐一の日本ダービー初制覇と共に、2018年上半期中央GⅠ戦線のトレンドとして感動を呼んだ。
ターフを揺るがす“怒濤”の力。
オペラオーには死ぬほど負け続けるがオペラオー以外には全然負けない筋金入りの「2番手」であり、最後に一矢"は"報いたアイルランド生まれの2001年宝塚記念優勝馬がモチーフ。
オペラオーとは正反対な引っ込み思案のドジっ子、そしてそんな性格に似合わぬモチーフ馬通りの豊かなボディの持ち主。
引退後は牧場にて気ままな引退馬としての余生を過ごしているが、穏やかな性格ゆえかなにかと動物との絡みエピソードが多い。
迷い込んだ野生の狸に馬房での一宿を許したり、牧場猫が背中に乗っても全く動じない様がSNSでバズったり。
極めつけは足元に仔ヤギが群がる中であまりにも堂々とした佇まいを見せたことから「ヤギの王」の異名で呼ばれることもあるとかなんとか。
- CV:咲々木瞳
- モデル:アドマイヤベガ(1996年3月12日~2004年10月29日 ♂)
母子2代の一等星
この世代のダービー馬で、93年桜花賞・優駿牝馬を制した二冠牝馬
ベガが生んだ絶世のイケメンホースがモチーフ。
双子の遺された1頭であったという史実をそのまま反映し、生まれることのなかった「妹」の存在を内に抱え、罪悪感と責任感を背負って生きているウマ娘。
ハルウララ - Haru Urara
- CV:首藤志奈
- モデル:ハルウララ(1996年2月27日~ ♀)
諦めないことは、勝つことよりも難しいことを、私は知っている。
高知競馬で113戦、全て負け続けることで皮肉にもブームとなった"負け組の星"がモチーフ。
しかしながら彼女が引き込んだ売上がいつ消えてもおかしくなかった高知競馬を救い、ひいては低迷していた地方競馬、そして中央までをも巻き込んだ競馬人気そのものの再燃に大きく貢献しており、彼女の存在がなければウマ娘シリーズは無かったといっても過言ではない。
また「
みどりのマキバオー」の続編「
たいようのマキバオー」の主人公ヒノデマキバオーのモデルでもある。
勝ち負けに関係なくレースで走ることそのものを楽しむ天真爛漫で純粋無垢なウマ娘。
- CV:中村カンナ
- モデル:ナリタトップロード(1996年4月4日~2005年11月7日 ♂)
想いはひとつ、頂点への道
強大すぎるライバルと数々の逆境にも怯まず、オペラオーが去った後も最後まで後輩たちの前に立ちはだかり、世代の強さを証明した意地の菊花賞馬がモチーフ。
芝3000mの世界レコード(当時)という輝かしい記録と、3年連続で天皇賞(春)3着というナイスネイチャにも劣らぬ珍記録の両方を併せ持つ。
真面目でお人好し、そして「主人公っぽいのに脇役におさまる」という史実まんまな評価をあてがわれている第二の委員長ウマ娘。
モンジュー - Montjeu
- CV:櫻庭有紗
- モデル:モンジュー(1996年4月4日~2012年3月29日 ♂)
“20世紀最後”の欧州最強馬
エルコンドルパサーを凱旋門賞で下し他にも数々のGⅠを制覇した当時最強といっていい欧州馬。
本作初の海外調教馬モチーフ。
種牡馬としても優秀な実績を残し、孫世代も活躍している欧州の名馬の一頭。
後継種牡馬に恵まれていないのは内緒
ウマ娘として正式に実装された2022年には、
女帝の系譜を継ぐ二冠馬の筆頭産駒・
タイトルホルダーや「龍王」
ロードカナロア産駒の一頭・
パンサラッサなど、その血を牝系から引くサラブレッドが現実の日本競馬で活躍したことも話題となった。
ユーザーたちからは「海外の超有名馬だからどう考えても使用許可が出るわけがない」と思われていて、実際アニメでは同じポジションに「ブロワイエ」という
オリジナルのウマ娘が登場していた。
しかしそこから約5年後、ゲームのメインストーリー第1部最終章前半にて名前だけだが言及され、ユーザーたちを驚愕させた。
その後最終章後編でとうとう正式に姿を見せる。ブロワイエからは見た目も声優も完全に変更された。他のウマ娘たちと比較すると腕などが明らかに筋肉質なのが特徴的。
そして2023年8月、凱旋門賞をテーマにした新シナリオ「
reach for the stars プロジェクト L'Arc」に登場、実質的な
ラスボスの立場を務める。作中でもレジェンド扱いであり、非常に高いステータスと豊富なスキル、そしてメインストーリーでも見せた高潔な精神でこちらの愛バの前に立ちはだかる。
1997年生 / 00世代
オペラオー無双99年世代と01年世代に挟まれ、内国産馬組が古馬期大苦戦する一方、外国産馬組が国内外問わず活躍した世代。
2個目の中央ダートGⅠジャパンカップダート(現:チャンピオンズカップ)が新設された年でもある。
ウマ娘アプリ2000万ダウンロード突破時には、「2000」の数字にちなんで公式Xにて彼女達が描かれた記念イラストが掲載された。
河内の夢か!?豊の意地か!?どっちだ~!!
2000年ダービーにて夢(河内洋、
アグネスフライト騎乗)と意地(武豊)が激突する名勝負を演じ、僅か7cm届かなかった「準三冠馬」───にして、クラシック以後は低迷の一途を辿ったことで、世代の闇の象徴となってしまった馬がモチーフ。
武豊をして「頭の中を見てみたい」とまで言われた気性難を、パンキッシュな近寄りがたい雰囲気と、「常人にはついてこれない考え方」という形で解釈したロジカル精神が特徴。
そして意外といい人。
真の勇者は、戦場を選ばない。
2000m以内なら芝もダートもものともせず、地方に海外にと常軌を逸した転戦をしながらGⅠ6勝を果たした変態にして、丸1年以上続いた世紀末覇王の絶対王政崩壊の狼煙を上げた真の勇者がモチーフ。
前者の要素をちょっと間違った意味で解釈したかのような、色々な意味で限界極まってるハイスペックオタクウマ娘。
これがオレ達の走りだ。
現6歳時のジャパンCで史上最大着差タイとなる9馬身差の逃げ切り完勝を成し遂げた他、7歳となった翌年にも宝塚を制してみせ、外国産馬として初めて10億円以上稼いだ「老兵」がモチーフ。
名前から想起されるような陽気な気性、史実さながらに稼いで一旗上げることを夢として掲げる、さながら女船長の如きウマ娘。
1998年生 / 01世代
世紀末覇王に引導を渡し、98世代の次の強豪世代として「黄金世代」と称されるも、クラシック活躍組主力の相次ぐ早期脱落で最強世代になりそこなった悲運の世代。
ただ芝中長距離路線組の低迷後もマイル・短距離・ダート路線での猛者を輩出しており、素質だけなら最強と語るファンも多い。
また地味に「馬の年齢表記」が現行のものに変更されており(00年までの3歳→2歳、と基本一つ数字が繰り下げ)、2歳GⅠ2レース等馬齢表記が付いたレースが軒並み名称変更された。
種牡馬としても活躍した馬が多く、アプリゲームがリリースされた現在においても彼らの血を引く現役競走馬が多数JRAに登録され、馬自体は未ウマ娘化でも子世代が実装されたケースが1人いる。
映画「新時代の扉」ではジャングルポケットを主人公にクラシック戦が描写された。
ライバル達を絶望させ、見る者の目を眩ませる「超光速の粒子」
競走馬としては、圧倒的な強さで三冠確実と言われながら怪我で早期引退に追い込まれ、種牡馬としては、内国産馬として57年ぶりのリーディングサイアーに輝きながら急性心不全で早逝…と、その名に冠する実在しない粒子「タキオン」のようにあっという間に消えていった「幻の三冠馬」がモチーフ。
そんな生き様を思わせる、自分自身をも実験の種にして究極の速さを追い求めるマッドサイエンティストウマ娘。
ロンシャンに架けた夢 ターフにそびえた摩天楼
父・サンデーサイレンス生き写しの姿を持つ切れ味自慢のステイヤーがモチーフ。
菊花賞を制したのち有馬記念でオペラオーに引導を渡し、翌年シンボリルドルフ以来17年ぶりの菊花賞→有馬記念→天皇賞(春)の3連勝を遂げた『摩天楼の幻影』。
「父そっくり」のエピソードを拾ったと推測されているが未だ公式ではハッキリ語られていない、彼女にしか見えない「お友だち」の幻影を追い、それ以外も霊媒要素たっぷりのオカルティックウマ娘。
密林から飛び出せ
フジキセキが果たせなかった「クラシック出走・制覇」の夢を同馬主・同厩舎・同騎手で果たしたダービー馬にして、後年にはお笑いトリオの名前の由来にもなった2001年度代表馬がモチーフ。
ワイルドな名前やダービー勝利後に大きく嘶いたといったエピソードから、かつては野良レースで幅を利かせており舎弟もいるヤンキー肌。
初期から居たタキオン・カフェからは遅れての登場となった。
ダンツフレーム - Dantsu Flame
- CV:福嶋晴菜
- モデル:ダンツフレーム(1998年4月19日~2005年8月28日 ♂)
次の幕こそ
2001年皐月賞・日本ダービー共に2着と実力はあったものの、不遇な晩年を送り引退してすぐに他界した2002年宝塚記念の勝ち馬がモチーフ。
2024年2月22日放送の3周年記念ぱかライブで発表。「ダンツ」冠名(山元哲二氏所有)からは初の実装となった。
それと同時に劇場版「新時代の扉」に登場することも明かされている。
中の人の福嶋氏はダンツフレーム発表以前に舞台版「~Sprinters’Story~」のアンサンブルとして出演、ネームドウマ娘への昇格を果たしている。
お人好しで流されやすい性格のため同期によく振り回されているが、「いつか主役になりたい」という願望の元ひたむきに努力している。
どれだけ鍛えても肉付きが良いままという体質で、本人は少々コンプレックス気味。
他人の事言えない同室の子にはぷにぷにされているらしい。
ビリーヴ - Believe
- CV:秋山実咲
- モデル:ビリーヴ(1998年4月26日~ ♀)
信じ抜くこと
史上初のスプリントGⅠ秋春制覇を達成し、引退後もアメリカで産んだジャンダルムが2022年のスプリンターズSを制し、親子制覇を達成したスプリント女王がモチーフ。
また制したスプリンターズステークスは史上初となる新潟競馬場での開催であった。
2024年6月24日放送の「ぱかライブ Vol.42」にて発表。牡馬と間違った記者が多かったため2002年の最優秀4歳以上牝馬受賞を逃したからかボーイッシュな僕っ娘になっている。
カルストンライトオ - Calstone Light O
- CV:望月ゆみこ
- モデル:カルストンライトオ(1998年5月3日~2024年2月7日 ♂)
近年を代表する強烈なスプリンター
6歳時のGⅠスプリンターズステークスを含む短距離重賞3勝、新潟1000m53.7秒のレコード記録および1ハロン9.6秒の最速ラップ記録を持つ「直線番長」がモチーフ。
7月開催予定のリーグオブヒーローズが新潟レース場・直線1000mという条件であり、加えてコースのバランス調整が行われていたことから、前述のとおり縁のある…というか「ミスター新潟千直」カルストンライトオがウマ娘に登場するのでは、と予想されていた。
その予想に違わず、千直LoH直前の7/19に育成キャラとしても実装。同時に勝負服姿も初公開となった。
2024年6月24日放送の「ぱかライブ Vol.42」にて発表。またゴドルフィンバルブ直系の馬では初の実装となった。
モデル馬が顔の白面に近い流星で知られた事から白く大きな房が髪から生えており、生真面目かつクールな佇まい……からの
プロングホーンにも負けたくない頭バクシン系。
そして育成シナリオではバクシンの成長ボーナスが賢さ10%なのが理解出来たと言われる程の頭直線っぷりを見せ付けて来る。
1999年生 / 02世代
各路線に広く活躍馬を出し中央平地GⅠ25勝を挙げ、当時の史上最多数を更新した世代。
アプリ開始(2021年)までファインモーションしかいなかったものの、後にクラシック組を中心に大幅拡充されていつの間にか大所帯になった。
97世代に負けず劣らずやたら濃いキャラクターが多いことが特徴。なんせ同期ウマ娘が集まったそこそこぱかライブTVvol.35でクセ強世代と言われていたくらいである。
遅れてきた乗客
牝馬離れした圧倒的な身体能力と、そこらの牝馬より繊細で脆い精神を併せ持つ牝馬がモチーフ。
繁殖目的で輸入されたアイルランド産の良血だったことから天真爛漫なご令嬢、そしてアイルランドの王族というとんでもない設定が後から判明したガチ高貴ウマ娘。なぜかラーメンが大好き。
また、身体的問題で繁殖としての道を断たれたという世にも珍しい事情の持ち主で、ウマ娘にもそれを意識したと思しい要素がある。
- CV:春川芽生
- モデル:シンボリクリスエス(1999年1月21日~2020年12月8日 ♂)
漆黒の帝王
アメリカから日本に渡ってデビューし、日本ダービー2着を経て史上初の秋天連覇及び史上4頭目の有馬記念連覇を成し遂げ、シンボリ牧場復活のさきがけとなった2002・2003年JRA賞年度代表馬がモチーフ。
種牡馬としても多数のGⅠ馬・重賞馬を輩出するなど充分な結果を残し、現代競馬を追えば父父・母父としてその名前を幾度となく目にすることになる存在でもある。
上記「ヒーロー列伝」のキャッチコピーを彷彿とさせる威圧感のある風貌とは裏腹に非常に穏やかで純朴な性格、自分を見出してくれた"師匠"に恩を返すべく淡々と結果を示そうとするウマ娘。
祝杯をこの手に
皐月賞→NHKマイルC→東京優駿という超過酷なローテに挑み、武豊に史上初となる3回目のダービー騎手の称号をプレゼントした直後に故障引退したが、種牡馬として64年ぶりのダービー牝馬となるウオッカを輩出した2002年日本ダービー優勝馬がモチーフ。
それ故かウオッカと似たデザインとなっている。
近年の競馬ファンには「柵の破壊王」「ヴェルサイユの破壊神」「ギム様」でもおなじみで、こっちの要素も色濃い。
ヒシミラクル - Hishi Miracle
- CV:春日さくら
- モデル:ヒシミラクル(1999年3月31日~ ♂)
来る!来る!ヒシミラクル!来る!来る!来た!
“奇跡”は、ロングスパートから。
現3歳5月まで未勝利を抜けられなかったが、3/8の抽選を通り抜けて出走した菊花賞において勝利を収め、穴馬の評判を保ったまま翌年の天皇賞(春)・宝塚記念も制し、「ミラクルおじさん」をはじめとした濃いファンも獲得した03年最優秀父内国産馬がモチーフ。
一見したらとてもアスリートとして大成するとは思えない、というか本人もあまり思ってない「ふつ~」のウマ娘。
- CV:河野ひより
- モデル:ノーリーズン(1999年6月4日~2024年5月7日 ♂)
あぁっと!!内で落ちた、ノーリーズン落ちた!!ノーリーズン落馬ァァァァァァ!!!!
誰かが何かを
万馬券を叩きだした皐月賞馬として迎えた菊花賞で、1番人気に支持されながらもスタート直後に突如
理由無き反抗で鞍上の武豊を落馬させ110億円分の紙屑を作った「陽の光を浴びずにいた者」がモチーフ。
2024年2月22日放送の3周年記念ぱかライブで発表。
古風な口調で話し、勝負服もさながら甲冑のようなデザインだが、これはノーリーズン号が引退後に相馬野馬追で活躍していたのが由来。
なお、正式登場前にネオユニヴァースのシナリオの「レースが大波乱になることと、ヒシミラクルが勝つことをネオユニヴァースが予言する」というシーンにて、1番人気ながらレース開始直後にトラブルが発生して競争中止した「ゼッケン6番のウマ娘」として少しだけ登場していた。流石に落馬に関してはぼかされていた
同じシーンには2番人気で11着と大敗したアドマイヤマックス(2005年高松宮記念勝ち馬)も「ゼッケン18番のウマ娘」名義の匿名モブとして登場している。
2024年4月30日から開催されたウマ娘のイベントシナリオ「下剋上、兵どもが鬨の声」にノーリーズンが登場し、配布サポカとしても話題となっていた5月7日に老衰で死亡。
まるでウマ娘の自分の活躍を見届けるようなタイミングでの訃報であった。
- CV:野木奏
- モデル:デュランダル(1999年5月25日~2013年7月7日 ♂)
伝説の聖剣
癖馬担当名手・
池添謙一に
「彼が居なければ今の自分は居ない」とまで言わせた、その名に違わぬ切れ味鋭い末脚で名を馳せた名短距離馬がモチーフ。
吉田照哉氏所有からはサウンズオブアースに次ぐ2頭目。
2024年6月24日放送の「ぱかライブ Vol.42」にて発表。偶然にも母父にデュランダルを持つ馬ブローザホーンが宝塚記念に勝利した翌日の発表となった。
「聖剣」という単語のイメージからか、忠義を重んじる騎士道精神に溢れるウマ娘。忠義を尽くすべき王(=運命のトレーナー)に出会う日を夢見ているなど、
一箇所以外は何となく既視感のあるキャラクターデザインとなっている。
チームikze仲間に金ピカみたいな娘がいるから余計に。
2000年生 / 03世代
ネオユニヴァースがクラシック二冠、スティルインラブがメジロラモーヌ以来の牝馬三冠、ゼンノロブロイがテイエムオペラオー以来の秋古馬三冠、と輝かしい記録を打ちたてたものの、その後が続かずにいまいちパッとしない印象を与えることになってしまった不遇の世代。
この後に
競馬の歴史を大きく塗り替える怪物が出てくることもあって、実績と評価が釣り合ってない感がある。
ウマ娘においてもこの問題について触れられており、それに直面した彼女たちがどう向き合うかに重点が置かれている世代である。
ゼンノロブロイ - Zenno Rob Roy
- CV:照井春佳
- モデル:ゼンノロブロイ(2000年3月27日~2022年9月2日 ♂)
王道の覇者。
2004年の有馬記念でコースレコードを叩き出した、テイエムオペラオー以来の
秋古馬三冠馬がモチーフ。
掲示板をほとんど外さなかった優等生で、素晴らしい成績の持ち主なのだが
いまいち影が薄い。
これは活躍時期が
日本競馬の人気が斜陽化しつつあった時期と重なってしまった上、
同期同父に二冠馬と三冠牝馬、少し前に生涯掲示板を外さず年間全勝グランドスラムとかやったおかしな覇王や引退レースの有馬記念で史上最大着差つけた上で連覇した漆黒の帝王がおり、そしてこの後に(というか本馬が秋古馬三冠を達成する前週にデビューした)衝撃の英雄が出てくるためである。
そんな「すごいのに地味」を反映したのか、本の虫な地味系メガネ娘、ただしすんごいロリ巨乳。
歴史に語られる英雄的義賊と同じ名前(=馬名の由来)を持つことから、その人物のような英雄になりたいという願望がある。
2022年9月2日、繋養先の村上欽哉牧場で死去。アプリリリース後に没した3頭目の競走馬となった。
- CV:白石晴香
- モデル:ネオユニヴァース(2000年5月21日~2021年3月8日 ♂)
厳しい皐月賞と華麗なダービー
主戦騎手を務めた
イタリア系関西人ミルコ・デムーロに外国人騎手初のクラシック二冠をプレゼントし
「騎手人生No.1の存在」と言わしめた03年最優秀3歳牡馬がモチーフ。
「新しい宇宙」という(曲名由来の)名前、そしてミルコに「欠点は人間の言葉を喋れないこと」と言わしめた頭の良さ
が変な方向に解釈されたから、知性が常識を突破して宇宙人のような存在になっている神秘的すぎるウマ娘。
スティルインラブ - Still in Love
- CV:宮下早紀
- モデル:スティルインラブ(2000年5月2日~2007年8月2日 ♀)
勝負強さで17年ぶり牝馬三冠
17年ぶりに、また3冠目が秋華賞に変わってから初めて牝馬三冠を制し、鞍上の幸英明騎手を史上最年少の三冠騎手となさしめるも、その後ついに勝つ事はなく、引退後も不運だった第2代三冠牝馬がモチーフ。
2024年2月22日放送の3周年記念ぱかライブで発表。前田オーナー一家およびノースヒルズの関係馬からは上述のノーリーズン及び下記のトランセンドと共に初の実装となった。
これと同時に「熱血ハチャメチャ大感謝祭!」のロゴのシルエットが彼女であることも明かされている。
お淑やかで良識的に見えるが、レースとなると強者と競い合うことに愉悦を感じるというなんだかアブナい性格。普段はこの衝動に耐えているらしい。
またお菓子が好きなようだが、この元ネタは上述した幸英明騎手。
2001年生 / 04世代
波瀾万丈の競走生活を歩みながらも目覚ましい活躍を見せた実力派揃いにして、種牡馬としても大活躍した馬を多く擁し、「繁殖最強世代」とも称される世代。
未だに1頭(しかも牝馬)しか実装されていないが、他の馬の実装を望む声も多い(ダイワスカーレット号の兄やホッコータルマエ号の父、シュヴァルグラン号の父等。キタサンブラック号の父も同世代)。
- CV:杉浦しおり
- モデル:スイープトウショウ(2001年5月9日~2020年12月5日 ♀)
Q.彼女にしたい? A.いやーキツいでしょ
(15年後)Q.彼女にしたい? A.彼女は嫌ですね
制覇の条件
豪快な末脚で牡馬をもなぎ倒す活躍を見せたスイープたんハアハア宝塚記念馬がモチーフ。
モチーフ馬同様気難しくワガママ、そして祖母まで遡る馬名の由来から魔法使いを自称して日夜様々な魔法を実践している魔女っ娘。
2002年生 / 05世代
芝最強の三冠馬とダート最強馬2頭(フジキセキ号の息子カネヒキリ号とエルコンドルパサー号の息子ヴァーミリアン号)を輩出し、GⅡ・ダート・障害では長く現役を続ける馬が多めで繁殖牝馬も豊作だったものの、三冠馬とヴァーミリアン号以外のクラシック戦線上位組が牡牝問わず相次いで故障離脱するか長期低迷していった微妙に不遇な世代。元々一頭も参戦していなかったのだが、
アプリ3周年直前に突如大量実装されることとなった。
この世代といえば何を置いてもディープインパクトの活躍だが、現状ではそれはさておいて牝馬三冠路線で活躍したヒロインたちをメインに扱っている。
- CV:小島奈々恵
- モデル:ラインクラフト(2002年4月4日~2006年8月19日 ♀)
尊き一瞬
桜花賞とNHKマイルカップの「変則二冠」を達成するなど重賞5勝を挙げ、繁殖としても期待されたが調教中の急性心不全で早逝した快速牝馬がモチーフ。
2024年2月4日のウマ娘5th公演にて登場が発表され、同時にメインストーリー第2部の主人公となることが明かされた。
日向ぼっこが大好きな明るく朗らかなウマ娘。頑固な面や行動力の高い面もあるが、彼女の本質はのほほんとした性格であり、周囲をほっこりした気分にさせてくれるらしい。
- CV:佐藤榛夏
- モデル:シーザリオ(2002年3月31日~2021年2月27日 ♀)
汗かいちゃったね、シーザリオ
その日、彼女は二つの国の女王となった。
優駿牝馬とアメリカンオークスを制し、母としてはデアリングタクト号の父を含む計3頭のGⅠ馬を送り出した「ジャパニーズ・スーパースター」がモチーフ。
2024年1月26日に突如として登場が告知された、キャロットファーム所有馬初のウマ娘である。
名前の由来の影響か男装の麗人のような風貌をしているほか、顔立ちや流星など史実での父スペシャルウィークとかなり似ている部分がある。
名トレーナーの父と教育熱心な母の下で育ったほか、ティアラウマ娘の引退後は後進育成に注力することが多いと知ったことで、その姿を理想としている。
同室の親友ラインクラフト曰く「オンオフが非常にはっきりしている」とのことだったが、のちに判明したそれはオンオフとかいう次元じゃないレベルのものだった。
エアメサイア - Air Messiah
- CV:根本優奈
- モデル:エアメサイア(2002年2月4日~2014年9月12日 ♀)
わたしはわたし
エアシャカール号の姪(母エアデジャヴーがエアシャカールの半姉)で秋華賞とローズステークスの重賞2勝を挙げ、牝馬三冠路線でラインクラフトやシーザリオとしのぎを削りあい、繁殖としてもリオンディース号やサトノダイヤモンド号と競い合った重賞馬エアスピネル号を輩出する等奮闘した競走馬がモチーフ。
2024年2月4日のウマ娘5th公演にて登場が発表され、同時にメインストーリー第2部に登場することが発表されている。
エアグルーヴ・エアシャカールに次ぐ3人目の「エア」冠名のウマ娘となり、またデアリングハート共々地味にウマ娘初の「サンデーサイレンス産駒の牝馬のウマ娘」にもあたる。
誠実・堅実を是とする一方、殻を破ったり突き抜けたい、といった大きく打って出たいと願うもののいつも小さくまとまりがち。
史実の母馬と同じように母はトリプルティアラ3戦全てで入着しており、その娘たる自分が勝利することで、母の託してくれた"未来"の素晴らしさを示したいと考えている。
デアリングハート - Daring Heart
- CV:希水しお
- モデル:デアリングハート(2002年3月9日~ ♀)
デアリングハート!手が上がりました、鞍上の藤田伸二騎手!
GⅠ勝利こそ叶わなかったがクイーンSや府中牝馬S連覇など重賞3勝を挙げ、繁殖としてはデアリングタクトの母母にあたる競走馬がモチーフ。
社台RHを馬主とする競走馬がウマ娘になったのはネオユニヴァース以来2人目となる。
2024年2月4日のウマ娘5th公演にて登場が発表され、同時にメインストーリー第2部に登場することが発表されている。
アメリカ育ちなリーダー気質のある目立ちたがり屋で、自己肯定感が非常に高いが、それ故に自身の弱みは他人に見せたがらない。
強いハートを武器に、トリプルティアラのクイーンを目指している。
ウマ娘ではアメリカ育ちとされているが、実馬の生まれは日本の社台ファームだったりする。
ただ両親はいずれもアメリカ生まれで、近親にもアメリカでの活躍馬がいる血統なので、それらが翻案された結果と考えるのが妥当か。
なお現役最晩年はダート路線に転向し、勝利こそできなかったものの3戦中2戦で馬券圏内入りと意外にも好走していたりする。もしかするとこれを踏まえてダート適性が高く設定されるかも?
2003年生 / 06世代
05年クラシック世代と07年クラシック世代に挟まれ若干地味なものの、牡牝ともに二冠馬を輩出し、繁殖も含め各所で高い成果を見せた世代。この年から2つ目の古馬牝馬GⅠヴィクトリアマイルが新設されている。
当初実装されていたのは1頭だけだったが、3.5周年を迎えた時ようやく、そして突然同期が実装される事となった。
カワカミプリンセス - Kawakami Princess
- CV:高橋花林
- モデル:カワカミプリンセス(2003年6月5日~2023年9月11日 ♀)
プリンセス・ストーリー
怒涛の5連勝で二冠牝馬の栄光を掴んだ後、降着沙汰を引き起こしそれ以降勝ちに恵まれなくなる極端な馬生を送った牝馬がモチーフ。
「猛馬に注意」とまで書かれていた大変な暴れ馬であったことからか、女児アニメヒロインのような「プリンセス」に憧れて正義を志すがウマ娘の溢れるパワーを抑えられない暴走娘。
後に母父として猛威を振るうことになるキングヘイロー産駒の筆頭でもあり、キングとの絡みも多い。
引退後は生まれ故郷の三石川上牧場で繫殖入りし、目立った成績こそ残せなかったものの繫殖引退後も当牧場で余生を送っていたが、2023年9月12日、前日の11日に起立不能となり死去したことが発表された。
ウマ娘のアプリリリース後に没した競走馬としては6頭目となる。
フサイチパンドラ - Fusaichi Pandora
- CV:佳原萌枝
- モデル:フサイチパンドラ(2003年2月27日~2017年10月28日 ♀)
SS最後の大物
サンデーサイレンス産駒の牝馬として最後となるGⅠ勝利で父に産駒全世代でのGⅠ馬輩出という大記録を捧げ、翌年の札幌記念でも馬インフルエンザ罹患と感染拡大によるレース一週延期を乗り越え勝利。母親としては自身の没後にデビューした九冠馬アーモンドアイを送り出した06エリザベス女王杯勝ち馬がモチーフ。
「フサイチ」冠(故・関口房朗氏所有)の馬からは初登場となる。
2024年9月20日に実装されたメインストーリー2章中編にて前触れもなく突然登場し(公式サイトでの発表と声優判明は2024年9月27日のぱかライブより)、プレイヤーたちを驚かせた。
またメインストーリー2部の最後が2020年ジャパンカップと言うのが示唆されており、上記のアーモンドアイの参戦も期待されていたが4周年にしてめでたく実現と相成った。ちなみに
母と子が実名で参戦したのはこの2人が初めてとなる。
これに続き、アーモンドアイの父である
カレンチャンの追っかけ龍王にも参戦の期待がかかっている。
カワカミプリンセスにとってようやく来た同期…なのだが、その一方で史実では先述の降着騒動の当事者の1頭(カワカミプリンセスの降着でGⅠ勝利)でもあり、その辺りがどのように描かれるのか気がかりとなっているユーザーも少なくないようだ。
2004年生 / 07世代
史上3頭目のダービー牝馬等、牝馬の活躍が目立った世代。
実装されている馬も3周年までは全員牝馬だった。
誰も行かない道を行け、茨の中に答えがある。
64年ぶり3頭目となるダービー牝馬にして、史上初の牝馬による芝GⅠ7勝及び父娘ダービー制覇を成し遂げた女傑がモチーフ。
その挑戦的な経歴からか、型破りでカッコいいことを追い求めるワイルド系ボーイッシュ娘。「息子よ……」「ウワーッ! ウマ娘でも史実でも俺は女だよ!」
明日も、緋色の風が吹く。
ウオッカ最大のライバルにして、「アンカツ」こと笠松競馬出身のベテラン・安藤勝己と共に37年ぶりの牝馬による有馬記念制覇を達成した女傑がモチーフ。
超絶安定した戦績からか表の顔は優等生、素は勝ち気な古式ゆかしいツンデレ娘。牝馬にあるまじきムキムキボディを反映したでっか……ふっと……なところも代名詞。
決意
ウオッカ・ダイワスカーレットと共に07世代牝馬の「3強」と並び称され、その期待に応えるように3歳でスプリンターズSを勝ち短距離女王の座に輝くも、翌年大腸炎を発症し僅か4歳で逝った悲運のスプリントレディがモチーフ。
誰かに覚えてもらうことに拘り、フラッと消えてしまいそうな儚さのあるふわふわモチーフ馬の馬体からボディもふわふわ娘。
- CV:西連寺亜希
- モデル:フリオーソ(2004年5月1日~ ♂)
やはり強かった昨年のダート2歳チャンプは物が違うか!
GⅠ級6勝・地方所属馬の獲得賞金最多記録保持者で07世代のダート最強馬ながらも、上世代と下世代の中央ダート馬に強豪が多すぎてGⅠ級競走17連対・GⅠ級2着11回という最多珍記録も残す「船橋の雄」がモチーフ。
中でも2007年に記録したジャパンダートダービーのレコードは2023年の同競走廃止まで保持し続けていた。
ちなみに3歳春期には中央芝遠征にも挑戦するも、2戦やって完敗だったためJDDへと向かったのは内緒。
地方競馬(大井競馬)出身のJRAの名手・戸崎圭太騎手の、地方競馬時代の代表的持ち馬でもある(2008年より主戦)。
2024年2月22日放送の3周年記念ぱかライブで発表。JRA所属経験のない地方所属馬としてはハルウララ以来2頭目、同世代の牡馬及びダーレー・ジャパン・ファーム(ゴドルフィン)の所有馬としては初の実装となった。
史実での出自を汲んでか、打倒中央を目指す船橋トレセン学園からの留学生という設定になっている。
ちなみにフリオーソの時期はまだダーレーが中央競馬の馬主資格を所有していなかったためか、勝負服は戸崎圭太騎手の地方版個人勝負服を元にしたものとなっている。
なお、正式登場前にワンダーアキュートのシナリオで下記エスポワールシチー・トランセンド共々存在だけは仄めかされていた。
苦闘の果てに辿り着いた再びの頂点
GⅠ・3勝を含む重賞7勝という成績でもって「ステマ配合」の有用さを知らしめた09年最優秀4歳以上牡馬にして、
主戦騎手ですら怖気づくほどの超荒い気性でも知られた「夢のような旅路」がモチーフ。
全弟は先行してウマ娘に登場した「金色の暴君」
オルフェーヴルであり、ウマ娘でもやはり姉妹関係であると同時に全兄弟が共に実名ウマ娘化した初の例となった。
史実で小柄な馬体だったことを反映してか、
144cmという低身長となっており妹とは21cmもの差がある。
十分小さいのにこれでも下が結構いるから不思議。
気性難にはとても見えない、理知的で物腰丁寧な優等生だが、
その徹底した穏やかさに時々「裏」がちらついて怖いというのが気性難要素の反映なのではと言われている。
2024年6月24日放送の「ぱかライブ Vol.42」にて実装が発表。
「担当するウマ娘の名前を伏せて吉岡氏が番組に出演」という大物の登場を予感させる演出で期待が高まる中、26日から開始するガチャに実装される育成ウマ娘として名前が解禁。二重のサプライズでトレーナーたちは沸き立った。
また、これによってそうそう破られまいと思われていた、トランセンドによる実装から育成までの日数レコード「19日」が早速かつ大幅に更新される事態となった。
2005年生 / 08世代
ダート馬であるスマートファルコンとエスポワールシチーを代表とする世代。
砂では無類の強さを発揮する二頭が活躍したが、ウマ娘では芝路線の方はほとんど語られていない。
それもそのはずで、上と下の世代に挟まれ芝の古馬GⅠ制覇は3勝のみとかなり厳しい結果に終わっている。
ダートグレード戦線で独裁政権を構築
武豊と共に常軌を逸したスピードの逃げで交流重賞戦線を席巻した「砂のサイレンススズカ」がモチーフ。
「ドサ回り」と揶揄された戦歴からなのか、新たなアイドル定義「ウマドル」を自称する筋金入りのアイドル。
アイドル要素を若干内包している本作において、むしろそっちに振っているという異彩の持ち主。
エスポワールシチー - Espoir City
- CV:亜咲花
- モデル:エスポワールシチー(2005年4月22日~ ♂)
希望と決意
GⅠ級競走を合計9勝した2009・10年最優秀ダートホースがモチーフ。
2024年2月22日放送の3周年記念ぱかライブで発表。
反抗心全開のギャル。自分の強さを示すために努力しているが、強気な時に限ってよくコケてしまうらしい。
ちなみに上述したワンダーアキュートのシナリオの他に、タップダンスシチーのシナリオにおいても同馬主(友駿ホースクラブ)繋がりで存在が示唆されていた。
なお、中の人の
本業はアニソン歌手で、声優兼業ですらなかった。
『
ゆるキャン△』等の主題歌を歌う一方、競馬歴30年の父親とウマ娘の影響で競馬を始め、
エフフォーリアと横山武史のペアに捧げる歌を作成し、披露するまでに脳を焼かれる。
2023年からは川崎競馬配信にもレギュラー出演。2023年7月には川崎競馬で冠レース「亜咲花が川崎に花をさかせま賞」まで開催。
そして
ウマ娘出演を志して声優を目指し、声優としての初仕事として本当にその座を勝ち取って今に至る。
出演にあたり、ゲスト出演した佐賀競馬配信のMCを務めていたモチーフ馬の主戦騎手・佐藤哲三もコメントを寄せている。ウマ娘出演後に関係者と対談したりするケースは色々あるが、
それ以前に会ってたのは珍しい。
2006年生 / 09世代
この世代の芝はブエナビスタ一強であり、ブエナビスタ世代と言われる。
が、当のブエナが長らくウマ娘化していなかったこともあり、トーセンジョーダンやナカヤマフェスタのシナリオでは世代そのものよりその競走馬が残した記録についてを中心に描かれていた。
2024年6月にようやくブエナビスタも参戦し、この世代の描写が増えることが期待されている。
ダートにおいてはワンダーアキュート・トランセンドが参戦。ダート馬は活躍が長いこともあって幅の広い交友が描かれている。
そして極限へ
脆い爪に悩まされながらも、父ジャングルポケットが参戦機会を逃した大舞台に挑み不屈の心で日本レコードを叩き出した2011年天皇賞(秋)馬がモチーフ。
「爪が弱い」からの連想なのか、ネイル大好きのおバカ系ギャル娘。爪が弱い設定自体もある。
ナカヤマフェスタ - Nakayama Festa
ロンシャンで見せた日本産馬の底力
大先輩エルコンドルパサーの後を追うように蛯名正義と共に凱旋門賞に挑み、日本調教馬としてその夢まで最も近づいた(アタマ差)11年ぶりの関東所属の宝塚記念馬がモチーフ。
親父譲りの絶望的気性難からくる低迷、そこから一発逆転で日本競馬の悲願に最も近づいたというキャリアから、やたらに老成した根っからのギャンブラー娘。
勝ったのは7番ワンダーアキュート和田竜二!7番ワンダーアキュート勝ちました!
群雄割拠のダート戦国時代のシルコレ・ブロコレ馬がモチーフ。GⅠ級レースを3勝しており、特に2015年かしわ記念は史上初の9歳馬による平地GⅠ級レース制覇を達成したことでも知られる。
そんな記録を反映した、一言で言うと「おばあちゃんみたい」と言わざるを得ない少女。
また、“オペラオーお気に入りのリュック”和田竜二のお手馬であり、彼にオペラオー以来11年ぶりのGⅠ級勝利を与えた馬としても知られる。
- CV:塚田悠衣
- モデル:トランセンド(2006年3月9日~ ♂)
前へ行け
GⅠ・Jpn1を合計4勝し、ドバイWC2着という記録も残した2011年最優秀ダートホースがモチーフ。
2024年2月22日放送の3周年記念ぱかライブで発表。
赤い眼鏡がトレードマーク。最新ガジェットが好きなのだが、これは新設重賞を2勝(レパードS・みやこS)していることと、台湾のメモリ製品メーカー・トランセンドと名前が同じことを掛けたと思われる。
そのせいか、発表時にはトランセンド日本法人の公式Xにネタにされている。そしてX担当が引きに行ったら天井まで連れて行かれた
同年3月12日に育成
PC、もといプレイアブルキャラとして実装。発表から育成実装までの期間は
僅か19日と、これまでの最速だったネオユニヴァース(57日)にトリプルスコアを付ける爆速実装となった…が、前述のとおり
ドリームジャーニーが
発表後わずか39時間で実装と差し切ってしまった。
また本馬の史実を描く上で避けて通れない
3・11をストーリー上の重要ポイントとして描いているため、公式からその旨に関しての告知がなされている。
多分だからこそ3月12日実装=3月11日に予告が出るこのタイミングでどうしても出したかったのだと思われる
ブエナビスタ - Buena Vista
- CV:和泉風花
- モデル:ブエナビスタ(2006年3月14日~ ♀)
まだ見ぬ絶景を求めて。
名牝
ビワハイジを母として兄2頭と弟1頭・妹2頭が重賞馬(内GⅠ馬一頭)という破格の血筋を持ち、シーザリオと並ぶ
スペシャルウィークの牝馬代表産駒として牝馬二冠を含むGⅠ競走6勝を挙げて当時の競馬界を盛り上げた名馬がモチーフ。
そして斜行などやらかしのせいで6勝「しか」できなかったとも……
スペの娘ということで期待されながらも、
強敵や
予想外により勝ち負けを繰り返したところからもファンが多く、実装を望む声も多かった。
そしてグランプリ制覇に縁がないのもスペ似である。
2024年6月24日放送の「ぱかライブ Vol.42」にて発表。
なお、AnimeJapan2016においてブエナビスタと思わしきウマ娘のイラストが発表されていた&ナカヤマフェスタのサポートカードにて彼女らしきウマ娘の後ろ姿があった(
こちらを参照)が、そちらからはデザイン及びCVが変更されている。
2007年生 / 10世代
素質の早咲きと良血揃いから一時は史上最強世代と目されるも、シニア以降上からは二冠牝馬ブエナビスタ、下からは三冠馬オルフェーヴルと
三冠牝馬ジェンティルドンナに挟まれ苦しい戦いを強いられた世代。
苦しい戦いであると同時にタレント揃いだった為かシナリオでは親や近親馬による代役や匂わせが多くわかる人はニヤりとさせられる事請け合い。
ちなみにこの世代でも三冠牝馬(アパパネ)が誕生しているが、今の所ウマ娘関連で対戦経験があるのが(長期間にわたって不在だった)ブエナビスタだけで、先に牝馬でウマ娘となったカレンチャンがスプリント専門であったこともあってほとんど言及されていない。
閃光の剣士
一瞬の切れ味は凄まじいものの、本当に一瞬しか続かないのが悩みの2010年日本ダービー馬がモチーフ。
管理した藤原英昭調教師からは「アイアンホース」と称されるなど漆黒のたくましく美しい馬体であり、ファンが多い馬でもあった。
パドックでその馬体に騙される馬券師も多く、馬体詐欺とも評された
また2012年天皇賞(秋)で、騎乗した
ミルコ・デムーロが貴賓室付近で一旦下馬して天皇・皇后両陛下(現在の上皇・上皇后御夫妻)に最敬礼したシーンも有名。
日本では珍しいドイツ系の血統(実際には内国産馬)で、その要素が色濃く反映されたドイツ生まれでいわゆる典型的ドイツ人らしい超几帳面娘。
美しい馬体も正しく反映されている
カレンチャン - Curren Chan
- CV:篠原侑
- モデル:カレンチャン(2007年3月31日~ ♀)
自信、ゆるぎなく
可憐な名前とは裏腹の快速を誇った"閃光乙女"がモチーフ。
ウマ娘では可憐な名前通り、生まれついてのカワイさを磨き徹底し続ける、全世界にカワイイを振りまく超人気ウマスタグラマーでもあるカワイイカレンチャン。
2008年生 / 11世代
7頭目の三冠馬
オルフェーヴルと短距離・マイルのエース
ロードカナロアのGⅠ6勝馬二頭を有し、同時に
ディープインパクト産駒・
ハーツクライ産駒もデビューし始めた世代。権利的な事情によるゴタゴタもあったと見なされており、サービスイン時にはこの世代も1名も参戦していなかった。
そして迎えた3周年を期に登場したのはウイン軍団から初の参戦、そしてやはりというか、かの激情暴君にして、先述したデュランダルにも比肩するikze最高の相棒であった。
黄金色の芸術
2009年の春秋グランプリ制覇を成し遂げた"
夢の旅路"を全兄に持ち、その卓越した実力から人によっては日本競馬史上最強馬に推されることもある一方、
ゴルシが可愛く見えるほどの荒れ狂う気性難を持ち合わせたことから
「金色の暴君」「激情の三冠馬」の異名を持つ7代目三冠馬がモチーフ。
アニメ3期3話においてはゴールドシップの口から"暴君"の別名で初言及。同話内では、トゥインクル・シリーズを去るゴルシがドリームトロフィーリーグでの対決を誓う相手としてジェンティルドンナとともに名前が明言された。
2024年2月22日放送の3周年記念ぱかライブにて発表されたほか、同時に公開された新キービジュアルにも堂々登場。
「レース界の王」「ターフは我が領土、三冠は元より我がもの」を名乗って憚らない暴君。
その圧倒的な実力とカリスマ性に惹かれ魅了された生徒が臣下の如く常に侍っているらしい。
また、本作における実名のウマ娘にはこれまで比較的キャリアの浅い声優の起用が多かった中、すでにベテランとしての地位を確立しつつある
日笠陽子氏がCVに起用されたことも驚きを以て迎え入れられた。
なお、AnimeJapan2016においてオルフェーヴルと思わしきウマ娘のイラストが発表されていた(
こちらを参照)が、そちらからはデザインが大きく変更されている。
こちらもスイープトウショウ同様、某YouTuber芸人が動画において池添騎手ご本人にガチャを回させた上即完凸までさせていた
- CV:月城日花
- モデル:ウインバリアシオン(2008年4月10日~ ♂)
ウインバリアシオンが狙っている!ウインバリアシオンが逆転を狙っている!
ハーツクライ産駒の初重賞ウィナーとなるも、
オルフェーヴル相手に3回連続GⅠ2着を含むGⅠ2着4回を記録した
オルフェの追っかけシルバーコレクターがモチーフ。
2024年2月22日放送の3周年記念ぱかライブにて発表されたほか、同時に公開された新キービジュアルにも登場。
「ウイン」冠名を使用するクラブ「ウインレーシングクラブ」からは初登場となる。
健気でひたむきスポ根ウマ娘。勝利を追い求める強い気持ちはあるが、失敗すれば人並みに落ち込むこともある。
しかし何度挫けようとも立ち上がる芯の強さもあり、いつかは物語を輝かせる主役を目指して日々努力中。
1つ上に
牡馬三冠馬がいながらも、三冠牝馬と二冠馬を筆頭にそれぞれが自分の得意分野で暴れ回り、海外でも結果を残したり、時に一堂に会して派手にやり合ったり
、たまに信じられない負け方を決めたりした、
一筋縄ではいかない超個性派揃いの強豪世代。
長らく【ゴールドシップのみ→路線が違うため史実での対戦経験が無い二頭のみ】という状態が続いていたが、アニメ第3期でヴィルシーナが、そして
ジェンティルドンナ(当初は名前のみ→2024年2月に発表)が、4周年を迎える直前の2025年2月23日にはフェノーメノが参戦した。
ゴールドシップが立ち上がった!おおっと立ち上がったゴールドシップ!出ない出ない!6万大観衆からどよめき!ゴールドシップがゲートを出ませんでした!
黄金の航路
圧倒的なパワーとスタミナ、タフネスで4年にわたって競馬界を席巻し、クラシック二冠及び史上初の宝塚記念2連覇を含む芝GⅠ競走6勝を挙げた「日高の白い悪魔」こと白い不沈艦がモチーフ。
モチーフとなったゴールドシップ号が芦毛の雄大な馬体の持ち主だったことを反映して非常に麗しい外見の持ち主だが、
実態は不条理な言動を繰り返す作中トップクラスのぶっ飛びウマ娘。
ついでになぜか登場するウマ娘のうち唯一学年も不明だった(後に実装されたジェンティルドンナの育成イベントで高等部と判明)。
ゴールドシップ号も奇行で知られた稀代の癖馬で、これでも本家の方がぶっ飛んでると言われるのもお約束。
余談だが、Youtubeの「ウマ娘」用チャンネル「ぱかチューブ」で
VTuberとして活躍したりしなかったり。本人は「宣伝担当」を自称している。
アプリがリリース延期を繰り返した期間を繋いできた功労バで、実はVTuberとしては古参だったりする(
にじさんじ一期生とほぼ同時期)。
旅路
東京大賞典2連覇や川崎記念3連覇など、史上初のGⅠ級競走10勝を達成した14年最優秀ダート馬である「苫小牧観光大使」がモチーフ。
苫小牧出身のロコドルウマ娘であり、根は生真面目でアイドルっぽさとは遠い反面、普段は標準語で喋ってるのにわざわざ北海道弁を取り入れるなど真面目にアイドルとしてのキャラ作りを頑張っている。
ヴィルシーナ - Verxina
- CV:奥野香耶
- モチーフ:ヴィルシーナ(2009年3月5日~ ♀)
ここだけは
牝馬三冠路線は全て
三冠牝馬の2着と涙を呑み、古馬になってGⅠ制覇を果たすもその後1年に渡り不調に苦しめられ続けたが、
史上初の偉業と共に見事復活を果たしてみせた2013・14年ヴィクトリアM勝利馬がモチーフ。
ウマ娘では全妹ヴィブロスと共に初の「青毛」の持ち主でもある。
その名の通り「頂点」の座こそ自分に相応しいと豪語し、女王たらんとする勝ち気なウマ娘。
シュヴァルグラン・ヴィブロスら三姉妹の長姉で、妹たちの良き見本となるよう努めている。
本人に才能は十分あるが、「2」という数字に呪われているのか勝ちきれない苦労人でもある。
2023年10月より放映のアニメ第3期に登場。OP映像にも映っており、アニメ本編でもちょくちょく姿だけは見せていたが、11月16日放送の第7話において初めてセリフ付きでの登場となった。
同時発表だった妹のヴィブロスがスピード実装だったこと、僅差とはいえ後に発表された最大のライバルであるジェンティルドンナにも育成実装を先越されてしまったことなども合わせ、ガチャ更新のたびにSNSでトレンド入りする新たなタマモクロス枠にもなりつつある。果たして彼女の実装はいつになるのか…
貴婦人の進撃
史上初のジャパンカップ2連覇を含むGⅠ競走7勝を挙げて
顕彰馬にも選出された、ディープインパクト産駒最高傑作の一頭と名高い4代目
三冠牝馬にして、
ヴィルシーナやゴールドシップ、オルフェーヴルらとのエピソードに事欠かない
ゴリラ"
鬼貴婦人"がモチーフ。
名前の由来はイタリア語で貴婦人の意味から。
強さこそ正義で自他ともに一切の甘さを見せない実力至上主義者
…だが、かなり突き抜けた怪力の持ち主。
フェノーメノ - Fenomeno
- CV:日比優理香
- モデル:フェノーメノ(2009年4月20日~ ♂)
長槍の主
ステイゴールド産駒にして、メジロマックイーン・テイエムオペラオー以来3頭目の天皇賞(春)連覇を果たした「漆黒の怪物」がモチーフ。
ちなみに管理調教師である戸田博文氏から付けられたニックネームは「マメちん」で戸田氏が「マ〜メちん♪」と呼ぶと「ヒヒ〜ン」と応える様子が映像に残っている。
風紀委員会に所属しており、日々のパトロールやボランティアに精を出す頼れるお巡りさん……なのだが、鋭すぎる眼光と威圧感で子供たちからは怖がられてしまっているらしい。
元ネタは、本馬は種牡馬を引退し現在は生まれ故郷の追分ファームでリードホースとして活動しており、新しい当歳馬と顔合わせをする度にその黒く大柄な馬体故に怖がられてしまうという話からか。
組長先生かな?
アプリ4周年で発表されたウマ娘だが、他6人は後述する18・19世代の牝馬でガチガチに固まっており、その中に混じった
見た目からして異彩を放っているうえにまさかの選出に驚きの声も多かった。
2010年生 / 13世代
現状ではダート馬であるコパノリッキーのみ登場。
芝ではシンボリクリスエスとシーザリオの仔の菊花賞馬エピファネイアやダービー馬キズナなどが現在種牡馬として活躍しており、ウマ娘から競馬を知ったファンからでも知名度が高いのではないだろうか。
コパノリッキー - Copano Rickey
最低人気から成り上がったダート王
2014年フェブラリーステークスで最低人気から
単勝25,750円という大金星を挙げた後、ワンダーアキュート・ホッコータルマエら先輩ダート馬と戦い日本調教馬史上最多の
GⅠ級競走11勝を成し遂げたダート王がモチーフ。風水で有名な建築家・「Dr.コパ」こと小林祥晃氏が馬主を務めることやキタサンブラックと同じ出身牧場である事でも知られる。
4thイベント横浜公演1日目が開催された2022年5月4日に初登場。直後GⅠ記念イラストとして勝ち鞍「かしわ記念」が初採用され登場している。
コパ氏の誕生日だった為「リッキーからの誕生日プレゼント」としてコパ氏本人はXでとても嬉しそうにしていた。
2022年7月27日のぱかライブTVでは詳細とCVも公表。風水パワーで相手を幸せにしようと、トレーニングやレースにも風水を取り入れているラッキーガール。
そして発表から3ヶ月ちょっと経った8月19日に地方ダートレース追加と同時に育成実装。発表から育成実装までメジロブライトを抜く(当時)最速での育成ウマ娘となった。
2011年生 / 14世代
障害競走の絶対王者(母父シンボリクリスエス)やマイル・中距離の王者モーリス(父父グラスワンダー)等を輩出した世代。
しかし初めての実装組は、
その2者両方と対戦経験がある意外な馬だった。
- CV:MAKIKO
- モデル:サウンズオブアース(2011年4月12日~2023年2月13日 ♂)
勝てないからこそ、愛された
2勝クラスの身ながらGⅠ含む重賞でたびたび2着に入ることでOPクラスまで登りつめ、しかしそれでも3勝目には届かなかった「シルバーコレクター」にして、
ネオユニヴァース産駒歴代獲得賞金第2位かつ重賞未勝利馬獲得賞金第1位の記録を持つ「最強の2勝馬」がモチーフ。
古馬戦線で度々競ったキタサンブラックメインのアニメ第3期放送に合わせ、2023年8月22日「ぱかライブVol.32 2.5周年記念、ハッピーサマーフェス!」にて発表。
吉田照哉氏の個人所有馬、及び中央競馬における重賞未勝利馬からは初の実装となった。
自分の名前(『地球の音』)と母の名前「ファーストバイオリン」から、発言にて音楽用語を多数用いる情熱的な音楽家キャラとなっている。そしてリアルでの最後の勝ち鞍「はなみずき賞」(条件戦)からハナミズキ好きでもある。
でもアニメ3期だと持ってるバイオリンは音楽プレーヤーが仕込まれておりやってるのはエアバイオリン
なおモデル馬は引退後アグネスタキオン号の息子達やゼンノロブロイ号の息子がいる
北海道の乗馬クラブで余生を過ごしていたのだが、ウマ娘への参戦が発表される4ヶ月前に大腸炎を発症、12歳(満11歳)の若さで急死した。
2012年生 / 15世代
アニメ3期でキタサンブラックを主人公に描かれた世代。
現在の競馬界においても種牡馬としてしのぎを削っており、彼ら、彼女らの走りはまだまだ続いていると言える。
そして、みんなの愛馬になった。
歌手・北島三郎氏の個人マネージメント事務所が法人馬主で、テイエムオペラオーが持っていた総獲得賞金JRA最高記録を更新した七冠馬がモチーフ。
デビュー前に馬体が大きくなったことから活躍が不安視されたが、結果は大きな故障することなく引退まで走り続けGⅠを7勝するなど大活躍であった。
2020年に引退したアーモンドアイ、次いで2023年に引退した
自身の初年度産駒である
「無双の閃光」イクイノックスに、更に24年にはオルフェーヴル産駒「怠惰な労働者」
ウシュバテソーロにも総額記録は更新されたが、国内戦のみの記録は未だ最高額である。
種牡馬としても先出のイクイノックスを始めとして芝・ダート、更には障害競走でも重賞馬を輩出するなど、名種牡馬としての道を歩み出している。
サトノクラウン - Satono Crown
クラシック無冠からはい上がった世界的良血馬
クラシック無冠ながらも2度の金星を挙げた、重馬場巧者の持込馬がモチーフ。
ドゥラメンテとは同期・同厩舎で頻繁に併せ馬をする調教師公認でライバル扱いされていた。
ライバルがデビューから芳しくなかったのとは逆に3連勝するなど絶好調だったが、ライバルが皐月・ダービーでGⅠを獲得する中自身はGⅠで勝てず、
サトノ初GⅠ獲得は1歳下のダイヤに獲られてしまったうえにライバルも故障で引退してしまった。
しかし同年の香港ヴァーズを制すると翌年宝塚記念も制し、ドゥラメンテが引退後世代筆頭になったキタサンブラックにGⅠで初めて勝利した。
しかしその後は勝ち星に恵まれず引退、種牡馬入りしており2022年から産駒がデビュー。全姉にスプリンターがいるためか芝短距離で高い勝ち上がり率を見せている。
2023年には初年度産駒
タスティエーラが弥生賞を勝利したことで初重賞制覇、更に父子で弥生賞勝利、そして皐月賞2着を挟んだ後
初年度産駒でいきなりダービーを制覇。
完璧とも言えるスタートダッシュを決め、今後の産駒の活躍が期待される。
豪州の名手とともに突き破ったG1の壁
約5年間にも及ぶ長い現役期間の中で善戦が多かったが、安定した成績を残しGⅠ1勝馬としては最多の11億円以上の賞金を稼いだ「偉大な馬」がモチーフ。
ちなみにシュヴァルグランの馬主である「大魔神」こと佐々木主浩氏はシュヴァルグランの母ハルーワスウィートの大ファンで彼女の産駒は
全て佐々木氏が所有している。
佐々木氏は初仔がセリに出された当時馬主になったばかりだったが、彼女の産駒は是が非でも落札すると意気込んでおりそれを実行した結果
ノーザンファーム代表の吉田勝己氏も余りの熱意に「これだけ好かれちゃしょうがない」と半ば呆れ気味に彼に売っているという。
なお産駒成績は2番目の仔ヴィルシーナがあの三冠牝馬
ジェンティルドンナがいたこともありクラシック三冠は全て2着だったもののヴィクトリアマイルを連覇。
5番目の仔ヴィブロスも秋華賞・ドバイターフのGⅠ競走2勝を挙げるなど全産駒8頭中3頭がGⅠホースと繁殖牝馬としてはこれ以上ない素晴らしい成績を収めている。
- CV:秋奈
- モデル:ドゥラメンテ(2012年3月22日~2021年8月31日 ♂)
果てなき物語
皐月賞・日本ダービーのクラシック2冠を達成し、生涯9戦完全連対。ケガで引退を余儀なくされるも種牡馬として初年度から
菊花賞馬を、そして3世代目から
三冠牝馬を輩出するなど顕著な実績を残したが、
5世代を残しわずか9年で病によりこの世を去った「気鋭の勇将」がモチーフ。
サンデーレーシング初のウマ娘となる。
その良血ぶりが反映された、生粋のアスリート一族の生まれであり、その生まれにかまけることなく真面目かつストイックに己を鍛え上げるウマ娘…だが、内側のメンタルは意外と年相応。
2013年生 / 16世代
ウマ娘においてはキタサンブラックと対の存在として描かれるサトノダイヤモンドなどを擁する世代。
クラシックは盛り上がり、障害競走でも秋春GⅠ制覇馬を出したものの、古馬では牝馬春クラシック組の早期離脱や牡馬クラシック組の低迷等で微妙に地味な世代にもなってしまった。
十冠に輝きを添えたダイヤモンド
2016年、クリストフ・ルメールの菊花賞初勝利、サトノ軍団の初GⅠ獲得に貢献し、同年有馬記念も制した馬がモチーフ。
ちなみに引退したのが2018年の年末なので、実はアニメ1期の時点ではギリギリ現役だった。
同期のダービー馬とエアメサイアの息子はダイヤがウマ娘化された後の2022年秋まで現役だったけどな!
サトノ軍団(=セガサミーホールディングスの会長所有)という出自、様々な"初"を達成した競争馬生からか、ジンクス破りを趣味とする箱入りお嬢様。
- CV:伊藤彩沙
- モデル:ヴィブロス(2013年4月9日~ ♀)
ヴィブロスヴィブロス
航海の先に立てた実力の証
ヴィルシーナの全妹・シュヴァルグランの半妹で、秋華賞とドバイターフを制し、また海外4戦では連対を外さなかった「ドバイマイスター」がモチーフ。
ウマ娘では彼女ら2人の末っ子、「おねがい」したら誰も断れない甘え上手の小悪魔娘で、ドバイでセレブになることを夢見ている。
2015年生 / 18世代
日本ダービーで
福永家の悲願が達成され、牝馬路線をフサイチパンドラの娘にして後に九冠を達成する女傑・アーモンドアイが席巻した世代。
一方ジュニア・クラシック期勝利牡馬の多くが古馬期に低迷・脱落していったものの、他にも芝王道路線ではオルフェーヴルの第一世代産駒ラッキーライラック(GⅠ四勝)や天皇賞(春)連覇の菊花賞馬フィエールマン、ダートでは東京大賞典4連覇のオメガパフューム等を輩出し、
ビリーヴの息子ジャンダルムが7歳でスプリンターズステークスを制覇した事で
中央GⅠ32勝(未制覇は宝塚記念とフェブラリーステークスのみ)、
JpnⅠ13勝、
海外GⅠ6勝の
世代総計GⅠ51勝を記録している。
そして、ウマ娘のアニメ第1期が放送された年でもある。当年のクラシック馬の参戦に感慨深さをおぼえた人もいるだろう。
ブラストワンピース - Blast Onepiece
- CV:紫月杏朱彩
- モデル:ブラストワンピース(2015年4月2日~ ♂)
3歳馬が勝った!そして池添謙一、グランプリ4勝目!有馬4勝ガッツポーズ!
上世代のマカヒキ・レイデオロ(ダービー馬)・キセキ(菊花賞馬)やこの年に
和田竜二の悲願を達成したミッキーロケット、障害競走の絶対王者オジュウチョウサン、シュヴァルグランにラストランのサトノダイヤモンド・サウンズオブアースら豪華メンバーを抑え、3歳で有馬記念を制したものの、種牡馬入りすることが出来ず乗馬に転身した競走馬がモチーフ。
地味にこの世代では唯一の有馬勝利馬だったのだが、有馬記念を制して種牡馬入りが叶わなかったのは、ブラストワンピースを除くと別レースで予後不良となった
テンポイントのみ。
引退後も人がよく騎乗しているせいか、「ヒトに興味津々で人懐っこいケモノ少女」的なキャラで、またかなり大柄だった事から結構な盛り盛りボディとなっている。
なおシルクレーシング所属馬からは初参戦のウマ娘で、アニメ2期時点でモデルが現役だったウマ娘でもあり、かつ史実ではフジキセキの
曾孫(母母父フジキセキ)にあたる。
アーモンドアイ - Almond Eye
瞳に夢を。
「皇帝の呪い」とまで呼ばれた平地芝GⅠ競走7勝の壁を打ち破り、
前人未到の九冠を為した5代目三冠牝馬がモチーフ。
隔年(2018年・2020年)で2勝したジャパンカップでは2018年に
スーパーレコードを叩き出し、ラストランだった
2020年では
後輩の無敗牡牝三冠馬相手に有終の美を飾ったのは有名。
文武両道、アイドル性抜群とどこを取っても完璧優等生だが、超が9個つくレベルの負けず嫌いの産物らしく、レースから
魚の調理まで、どんなことでも全力で挑んでしまう。
容姿としては馬名の由来ともなった美しい……というか、
輝きを放つ瞳が特徴的。
あくまで名前から来た要素であろうが、奇しくも「アイちゃん」なのもあって某星野さんを交えてネタにされるのは不可避であった。ヤンジャンとも縁のあるコンテンツだし……。
アプリ4周年の看板としてガチャサポカ枠として早速登場し、さらに同時実装の育成シナリオ「The Twinkle Legends」では
条件を満たすと出てくる最終戦の乱入ラスボスとして桁違いのステータスを引っ提げて現れるというサプライズも。
ラッキーライラック - Lucky Lilac
- CV:中島由貴
- モデル:ラッキーライラック(2015年4月3日~ ♀)
2歳女王が蘇る!2歳女王が蘇る!ラッキーライラックだ!ラッキーライラック、復活ー!
オルフェーヴル産駒第1世代にして、牝馬三冠路線では阪神JF勝利後アーモンドアイの後塵を拝し続けるも、エリザベス女王杯連覇を含む京都と阪神でGⅠ競走4勝を挙げた名牝がモチーフ。
お淑やかな関西弁(京言葉)で話すが、これは内心を抑えたものであり、レース中などで感情が昂ってくると「暴君」譲りの激情を見せる。要するに彼女もまたステゴ一族である
なおモチーフ馬は牝馬史上最高馬体重でのGⅠ制覇記録トップ3を占拠している為、人によってはヒシアケボノや同期のブラストワンピース並の盛り盛りボディが想定されていたものの、
ウマ娘における身長は162cmとそれほど大柄ではない。何なら上記アーモンドアイ(163cm)の方が高い。とはいえ、女子中学生としては高身長だが。
また、「個性豊かな面々ばかりのトレセン学園における深刻なツッコミ役不足」という事態に気付いて戦慄する一幕も。
「最初はまともだと思われたキャラクターの変ちくりんな面が徐々に顕わに」というパターンもあるので彼女がどこまで抗えるかも見ものである。
モチーフ馬は「ラララ」とよく略されるが、本作での愛称はより縮めて名前っぽく「ララ」。ただ、大喜利投稿用のペンネームは「ラララのねーちゃん」らしい。やっぱりそういう意味で関西人じゃねーか!
2016年生 / 19世代
牝馬三冠を分け合った馬が史上初めて3頭全て後に古馬GⅠ、それも牡牝混合GⅠを制覇した牝馬の活躍著しい世代。
ウマ娘アプリリリースの時期に彼女らの現役最終年度となる5歳シーズンを迎えているため、ウマ娘を機にリアル競馬に入って活躍ぶりを目にしたという人も少なくないだろう。
- CV:夏目妃菜
- モデル:グランアレグリア(2016年1月24日~ ♀)
美しき、速さ。
史上初の古馬マイルGⅠ完全制覇を果たし、さらに短距離路線では史上初となる獲得賞金10億円を突破した、GⅠ競走6勝の女版タイキシャトルと例えられた快速牝馬がモチーフ。
2020年安田記念でアーモンドアイを撃破した際、芝の塊が池添謙一の顔面を直撃し、右眼下を負傷。試合後のボクサーのような顔面でインタビューを受けていた中、ルメールが氷袋を差し入れしたのが印象的である。
ちなみにタイキシャトルとグランアレグリアは藤沢和雄元調教師が管理していた同厩舎の先輩後輩である。
何かにつけてマイルに絡めたがる癖があり、またモデル馬のラジオの好み?から「ラジオの国会中継でリラックス」などのマイルールがいくつかある様子。
頭バクシン、頭直線に次ぐ頭マイル。まあ今回ばかりは藤沢調教師の某エピソードから当然の結果とも言えるが……
ラヴズオンリーユー - Loves Only You
君だけが、見た世界。
無敗でオークスを制し、日本調教馬初の
ブリーダーズカップ制覇を挙げるなど海外GⅠを3勝した良血馬がモチーフ。
PC版ウマ娘などゲームプラットフォームを手掛ける皆おなじみ
DMM.comを親会社とする一口クラブ「DMMバヌーシー」からは初の参戦。
ファンクラブを運営しており、動画配信などもよく行っているらしい。
モチーフ元は鹿毛なのだが、所属していた矢作芳人厩舎のメンコカラーから鮮やかな紅白カラーの髪色をしている。FANZAのロゴではない
勝負服版のイラストではやはりというか例のハートポーズを決めている。
そして早速判明した同室がクロノジェネシスである事に一部では驚きの声も上がった。
クロノジェネシス - Chrono Genesis
- CV:真名瀬日和
- モデル:クロノジェネシス(2016年3月6日~ ♀)
夢よ、何度でも。
スピードシンボリ・グラスワンダー以来3頭目の、そして牝馬としては初となるグランプリ3連覇、ゴールドシップ以来2頭目の宝塚記念連覇などGⅠ競走4勝を挙げた芦毛のグランプリ牝馬がモチーフ。
控えめな性格だが、「時間・歴史」を想起させるその名前からか「レース史」が大好きで、好きすぎるあまり新聞を広げては独自のメソッドに基づいてレースの勝ちウマ娘をガチ予想したり、毎週のようにデカいカメラを担いでレース場に赴くこともあるらしい。あれ、もしかしてただの競馬ファンの方……?
カレンブーケドール - Curren Bouquetd'or
- CV:小田杏樹
- モデル:カレンブーケドール(2016年4月23日~ ♀)
10番のカレンブーケドール先頭!
周囲があまりにも強すぎたのと、自身の性格がレース向きではなかった(先頭に立つと不安になって譲っちゃう気質らしい)が故に、GⅠ取れてない方がおかしい戦歴の末に重賞未勝利に終わったシルバーコレクターがモチーフ。「カレン」冠からはカレンチャン以来2頭目。
花の世話やガーデニングが趣味で、自分より他者を優先するあまりにも優しすぎる性格のため、個性派揃いの同期では埋もれがちだが、世代を彩るに相応しい高い実力の持ち主。
「花束」を意味するその名前から、勝負服はスカートの内側が彩り豊かな花柄で、逆さに見るとさながら花束という非常に凝ったデザインになっている。
2017年生 / 20世代
無敗三冠馬と無敗三冠牝馬が同一世代に現れた驚愕の世代。
例によって三冠馬だけの世代のように扱われていたが、その風評に逆らうように
遅咲きで輝いた馬も多い。
デアリングタクト - Daring Tact
- CV:羊宮妃那
- モデル:デアリングタクト(2017年4月15日~ ♀)
夢はきっと叶う
新型コロナウイルスのパンデミックに大きく揺れた2020年に史上初の
無敗牝馬三冠を達成し、同年には
GⅠ競走8勝を挙げた先輩三冠牝馬及び同期の無敗三冠馬との直接対決に参戦。
4歳時には繫靭帯炎を患って1年以上の休養を余儀なくされるも、5歳を迎えて復帰後のGⅠ競走2戦でいずれも一桁着順に入り見事に復活を果たして翌年まで走り続けた「不屈の三冠牝馬」がモチーフ(主戦騎手は松山弘平)。
馬主である一口クラブ会員が当馬の桜花賞制覇時に「当たりが入ってるなんて聞いてねえぞ!」と口走ったのは有名
ちなみにモデル馬はスペシャルウィークの
曾孫かつシンボリクリスエス、シーザリオ、デアリングハートの孫にあたる。
彼女の実装でマルゼンスキーは玄孫を通り越して来孫が実装された事になる。
さらにシーザリオやデアリングハートの登場により、
縁者がウマ娘登場済みだけで5頭になった。
メジロラモーヌに続く三冠牝馬をモチーフとしたウマ娘だが、ラモーヌが登場当初から暫く文章上の登場のみだったのに対して、こちらは最初からしっかりビジュアルが描かれている。
また2周年キービジュアルにも登場。中央下、ナリタトップロードとジャングルポケットの間に勝負服姿で描かれている。
メインストーリー最終章後編の一枚絵にて
「物語の最後を締めくくるイラストになんか知らないウマ娘がいる」という形で初登場。
牝馬共通の右耳付け根に三ツ星の耳飾りや勝負服に酷似する
リボンの柄、額に星型の流星などからデアリングタクトが真っ先に有力候補に挙がっていた。
だが、現実的には実装は難しいと考えられていた。というのも、元々クラブ法人が所有する馬がウマ娘として実装された例が少ない上、モチーフ馬の馬主であるノルマンディーサラブレッドレーシング自体が2011年設立と比較的新しいクラブ法人で実装馬は皆無。そのノルマンディーと関わりが深く交渉できそうな岡田牧雄氏の競走馬の実装もない。更にデアリングタクトは同クラブでも指折りの実績の持ち主。
そして何よりも大きな要素として登場当時は
バリバリの現役馬だった。
このような背景から、各種しがらみを無視さえすれば上記の謎ウマ娘の正体の最有力候補ではあったものの、実装の可能性を疑問視する声や「許可を取り付けたのでデザインを先出ししただけで実際の登場はもっと後になるはず」と事情を推測した意見も少なくなかった。
しかし上記ストーリーが公開された翌週の生放送で名前発表が予告され、2022年7月27日の「ぱかライブ Vol.19」で正式にお披露目。史上初の
現役馬のウマ娘登場となった。
公表はマルゼンスキー役の
Lynn氏が行ったが、前もって知らされたらしい時には驚きを隠せず、生放送でも興奮気味に名前の公表を行っていた。
これ以来続報まで間が空くも、2023年9月16日の5thライブ名古屋公演でCVが発表。さらにアニメ第3期・第1話にてチームリギルの新メンバーとしてついにまともに登場。
残念ながらこの直後にモデル馬は繋靱帯炎を再発した為、現役続行を断念し繫殖牝馬となった。
現役馬のプレイアブル実装とはならなかったが、今までの功績への賞賛や労いの言葉とともに、今後展開される彼女の物語への期待が寄せられている。
その一方で前述の通り新型コロナウイルス感染拡大の中で活躍した事から、未だ続く災禍として物語として避け難いであろう「コロナ禍描写」についてどのように向き合うのかという問題は気掛かりな点となっている。現状、東日本大震災については複数回にわたって育成シナリオのエピソードとして描かれているが、コロナ禍描写はかなり特殊で、特にマスク完全着用は表情がわかりづらくなるというリスクが伴う。果たして……?
そしてプロフィールが完全実装されてアプリ内でも本格的に描かれたのは19世代が登場したアプリ4周年から。
これまでは至ってまともな優等生的イメージであったが、大自然の中で育ち、時々山籠りし始め、熊と平気で触れ合うといった大変ワイルドな一面の持ち主であることが発覚。
もっとも、これは幼駒時代に居た岡田スタッドえりも分場の過酷な自然環境、そしてそれに関する岡田牧雄氏の発言に由来し、実馬の方がこれで散々ネタにされていたため、こういうキャラ付けが露わになる可能性を予想する声は少なくなかった。
他にも「この馬も出してほしい」などといった願望を語るファンも非常に多い他、ゲームの配信開始で人気が爆発すると株式会社名古屋競馬のメイケイエール(2024年3月現役引退)、メイタイファームのタイテエム(現役は1971~73年)と所有馬をウマ娘に出して欲しいと公表する
馬主さんも。
引退馬・死去した競走馬だけでなく、現役で活躍している競走馬にウマ娘になっている競走馬の産駒も多いことから、オリジナルで未実装の競走馬のウマ娘を創作する者もいる。
特に絶対実装されるだろこいつが共通認識と化したフォーエバーヤングとかジャスタウェイとか
追記・修正はウマ耳と尻尾がある人がお願いします。
- ↑去年は割とすぐに追記されてたし書いちゃっていいと思う -- (名無しさん) 2025-02-23 16:55:48
- レジェンド勢は「1970年以前」って感じでまとめて記載してもいいかな。 -- (名無しさん) 2025-02-23 17:39:41
- x3↑ネタバレとかという問題じゃないしいいと思う -- (名無しさん) 2025-02-23 18:01:07
- 一週間ルールはウマ娘個人の記事(基本的に育成シナリオ出たら作られるしそれだとモロネタバレだし)だけで、引かなきゃ見れないそれならともかく引かなくても見れるラインのここの説明文ならいいんじゃね? -- (名無しさん) 2025-02-24 00:03:13
- カレンブーケドールがウマ娘化するとはな アースと絡め(命令形) -- (名無しさん) 2025-02-24 07:44:07
- 新ウマ娘については通常通り1週間待ってからの方がいいと思う。公式が情報公開したからといってどこまでがルールに抵触するかが個人の裁量に左右され曖昧な以上、面倒ごとを避けるためにも三月一日以降の追記を提案します -- (名無しさん) 2025-02-24 08:28:11
- ガチャを引かないと見られない個別シナリオならともかく、公式サイトなどで情報が載っている分はルールに引っかからないと思います。 -- (名無しさん) 2025-02-24 10:48:48
- ↑2 去年も同じようなこと言う人がいたけど公式発表自体は問題ないってことになって一週間待たずに掲載されてましたよ -- (名無しさん) 2025-02-24 14:48:45
- 一気にダイヤの世代とタクトの世代の穴が埋まってきたな…なんかガンダムの宇宙世紀やFSSの単行本巻末の年表みたいなことになって来たな… -- (名無しさん) 2025-02-25 01:23:59
- ここまで来たらシンザンも来て欲しいけど…OGか現役かの線引きが難しそうだな -- (名無しさん) 2025-02-25 02:14:05
- ↑2 ダイヤ世代とアイちゃん世代の間に当たる17世代からまだ誰も来てないのがびっくり。なんかやる予定でもあんのかな -- (名無しさん) 2025-02-25 08:00:25
- ジェンティルとオルフェの例はその前にアニメで名前だけ出てたからであるし、今回はそういうのでもないので追記は一週間ルールに抵触するのでは、と思ったんだけど遅かったか。 -- (名無しさん) 2025-02-25 12:37:00
- ↑むしろHPなり公式Xなりで誰でも見れる情報を追記するんだから抵触しないんじゃない? -- (名無しさん) 2025-02-25 12:52:36
- 70年代以前がさっぱり増えないのは自身に加えて周りの馬とかそこらへんの資料が不足してるから個別シナリオ作りにくいってのもあるんだろうな(ルドルフみたいななんともいえないシナリオになりかねんし) -- (名無しさん) 2025-02-25 13:31:26
- ↑3 ジェンティルやオルフェだけじゃない。ハフバのドリジャとかも同じだった -- (名無しさん) 2025-02-25 14:43:15
- 意見が分かれるならなおのことルールに準じるべきでは -- (名無しさん) 2025-02-25 15:07:31
- 最初の2年くらいの実装組はストーリー作り直してもいいかもね -- (名無しさん) 2025-02-25 15:39:02
- 情報が欠けていたハロウィンパール、バレンタインゼファー、バレンタインマーチャンの情報追記と画像追加を完了。ただガチャ運がよろしくなかったのも含めてこれ以降の項目作成や追記には色々手間取りそう。ツヨシ、ウインバリ、オルフェは手元にあるけどバブルは現状ガチの未所持なので持ってる方で誰か項目作れる人いないだろうか… -- (名無しさん) 2025-02-25 21:57:49
- ルールに準じるなら追記しても問題ないということでは。「ネタバレ禁止」のルールなんだから、HPに掲載してる時点でネタバレも何もないし、「「アニメ化決定」などネタバレとは言えない程度の情報についての追記はこのルールには触れず」とも書いてある。 -- (名無しさん) 2025-02-26 00:08:44
- 隠す意味がもうないんだよね。ストーリーとかならともかく、キャラをあれだけ大々的に発表しているのをネタバレ厳禁ですっていうのは流石に無理がある。(サポカとかキャラストーリー、キャラ性能とかガチャ経由の情報はまぁネタバレに引っ掛かりそうではあるが)。だからキャラの追記くらいは問題ないでしょう -- (名無しさん) 2025-02-26 00:14:18
- キャラ紹介だけなら公式サイトにも乗ってるし問題はないんじゃないかな -- (名無しさん) 2025-02-26 17:39:13
- クロノジェネシスってカレンチャン以来の葦毛牝馬モチーフでかつ、ヒシミラクル以来の追加実装された葦毛馬モチーフだってことに気づいた -- (名無しさん) 2025-02-27 18:18:33
- 初期の時点で有名どころだいぶ出ちゃってるから今後も増えるペースはゆっくりだろうね<葦毛 今後出たら面白そうなのはオルフェに勝ったことがありかつ誕生日がウマ娘アプリと同じホエールキャプチャ辺りか -- (名無しさん) 2025-02-27 18:26:30
- ↑13 17世代で出すとすればリスグラシューかキセキが今の所強いか。 -- (名無しさん) 2025-02-27 23:51:21
- パンドラて処女になるのかな? -- (名無しさん) 2025-02-28 13:29:20
- アーモンドアイとやらは名前は名前は聞いたことあるが、他は全く知らんな。まあいつも知らんのだけど。 -- (名無しさん) 2025-03-03 03:20:26
- やたら各所で勘違いされまくってるバローズのデマ載せられとるから消した、バローズ冠が取り扱い拒否してるのはゲーム全般じゃなくてウイポだけ、ダビスタにはバローズ冠いるって訂正何度したかわからん -- (名無しさん) 2025-03-06 03:49:04
- 2025-02-28(金) 13:29:20に投稿されたコメントについて、公式二次創作ガイドラインで明確に禁止されている性的表現を理由として、荒らし報告ページへ通報しました。 -- (potoooooooo) 2025-03-06 19:38:49
- グランの項目を見てわかった、そろそろ全項目に下線での3色目入れないと誰が話してるかわからなくなっちゃうな…(グランの色は距離帯が近いヤエノと被る、ヴィヴロスとヴィルシーナはモロ被り) -- (名無しさん) 2025-03-20 16:07:17
- ↑5 フサイチパンドラはメ○○○だと思う -- (名無しさん) 2025-03-30 12:12:55
最終更新:2025年04月22日 21:09