登録日:2026/09/01 Tue 12:41:00
更新日:2026/09/01 Tue 13:55:47NEW!
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【概要】
それまで横スクロールの2Dシリーズであった「メトロイドシリーズ」から、
サムスからの主観視点で3D世界を冒険する「メトロイドプライムシリーズ」が新たにスタートし、その記念すべき第1作目において初めて遭遇することになる生物。
作中の収集要素であり、
メトロイド版ポケモン図鑑と言っても過言ではない
「ログブック」のクリーチャー項のファーストナンバーを飾る敵キャラクター。
2D作品シリーズにおける
ジーマに相当するポジションといえる。
パラサイト自体の登場作品はそれほど多くはないものの、モーションを流用したモデル替えの敵キャラクターはプライムシリーズに割と登場している。
【概要】
作中世界のあらゆる惑星に生息する小型の
害虫とされている。
環境適応力が非常に高く、過酷な環境であっても
三世代以内には必ず適応できるという。
完全に「メトロイド世界の
黒いアイツ」と考えて間違いない。
単体では臆病な性質である一方、群れを成すと一転して好戦的になり、時には大型の生物であっても集団で襲いかかり、捕食してしまうという。
蛍光色の体液は酸性で有害な毒素が含まれており、多量に浴びると生命に関わる。
外見は長い尾を持つ胴体に、鋭いアゴを備えた頭部、2本の長い腕を持っている。
背中側はトゲの生えた甲殻のように見える一方で、腹部側は柔らかそうに見え、小さな足が数本生えている、まるでエビのような外見。
なお日本版のログブックの分類は「昆虫形態」となっているが、作中の
スペースパイレーツの研究結果の画像を見るに
明らかに内骨格生物であり、外見上の特徴からも
昆虫の定義には当てはまらない。
また、名前が
寄生虫であるにも関わらず、
作中で見せる生態に寄生虫要素は皆無だったりする。
【作中での活躍】
初登場作品。
プロローグのステージである
スペースパイレーツの宇宙船「
フリゲートオルフェオン」にて登場。
サムスがエアロックから船内に進入するやいなや、視界に入るのは
暴走した実験体による阿鼻叫喚の地獄絵図と、犠牲になったパイレーツ隊員の死体、そしてそれに群がっている数匹のパラサイト。
パラサイトはサムスが近づくと逃げ出すが、中には死体を貪るのに夢中になっている奴もちらほら。
ここまでであれば、背景でチョロチョロしているだけのただの虫でしかないが、オルフェオンからの脱出シーケンスが始まると一変。
脱出の際は、円柱状の細長い通路となっている空調ダクト内をひたすら走り抜けることになるのだが、その道中にてダクト内を埋め尽くさんばかりのパラサイトの群れがワラワラと出現する。
ぶつかると受けるダメージは微々たるものだが、視界が蛍光色の粘液でベシャベシャと埋め尽くされるため生理的ダメージは計り知れない。
2026年現在のゲーム作品と比較すればそこまで精巧なグラフィックというわけではないものの、
集合体恐怖症の方や、虫が苦手な方にはキツい光景かもしれない。
現実世界では、船が沈没の危機に陥ると船内に潜んでいたネズミがワラワラと飛び出してくるとは言うが、
メトロイド世界では宇宙船が墜落の危機に陥るとパラサイトが飛び出してくるものなのだろうか。
それにしてもこれだけの数が船内に潜んでいるあたり、スペースパイレーツは日頃の害虫駆除を怠っているようだ。
こういった事情から船内で容易に手に入る実験動物といった側面もあり、スペースパイレーツは惑星ターロンIVで発見した新物質「フェイゾン」の注入実験をパラサイトに対して行なっていた。その結果…?
なお、一番初めに遭遇する敵であると同時に期間限定のスキャン対象でもあり、オルフェオン内でスキャンを逃すとその周では2度とスキャンすることが出来ない。
プライムシリーズにおけるスキャンの重要性を身を以て教えてくれる存在でもあるのだ。
メトロイドプライム ピンボール
ニンテンドーDS作品。
「メトロイドプライム」をモチーフにしたピンボール作品であり、登場するクリーチャーも基本的に原作準拠の姿で登場している。
…のだが、何故かパラサイトのみは原作から大きくかけ離れたビジュアルでの登場となった。
「2本の腕を持つ暗緑色のエビっぽい見た目」から、「明るいベージュ色に茶色の斑点模様の甲羅を持ち、胴体から6本の脚が生えたピクミンに出てきそうな虫っぽい見た目」であり、原作プレイヤーからの感想は満場一致で「誰だお前」。
登場するオルフェオンの背景が暗めのうえ、DSの解像度的にも原作そのままの姿では視認性に問題ありと判断されたりしたのだろうか。
こっちの姿のほうが原作のログブックにおける「昆虫形態」の記載がしっくり来そうではある。でもよく見ると身体の構成的にやっぱり昆虫では無いし、寄生虫要素は皆無
取扱説明書での説明文では「寄生型生物の新種」と記載があり、もしかするとパラサイトの派生種のうちのひとつなのかもしれない。唐突に新キャラ出されても…
登場テーブルは「フリゲートオルフェオン」で、ミニゲーム「パラサイト」を開始させると大群が天井から降ってくる。
攻撃はしてこず、テーブル上をゆっくりと歩き回っているのみ。
全滅に時間をかけてしまうと天井から更に数匹が投下されるため、迅速な行動が要求される。
ミニゲーム難易度は最大でLv3まで存在し、Lvが上がるごとに、パラサイト全滅後に追加で大群が投下される。
制限時間内に全滅させるとミニゲームクリアとなり、アーティファクトまたはスペシャルトークンが手に入る。
ニンテンドー3DS作品である「フェデレーションフォース」にもまさかの再登場。外見も「プライム」と同一。
舞台は
銀河連邦の勢力圏外である
バミューダ系なのだが、そこでも当然のように登場してくるあたり、設定通りに銀河のあらゆる場所に生息しているようだ。
おまけに同地で活動するスペースパイレーツの仕業か、主人公たちが搭乗する巨人型バトルアーマー「メック」に匹敵する体躯にまで
巨大化している。
接触すると体液がこびり付くのも相変わらず。
今作のパラサイトは
パラサイトネストと呼ばれる大型の巣を形成することが確認されており、そこからパラサイトたちが群れを成してワラワラと襲いかかってくる。巣を破壊しなければ延々と湧いてくるが、高スコアを狙うために敢えてギリギリまで放置するという手も。
主に惑星エクセルシオンに登場するが、惑星バイオンの地下洞窟や惑星タルバニアのパイレーツ基地のダクト内をウロウロしていることも。
【亜種・近縁種・モデル替えキャラ】
パラサイトクィーン
「プライム」にて登場するパラサイトの変異体であり、記念すべき最初のボス。
スペースパイレーツが惑星ターロンIVで発見した、生物の突然変異を誘発する新物質「フェイゾン」の注入実験により誕生した。
せいぜい現実世界でのドブネズミ程度の体躯しかなかった通常個体とは打って変わって、見上げるほどの怪獣サイズにまで巨大化している。
外皮は更に硬質化し、背中の甲殻や柔らかい腹部に至るまで、通常火器は通用しない。
アゴや両腕も強靭になり、腕に備わる爪は金属すら容易に切り裂く。
尻尾の先端は花弁状に開閉するようになっており、スキャンデータによると生殖器の一種とされている。
失血死させた獲物を巣の周辺に備蓄食料として保管する習性があり、作中では動力炉のエントランス付近に夥しい数のスペースパイレーツの死体が積み上がっている。クマか何かかオメーは
作中では死亡しているものを含めて4体ほど登場しており、オルフェオンが半壊状態なのはこのうちの1体が暴走して大暴れしたため。上記の項で記載した「暴走した実験体」とはコイツの事。
容易に手に入る貧弱な実験動物だから、と調子に乗ってフェイゾン注入量を増やしていった結果がコレである。
船内のカプセル内で死亡している個体やタンク内で冬眠状態の個体はまだ比較的小型だが、暴走して死んでいた個体は大きめ、オルフェオンの動力炉に棲み着いた個体は最大級の体躯を誇り、ボスとして対峙することになる。
戦闘中の攻撃手段は口から発射する破壊光線のみ。
狙いはかなり正確なため、こちらはロックオン中の回避行動であるサイドステップを駆使する事になる。
また、戦闘開始直後はロックオンカーソルが胴体に向いており、そのままではダメージを与えることができない。
ここでスキャンを行うことで弱点が口内であることが判明し、ロックオンカーソルが口に移動する。
このように、最初のボスであるだけでなく、サイドステップとスキャンの重要性を教えてくれる存在でもあるのだ。
プロローグのサムスはエネルギータンクを所持していないため、こちらの体力が心許ないが、きちんとサイドステップを駆使すれば初心者でも容易に撃破できる難易度ではある。
だが、被ダメージ量が上昇する難易度ハードモードでは気を抜くと体力を一気に持っていかれてしまうため、油断のならない相手となる。
撃破すると動力炉に落下し大爆発。
ただでさえ不安定だったオルフェオンにはこれが致命傷となり、サムスは制限時間8分以内に墜落するオルフェオンから脱出するハメに。
プロローグからいきなりのメトロイドの伝統芸能である。
また、脱出の途中ではタンクで休眠していた個体が目を覚ましており、パニクったパイレーツたちが集中砲火を浴びせた結果、大爆発を起こして双方とも死亡するというコントみたいな光景を目にする。でもサムスには関係ないので先を急ごう
Nintendo Switch用ソフトとして発売された「メトロイドプライム リマスタード」では3Dモデルが新規で作り直されており、オリジナルの茶色がかった体色から「スマブラシリーズ」に客演したモデル同様に赤みがかった体色となっており、頭部がやや大きくなっている。
グラフィックの進化の弊害として、破壊光線発射の前兆の口元の光があまり目立たなくなっており、回避のタイミングが計りづらくなっている。
「プライム3」でもこっそり登場している。
場所は惑星エリシアのスペースパイレーツに占拠された生物研究所エリア。
とあるエレベーターシャフトの背景にカプセルが縦に2つ並んでおり、それぞれの内部に1体ずつ入っている。
胴体部分が透けて骨が見えているため死骸と判断した方もいるようだが、よく見ると呼吸をするように動いている。スキャンバイザーであれば着色されるためなお分かりやすい。
パラサイトクィーンという名前は直接は出ないものの、スキャン時に「ターロンIVで遭遇した生物との共通点を多数確認」とのテキストが表示されるファンサービスとなっている。
メタルパラサイト/アイスパラサイト
「プライム」にて登場。
惑星ターロンIVに生息するパラサイトの亜種。
前者は温暖な環境であるチョウゾルーインズやラヴァケイブスに、後者は寒冷地であるアイスバレイに生息。
長い尾を持つエビっぽい体と両腕はパラサイトと共通しているが、原種と比較して体表が角張った甲殻となっており、眼やアゴは存在しない。
一定ルートを歩き回っているだけであり、群れを成して襲ってくることもない。どちらかといえば障害物のような扱い。
メタルパラサイトは黒光りする金属質な甲殻を持っており、アームキャノンの装備を全て跳ね返してしまう。一方で腹部側が弱点であり、ボム系の爆風でなければ倒すことができない。
アイスパラサイトはメタルパラサイトの3Dモデルを氷のような質感に改変したような外見をしている他は特に変わらず。原種よりも多少頑丈ではあるものの、こちらは普通にビームで倒すことができる。問題は、割と序盤にしか登場せずゲームが進むと姿を消してしまうこと。スキャン率コンプを目指す場合は要注意。
スカラベ
「プライム」に登場。
チョウゾルーインズやアイスバレイに生息しており、パラサイト同様に狭い通路で群れを成して襲ってくる。
見た目のせいで完全にゴキb…
外見は現実世界に存在する同名の昆虫に近く、黒光りする体色と黄色く発光する単眼を持つ。足は確認できないが、体の下の方にあるのかもしれない。
パラサイトとの違いは相手に突進するのではなく、相手の近くで壁に体を埋め込ませ、接近してきた所を自爆してダメージを与えるという点。
ダメージ量は大したものではないが、急いで通り抜けようとすると即座に爆発するため非常にウザい。ブーストボールが手に入ってしまえば通り抜けるのは楽。
撃破すると大量の回復アイテムをドロップするため、困った時の回復手段としては優秀だったりする。ミサイルやパワーボムを気軽に使ってもリターンが来るので問題無し。
どう見てもパラサイトとは似てないし、作中で見せる寄生虫要素も皆無。
だが、スキャン時の説明文には「群れを成し行動する爆発型パラサイト」との記載がある。
だからこいつもパラサイト(暴論)
メトロイド世界の寄生虫の定義って…
ターロンクラブ
「プライム」に登場。
ターロンオーバーワールドに生息する蟹。
まず、この生物はパラサイトとは一切の関係がない。しかしながら、「狭い通路で群れを成して行動する」という動きは共通している。モーションを流用したモデル替えキャラクターとでもいえる生物だが、パラサイトと比較して群れの動きに統率が無く、各々がバラバラに行動する特徴がある。
現実世界におけるシオマネキやポケモンのキングラーのように、片方のハサミが大きいという特徴を持つ。また、かつては食用が可能であったが、現在はフェイゾン汚染の影響で不可能になったという。
コアなメトロイドシリーズファンとしては着眼点はそれだけではない。
かつて「II」「スーパー」に登場したビーム能力「スペイザー」。
アイテムとしての外観は「Sと書かれた球体を
片方のハサミが巨大な蟹が掲げている」というもの。
ターロンクラブは、このスペイザーのアイテムの外観に描かれた蟹にそっくりなのだ。
惑星ターロンIVがかつての鳥人族の居住地であったことを考えれば、何か関連性があってもおかしくないのかもしれない。
まさか「蟹美味しかったな…」って話じゃないだろうな
後年発売された「サムスリターンズ」では「スペイザービーム」と名義が変わったが、アイテムの外観はリメイク前の物を再現している。
「
ドレッド」では、似た能力の「ワイドビーム」が登場するが、こちらのアイテムにも
蟹の意匠が盛り込まれている。
ルミゲック
「プライム」に登場。
最終ステージインパクトクレーター内に登場する爬虫類。
こちらもパラサイトとは一切の関係は無いが、モーションを流用したモデル替えキャラクターであり、狭い通路内を群れを成して突進してくる。
足場が狭く赤色フェイゾンが点在しているうえ、クレーター玄関口の通路にしか登場しないため地味。スキャンの取りこぼしに要注意。
「プライム3」には3Dモデルを改変したと思しき生物スクリッターが登場している。
こちらも扱いはほとんど変わらず。
「プライム2」に登場する、イング族の幼生。
詳細はリンク先を参照。
バーネン/デンザード
「
プライム4」に登場する。
前者は高温地帯
フレアプールに生息する爬虫類。後者は工業地帯
ボルトフォージに生息する節足動物という違いがある。
しかしながら、「長い両腕」「長い尾を持つ胴体」「正面に備えたアゴ」という特徴から、
パラサイトの3Dモデルを改変して製作されたことがわかる外見となっている。
作中の舞台となる
惑星ビューロスは、サムスたちが住む宇宙とは違う次元の宇宙であるのだが、
ズーマー同様に似た特徴を持った生物が生息しているのは一種の収斂進化なのだろうか。
【余談】
メトロイドシリーズ以外の作品では「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ」にパラサイトクィーンが登場。というかコレ以外に出ようがないし…
「
大乱闘スマッシュブラザーズX」にて、フリゲートオルフェオンがステージとして収録されるにあたり、ステージ背景にパラサイトクィーンも登場している…のだが、
活躍はほぼ皆無。
何も知らない人からすれば「背景でなんか体をくねらせてるキモい生物」でしかなく、鳴き声も
なんか牛っぽい地味なものになっている。
ブリンスタ深部の背景に登場する
クレイドと違ってプレイヤー側に干渉してくることも無いため、殊更に地味。せめて光線くらいは吐いてもいいのでは…
なお、ステージギミックとして「一定時間で足場が上下反転する」というものが存在するのだが、「X」では背景のパラサイトクィーンも体をわざわざ上下反転させてくるのに対し、
「SPECIAL」で再録されたステージではパラサイトクィーンは逆さまになったままという違いがある。どうせ参戦できないからと面倒になったのだろうか…
「X」ではパラサイトクィーンのフィギュアやシールが収録。
3Dモデルは赤みがかった体色の新規のものが製作されているうえ、シールはやたらとデカい。
BGMとして、「プライム」における戦闘曲が原曲そのままで収録される等、やたらと恵まれている。
「SPECIAL」では原曲が無くなった代わりに、新規アレンジの戦闘曲が実装されている。
これは自身の戦闘曲が収録されていない
ダークサムスの参戦PVにてメインテーマとして使用された。
パラサイトクィーンの戦闘曲は他にも、「
メトロイドプライムハンターズ」にて、中ボスである
シクロプス系の戦闘曲としてハイテンポにアレンジされている。
メトロイドシリーズ全体にも言えることだが、パラサイト及びパラサイトクィーンの設定の一部には
エイリアンシリーズの影響が見られ、「蛍光色の酸性の体液」「クィーンには目がなく鋭い牙の生えた口のみ」「尻尾の先端に存在する開口部が生殖器」等は共通している。
追記・修正は実験対象が凶暴化しない程度にお願いします。
- 映画のエイリアンから寄生要素をとっぱらってアレンジしましたみたいな。パラサイトとは(哲学) -- 名無しさん (2026-09-01 12:49:31)
- FPSなのもあってフェイスハガーやろうとしてたのは分かるわってデザイン 飛び掛かってきたら普通にビビる -- 名無しさん (2026-09-01 13:55:47)
最終更新:2026年09月01日 13:55