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パラサイト(映画)

登録日:2012/04/24(火) 19:54:27
更新日:2026/02/26 Thu 15:20:20
所要時間:約 5 分で読めます


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襲撃! 寄生! 同化!
この中の誰かは、もはや人間ではない




『パラサイト(The Faculty)』とは、コアな映画ファンに人気なオタク監督、ロバート・ロドリゲス監督による1998年に公開されたSFホラー映画。

アメリカのとある田舎町の学園を舞台に、人間の身体を乗っ取る謎のエイリアンの侵略を受ける学生たちの戦いを描く。
日本で言うところの『ねらわれた学園』テイストの作品。

全体的に作り手の『遊星からの物体X』や「ボディ・スナッチャー」といった所謂「寄生エイリアンによる静かな侵略」ものへのオマージュで溢れており(脚本はスクリームなどで有名なケヴィン・ウィリアムソン)、彼らの映画愛がわかる作品。
また、そういったサスペンス描写に加えアメリカ高校生の等身大な日常描写もアクセントになっている。

役者にはイライジャ・ウッド、ジョーダナ・ブリュースター、アッシャーなど後の大スターになる若手俳優を多数起用し、またロバート・パトリックやファムケ・ヤンセンなどのクセの強い俳優を脇に添え、豪華俳優陣を揃えた。

【ストーリー】

アメリカのとある小さな町の高校に通う気弱な男子高生ケイシーは、高校のグラウンドで蛹のような奇妙な物体を見つける。
それを生物教師に見せて水槽の中に入れてみたところ、それは瑞々しさを取戻し異形な生物となって動き出した。
だが数日後、その生物に噛まれた教師は大学に研究に出すと言ったにもかかわらず「そんな物は知らない」と態度を一変。
やがてケイシーの女友達デライラは、学校の教師の態度がおかしいことに気づく。
何故か皆大量に水を飲み出し、スプリンクラーを浴びる者、地味だったはずなのに突然派手好きになった者…
一体何故教師は変わってしまったのか?やがて生徒への家庭調査や謎の「耳の検査」が厳しく執り行われ、
学園全体が異様な雰囲気に包まれる。

そんな中、ケイシーとその仲間たちは目撃してしまう。
異形な姿となって、彼らに襲い掛かる教師の姿を…!

学園一の問題児、ジークの研究によって明かされたのはとんでもない真相だった。
それは、ケイシーが発見したあの生物こそ、他の生物の身体を宿主とする「エイリアン」だということ。
そう、教師や生徒たちはエイリアンに乗っ取られ、町は侵略されつつあったのだ。

エイリアンの侵略を阻止しようとするケイシーとその5人の仲間たち。
だが、その仲間も既にエイリアンであるという疑惑は拭えない。
果たして彼らは母体を見つけ、エイリアンを倒すことができるのか?



【登場人物】

○ケイシー・コナー
(イライジャ・ウッド)
主人公。SF小説が好き。
気弱で小柄なため、「オタク野郎」と不良にいじめられている。
エイリアンの侵略にいち早く気づき、仲間を集めてエイリアンを倒そうと奮起する。
ホビットの英雄とは無関係

○ジーク・タイラー
(ジョシュ・ハートネット)
自宅でドラッグを製造し、学校で色々売りさばいている不良少年だが、頭は良く成績は優秀。
仲間の中の参謀役を担当し、エイリアンを倒せるドラッグを作った。銃まで持っている。

○デライラ・プロフィット
(ジョーダナ・ブリュースター)
チアリーダーで新聞部の部長。
ケイシーに気があり、彼をからかって楽しむツンデレ美少女。
仲間の中では真っ先に寄生されてしまった。
元の脚本では正体を現した直後に本編のドレイク校長と同じ末路を辿る予定だった。

○ストークリー・ミッチェル
(クレア・デュバル)
クールで一匹狼なパンク少女。
周りの女子からレズビアンと噂され、敬遠されている。
SF小説に詳しく、ケイシーと気が合う。

○スタン・ロサド
(ショーン・ハトシー)
アメフトチームのメンバーだが、「アメフト以外の事でまで特別扱いされるのが嫌だ」とあまり気に入っていない。
当初はデライラと付き合っていたが、上記の考えから反りが合わなくなりカップルとしては破局。
どちらかといえばストークリーとのほうがウマが合った様子。
元の脚本では母体と対面するも成すすべなく...なカースト上位に厳しい展開が待っていた。

○メアリーベス・ハッチンソン
(ローラ・ハリス)
金髪ロングヘアーの美少女。事件の前後に転校してきた。
好奇心旺盛な性格で、一匹狼のストークリーにも分け隔てなく接し、一方で天才でありながら不良のジークに興味を抱く。
お色気シーンでスッポンポンになっている。
おっぱいもお尻も露出しているが、影や暗さで乳首が見えそうで見えない。想像力が掻き立てられて逆にエロいかも知れないが。


○ゲイブ・サントラ
(アッシャー・レイモンド)
スタンのチームメイト。空気

○ウィリス
(ロバート・パトリック)
アメフト部のコーチ。以前は厳しい鬼コーチだったが、最近妙に大人しくなった。
と思いきや、やけに奇行が目立つように。

○バーク
(ファムケ・ヤンセン)
風紀担当の女教師。気弱な眼鏡っ子女教師で、問題児のジークにいつもからかわれていたが、寄生後は派手好きなビッチに変身。
ジーク「あれはかなりヤバいキレ方だな……」
首だけになってもその後元通りになる生命力の持ち主。

○オルソン
(パイパー・ローリー)
お局様な女教師。華のないおばさんだったが、寄生後は化粧の濃いマダムに。
顔が怖い。

○ドレイク
(ビビ・ニューワース)
女性学校長。気難しくてケチなため、他の教職員たちからは全く人望が無かった。
ジークたちから母体疑いをかけられ実験台にされた。

○ハーパー
(サルマ・ハエック)
花粉症もちの保険医。いつも苦しそうだが寄生後は全快。

○ファーロング
(ジョン・スチュワート)
生物教師。ケイシーから小さなエイリアンの研究を依頼されていたが逆に寄生される。
ちなみにフルネームはエドワード・ファーロング。
主人公がコナー姓だったりT-1000がいたり、スタッフは相当某映画がお好きなようだ。

○ブランドル
ベテランの老教師。身体が弱すぎたため寄生後すぐに衰弱死してしまった。



【エイリアン】

外宇宙のどこかから地球に飛来してきたと思われる生命体で、蛭みたいな見た目。
母星は何処までも海が広がる惑星だったらしく、水の中でのみ生息でき、陸地では基本的に単体では個体を維持できない。
その代わり他の生物の体内に寄生し、その生物の水分を摂取することで地球での活動を可能にした。
寄生時に異常に水分を補給しなければならないのはこのため。
また寄生された人間はエイリアンが操っている状態の為か本来の性格からまるで人が変わったようになり、周囲からも違和感を持たれる事が多くなる。
(厳格で粗野だったウィリスコーチが大人しく人当りが良くなったり、気難しかったらドレイク校長が穏やかになったりなど)

自身の身体の一部を分離、増殖させることが可能で、(少なくとも作中に登場した)散らばったエイリアンは別個体ではなく同一の個体である。
そのため、分離前の母体を殺せば分裂した個体は寄生体内で死に、宿主は元の状態に戻る。
寄生した肉体は変形させることも可能で、特に母体は腕を触手状に自在に伸ばせる。
カフェインに弱く、体内に取り込むと水分を失い肉体が崩壊する。


【幻のエンディング】
※本編のネタバレが含まれるため観賞後の閲覧推奨

+ ...
母体を撃退し、ジークやストークリーと喜びを分かち合うケイシー。
「自覚がないだけでまだ寄生されてるのかも」と訝しがるストークリーに、なら問題ないと返すジーク。

「分からなきゃ――誰が気にする?」

事件後、一躍時の人となったケイシーは、以前とは打って変わって自信もつき彼女も出来た。
水飲み場で喉を潤す彼を見て人は言う。

「彼って本当に変わったわ」


...と脚本では大筋は同じだが多分に含みを持たせた、ボディスナッチものあるあるな意味深EDだった。
(ジークとストークリーの会話は撮影されたようだが本編ではカットされている)
現在の形に落ち着いたのは製作会社の意向やロドリゲス監督のネアカな作風が反映されたのかもしれない。

ちなみに監督の次回作は、とあるスパイ一家が活躍するファミリー映画『スパイキッズ』である。


追記・修正はスキャットをキメてからお願いします。

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最終更新:2026年02月26日 15:20