登録日:2012/01/03 Tue 07:45:13
更新日:2026/06/10 Wed 14:40:53
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■ラファエル
『ラファエル(ヘブライ語:רפאל、英: Raphael、独: Raphael、仏: Raphaël)』は、ユダヤ/
キリスト教の
天使。
名の意味は「神の癒やし」で「神の薬」とも訳される。
本来の名は「ラビエル」であり、ユダヤの伝承において人類創造についての神の名に従ったとき改名したとされる。
【概要】
殆どが聖書正典や外典からは外れた秘教的な部分や注釈、説話にしか登場してこない天使の中では珍しく、
確りと聖書として認められた教典にも名前が登場してくることから、同じく聖書にて言及される
大天使長ミカエルと
神の声ガブリエルと共に、天使の中の天使として
三大天使に数えられる。
……が、ラファエルの登場する「トビト記」はカトリック以外(場合によってはカトリック内)では外典として扱われる為にミカエルやガブリエルよりは格が落ちてしまう様である。
全天使の中でも最も優しい天使であるとされており、
件の「トビト記」ではアッシリアの補囚トビトの息子であるトビア(ス)と共に人間と偽り旅に出て彼を助けている。
姿も勇ましいミカエルらに対して、杖と水筒を手にした柔和な姿で描かれるが
二次創作では大概無視される。
ちなみに、この水筒と杖を携えた姿は当時の巡礼者の基本スタイルだったとのこと。
その当時、家での農作業が一段落した信徒達は休暇を兼ねて巡礼の旅を行い、水筒に訪れた土地々々の酒を入れて酔いどれつつ聖地を目指し、時として羽目を外しすぎた上に
エキサイトして他の巡礼者と殴り合う……ということが
稀によくあった…らしい。
(見かねた教会が「杖は持ってくなボケェ!」と注意を出したほど。)
尚、ラファエルの場合は「トビト記」での姿から更に魚をぶら下げている姿で描かれる場合も多い。
そして、本来の信仰とはまた違った秘教的・魔術的な分野も含んだ天使学とも呼ぶべき分類では、更に地を司る天使として
ウリエルを加えて
四大に当てはめられた
四大天使の括りがファンタジーを描いた創作全般にて良く知られている。
ラファエルは“風の大天使”とされ、四大元素では水よりも実体の薄い(霊的に格上の)風は火に続く為に、火を司るミカエルの次に名前を挙げられる場合も見られる。
しかし、前述の本来の信仰の場での格差を加味した結果、四大天使としての序列は第三位である。
【トビト記とその他】
旅の途中、川で大魚にトビアが襲われた際に逆に大魚を捕らえ、肝臓と心臓、胆嚢を取り出し、その薬効を伝えたと言われる。
尚、ラファエルが自らの正体をトビアに伝えるのは物語の最後なのだが、絵画にされる場合には解り易くラファエルの姿は天使のままとされる事が多い様だ。
この他の「癒やし」に纏わるエピソードとしては、「創世記」に記された天使と格闘して関節を外された若者ヤコブの関節を嵌めてあげたり、
ユダヤ人の癖に良い年こいて皮被ってたアブラハムが割礼(包茎手術)に望んだ際に、彼の痛みを和らげたのもラファエルだったと云う。
また、それらに先駆けて「方舟伝説」で有名なノアに医学書(ラジエルの書と同一視される)を授けたともされている。
その癒やしの技から、中世の神秘学者はラファエルの名をデーモンとして紹介している。
デーモンという単語は「神霊」「精霊」という意味のギリシャ語であり、善悪問わず人を超えた霊的存在全てを指す言葉である。
天使も立派なデーモンであり、決して間違った呼称ではない。
ミカエルやガブリエルの様に天界の地位を語られる存在では無いものの、
四大天使の一角であるのを始めとして「七人の大天使」や「神の御前に立つ十二人の天使」と云ったグループからは当然、外される事は無い。
矛盾だらけの
天使の9階級では大天使の他、力天使や能天使、智天使、主天使に熾天使と諸説が入り交じっており、
真実にハッキリとしていない。
前述の「トビト記」では古き悪魔の一人として名高い
アスモデウスを追って来たと語っており、
物語の中でアスモデウスはラファエルによってエジプトの果てに追いやられたとされている。
イスラムでは何と「死の天使」として名高い異形の天使アズラエル(イズラーイール)がラファエルの立ち位置に相当する。
もっとも、アズラエルが
ユダヤ教でも知られた天使とされているあたり、ミーカイールやジブリールの様に、その性格や役割までも等しくする訳では無い様だ。
アズラエルは人の死期に姿を現す「運命のタブレット(帳簿みたいなもの)」を手にする死神の様な役割の天使であり、
四千(四万)の翼に七百の足と四つの顔、更に隠された五つつめの顔……と異形揃いのイスラムの天使でも特に異形の一人。
翼には人類と同じ数の目があり、人が死ぬ度に一つずつ閉じるとされている。
当初はその存在を他の天使にも秘匿されており、初めて神(アラー)がアズラエルを他の天使に明かした際には、
天使達ですら恐ろしさの余りに百年間も意識を失ったとされる。
……尚、ユダヤ神秘主義では悪徳の具現とされる。
【主な登場作品】
◆
ゲーム『女神転生』シリーズ
Lawのご多分に漏れず悪役気味。
癒やしの天使の面影は使用魔法にしか残っていない。
◆
デモンブライド
橘蒼矢の契約ブライド。
小さな体に多大な知識を秘めている…が、子豚の姿をしているためかしゃべれない。
蒼矢は彼女の姿を恥ずかしがっているらしい。
◆
シャーマンキング
X-LAWSの一人、デンバットの持霊の起動天使。
自分の属するX-Ⅱのメンバーとハオを暗殺しようとするが失敗。奥の手の人工衛星からのレーザー攻撃も通じず、焼きつくされてしまう。
正体はアストンマーチン・DB4の
付喪神。
◆
聖☆おにいさん
4大天使の一人。ストレートロングヘア。
癒しの天使なのにマッサージチェアに癒されていた。
- BASTARDでは理知的なイケメン。魔王達の元に行ったあとどうなったんだろう? -- 名無しさん (2014-08-06 17:11:56)
- メガテンの四大天使で一番の地味 -- 名無しさん (2014-12-13 19:16:19)
- デビチルだと、癒しの天使ということから(?)お医者さんスタイルに。でも漫画版だと眼鏡からサングラスになってて悪役っぽい。 -- 名無しさん (2014-12-13 20:50:46)
- しかも素肌にネクタイである。 -- 名無しさん (2014-12-13 20:51:56)
- 天使禁猟区のバービエルとの無償の愛とミカエルとのやや依存した友情が好き。最終回後目を覚まして再会できたのだろうか? -- 名無しさん (2016-04-16 01:28:17)
最終更新:2026年06月10日 14:40