のらぼう菜(野菜)

登録日:2012/04/15 Sun 13:41:32
更新日:2025/03/19 Wed 17:43:18
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アブラナ科に属している野菜。
江戸時代、武蔵国小室藩の初代藩主である伊奈備前守がのらぼう菜の種を配布して栽培をさせたことにより、
その地域の住民は天明と天保の飢饉から救われたという逸話がある。

葉、茎、花蕾の全てを食べることができて特に茎の部分は柔らかく甘い。
全体的にクセの無い味で色鮮やかな為御浸しや胡麻和えに向いている。

栄養面ではビタミンAとC、食物繊維、鉄分が豊富。


■栽培特性
害虫がいなくなる9月頃に種を植えて来年の3月~4月頃に収穫する。
最初は予め用意した苗床に種を植えて1ヶ月経った頃に畑に移植するのが栽培のポイント。
寒さに強く土地の栄養状態によっては1m以上にも育つ。


■主な産地


■のらぼう菜の調理法
クセの無い野菜の為様々な調理法に合う。
意外と油との相性も良い為天麩羅やスパゲッティにしても良い。

  • 御浸し
軽く茹でたのらぼう菜を冷水で冷やして、めんつゆや辛子マヨネーズで頂く。
茎の甘さとシャキシャキとした歯ごたえを純粋に楽しめる。

  • 炒め物
葉の部分をサッと油で炒めれば簡単なおかずになる。
下茹での必要がない為手軽に作れるのが魅力。

花蕾や茎に衣を付けてサクッと揚げて塩やめんつゆで食べよう。
のらぼう菜と衣の食感が小気味良い。

鶏肉や茸類と一緒にクリームソース系のスパゲッティに入れると美味。
またニンニクや唐辛子でペペロンチーノにするも良い。

ザクザクと刻んだのらぼう菜を豚ひき肉に混ぜ合わせて皮に包んで蒸し上げる。
シャキシャキののらぼう菜に肉汁が絡んで堪らない美味となる。
蒸すのが面倒だったら高温に熱した油に放り込んで揚げ焼売にするのも手。




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最終更新:2025年03月19日 17:43