ブラックメイル(メダロット)

登録日:2011/05/28(土) 13:31:41
更新日:2023/10/22 Sun 23:19:51
所要時間:約 4 分で読めます





ブラックメイル DVL型 男型
頭部 デビルボディ がむしゃら ゴースト
右腕 デビルハンド がむしゃら ゴースト
左腕 デビルアーム がむしゃら ゴースト
脚部 デビルレッグ 二脚型


漫画・ゲーム「メダロット」に登場する悪魔型メダロット。
見た目は黒と白のツートンカラーのバフォメット(※ヤギの頭に人間の胴体を持つとされる悪魔)そのままである。
また分かり辛いが、頭部の山羊の目に見えるのは単なるネジで本当は口の中がカメラ(目)になっている

相性の良いメダルは「デビル」

漫画、ゲーム、攻略本等の各媒体により名前が「ブラックメル」や「ブラックメル」だったりとハッキリせず、これについてはほるまりん氏も嘆いていた。最近ではブロッソメイルの登場によりブラックメイルで統一された模様。 


■ゲームでのブラックメイル

メダロットメダロット2

GB用ソフト「メダロット」にED後のイベントで、オオカミ男の使用機体として登場。

攻撃はゴーストという固有のもので、頭部パーツは使用回数1回だけだが威力99と桁外れな攻撃力を誇る。
(高い装甲値を持つナイトアーマーやメガファントのパーツを一撃で破壊+貫通するほど)

また、両腕も頭部には劣るが高い攻撃力があり、脚部も戦車型に次ぐ80もの装甲を持つ。
さながら格闘版ゴッドエンペラーと言ったところ。
装甲値もそれなりにあるので、多くのプレイヤーを苦しめた。

まさに悪魔と呼べる機体だが、致命的な弱点がある。


それは……

攻撃方法が「がむしゃら」しかない事。

このがむしゃら、強力だが行うと回避・防御が出来なくなり全くの無防備となる。
つまり、運が良ければ一撃で倒す事が可能ということである。
装甲は合計でセキゾーすら上回る240もあるが、がむしゃら相手に特大ダメージを与えるじゅうりょく系…とくにデスブラストなんか当たった日には一発で半分以上消し飛ぶこともザラにある。

また、両腕は威力こそ高いものの
成功0&充填16&熱量16 とかいう威力装甲以外は全パーツワーストの舐めてるとしか思えない数値が並んでおり、
ぶっちゃけた話使用回数1回の頭さえ凌いでしまえばどうにでもなってしまう。
よって多くのブラックメイルがタヌキだの闘牛士だの看護婦だのの完全防御を前に手も足も出ず散っていった…

こちらが使う場合、腕を使うつもりなら補助チャージは必須。


続編の「メダロット2」でも使用できるが、何故かゴーストがハンマーに変更され若干の弱体化も見られる。


メダロット4

再登場。エンディング後のイベント、およびそのイベント終了後にリュウトウ学園の地下で何度も戦える。
機体性能は格闘では最強クラス。
頭部は相変わらず1回きりの威力99だが、両腕の威力が70前後にまで上がっており、これは変形後のブラックスタッグに匹敵する。
充填、放熱は一般的な格闘パーツよりは高いが、致命的に遅いわけではなく、変形前のブラックスタッグより速い。
命中とがむしゃらのペナルティは味方で補ってあげよう。


【メダロット弐CORE】

クリア後のパーツンラリーでのイベント戦でのみ、コウジが使用する。戦えるのは2回なので一式揃えたいなら2周しないといけない。
威力99回数1の頭部が調整され、威力60そこそこの回数2になってしまった。バランス調整のためとはいえなんか悲しい。
両腕も40前後の落ち着いた威力になったが、各部位とも同作品の格闘パーツでは最高の威力である。

メダロット7

初代以来のゴーストが復活。


■漫画でのブラックメイル

ほるまりん著の「メダロット」の終盤、ロボロボ団との対決でビーストマスター同様ラスボス、タイヨウの機体として登場。

戦争被害者を匿う教会警備・戦争の為にメダロット社が兵器として開発したメダロットであり、自身の体が耐えられない程の強力な攻撃を繰り出しメタビー達を追い詰めていく。

なお自身の攻撃で傷付いた身体は、共に登場したヒールエンゼルが装甲内のナノマシンを活性化させ回復させる。
(※このシステムは、メタビー・ロクショウに搭載され、ゲームではロボトル後のメダロットを回復するスラフシステムに似ているが、作中で「独立稼働するスラフシステムには劣る」という発言があるためスラフシステムの劣化版もしくは根本的に別種のシステムであると考えられる。)
ヒールエンゼルが直し、ブラックメイルが壊す。タイヨウいわく『最強のコンビ』

しかし、戦闘の中でビルを傷付け誤って怪電波発生装置を破壊。ビーストマスターの怒りを買い、破壊されてしまう。

漫画を読んだ方なら分かるだろうが実際は、

「破壊」という名の「お食事」である。

「破壊」という名の「お食事」なのである

衝撃的なシーンだったので2回言いました。
しかし、何とも呆気ない退場である。


続編「メダロット2」に回想で登場。ここではブラックメルと呼称された

アリカの家族旅行の一ヶ月半程前に中学生、坂本苑絵の機体としてメタビーとロボトルをしたが、(恐らくメダルが育っていなかったか合っていなかった為)大したダメージも与えられずに敗北してしまった。

世界限定666体で一般販売されていたようで、イッキも買うか迷っていたらしい。



藤岡建機版メダロット『メダロッターりんたろう!』に、メダロット社の研究中の機体が登場。

起動試験の為、「Xメダル」を装備したところ暴走。
主人公りんたろう達に襲い掛かる。
このとき、登場時にドギー(シアンドッグ)を食っており、読者に衝撃を与えた。

前述のとおり、口に当たる部分にはカメラアイがある筈なのだが。
更に劇中の描写を見る限りでは胃袋すらある。

このXメダルは、他のメダルを取り込む事でその属性を増幅・再生することが可能であり、この能力でドギーのスナイプライフルを増殖させ装備した(この様はかなりグロい)。

その攻撃力もさることながら、ガンダム同士が殴り合う某作品のラスボスの如き驚異的な再生能力でりんたろう達を苦しめる。

最終的には機転を効かせたりんたろうによる策で、チャンバラソードに当てる事で拡散したプレッシャーのグラビトンを、ショットガンのように吹き飛ばすことにより再生不可能なまで破壊、倒されるがXメダルは新しい駆体を手に入れ、ブロッソメイルとなって再び、りんたろうと激突する事となる。


軍用で開発したもの(デチューンはされているだろうが)を子供に販売したり、バケモノのようなものを開発するあたり、メダロット社も最早、変態企業の仲間入りである。



■アニメでのブラックメイル

無印では第1話及び第30話でロッカーズのTESSHI、オーメンのメダロットとして2体が「ブラックメール」名義で登場。原作での強さを知っている視聴者を仰天させた。
2戦ともリーダー機であるヘルフェニックスとともに三体がかりで挑むもメタビーにあっさり倒され、ゲーム・漫画のような強さは見られず、その扱いの悪さは今でも語り草である。

と言っても第1話で機能停止した描写があるのはヘルフェニックスのみであり、実は2体のブラックメイルが明確に機能停止した描写はない。
また、リーダーの菊千代がとどめを刺される寸前に「お前ら、俺の盾になれ」と発言し両名から反発されていた事から、少なくとも直前にサブマシンガンをマトモに食いそのままフェードアウトしたデスボム装備のブラックメイル(TESSHI機)は攻撃を耐え切り最後まで生き残っていたと思われる。

第30話でも一撃で倒されたが、今回は相手が後にも先にも一撃必殺を誇ったメダフォースであり、メタビーが疲弊し有利な状態にもかかわらず卑劣な行為でメダフォース発動を誘発したマスターたちが悪い。

魂でも登場。モブ同士のロボトルではチームを組んだニンニンジャと一緒にロールスターとドンドラキュリオを圧倒した(ただし、これはドンドラキュリオのメダロッターが未熟すぎてローススターが孤軍奮闘しているような展開だった事によるもの)。
報酬のデスメダロットを欲しがる子供のメダロットとしてニンニンジャと共に二体がかりで標的である謎のメダロッターが操るドークスに挑むも、アリカの秘密の花園を荒らしただけであっさり返り討ちにされている。
したがモブキャラの域を出ない程度の扱いであったが、ロボトルの最中に口を開き、中の目が輝くという印象的な場面もあり、モブの中では活躍の場に恵まれている。

■余談

アニメ版でブラックメイルが早々に登場した理由はスタッフの知識不足でこの機体がゲームでは凄まじく強い機体だった事を知らなかったためらしい。




追記・修正はシアンドッグを食べるかビーストマスターに食べられてからお願いします。

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最終更新:2023年10月22日 23:19