冥界魔闘士(救急戦隊ゴーゴーファイブ)

登録日:2012/02/23 Thu 23:48:40
更新日:2025/03/05 Wed 09:52:55
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「緊急通報!」

「この羽根は!?」

「まさか!?」

「爆弾!?」

「そう!これはゲームなんだよォ?」

「人の命は地球の未来…だろ?」

「ふざけやがってぇ!」

「マトイさん達なら、きっと地球を守れる」

「どうしたのォ?これが実力じゃないでショ~!」

「今本気を出させてやる!」

救急戦隊ゴーゴーファイブ・第19話!


完全なる敗北








冥界魔闘士とは、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場した敵キャラクター。


概要

初登場は第19話『完全なる敗北』。
冥王ジルフィーザの持つ「冥界のデッキ」に収められた3枚の秘蔵のカードから召喚される3体の災魔戦士。
属性は全員「天」。専用の再生カードもあるためピエールのカードがなくとも再生が可能。
ジルフィーザの切り札とも言うべき精鋭であり、その力は通常のサイマ獣を凌駕する。
全員背中に天使のような翼を生やし、騎士を思わせる甲冑を身に纏う。


構成員


  • ゾード

爆発は陽の光が消えた瞬間、つまり日没だ!
だが、貴様らがそれまでに私達を倒せば…爆発はしない!

CV:石井隆夫
冥界魔闘士の一人で、右腕のを使った剣術の達人。剣は射出して遠隔操作が可能。
兜の下の素顔は、剣のような刃が無数に生えた醜悪極まりないのような顔。
仲間のグールやジーンと共に日没になると爆発する羽根を撒き、ゴーゴーファイブを無視して大規模な爆破テロ行為を慣行。
テロを防げないゴーゴーファイブ相手を嘲笑いながら初戦で完全勝利を収めた。
しかし、完全な敗北から奮い立ったゴーゴーファイブと再戦。
当初の完全勝利もあって5人を完全に舐め切っていたが、レッドの至近距離からのカラミティブレイカーとブイマシンガンの射撃を同時に受け爆散。

再生巨大化後は、その容姿が変容しており、両腕自体が剣となっており、その剣でビクトリーロボの右腕を切り落とす凄まじい戦闘力で苦戦させるが、
レッドが単身で操縦するグランドライナーのグランドストームに怯み、最期は片手を失っても繰り出すビクトリープロミネンスを受け完全敗北した。
冥界魔闘士最初の犠牲者。
デザインモチーフは西洋の騎士。

  • グール

フッハッハッハ…しかし、テメェらに倒せるかな?
冥王ジルフィーザの切り札、冥界の魔闘士である俺達をよ!

CV:齋藤龍吾
巨大な両腕と怪力が武器の、パワーに優れた冥界魔闘士の一人。
固有武装こそ持たないが、持前の強靭な肉体や目から放つ破壊光線を武器に暴れ回る。
3人の中で一際暴力的な性格。20話では生き延びたが、21話にてゴーゴーファイブから隙を突かれる形で至近距離から一斉射撃を食らって倒された。
巨大戦ではこの回から参戦したライナーボーイのブラスターシールドとグランドライナーのグランドストームを浴びて倒された。
デザインモチーフはバイキング。
演じる齋藤氏は、『パワーレンジャーシリーズ』でゾードンの吹き替えを担当していた他、次回作の『未来戦隊タイムレンジャー』にてヘルズゲート囚ジャグルを演じていた。

  • ジーン

君達が今まで通り人間を守れるか…
これはゲームなんだよォ?ゴーゴーファイブ!

CV:緒方文興
三叉の矛を武器とし、スピードに優れる冥界魔闘士の一人。
鳥のような甲冑を身に纏い、驚異的なスピードと身軽な身のこなしが特徴。
ゲーム感覚で物事に取り組む軽いノリと口調が目立つ狡猾な性格。
21話でグールが倒されていく様子を助けずに眺めており、ジルフィーザに理由を問われたとき「グールのゲームだから邪魔しちゃ悪いと思った」「ボクを操れるのはゲームのルールだけ(=ジルフィーザが命令しても聞く気はない)」と答えたため、ジルフィーザの怒りを買って粛清され、強制的に巨大戦闘へと参加させられた。
上司の命令には絶対服従の悪の組織において弁護のしようもないクズ発言であり、ジルフィーザが怒るのも無理はない。後の某宇宙の無法者達なら問題無いどころか、逆に幹部から謝られるだろうけど。
巨大戦ではゴーゴーファイブの新戦力ライナーボーイに翻弄されて蹴り回され、ブラスターシールドを浴びて倒された。
デザインモチーフはイカロス。
演じる緒方氏は後に、『爆竜戦隊アバレンジャー』にて創造の使徒ミケラを演じることになる。


合成獣キマラー



合成獣キマイラーよ、ゴーゴーファイブを冥府に引きずり込むのだ!
冥界の魔闘士の真の力、今こそ見せてやるがいい!!

CV:石井隆夫(ただし作中では言葉を話さず唸り声のみ。)

第22話に登場。
ジルフィーザが、死んだ3人の魂を『三位一体』のカードで一つに結集させて生み出した究極の合成獣。
ゾードの剣術、ジーンの俊敏さ、グールのパワーといった各魔闘士の優れた部分でゴーゴーファイブを圧倒し、第19話の時と同じく一度は撤退に追い込んだ。

その後、再び変身した5人もまたも圧倒するが、モンド博士が新たに開発した武器・Vモードブレスを手に入れた彼らの反撃を受け、全員のVモードクラッシュを受けて倒された。

それから間もなく、ジルフィーザもゴーゴーファイブに挑んで戦死することになるのだった…。


余談

大人の事情による制限の多いパワーレンジャー版では
  • 三魔闘士はレンジャーを叩きのめすが、新たに加わったタイタニアムレンジャー単騎に撤退に追い込まれる。
  • さらに羽は迅速に回収され、目立った被害も無し。
  • 唯一報道を知らずに危険だった親子はタイタニアムレンジャーことライアンが助けていた(これで彼は迷っていたレンジャー入りを決意した)
と、かなーりライトな形に差し替えられている。
もっとも「自分が正義の為に戦えるのか?」と迷っていたライアンが子供を助ける為に走り、命を救う事で己の中にある正義に気づく展開は


地球を背負えるかどうかじゃねえ
ビビってようが何だろうが
救える命があれば走っちまう
それだけで俺達は戦える!

というマトイの主張に通ずるものがあるかもしれない。



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最終更新:2025年03月05日 09:52