スコーピオンロード(超越生命体)

登録日:2011/07/22(金) 23:48:23
更新日:2018/05/14 Mon 21:39:49
所要時間:約 5 分で読めます




●スコーピオンロード(Scorpion Lord)

スコーピオンロードは『仮面ライダーアギト』の登場怪人の一体。

主人公であるアギトを真正面から倒してみせた序盤に於ける最大の強敵であり、人語を喋らない等の特徴から今イチ印象に残り難いと囁かれるアンノウンの中では、抜群の知名度を誇る強豪怪人である。
Vol.13〜14に1種1体が登場した。


◆レイウルス・アクティア(悪意ある毒蠍)

種族:超越生命体(使徒)
通称:スコーピオンロード
身長:213p
体重:155s
能力:伸縮自在の毒針
専用武器:冥府の斧、冥王の盾
殺害方法:毒針から特殊な金属片を打ち込み、24時間後に凍死させる。
※「冥府の斧」は投擲武器としても使用可能。


に似た超越生命体。
「冥府の斧」と「冥王の盾」と呼ばれる専用武器を持つ。
頭部に伸縮自在の毒針を持ち、これを標的の首筋に打ち込み注入させた金属片を心臓付近に定着……。
24時間後に全身の熱を奪い凍死させると云う「不可能殺人」を行った。
アギトを真正面から倒した事からも判る様にその戦闘能力は相当に高いが、その強さを支えているのは偏に「冥王の盾」の持つ圧倒的な防御力にあると言っても良い。
劇中では真魚を標的にした事からアギト(翔一)と初交戦しているが、この際にもアギト(フレイムフォーム)の攻撃を「冥王の盾」の圧倒的な防御力により完封。
……得意の毒針攻撃により、あっさりと仕留めている。
……しかし、続いて現れたG3(氷川)とは相性が悪く一方的に攻撃を受けた上に退却しており、これはG3の防衛能力がアギトを超える事や、G3の主要な攻撃手段が格闘では無く射撃である事等が関係しているとも考えられるが、詳細は不明。
或いは超能力を原理とするアギトの「力」に対してテクノロジーを原理とするG3の「力」には対抗出来なかったとも考えられるが……。
※「冥王の盾」の防御能力は物理的な強度では無く「冥王の盾」を中心に張られた一種の障壁として描写されている。
尚、エピソード終盤に再戦を挑んだ際にも翔一は「冥王の盾」の防御を破る事は出来ておらず、戦闘は勿論、打ち込まれた金属片によるタイムリミットも迫ると云う絶対の窮地に陥っているのだが、その時、不思議な事が起こった事により唐突にもたらされた「新しい力」……。
マシントルネイダー・スライダーモードの超スピードを利用した強化型ライダーキック=ライダーブレイクにより「冥王の盾」を打ち抜き、漸くレイウルスの撃破に成功している。

この、終盤の展開はかなり熱く『アギト』中でも特に名場面、名アクションとして名高い。


【劇中の経緯】

エピソードの本筋となるのは真魚の誕生日に関連して想起される父親の思い出と、殺害される直前に会っていたと云う謎の人物の話題……。
そして、上記の様にアギト=津上翔一に訪れる最大のピンチである。

殺害された真魚の父、風谷教授の事件を追う中で、翔一の窮地と天然が絡む演出となっている一方で沢木哲也と翔一の接近遭遇や、独自の調査に当たる涼のパートで初めて「木野薫」の名前が登場するなど、後に続く伏線も多い。

一方で、せっかく翔一が精密検査を受けているにも関わらずにアギトの正体や能力に関わる描写が全く無い事や、24時間と云うタイムリミットが設定されて以降の展開にそれが活かされず、緊迫感に欠ける……等の意見もあり、見返した際に粗が目立つエピソードと評される事もある。


【関連人物】

劇中でも屈指の窮地に陥る主人公。
「人の居場所を守る戦い」の中で、自らをも省みずにアンノウンと戦って来たが、自らの「力」の通じない強敵の前に、更に自らの命にタイムリミットが仕掛けられた事をも知らされるが……。
死へのタイムリミットに対して、確かに何の手段も講じてはいないのだが、常に自分よりも他者を優先し、目先で出来る最大限の事を考える翔一らしい行動であるとも云える。

  • 風谷真魚
殺害された父親にまつわる話題、第二章。
多くの伏線が登場するが、この時点では全くの意味不明である。
父親の事件の担当が河野であると明かされた他、翔一にケーキ教室に誘われた際の表情が可愛いので要チェック。
尚、レイウルスに標的にされたのはいずれも真魚である。

真魚の父親の事件や、レイウルスとの戦い等、何気に大活躍の氷川さん。
自らの命をネタに無理やり翔一の言うことを聞かされる等、既に定着していた漫才コンビ振りも発揮する。
恐らくは無理に手伝わせたにも関わらずに翔一に不器用を理由に草むしりをクビにされていると思われるのだが、ちゃんと翔一と真魚が再び襲われる可能性を考慮して見守っているあたりは流石である。

  • 沢木哲也
病院ですれ違った翔一の顔を見て何かに気付いた様な素振りを見せるが……。
口八丁でアギトの命を救った救世主。

この時点では、相変わらず正体不明の謎の青年……。
「もうすぐアギトが死にます」……との言葉を発するが、沢木の訴えを聞き遠く離れたアギトとレイウルスの戦いに干渉……。
マシントルネイダーを進化させる。





【余談】
レイウルスのデザインモチーフは『仮面ライダーV3』に登場した初代デストロン大幹部のドクトルGである事がアンノウンのデザインを担当した出渕裕により明かされている(バレバレだが……)。
微妙なカーブを描く柄を持つ戦斧と、デストロンを表す蠍を意匠とする盾のデザインも、それぞれ「冥王の斧」「冥王の盾」として取り入れられており、デザイナーの徹底したこだわりが窺える。

尚、ドクトルGの怪人形態は蠍……では無くカニレーザー。


【今回の教訓】

“信ずる者は救われる”






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