バタアシ金魚

登録日:2011/08/05(金) 19:37:39
更新日:2024/10/21 Mon 01:12:42
所要時間:約 3 分で読めます





俺、花井薫。
水泳は好きじゃないけど、ソノコ君のコト、ホントに愛してるから水泳部にはいったんだ。
だけど、ソノコ君は素直じゃないんだよね。
しっかし、俺はヤルからね。
ソノコ君に、俺がどんな男か認めさせてやるぞぉぉ。
すげえことやってやんだぁあ〜!

■「バタアシ金魚」は1980年代後半、ヤングマガジンに連載されていた望月峯太郎の「青春」漫画である。
全六巻。
「ドラゴンヘッド」等現在の望月氏の作風を知る人は意外に思うかも知れない、シンプルな画と、直球な物語である。
1990年に映画化
十代の高岡や筒井の瑞々しい演技が光る、今も語り継がれる青春映画の傑作である。

続編である社会人編「お茶の間」はミスターマガジンで連載。
全三巻。
こちらは今の望月氏の画になっている。
1992年にTVドラマ化。
プー役を怪演した坂井真紀の出世作である。



●登場人物(映画/ドラマの配役)

■花井カオル(筒井道隆/成田昭次)
恋愛ターミネーター。
時代が違えば完全なストーカー
一目惚れしたソノコを追ってカナヅチにもかかわらず浜高水泳部に入部。
ソノコを振り向かせたい一心で大言壮語、後にオリンピック級選手までに上り詰める。
とにかく人の話を聞かない、空気読まない、手段選ばない、超自己中。

続編では、社会人として学生時代とのギャップに苦しむ。

「ソノコくん、愛してるぜ!」

■塚原ソノコ(高岡早紀/渡辺満里奈)
「後3キロ痩せたくて」水泳部に入部した、ちょっとだけ高飛車なJK。
カオルに一方的に惚れられ、つきまとわれ、大声で愛の言葉を連発され、非常に迷惑している。
そのストレスで過食症となり中盤、見るも無惨な姿となるが、自分の中のカオルへのときめきを認め、無事元通りに痩せる。
晴れて?カオルと恋人同士になるが、続編では所帯染みていくカオルとのギャップに苦しむ。

「あんたはあたしを好きなんでしょ!好きじゃないとおかしいのよ!」



■プー(土屋久美子/坂井真紀)
カオルの幼なじみで、カオルにベタ惚れ。
カオル以上にエキセントリックで、ソノコに強烈な敵愾心を持つ。ドラマでは決闘を申し込んだり、爆弾を仕掛けて抹殺を企てたりとやりたい放題。

「カオルぅ〜、そんなの一発食らわしちゃいなよ!」

■牛若丸(浅野忠信/岡本健一)
牛高水泳部。チビで坊主。男子校の為、異性に馴れておらず、ソノコにときめいてしまう。
映画で演じた浅野はこの後、急激に身長が伸びた。


■永井(東幹久)
浜高水泳部。カオル、ソノコの同級生。水泳部のスターでイケメンの為、カオルに一方的にライバル視される。終盤に水泳部を退部し、「苦手だが本当にやりたかった事」を始めた、

■ババア
カオルの根性を買い、専属コーチとなる、根性の悪い老女。

「しごいてやる、しごいてやる、徹底的にしごいてやる」


■二年程前、ユニクロで「往年の名作漫画」としてTシャツが発売された。

今の時代の若者にこそ是非読んでもらいたい作品である。



「うぉーっ!ソノコぉー!これが済んだら、追記・修正だぁーっ!」

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最終更新:2024年10月21日 01:12