レイン(金色のガッシュ!!)

登録日:2011/05/19 (木) 02:03:08
更新日:2024/11/12 Tue 22:52:59
所要時間:約 3 分で読めます




やはりオレは外道だなぁ……
こんな姿でしか、お前を守れねぇ



レインとは金色のガッシュ!!の登場人物。
魔界の王を決める戦いに参加した百体の魔物の子の一人。
(CV.三宅健太)


魔本の色;マラカイトグリーン
パートナー;カイル(ピカールじゃない方)


薄い水色で筋骨隆々とした熊のような獣の姿をしており、一族の中でも異常なデカさ*1であったために魔界では周りから疎外されていた。
そのせいもあり心が荒れていたが、ある日崖から落ちて重傷を負ってしまう。その時駆けつけたガッシュを咆哮を上げて威嚇するも、それに動じず自分を救った彼に「どんな力にも屈さず立ち向かう本当の強さ」を学び改心。以来


人間界に来た時に人間達からの襲撃にあっていたところを、パートナーであるカイルに助けられる。
その姿にガッシュと同じ「心の強さ、優しさ」を感じとる。


普段は猛獣の姿のままだが、人前に出る時は銀髪コワモテ系の人間の青年の姿になる。
服はどうしてるんだ。



戦闘能力は本人自体のスペックも術の威力もかなり高い。特に術の威力は本人でさえ戦慄する程。
カイルには魔物の戦いは刺激が強すぎるため、隠れて一人で、しかも呪文抜きで魔物を倒してきたほど。生身でギガノ級呪文を弾き返す事も可能である。



魔界の王になりたい気持ちはそれほど無く、ある者達からその力を求められ勧誘を受け続けており、カイルを守るために(自分がいるとカイルの甘えになってしまうこともあり)王を決める戦いを降りる(本を燃やしてもらう)事を決意してガッシュを探し出し、はるばる離れた日本まで手紙を出すのがこの展開のはじまりである。
また、ガッシュを呼んだのにはカイルの臆病もガッシュなら何とかできるかもしれないという考えもあったようだ。

そして約束通りやってきたガッシュに今自分が置かれている立場、カイルへの想いを告げ本を燃やしてもらおうとするが、レインとの離別を拒むカイルが本を奪って逃走、それを例の協力を求める魔物達に待ち伏せされてカイルを拉致され、それを追ったガッシュたちと共にやむを得ず交戦。傷付きながらも自分達のために戦うガッシュを見て、レインの中にある決意が生まれる。



(オレは何をしてたんだ、カイルの臆病をなおすのは、ガッシュに頼むんじゃない…)

(オレが…オレがカイルに見せてやらなきゃいけねえんじゃねえか…)



生身で敵と戦い、カイルに猛々しくも獰猛で恐ろしい「本気の姿」を見せるレイン。
その姿を見て号泣するカイルだが、「本気の姿は怖いもの」「それでも大切なものを守るときには必要な姿」である事を諭す。その姿は泣いてばかりだったカイルに小さな勇気を灯し、やがてカイルも輝く本を手に立ち上がり自らの意思で術を使い、レインと共に圧倒的な強さを見せつけ敵を退ける。

最初で最後の戦いの後、レインはカイルの甘えにならないよう当初の考え通りに魔界に帰還。残されたカイルの臆病も直り、一人で困難に立ち向かうことができるようになった。



クリア・ノートとの最終決戦にも参戦、魔界ではテッドチェリッシュに手を貸しているようである。


アニメ版ではこの話がかなり拡張されている。
原作では現地に訪れてすぐレインと出会う流れになっていたが丸々1話かけてたらいまわしにされながら町中を捜し、レインにガッシュ達が来たことを知らせようとしたカイルの危機を救って出会う展開になっている。また、レインが普段は漁港で働いており、町では勤勉に勤しみ人望も厚い事も語られる。
途中、清麿が「もしかしたらレイン達と戦う可能性がある」「ガッシュの記憶喪失につけこんで誘い込んだのでは」と疑ぐる展開も挟まれる。
その後は暫く原作通りだが、途中でカイルの臆病を直す為に清麿とガッシュがカイルに色々な事を体験させようとするパートが追加されている。原作では殆どなかったレインと清麿のやりとりも追加され、清麿の成長の軌跡を見たレインが自分の在り方に疑問を抱くシーンもある。
他にも黒幕側のやりとりも幾つか増えている。



【術一覧】

本人の素の強さもあってか、パートナーとの戦闘経験が皆無にもかかわらず強力な呪文ばかりばんばん覚えている。


●アボロディオ
両腕をクロスさせ、超巨大な十字の斬撃を放つ。
その威力は地面を削り取り、大規模なクレーターを残すほど。

●アーガス・アボロド
対象を鋭い牙が生えた口で覆い囲み、攻撃から守る防御呪文。

●ガルバドス・アボロディオ
数多の爪を纏ったレインに似た巨大な獣を放つレインの最大攻撃呪文。
ディオガ級の術を軽く粉砕し、地面に多くの爪跡を残すオーバーキル級の威力を誇る。
作中、レインが「強力すぎる術」と戦慄していたのはこの術の事と思われる。

●シン・ガルバドス・アボロディオ
レインの“シン”の術。
ガルバドス・アボロディオの強化版であり、その大きさはクリア完全体を押し退ける程。


パートナー:カイル
CVは菊池こころ。
銀髪にもじゃもじゃの天然パーマをした少年。
東南アジアのとある島の町長の息子だったが、両親の死後、使用人のジルに遺産の管理を口実に我が物顔で振舞われており、屋敷の離れの小屋で粗末な生活を強いられていた。
小さな虫(アニメではバルカンの顔にすら)だろうと怯えてしまうほど臆病だが、化け物扱いされて追われ負傷していたレインを荷車に乗せたった一人で運び助けるなど本当は勇敢さを秘めており、途中で気絶してしまったもののロデュウ戦では初めて自分の意思で本を手にして戦った。
レインと別れたあとも彼を愚弄したジルを毅然とした態度で怒鳴りつけ逆に平服させたことで、庭師のセバスチャンなど味方になってくれる者も現れた*2



アニヲタ、もうお前は俺がいなくても、追記・修正できるな

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最終更新:2024年11月12日 22:52

*1 回想内では同族の大人達ですらせいぜい人間大のサイズ。

*2 元々ジルの振る舞いを見かねていたが、クビにされるのを恐れて口出しできずにいた。また、アニメでは誤解で町の人達に追われていたガッシュと清磨が逃げるのを手助けしてくれた。