トリエラ(GUNSLINGER GIRL)

登録日:2012/06/28 Thu 23:41:05
更新日:2024/08/18 Sun 17:35:07
所要時間:約 7 分で読めます




「だったら…さっさと私を薬漬けにしたらどうですか?」

トリエラとは漫画「GUNSLINGER GIRL」の登場人物の1人。
CV:仙台エリ(アニメ1期)
榎本温子(アニメ2期)


社会福祉公社作戦二課の主要戦力である義体(サイボーグ)1期生の1人。担当官はヒルシャー。長い金髪と褐色の肌が特徴的。ネクタイとスーツ、革靴をよく着用している。


1期生の中でも比較的初期の義体の1人。ヒルシャーの方針で条件付けはかなり軽めに抑えられている為、他の義体と違って感情豊かであり、1期生の中では最も人間らしさがうかがえる。
自分が義体であるという現実を客観的に捉えている節があるも、条件付けが弱い故の人間的な感情との間で苦悩する場面も多い。


ヒルシャーに対しても、彼に対する情愛が「所詮は洗脳によるもの」といった考えから素直に接する事が出来ない。
いっそ条件付けを強化して明確な役割を求めてくれたらいいのにと、心中で呟いたこともある。
ヒルシャーの方も不器用でトリエラとどう接すればいいか悩んでいる面があるので2人の関係はどこかぎくしゃくしている。


とはいえそうやって悩んでいるばかりではなく、1期生の中でも最年長ということもありヘンリエッタやリコの面倒を見るお姉さん的な側面も持ち合わせている。


部屋はクラエスと相部屋。ヒルシャーからのプレゼントであるクマのぬいぐるみを飾っている。当初は白雪姫に登場する7人の小人の名前を付けていたが、7体目以降は歴代ローマ皇帝の名を付けている。
ヒルシャーが度々仕事へのご褒美としてクマのぬいぐるみをプレゼントしているのは、年頃の女の子に何をプレゼントすればいいか分からず無難な選択肢としてクマのぬいぐるみに落ち着いてしまったらしい。
ヘンリエッタリコがそうであるようにルームメイトであるクラエスとの交流が多く、自身の悩み打ち明けたりなどプライベートな話もする。


1期生の中では非常に優秀であり銃撃戦は勿論、銃剣やナイフを用いた近接格闘でも高い実力を発揮している。
五共和国派の殺し屋ピノッキオに敗北した後にGISの訓練に参加し、同部隊のサレス少佐から「先手を取って敵を圧倒してきた故に、主導権を握られた戦いに慣れていない」という弱点を見抜かれ、それも克服した。
教養も高くイタリア語、ドイツ語、フランス語の3か国語を扱えるトリリンガルである。加えて判断力・観察力なども高い。
その優秀さから社会福祉公社の職員たちからお姫様(プリンシペッサ)と呼ばれることも。
弱点は生理痛で、ピーク時は相当重いらしくヘンリエッタに「子宮を摘出されてるから寧ろ羨ましい」となんともいえない言葉で慰められていた。


メインアームは散弾銃ウィンチェスターM1897。作戦では主に先陣を切っての突入役が多い。サイドアームにはヒルシャーから貰ったシグザウェルP230を使用。


自分の過去にはそれほどこだわっておらず、任務の際に出会ったカモッラの元幹部マリオ・ボッシに「どこぞのスナッフ・ムービーにでも出演してたのかも」と語っている。
(なお、後にマリオの娘であるマリア・マキャヴェリと親友になっている)
だが初期の義体故に条件付けの副作用も徐々に見られ始め、原作9巻から健忘症や味覚障害の描写が出始めている。


以下、ネタバレ含む。





















実は彼女が言ったように義体化前は本当にスナッフ・ムービーに出演させられていた


4巻や7巻で時折彼女の過去に関するエピソードが断片的に描かれていたが、10巻でマリオと再会した際に彼の口から全ての真実が語られる。


欧州刑事警察機構(ユーロポール)にいた頃のヒルシャーが、同僚のラシェルと共にマフィア組織のスナッフ・ムービービジネスの調査を行っていた際にマリオと接触。
娘のマリアが年頃に育ち悪事から足を洗いたかったという気持ちから、マリオはスナッフ・ムービー撮影の為に誘拐された少女の情報を2人に提供。
そして撮影現場で片手足を切断され半死半生状態であった少女を発見。銃弾を受け瀕死の状態であったラシェルが身を挺して応急処置を行い、その甲斐あって少女は一命を取り留め、ヒルシャーと駆けつけたマリオの手によって運び出される。
しかし脱出の際に少女の応急処置で身動きが取れない程に衰弱していたラシェルを連れて行く余裕は無く、彼女はそのまま行方知れずとなっており、終盤の描写からそのまま衰弱死したものと思われる。


その救出された少女こそが後のトリエラである。救出後、ヒルシャーは少女をマフィア組織の悪事の証拠としか見なしていなかった地元警察の目を盗み搬送。マリオの助けを借り、ツテを辿って最終的に社会福祉公社に行き着く。
しかしヒルシャーは公社の目的が戦闘用の義体の製作であることを知らず、公社にとっては急遽担ぎ込まれた身元不明かつ片手足を欠損している少女であるトリエラは格好の素体でしかなかった。
手足を再生されたトリエラを見たときこそ喜んだものの、後にその真実を知ってヒルシャーは怒り狂い公社施設に幽閉される。そして公社に半ば脅迫される形でトリエラの担当官となり、現在に至るというわけである。
作中で何度かアンジェリカと同時期に義体となった描写があり、アンジェリカが寿命を迎えて死亡した後自らの寿命が近付いている事を予感していた。


全ての真実を知ったトリエラに、ヒルシャーは「ラシェルの善意を体現するトリエラを少しでも永く生き永らえさせるのが自分の使命である」と告白し、義体にさせてしまったことを詫びる。
これを聞いたトリエラは自分が存在している限りヒルシャーは過去に束縛され続けると涙を流し、彼の前から姿を消そうとする。


しかし直後に、条件付けによって植え付けられたものだと思い込んでいたヒルシャーへの情愛が、自分の心の底からの本当の気持であったことを自覚し、彼と共に最後まで生き抜くことを決意した。


このことから今までの義体としての戦いに動機も目的も無いという考えを改め、生きるために戦うことを目的とするようになる。
メインアームのウィンチェスターはマリオが使っていたものを譲り受けたものでトリエラの背丈に対して少々大きめであった。
今までは何となくそのまま使用していたのだが、上述の出来事の後は身の丈に合わない物を使っていて大怪我をしたのでは元も子もないとソウドオフを行っている。

13~14巻での原発内での戦いでは、ヘンリエッタ、リコと共に下水道を伝って侵入するが敵の50口径弾の直撃を受け左手足を失う大怪我を負う。
ヘンリエッタとリコを先行させて殿を引き受け、生き残っても治療に伴う薬剤の追加投与で記憶が無くなる事を察しており、ここが自分の死に場所と覚悟を決め、マリオのウィンチェスター、ヒルシャーのP230と共に激戦を繰り広げる。
その末に瀕死の状態になり、死後の世界と思われる場所でラシェルと対面するも直後にヒルシャーが駆けつけ現実に引き戻される。
助けに来た彼に対し「バカな人」と呟くもその顔には喜びと涙が浮かんでいた。


15巻でヒルシャーと共に死亡が確認され、遺体はマルコーの手によって回収された。
そして彼女の「生きた証」はヒルシャーの願いを受け継いだロベルタ・グエルフィに託されることになる。





  • 作中での主なセリフ

「ヘンリエッタはジョゼの妹そのものだし、リコはジャンの仕事の道具。それじゃあ私には何を演じて欲しいのだろう」

「私が嫌いなのは、あなたたちのような身勝手な大人全般なのさ」

「私は義体です!!それが素手の男に倒されるなんて!!」

「義体には幸せな未来も思い出せる過去もないんだね。だから…死ぬ日がくるまでただ戦うしかないんだ」

「私が存在する限り…あなたは過去に呪縛され続ける…」

「この人と一緒に、必死に生きてそして死のう」

「記憶がなくなっても無に帰するわけじゃない…そう信じて精一杯生きるんだ」

「戦うための人形、そこに動機も目的も無い。私は違う!!生きるために戦うんだ!!」

「ばかな人…でもうれしい」












wikiがなくなっても無に帰するわけじゃない…そう信じて精一杯追記・修正するんだ

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最終更新:2024年08月18日 17:35