登録日:2011/04/14(木) 07:08:57
更新日:2024/07/10 Wed 11:41:15
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「俺の体はァァアアア─ッ!!我がゲルマン民族の最高知能の結晶であり誇りであるゥゥゥ!!
つまりすべての人間を越えたのだァアアアアア!!」
「人間だったらとっくに死んでいたぜ。でも俺はサイボーグだ、これくらいじゃびくともしないさ」
「あ あとは 勇気だけだ!」
改造人間(サイボーグ)とは、読んで字の如く改造された人間のこと。
サイボーグ(cyborg)とは
サイバネティックス・
オーガニズムの略語でサイボーグである。
日本では石ノ森章太郎の『
サイボーグ009』『
仮面ライダー』の大ヒットにより言葉が生まれてすぐに周知される事となる。
「サイボーグ」は「改造人間」よりも言葉の指す範囲が広く、
生命体の被機械改造体を指す言葉。
身体器官の一部を人工物に置き換え、機械的・医学的に改造された生物であればサイボーグ。
アコースティック・キティー(猫)や
ダマグモキャノン(蜘蛛)など、サイボーグの素体となる生物は人間とは限らない。
ちなみにゾイドの戦闘機械獣(軍用ゾイド)は金属外骨格生命体である野生ゾイドを改造したメカ生命体とされる。
某バッタ人間や
トゥスクルの民とは異なる。
多くの場合では「
脳・及びそこにある人格」が活きていれば、外見や他の中身が人造で人型でなくでも「サイボーグ」とされる。
だが中には単なる「生体CPU」として、脳が機械の付属パーツ化された悲惨なサイボーグもいる。
「とある」シリーズの恋査とか
ロボコップがその典型例。
改造には多数の種類がある。
▽外部改造型
様々な機能を持った装置を体の外に取り付けること。
強化スーツや
義手、義足などがこれにあたり、現実にも結構いるがあまり「改造人間/サイボーグ」と呼ぶケースは少ない。
平成以降の仮面ライダーシリーズに登場するライダーは基本的にこっちに該当するが、そういう呼称はしない。
これは体に医療器具を入れている人への配慮のためであり、平成ライダーからは特に下記の生体改造型は避けられる傾向にある。
▽内部改造型(インプラント)
心肺機能の強化、神経の光ファイバー化など、機械を使って体の内部から改造してしまうこと。
ペースメーカーの埋め込みもこれにあたるが、やはり倫理観的な問題からか「改造人間/サイボーグ」と呼ぶケースは少ない。
▽生体改造型
何らかの生物学的な処置を施したサイボーグ。バイオテクノロジーによる遺伝子操作や生体器官の移植もこれにあたる。
現実では人間以外の生物、例えば昆虫や小動物などの脳や触覚を遠隔制御して操作したりする技術が研究中。
フィクションでいうサイボーグで一番多いのはこれ。
○著名な改造人間(一部動物)達
○異名が「サイボーグ」
肉体を徹底的に鍛え込んだ者などにつけられる異名・あだ名。
実際に機械化されているわけではないが、本当に改造されているのではないかという疑惑を持たれることもある。
○フィクションでのサイボーグ
主に
SF作品において、登場人物の超人的な戦闘能力の理由付けに使われる。
また敵対する組織を、人体改造を行うという非人道的な集団であるとする場合にも用いられる。
その他には、サイボーグとアンドロイドの曖昧な境界自体をテーマとしたものも多い。
○現実でのサイボーグ
サイボーグ研究は軍事・医療双方において注目を集めている分野である。
現在では脳からの信号を読み取って動かせたり、加圧センサによって感触を確かめられる義手などが登場している。
また、脳に直接信号を送ることで視力、聴力などの代替とする研究も進んでおり、逆に脳内の映像を取り出すという実験も行われている。
もっとも現在は人工物が総合的に人体に追いついていないため、機能強化と呼べるものは登場していない。
先述の通り義手や義足、人工臓器、ペースメーカーなどもサイボーグ化と呼ぶことはできるが、現実では絶対に言わないこと。
ただしとんでもない厚化粧やデトックス注射などの整形、いつまで経っても老けない有名人などを揶喩する意味でサイボーグと呼ぶことがあるが…
こちらは内輪でこっそり楽しむ分には構わないだろう。どちらにしろセンシティブな問題なので取り扱いには注意。
自分は人間なのか、それとも、
ロボットなのか。
それを確かめるために、
Wiki篭りは追記・修正をするしかなかった---
- 鋼の錬金術師のエドは…一応稼動する義手と義足があるがサイボーグとは言われないな。生命の根幹にかかわるところが改造されてないとサイボーグとは言われないのか -- 名無しさん (2013-12-30 17:16:01)
- STAR WARSのユージャンヴォング って
サイボーグって言うより 細胞ーグかな -- 名無しさん (2013-12-30 17:19:03)
- 脳があればサイボーグというのを「サイボーグGちゃんG」という漫画で学んだが・・・・あれがサイボーグの究極というものなんだろうか? -- 名無しさん (2013-12-30 17:39:06)
- 仮面ライダーは機械入ってるし、例外にしなくてもいいんでは? -- 名無しさん (2013-12-30 17:43:02)
- ↑バッタってあくまでデザイン上のモチーフで、透視図見たら中身はメカがギッシリなのになw(小説版ではナノマシンとバッタ強化細胞のあわせ技ってことになってたけど) -- 名無しさん (2013-12-30 18:41:53)
- ターミネーターは違うの? -- 名無しさん (2013-12-30 18:54:41)
- ターミネーターはロボットの類。 -- 名無しさん (2013-12-30 18:58:45)
- ↑T800は「自称サイボーグのロボット」だったなあ -- 名無しさん (2013-12-30 19:02:12)
- 生身の部分が残されながら、片腕、片足とか、全身の半分だけが機械化されたサイボーグって好きだけどな。生身部分と対比できるアシンメトリーな造形が美しいと思うんだ。 -- 名無しさん (2014-02-05 12:49:08)
- スタートレックのボーグもここかな。ダイターン3のメガノイドはどうだろう? -- 名無しさん (2014-02-05 18:41:48)
- 禁書に出てきたサイボーグは考え方が斬新だったな。能力の噴出点を増やすというのがまさに戦闘用だし、脳が逆に取り換え可能なパーツ扱いだとか。サイボーグの既成概念を逆手に取っていた -- 名無しさん (2014-02-05 18:50:58)
- ヘルボーイのクロエネンはどうなんすかね? -- 名無し (2014-03-30 21:50:04)
- 「我ああぁがドイツの最高技能の結晶であり誇りであるウウウゥゥ!!」の人は? -- 名無しさん (2014-03-30 23:56:20)
- シュトロハイムは生身の部分残ってたのかアレ、皮膚の欠片すら残ってないような爆死したのに -- 名無しさん (2014-03-30 23:59:08)
- ゴステロさん(ボソッ -- 名無しさん (2014-03-31 00:06:20)
- メタルギアの雷電がいない -- 名無しさん (2014-03-31 23:56:46)
- スターウォーズのドロイド兵は人造人間じゃなくて完全な兵器じゃないか? -- 名無しさん (2014-04-01 00:22:35)
- ARMSのドラッケン部隊は替えのパーツがないから死んだ仲間の一部で代用してるという渋い設定が好きだ。 -- 名無しさん (2014-10-04 12:47:05)
- 機械のボディに脳を移植したのも含まれるのか(0011やZX) -- E (2014-12-21 00:06:55)
- ↑「生身の部分があればサイボーグ、外装が人間っぽいロボットがアンドロイド」ならばサイボーグだな -- 名無しさん (2015-01-12 10:10:04)
- 戦国乙女 -- 名無しさん (2015-01-12 11:24:10)
- 人間と同じ肉体を形成できる機械はサイボーグ -- 名無しさん (2015-11-18 08:23:00)
- ミスった、人間の肉体を形成できる機械なんてのがあったんだがサイボーグと呼ぶべきか人造人間と呼ぶべきか -- 名無しさん (2015-11-18 08:24:06)
- ↑完全に生きた人間を製造するのだったらそれはサイボーグとは言わずホムンクルスと呼ばれるんじゃないか? -- 名無しさん (2017-01-19 23:12:18)
- 機会で作られた奴はともかくナマモノはバイオノイドって言うんじゃなかったっけ?映画で言うならブレードランナーのレプリカントみたいな。 -- 名無しさん (2017-01-19 23:24:10)
- スパイダーマンのコミックでの宿敵の1人、改造人間スコーピオンは「素体となる人間にサソリスーツを着せて特殊な光線を当てて一体化させる」という他ではあまり見ないような方法で誕生していた。機械系のように見えるけど光線を当ててスーツと一体化、というあたり変異型にも見える。 -- 名無しさん (2017-03-20 11:08:59)
- 水木しげる先生の貸本時代の怪作「サイボーグ」…六期鬼太郎で採用して欲しかったけど… -- 名無しさん (2020-04-29 01:04:23)
- SCP財団にはそれこそ沢山 -- 名無しさん (2020-06-28 11:27:17)
- 眼鏡っ娘や杖ついてるご老人もサイボーグやぞ -- 名無しさん (2020-11-17 22:13:41)
- 人間離れした凄まじいアクションを見せたスーツアクターの方を「(主に驚嘆と称賛の意を込めて)リアル改造人間」と呼ぶのも「異名がサイボーグ」の延長線上だろうか -- 名無しさん (2021-12-05 18:44:25)
- スーパーロボットもしくはマシナリーと呼ばれ頭にあるのも電子頭脳だが、人間としての精神や人格を完全移植されているエイトマンは実際どう分類されるべきなのか -- 名無しさん (2021-12-06 14:47:37)
- ↑それは人造人間なんじゃないかなあ… -- 名無しさん (2021-12-06 15:58:16)
- ガンヘッドのバイオドロイドは何に分類されるでしょうか? -- 名無しさん (2023-05-31 23:04:52)
- ↑死体の再生処理で造られた点はロボコップに近いけど、原型なくて脳も再利用されたか怪しいからなあ… -- 名無しさん (2023-06-01 14:42:55)
- ケガや病気で機能を失ったところに、代替として義体や臓器を取り付けた人をサイボーグということはあまりない気がする(生体部分との割合&作品世界の常識や目線の問題かもしれないが)。逆に健康な体の持ち主が更にその先を目指して改造した場合、サイボーグ(改造人間)と呼んでいる気がする。 ナチュラル志向が強いところほど、この手の人々に対するサイボーグ呼びが強まったりするのだろうか -- 名無しさん (2023-11-24 05:56:26)
最終更新:2024年07月10日 11:41