「亜種特異点Ⅲ 屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負」の配信と同時に実装された☆3ランサー。
ストーリー召喚およびフレンドポイント召喚の対象。
ちなみに、1.5部でフレンドポイント召喚に追加された唯一のサーヴァント。

ステータスは☆3ランサー内ではHPが平均的、ATKが最低値。
カード構成は全サーヴァント中でもかなり珍しいQuick3枚+Arts宝具の構成。
hit数はQuick:3hit、Arts:2hit、Buster:2hit、EXtra:4hit。ヒット数の多いQuickとEX、高性能なArtsでNPを稼いでいくことになる。

クラススキルは「対魔力 D+」のみ。若干の弱体耐性を持つ。
属性は中立・中庸・人。〔愛する者〕特性を持ちブリュンヒルデの特攻対象だが、クラス相性の都合、活かされることはほぼない。

スキル

【スキル1】宗和の心得 B CT:7-5
自身に3Tの必中状態とスター発生率アップを付与するスキル。
佐々木小次郎の同名スキルと同じ効果だが、あちらが強化クエストクリアでスター集中度アップ効果が追加されるのに対し、こちらには無し。
仮想敵であるアーチャーには回避持ちが多く、必中が刺さる場面は多い。
一方、スター発生率アップは最大30%と倍率は高くない。同じ効果が後述する宝具効果に含まれているため、レベル上げの優先度は低め。

【スキル2】武の求道 → 生死流転の武 B → A CT:7-5
自身に3Tの精神異常耐性と、1TのQ強化を付与するスキル。
Quick強化はLvに応じて倍率が上昇し、Lv1で30%、Lv10では50%となる。
Quick版「魔力放出」といってもよいスキルだが、他の同系統スキル持ちと違い補助宝具なので宝具に合わせて大ダメージ、という使い方はできない。
しかし、1Tとはいえ胤舜の主砲である3枚のQuickを強化できるため、恩恵が大きい。
用途としては、QuickのNP効率を向上させ宝具装填の補助に使用するか、火力をさらに強化する等。
CTは最短5と短いため気軽にさくっと使っていこう。
精神異常耐性は魅了・恐怖・混乱への耐性を指し、仮想敵ではエウリュアレ子ギルが魅了を使用する。
地味ではあるが、倍率が100%と非常に高い。その上「対魔力」を持つため、効果中はこれらのデバフはまず通らない。
効果を発揮出来る機会は稀だが覚えておくと何かの役に立つ、かも知れない。

2025/3/7実装の強化クエストクリア後は、Artsバフも追加された上に効果が3Tに延長され、NP20-30%獲得も追加される。

【スキル3】先の先 B+ CT:8-6
敵単体に1Tの宝具封印状態と、3Tの防御力ダウンを付与するスキル。
宝具封印スキルは貴重。仮想敵であるアーチャーはゲージが短く、時間稼ぎが出来るのは便利。
Lvに関係なく基本確定だが、「対魔力」で弾かれる可能性がある点には注意。
防御力ダウンは10-20%。地味ながら火力向上に使える。

+ スキル強化について

スキル育成についてだが、Lv1時点でも十分強力なスキルが揃っているため、再臨だけでも実践投入可能。
スキルマを目指す場合、Lv8まではそれほど苦労することなく上げられるだろう。
Lv7→Lv8で要求される勾玉12個もイベント交換で集められる。
問題はLv8→Lv9。勾玉を追加で36個に加え、 凶骨144個 を要求されること。
スキルLv10にする優先順位は「先の先」≧「武の求道」>>「宗和の心得」だろう。
「先の先」の宝具封印はCT1の差が明暗を分けることがままある。そのためCT短縮は優先させたい。
「武の求道」はメイン効果であるQuick強化がLvに応じて成長する。Quickバフの仕様上、NP回収率も若干ながら強化されるので強化しておきたい。
一方、「宗和の心得」はLvに応じた伸び代があまりないうえ、必中効果を回し続けなければならない状況は多くないので、優先度は低め。

宝具「 朧裏月十一式 (おぼろうらづきじゅういちしき)

Arts属性の自己強化宝具。
宝具Lv5/OC100%で使用した場合、3Tの攻撃アップ50%・クリティカル威力アップ100%・スター発生率アップ100%、1回の回避、1Tの即死無効を得る。
大雑把に言うとエミヤの「鷹の瞳」、水着ネロの「死なずのマグス」、ダビデの「治癒の竪琴」を同時にかけるのとほぼ同等のバフを得る(流石にガッツや回復、弱体解除は付いていないが)。

攻撃力アップ50%が乗るだけでも★5ランサーと遜色ない火力になり、これにクリティカル威力アップ100%が加わり凄まじいクリティカルダメージを叩き出す。
さらに効果中はスター発生率が大幅に上昇し、カードを選択するだけでかなりの数のスターを獲得出来る。
これらのバフでクリティカルやオーバーキルを発生させれば、連続で宝具を発動させバフを重ねがけすることも可能。重ね掛けできなくても、3Tで宝具を再装填し、効果を維持することは十分可能。

効果ターン中にクリティカルが発生した場合、(1+0.5)[atk]*(1+1)[クリバフ]*2[クリ]=6、で通常攻撃の6倍のダメージとなる。
理論上は3回重ねがけ出来る可能性があり、その際のクリティカル倍率は20倍にも達する。

補足だが、ゲームの仕様上スター発生率は「300%(1ヒットに付き3個)」が上限で、
宝具だけでなく「宗和の心得」「武の求道(Qカードのみ)」でもスター発生率を上昇させることが出来るが、全てを乗せると上限に引っかかり獲得量が伸び悩む点に注意。
例えば3手目Qのスター発生率は180%で、「武の求道」を使うと270%でほぼ上限、宝具を1回発動すると370%となり上限に達してしまう。
このため、ダメージの伸びる「武の求道」はともかく、「宗和の心得」と宝具を重ねるメリットは小さい。

運用について

宝具自体にダメージが無く、発動したターンから効果ターンがカウントされるため、
宝具チェインやAチェインではなく、宝具始動のブレイブチェインを行ないたい。
宝具がA属性なので、宝具QQEXでもかなりのNPを回収出来る。

クリティカル主体ではあるがスター集中スキルを持たないため、クリティカルを安定して叩き込み続けるには仲間のサポートや概念礼装、コマンドコードで工夫する必要がある。
また宝具バフを途切れさせないため、カード選択は仲間のA始動でQ、Aを振る、自身のQブレイブチェイン等でNPを積極的に稼ぐのが基本。

弱点としては、まず素のステータスは☆3相応でしかなく、防御系の効果が宝具の回避(1回)しかないこと。
エンジンがかかるまではレオニダス一世武蔵坊弁慶ヴラド三世〔EXTRA〕フィン・マックール等の盾役を起用したい。
孔明スカサハ=スカディのスキルで宝具を急速装填する、という荒業もあり。
また、戦闘能力の大半を宝具によるバフに依存しているため、敵が使う妨害系スキルの影響を受けやすい。特に 強化解除や強化無効は天敵
他にはNP減少・NP獲得量ダウン・宝具封印等のNP・宝具周り、スタン等の行動不能系を受けると宝具バフの維持が難しくなる。

また、長所にかなりのNPを回収できると書いてあるが、「かなり」でしかないのがそのまま弱点であり、スカディや水着BBの介護を行ってなお宝具QQによるNP回収とループが非常に不安定。
NP面はS2の強化によって色バフが非常に強くなったのでそこはよいのだが、クリティカルを確定させるにはスター数が足りないことが多い。
バフもNPもスターも欲しいとサポートに求めるものは非常に多い。

☆3ランサーは強力な回避スキルを持つクー・フーリン/ランサーはじめ激戦区と呼ばれるエリアだが、
クリティカルに一点特化した胤舜は、他とは完全に別方向の強みを持つ。
育成し、編成を吟味するほどにポテンシャルを発揮出来る。

相性の良い概念礼装

メインアタッカーとして運用するならスター生成役と並べ、スター集中礼装を持たせてクリティカルによる大ダメージ+NP獲得を狙いたい。
候補としては以下が挙がる。

星出しが十分で、スター集中系礼装が要らない場合は以下も候補になる。

相性の良いサーヴァント

胤舜の欲しい要素としては、星獲得系効果でクリティカルをサポートする、
比較的手薄なQバフの提供、
胤舜が苦手な全体散らしが可能な全体宝具。Q多段やスター獲得効果付きで星を確保出来るとなお良し。
……といったところ。この辺りを満たすサーヴァントとしては以下の通り。

  • スカサハ=スカディ
    Quickサポーターの最高峰。「原初のルーン」で強烈なQuickバフ、「大神の叡智」で初動ブーストをかけてくれる。
    宝具でクリティカル強化の上乗せと回避付与、「凍える吹雪」でクリティカル事故防止と耐久面のフォローもばっちり。

  • ハンス・クリスチャン・アンデルセン
    スキルで星とクリティカル強化を投げてくれるサポーター。
    「高速詠唱」を持つため、アンデルセンのカードを切らずとも宝具を使用可能。胤舜の耐久力をサポートしてくれる。
    耐久力が低く、集中打を浴びると落ちやすいのが難点。

  • 水着BB
    スキル「無貌の月」により、胤舜の宝具QQEXを3T連続で叩き込ませることが可能。通称「無貌裏月」。
    特に、カードが揃ったタイミングでWスカディのスキルを全乗せ、オーダーチェンジで呼び出したBBに「無貌の月」を使用、あとはそのターンのクリティカルが出せれば3T連続宝具QQEX(「原初のルーン」×2乗せ)がほぼ確定する。 通称「無貌裏月ハゲの城」。
    NPがクリティカルを絡めても少し足りないことがあるので、初期NP礼装を積んで「大神の叡智」を1回余らせておくか、NP獲得量アップ礼装を持たせておく等で補いたい。
    また、胤舜を徹底介護するとサポーターが無防備になりやすく、ボスの一撃でサポーターが落ちて無貌の月が解除される事態がままある。一応1回回避があるとはいえ正直お祈りするしかない時もあるので注意したい。

  • ジャンヌ・ダルク
    長期戦を行うならば。
    何より宝具の全体無敵が強力無比。胤舜の場合、1回回避を無敵で保護できるので、全体無敵の恩恵は大きい。
    また、キャスター以外で唯一のArts3+1枚持ちなので初手Arts始動が捗り、ジャンヌ側も胤舜のスター生産力の恩恵に与ってクリ殴りで宝具装填を加速できる。
    地味に「啓示」のスター生産も侮れない他、ジャンヌのスタン、胤舜の宝具封印と遅延手段が2つあるのもGood。
    彼女にプリズマコスモスをつけてあげられるならば、PTがあんていしやすくなるだろう。

  • シャーロック・ホームズ
    Arts重視のクリティカルアタッカー。
    少ない手数でNPを稼げるが星出しが苦手なホームズと、星出しは得意だが手数を稼ぎたい胤舜とで噛み合う。
    NP面の問題で3騎目のカードを切る余裕はないので、3騎目はスキルで仕事できるサーヴァントに2030年の欠片を持たせると良い。

  • パールヴァティーワルキューレ
    Quickメインの全体ランサー。胤舜とどちらか一方のWアタッカー構成となる。
    全体宝具での雑魚散らしと味方補助に長けるパール、ワルキューレが敵を散らし、ボス戦は支援を貰った胤舜が攻める、という動きになる。
    Aの枚数が少ないのが難点。3騎目はAの多いサポーターが望ましい。

  • 玉藻の前〔ランサー〕源頼光〔ランサー〕
    Busterメインの単体宝具ランサー。
    共に強烈な瞬間強化バフを持ち、カリスマ+全体スター発生率バフで胤舜の星出し能力を強化できる。
    両者のカリスマと「宗和の心得」を合わせると、胤舜が2ndQuickで星6個を確定させられるのは見所。
    また、瞬間火力を高威力宝具と瞬間強化バフで補っていける他、NP効率も悪くないのが嬉しい。

  • 蒼崎青子
    火力は足りているがスターとNPが足りず宝具が回らない、ついでに許容できる被弾数も少ないという胤舜の弱点を補強できるサポーター。
    色バフとクリバフによる火力貢献も多少ある。

おすすめ魔術礼装

Q強化とスター集中を付与できる「ロイヤルブランド」、回復+NP増加と全体のQ強化が可能な「ブリリアントサマー」、
瞬間的なスター増加が行える「アニバーサリー・ブロンド」あたりが使いやすい。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年03月09日 00:51