第2部 第2章「Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児」にて異聞帯の王として登場後、「FGO Fes.2018 ~3rd Anniversary~特異点ピックアップ召喚」で実装された期間限定★5キャスター。
カード構成はQ2/A2/B1で、ヒット数はQ4/A3/B4/EX5と多め。また、Quickカードを2枚持つのはキャスターとしては初。(後に同構成の紫式部が実装)
クラススキルは「陣地作成 EX」「道具作成 A」「女神の神核 A」と高ランクのものが揃う。
N/Aが適正値の0.62から0.67と上方調整されているため、この「陣地作成 EX」と合わさってA2枚にもかかわらずA1枚のサーヴァント並のA効率を誇る(具体的には沖田や槍王とほぼ同じくらい)。
ステータスはバランス型であり、同レアリティのキャスターと比較して特に珍しいものでもない。
属性は混沌・善・天。〔王〕特性を持つ。
スキル
【スキル1】原初のルーン CT:8-6
味方単体のQuickカード性能と、Quickカードによるクリティカル威力を3Tの間上昇させる。
どちらの効果も持続ターン数の長さに対して上昇量が非常に大きく、それぞれの相乗効果によって爆発的なダメージアップが見込める。
QuickカードによるNP獲得量も上昇するため、多段ヒットするQuickの持ち主をブーストすることでNP補助としても期待できる。
注意すべきは、クリティカル威力アップが適用されるのはあくまでQuickによるものだけであるという点。
アタッカーのQuickカードに、コマンドコードの「コード・フォーカス」を刻印するのも良いかもしれない。
【スキル2】凍える吹雪 B CT:8-6
敵全体の防御とクリティカル発生率を3Tの間ダウンさせる。
スキル1同様、持続ターン数が長い割に効果量が大きい。
宝具ともあわせて事故を防ぎつつQuick以外の火力も引き上げる、攻防兼ね備えた優秀な複合スキル。
【スキル3】大神の叡智 B+ CT:8-6
味方単体のNPを増加させる。
それ以外の効果は無いが最大で50%増加と、他人に付与できるものとしては諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕を上回る。
周回・高難度攻略のいずれにおいても役に立つ非常に有用なスキルと言えるだろう。
宝具「
死溢るる魔境への門
」
Arts属性の支援宝具。
味方全体に5Tの間クリティカル威力アップ(宝具Lv依存)を3回を付与し、さらに回避・即死無効を1回(固定)、回数無制限の被ダメージカット(OCで上昇)を3T付与する。
火力と耐久をまとめてサポートする補助宝具。Arts属性ゆえに味方のNP獲得にも貢献可能なのがミソ。
種類を問わないクリティカル威力アップは、スキル1の対象からあぶれたBuster/Artsへのスターも無駄にしにくい。
回数制のためクリティカルが発生するまでは持ち越す事が可能で、5T以内に宝具を再使用できれば重複する。
回避はたった1回とはいえ全体に及ぶため、スキル3を自分に使い緊急回避として用いる事も可能。
即死無効は有効な状況が限られるとはいえ、仲間全体に付与できるのは現状この宝具の特権である。
全体即死宝具を使ってくるような敵サーヴァントに対しては、回避とあわせて有効な対策になるだろう。
なお、残念ながらアーラシュや陳宮の宝具、アンリマユやマンドリカルドのスキルの様なデメリットとしての即死は防ぐことが出来ない。
被ダメージカットは効果の中で唯一回数に限りが無く、タイミングを選ばない。
とはいえ、これのみでは防御手段としては頼りない数値なので、活用するなら別途、防御バフを用意したい。
2021/12/08実装の強化クエストクリア後は、味方全体の攻撃力アップ(5T)が追加され、クリティカル威力の倍率がアップした。
攻撃力アップは倍率こそ標準的なものの持続が長く、Quickバフとも乗算関係になるため火力への貢献が大きい。
クリティカルアップの倍率も強化による伸び幅が大きく、宝具レベル1時点でも強化前と比較して1.5倍以上、レベル5の比較なら2倍と飛躍的に効果量が上昇している。
また、これら強化点の数値がいずれも宝具レベル依存で上昇するため、宝具2以上を狙う意義が以前よりも大きくなった。
総評
諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕のNP供給能力と、玉藻の前、マーリンのようなカード性能大アップを兼ね揃えたQuick補助サーヴァント。
凶悪とすら言えるスキル1のQuick強化や、スキル3の単体NP50チャージが目を引くが、スキル2及び宝具の汎用性も十分に高く、周回はもちろん高難易度攻略まで、パーティの組み合わせ次第で多様な局面に投入できる。
短所は、クリティカルに寄った補助能力を持つ割に自身のスター生産能力は並程度であるところ。
一度Quickクリティカルにこぎつけてしまえばアタッカー自身がスターを自給自足してくれる場合も多いうえ、自身のQuickも十分高性能だが、他に供給役もいる方が安定する。
またスター集中度の操作だけは出来ないため、うまくアタッカーにスターを集める為の工夫は必要になる。
さらにQuickを2枚持つキャスターが自身と紫式部のみのため、クラス統一PTで堅実に進めようとすると最大の戦力であるスキル1が機能しなくなる。
宝具はともかく、スキル構成がアタッカー一人にQuickクリティカルを連発させること(≒クラス混成)が前提となっているため、理論値こそ凄まじいが御眼鏡に適うアタッカーはそれなりに限られる。
そしてArts3枚持ちとしてAパ耐久をこなせる★5補助キャスターと比べてしまうと、混成前提ということも相まって長期戦もやや苦手なことは否めないだろう。
相性の良いサーヴァント
相性の良いサーヴァントはこれまで登場してきたサーヴァントに比較的多いが、やはり真価を特に引き出せるのは、『スカディの実装までに登場した、多ヒット数のQuick攻撃宝具を持つサーヴァント』だろう。
中でも自前とフレンドでスカディの2重起用を行い原初のルーンを重ねがけし、ヒット数の多い全体Quick攻撃宝具を連発させる運用が短時間での周回に役立つ。
ランスロット(狂)、巌窟王、ワルキューレ、パールヴァティー、アタランテなどは原初のルーン2重付与によって、宝具でNPを49%以上リチャージすることができるようになり、スカディに残りを賄ってもらいつつの宝具3連発も十分に視野に入る。
ナイチンゲールやBBなどで弱体無効の付与が必要な関係上マスター礼装が限られるが、フランケンシュタインでもシステムを組むことは可能である。
このような全体宝具アタッカーとの使用例については考察/編成/スカサハ=スカディシステムを参照。
周回だけでなく単体ボス戦にも有効。沖田総司や宝蔵院胤舜のようなQuickクリティカルを主武器に持つサーヴァントのサポートの場合、乗算バフのおかげで火力を大幅に引き上げられるだけでなく、NP獲得量やスター発生率まで底上げできる。
複数Qを持っていて、かつ高いスター集中度を持つクラスか、スカサハなどの様にスターをほぼ強制的に吸い上げられる集中スキル持ちを起用したいところ。自前でのクリバフ持ちならなお良い。
スター集中礼装を採用してアタッカーが吸い上げる、という戦術も単純ながら協力。
当然ながら、アキレウス、アルテラ・ザ・サン〔タ〕、アタランテ〔オルタ〕など、通常攻撃・宝具・スキルのうち2項目以上で星を十分に出せるサーヴァントとの相性が良い。
星を産むためではなく火力の為だけにも通常のQカードを切れるため、Qクリティカルが必然的に狙いやすくなる。
また、水着BBとの相性も良好。
BBの持つ「無貌の月」でQuickを固定してあげれば3Tで4枚も5枚もQuickクリティカルを切れるようになる。
いささかロマン砲的な運用となるが、ビリー・ザ・キッドと組ませると「クイックドロウ」と「大神の叡智」によるチャージ宝具からの、252%クリバフ&50%Qバフを付与したQクリティカル2連発などという芸当も可能。
同様にアン・ボニー&メアリー・リードでも「射撃」を組み合わせた高威力クリティカルを狙うことが出来る。
また、諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕、アルトリア・キャスターまたはフレンドのスカディのいずれかと併用することによって、味方単体のNPをいきなり0%から100%に引き上げる事が出来る。
アタッカーがシステム運用に向かなくとも、イベントで初期NP系効果を持たない特攻礼装を持たせながら短期戦を仕掛ける場合などに役立つだろう。
相性の良い概念礼装
礼装は、やはり星出しを補助できる2030年の欠片等の毎ターンスター獲得系か、宝具を堅実に貯められるプリズマコスモスがベター。
宝具効果の重複を狙いたいなら、カレイドスコープを始めとする初期NP系もよいだろう。
1T目にアタッカーがクリティカルを狙うことが出来るゴールデン捕鯉魚図やハイド・ハンターも短期戦では役に立つ。
Quickバッファーとしての能力を突き詰めるなら絆礼装も有力候補。味方のQuick性能とクリティカル威力をさらに引き上げることが出来る。
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