ブランドを創る



アイデンティティ

ブランドを創るのはエッジが立った際立つものが必要がある。アイデンティティを持って、新たな価値を創り出していく。横並びではブランドは創られず、個性が必要である。他者との違いがブランドとなっていく。

ブランドには核となるものが無くてはならない。外見だけではなく、中身が伴う必要がある。本質的なところを持ち続け一貫性のある姿が、確立されたブランドへと誘う。

長期的

ブランドは短期間で出来上がるものではない。長期的な継続活動が伴ってこそ、人々に認知されるブランドとなっていく。そこには新たに生み出すことや育てることが必要であり、それが浸透することでブランドになる。とても時間がかかることである。

一旦ブランドを作り上げると守ることが必要となる。老舗といわれる店が伝統を保ち続けるように、代々伝え続けていく。しかし、守る姿勢だけではだめであり、立ち止まらずに走り続けることでブランド維持を可能とする。

ファンを創る

ブランドを創ることはファンを創ることである。個々の人の中でブランドイメージが確立されており、皆がすでに知っている存在となっている。良いものが口コミで広がるように、他の人によってリコメンドされたり、有名人が紹介することでファンが増えていく。

ファンを創るには思いやりが必要である。相手の気持ちを考えるように、ブランドの受け手の考えを熟知し、求めているものを提供していく。

マーケティング

時にはブランドを意図的に広げることも必要である。ビジョンに基づき戦略を創り出していく。価値観を示し、提供物を与え続ける。メッセージと具体的な商品やサービスとが一致することによって、人々に認識されていく。

日本人の苦手なこととして発信することが挙げられる。積極的に発信しなければ、なかなか相手には伝わらない。組織レベルであれば仕組みのなかでのマーケティングが行われるが、個人レベルの場合は意識して発信する必要がある。

意識しない

ブランドを意識しないこともある。日用品を買うときにブランドを気にせず、値段のみをみて決めることも多い。

伝える側はブランドを意識していても、受け手側が意識しないことがある。そういった両者のギャップを認識しなければならない。ブランドを無くても良いと考える人もおり、あまりに一方的な押し付けは、逆効果となる。

組織から個人へ

従来ブランドは会社などの組織が抱えるものであったが、徐々に個人レベルに広がりを見せている。○○さんの野菜と言ったように、個人の顔が分かる方が安心して購入してもらえる文化となってきた。

組織の中にいても、自己表現をすることでその人のブランドが認識される。逆に言えば、発信し続けないと組織の中に埋もれてしまう。今までの経歴、その人の歴史を知ることで、惹かれることがある。

個人ブランドで大切なことは人格である。意図して見せる姿よりも、何気ない振る舞いを見られていることが多く、素の状態を磨き続けることが必要となってきている。












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最終更新:2012年01月26日 19:37