森林再生課題
搬送
林業には木材を運ぶ道が必要であるが、その道が無いために木を運び出せない現実がある。他の木を倒さないように運ぶ必要があるが、車が入れない場所も多くあり、運び出すことは簡単ではない。
獣害もあり、鹿や熊などの出没による作業の停止や、木への影響などがある。自然のものだけに人間だけの都合では運用できない難しさがある。
経営マネジメント
森林業は他産業と比較して時間軸が長い。農業は効率が高く50年で2倍と言われるが木は育つまでに時間が掛かる。
国内では儲からないと言われて久しいが、輸入材の増加や円高の影響でますますその傾向は強まっている。補助金が使われることもあるが、その使い道は間伐に掛かる経費や組合運営に回されるが、自立した仕組みづくりが必要。他にも販売権の扱いや品質担保などの課題がある。
人手がいるので雇用が必要となるが、人を育てにもお金が掛かる。人材育成プランとして森林施業プランナーや間伐ボランティア、資格制度などがある。
マーケティング
デザインも必要であり、製品を高く売ることや原木に付加価値をつけること、さらに他産業を参考に何かを取り入れていく努力が必要である。
地元の山の利用
地元の山林の資源としての活用を増やしていかなければならない。木材を用いた建物として神社や寺の改修に使える。エコ商材として、もったいないという概念をもって接していく。
ブームとして国産材を使うことも考えられる。柱材として利用したり、庶民が使う材料としての活用が見込まれる。人工林を上手く利用することも考えなければいけない。
地域性を高める意味では、産直国産材料の活用や直売なども考えられる。他地域への展開もあり、
ブランド化して売り込んでいき、東京など他地域での販売に力を入れていく。地域ごとの色を出していく。
森の役割
森林は水源林として治水に使うことができる。バイオマスに代表されるように地産地消エネルギーとしての活用も考えられる。そのためには人が森林を守ることも必要である。林業の技術開発も進めていかなければならない。
他には観光資源としての活用がある。ただし活用できているケースは少なく、伊豆などでは山よりも海や温泉の方が重宝され、山の魅力を引き出していかなければならない。
流通構造の問題
林業を考える上で、ビジネスの川上である森の部分と川下である製造や消費者それぞれに課題がある。木を伐採して加工し販売する。その流れにおいて個別に解決していく課題と、横断的に考えるべきところがある。
情報が正しく流されていないという現実もある。オープンになっていない情報もあり、偏った情報であったり、断片的に流れることが多い。
何かのタイミングで入ってきた話を真に受けてしまう日本人の特性もあり、本当に必要なことが何かが見えてない。トレーサビリティも強化していく必要がある。
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最終更新:2012年08月29日 11:28