自然を感じるとき
五感
人は自然を五感を用いて感じる。
視覚により景色を見たり、光や暗闇を通して自然を感じる。草木の緑や空の青などが自然の象徴とされている。水や動植物など、生命に通じるものを通じて、自然に生きる存在であることを認識する。
季節の変わり目や天候状態を臭覚を通じて感じることができる。土の匂いを嗅ぎ、風の香りを吸い込み、自然の中にいる感覚を覚える。
聴覚では水の流れる音、川のせせらぎや滝の流れ落ちるようなシーンにおいて、自然を感じる。動物の鳴き声や鳥のさえずりなどを聞くと、人が自然の一部である感覚に陥る。
手のひらや、全身の触覚により感じる自然。冷たいものや熱いもの、自然らしいぬくもりあるものを触り、自然がもつ柔らかい感覚を体内に取り入れる。
食事では、自然がもつ素材本来の味により体に入っていく感覚を持つ。人間活動のエネルギー源となり、味覚を通じて味わいや喜びを感じる。
気持ちよい
自然を感じると、とてもリラックスした気分になれる。人が自然と一体となる気持ちとなり、ほっとした感覚を覚える。人間本来の素直な気持ちを取り戻し、あくせくした日常生活を振り返ることができる。
自然の中では、全身を広げ体いっぱいに自然を感じる姿がある。心からの笑顔がはじけだし、深い呼吸をしてゆったりとした気持ちになる。
体感
建物から外に出て、アウトドアの環境において自然を感じることが出来る。五感各々の機能とともに、体全体で受ける感覚である。都会の日常生活では、建物の中にいることが多く、自然と触れ合うことが少ないが、非日常ともいえる空間において、自然本来の姿を目の当たりにする。
自然を感じるときの状態
自然を感じるときは、ゆったりとした気持ちでゆとりがある状態である。何かに集中していたり、時間に追われたりしていると、自然を感じる余裕がなくなってしまう。不自然に意図的に何かの対応をしているようなときは自然を感じない。
無の状態になると自然を感じる力が強くなる。何も考えず、ニュートラルな状態において自然を感じることができる。
最終更新：2011年06月30日 13:33
