共創の類義語



協業

多くの人や組織が協力し合って業務を行う協業。色々な関係者が集まり、協業することで商品や仕組みを作っていく。コラボレーションと呼ばれることもあるが、共通目的に対して協力しあう。

共創と比べると、協業は目的やメンバーが明確なケースで使われることが多い。実現に向かって集うため、プロジェクトのように目的を達成すると解散することもある。共と協、創と業との違いが表すように、本来の意味合いは異なるが、多くは同義語として使われる。

協奏

音楽で使われる協奏。オーケストラに代表されるように、多くの楽器が音を奏で一つのハーモニーとして音楽という形にする。指揮者が全体をリードして、楽器演奏者が個別の音色を出すのではなく、全体の一部として音出しさせる。

別の音楽ではジャズがある。ここでは即興をベースにしたセッションと呼ばれる。それぞれの演奏者が掛け合いながら音楽を作り出していく。予定調和だけではない、創造性が聴くものを引き付ける。

つくる

共創は共に創ると書くが、つくるという漢字は多くある。「作る」は手作業のイメージが強く、工作や作品という熟語で示されるように、生活に密着感がある。「造る」はもう少し大量に造り出すイメージがある。造形や造園のようにデザイン性を兼ね備えたものに映る。

「創る」は倉に、刀を意味するりっとうで表される漢字である。何かを貯蔵する倉を壊す、削るという意味もあり、一般に捉えられる「つくる」というイメージからは少し遠い表現である。英語でクリエイティブと表現すると、創造性豊かな発想力を持ち合わせている感覚を受ける。それはデザインに通じるものがある。

天地創造のように、スタート時点を表すことでも「創る」という字は使われる。壊すと意味とつくるという二つの意味合いを持つ、不思議な漢字である。











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最終更新:2011年11月30日 19:36