社会人の分類
「社会人」の主な使われ方
社会人という言葉は、一般的に働く人のことを指すことが多い。学生が就職する際に「社会人になる」といったような使われ方がされる。企業に勤める人のほか、公務員のようにある組織に属する人を示し、社会に出て働く人という意味合いが強い。
この社会人という響きは、企業に勤める人にとって都合の良い表現である。お金を稼ぐ人と言われるよりも、印象がよく感じられる。
英語では労働者(worker)や成人(adult)、市民(citizen)という単語はあるが、「社会人」そのものを指す単語はない。
「社会人」に通常含まれない人
通常、専業主婦や学生、子供、赤ちゃんのように家庭にいて、働きに出ていない人は社会人に含まれないことが多い。
働いていないという点においては、ニートやホームレス、旅人、自由人と言われるような人達も、社会人という表現が使われることは少ない。
本来は社会にいる人、社会に属する人という意味合いであれば、全ての人は社会人といっても良いのであるが、実際にはそのような使われ方はされない。
企業以外の職種
社会人=働いてお金を貰う人、という定義が成り立つわけではない。もしそうであれば、子役で活躍する人達も社会人と呼ぶのであろうか。実際には店長の役割をしているアルバイトは多いが社会人とは呼ばれない。社会人という言葉の適用は、役割によって決まるものではない。
個人事業主やスポーツ選手も社会人という枠組みの中には完全に入らないだろう。プロ野球選手やプロレスラーは社会人とはあまり呼ばれない。端的な例はプロゴルファーの石川遼選手。彼は高校生時代からプロゴルファーで活躍するという異色な存在であるが、このあたりの定義は難しい。
職は持っているが殆ど収入の無い人、売れない芸人や漫才師は社会人として扱われるのであろうか。やはりあまり呼ばれないのが実態である。
リタイアした人
「社会人になる」という言葉はあるが、「社会人をやめる」という表現はあまり聞かれない。では、リタイアした老人や第二の人生を送っている人達を社会人と呼ぶのか。社会人を辞めたとは言われないが、社会人とも言われないという曖昧な立場である。
第二の人生という表現もあるが、職につくかどうかは日本人にとって、とても大きなくくりである。現役世代のみが社会人として認められている。
特殊な人
その他分類上特殊な人、特権階級の人や犯罪者は社会人に属しているのであろうか。また会社勤めであっても「頑固オヤジ」と表現される人はどうだろうか。
一般的な社会観に対し暗黙で共通認識があり、それ以外の人に対しては日本社会の中心的な人ではないという扱いをうける。
「社会人」に対する表現
社会人になることと成人になることは、近しい表現である。「立派な社会人として仕事が出来るようになった」といった表現は、社会に出て働き、稼ぐことを求められている表現ではないだろうか。
人間力という表現はあるが、社会人力という言い方はあまりされない。もっとも学生力という言葉も聞かれない。
最終更新:2011年05月19日 16:11