共創の土壌



共有

共創はあらゆるものを共有することが大切。まず第一に目的を統一し、向かう方向の意識を合わせる必要がある。時にビジョン、目標、ゴールといった表現がなされるが、一歩目を踏み出す前にパートナーと方向性を決める。

共創後の未来がどういったものであるか、それに対しても十分に意見を交わす必要がある。言わずもがなだが、創り出すときは一緒に行う。また、活動中発生する課題も共有することが、目的に向かうための大切な要素である。

バランス

誰かの意見や一部の事柄に引っ張られることなく、バランスを保ちながら秩序立って活動していく。共創を始める場合、それまでの関係が希薄なことが多く、平等な関係性であることが重要。秘密事項があるとお互いに不信感を覚えるため、情報やアイデアなどはオープンにする。

共創は社会のバランスを取るための手法の一つである。様々な会社や業種が集まるビジネスの世界、福祉をはじめとする社会基盤作りのために、力を合わせてお互いを助け合う精神が大切となってくる。

みんなが主役

一般的に共創は強固な組織体ではないので、カリスマリーダが引っ張るというよりも、全員が主役となって創り上げるスタイルが多い。無名ではあるが力がある人が集まり、個人としても強さを持っている人達によって創られていく。

Know howよりもKnow whoを大切にし、人がベースとなって繋がっていく。考え方や経験が対極的な人を受け入れたり、世代を超えた関係性を築いていく。常に新しいことを取り入れ、学ぶスタンスであり続ける。

人を引き付ける

世界のIT企業が集まるシリコンバレー、昔漫画家が集ったトキワ荘。共に人を引き付ける環境であり、人が人を呼び込む。このような土壌では切磋琢磨し、新たなものが生み出されることが多い。

同質ではなく、多様な人が集まることも共創には必要な条件である。球体のように関係性を繋ぎ合わせていく。そこには360度繋がりあえる状況を創りだしている。

オンライン環境

インターネットでつながれたオンライン環境。このインフラによって、世界中の人とのやり取りが瞬時に行えるようになった。重要なやり取りや複雑な情報も、大多数の人とのシェアが可能となり、以前に比べ共創の土壌が飛躍的に広がっているといえる。

さらに近年はTwitterやFacebookに代表されるソーシャルメディアの普及により、普段の生活状態が事細かに発信され、顔を合わせなくてもお互いの状態が分かる。社内の共創活動においても、社内SNSなどが有効に使われている。












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最終更新:2011年11月30日 19:55