概要
当記事ではサニェーラの交通に関する記録を纏める。
歴史
1750年:銀河鉄道庁、法務庁が「省」に格上げされた。
元々銀河鉄道省レーウス管理局には約120隻の旅客船が存在した。
スラーン戦争では徴用艦船部隊で80隻が参加している。
その後、ラヴェルト国際航路に約70隻譲渡し、そのうち50隻は貨客船で20隻は貨物船である。
都市鉄道
1500年代からサニェーラの都市で運営される。主に3両編成の小型列車に小規模な反重力装置を搭載した物で都市の建物の間をすり抜けるように走行する。路面電車みたいな役割で銀河鉄道のように宇宙へは行けない。1800年代以降は
ロフィルナ連邦共同体の主要都市でも運用され、1800年製の新型車両の増備がなされている。ロフィルナ国内での運用は現地の行政機関(主に航空保安省と産業経営省)が担う。
国際本線
レーウス~ウビウリの区間を走る
サニェーラ独立国銀河鉄道省の国際列車が走る主要路線。一般的には「サニェーラ省線」と呼ばれる。サニェーラ独立国の主な外貨獲得手段で莫大な財産を生み出している金蔓。1日の列車本数は国際航路の中でも最多だが戦争中は戦時輸送計画が練られ軍用列車と貨物列車が優先される。国内でも噂の域を出ないが、銀河鉄道庁の発足以来この路線を含めて国際航路による利益を出しており、各地の中枢院関係施設に貯めている財産は1700年時点で約150年戦争が続き、かつ、その間鎖国状態になっても普段通りの国家運営が可能で最高指揮官は勿論一般国民まで通常通りの生活が出来るとされた。
国内線の移動には移動税が必要で4等0%、3等1%、2等5%、1等15%となる。
特別豪華客船
提携各国を周遊する特別豪華客船で、主にタシュトヘム、スラーン、ラヴェルト間で運行している。全長約2000m。現在3隻所有し、うち2隻はロフィルナの軍事企業(プルームダール財閥ロマクト社)が製造した。全て銀河鉄道省の管轄下で運用され、ロフィルナ~アポラ、サニェーラ~ファルトクノア間の航路を中心に莫大な収益を得ている。また、ロフィルナ製のライフサイクル装置や、特殊流体装甲を装備しており、ウェールフープ技術、その他の最新技術も導入された。例え紛争地帯であっても安全で快適な運行が可能とされる。
主な車両
1600年~1900年後半まで運行していた国際路線用の機関車、場所によって5両~20両の客車を牽引していた
1700年からは各駅停車や区間列車で運用されていた
〈この列車が登場した主な出来事〉
1644年ロフィルナ開通時の1番列車に使用
1664年タシュトヘム開通時の1番列車に使用
1673年レーウス宇宙港開通時の1番列車に使用
1789年にロフィルナ赤軍の爆弾テロに巻き込まれ3550号が爆破された(車両全損、乗員乗客全員死亡)
1700年~2000年代にも運用している国際路線用の機関車、10両~20両の客車を牽引している
この機関車を気に入ったラーオルは1706年に自身の専用客車牽引機に指定、4001号と4002号と4003号には特別塗装が施され通常の客車は牽引せずラーオル専用客車の牽引用になった
要人専用列車として使われる事もあり、その時は特別客車を牽引する
ソプゲン・ナプトーやヴァンス・フリートンがサニェーラ独立国へ来る時もそれぞれが乗車する特別客車をこの機関車が重連で牽引した
〈この列車が登場した主な出来事〉
1727年ウビウリ開通時の1番列車に使用
1763年ロフィルナ学園都市ルドラトリアにある地下深層エリアの調査見学会を行った時に使用されたのは4001号牽引の特別列車だった、連結していた食堂車の車内でラーオル最高指揮官とフリートン侯爵が出会い友人となる
1789年ロフィルナ赤軍により4101号に爆弾が仕掛けられたが鉄道軍の緊急点検により爆弾は取り外された
1610年製。単体でワープが可能な機関車を製造。新型機関車と、形はレトロでありながら最新の設備を搭載するラーオル専用客車を製造した。機関車を含めて11両編成。茶色の塗装で白い帯が描かれた車体である。荷物車、寝台車、貴賓車、食堂車、展望車を含んだ豪華な装いとなっている。
1800年軍事拡張計画で最初に建造された貨客船。他国への譲渡、船体の老朽化、
第二次宇宙大戦(
シャグマ=ラゴン戦争)での大量消費によってロフィルナ~ファルトクノア方面に向かう客船航路へ支障が生じた為、1400年代から建造を続けていたケウニェ級貨客船の次級として製造を開始した。サニェーラでは銀河鉄道省・星系軍に大量配備された。他国へは交通網が貧弱な友好国等へも数隻譲渡される。
1795年に
ファルトクノア共和国の共和国国際航宙機構に乗り入れる為150隻の新型旅客船を計画していた、設計は1796年に完成しその年から建造が始まった
本来こういった量産型艦船は大型造船所で建造される事になっているが、軍備増強が進み旅客船の建造余裕が無かったため特設造船企業にも発注された
1798年以降は大型造船所でも建造を開始した
船の形は1777型対地大型戦艦を民間型に改良したもの、しかしあまりに巨大なため全長は1000㍍へ短縮された
共和国国際航宙機構ではこの150隻と1800型貨物船50隻と豪華客船によるアポラ~サニェーラの直通運行を開始
都市内移動用の鉄道車両で、車体長は1両12㍍で3両編成となっている。
サニェーラでは銀河鉄道省の管轄下で運営され、ロフィルナでは同国航空保安省が整備、同産業経営省が運営する。
ロフィルナにある海底遺跡を巡る観光列車。
通常の車両を使用する場合もあるが、基本的に専用の防水性を上げた展望車両を使用する。
ロフィルナ内戦復興のためのサニェーラ人移民を運んだ列車。
他にも4本程別の列車も使用したが、主に使われていたのが2001号。
「新世界」に爆破された寝台急行列車。青い車体に金色の帯という外観で「青寝台」の愛称がある。
「新世界」に爆破された寝台特急列車。白い車体に赤い帯の近未来的外観が特徴的である。
2500号~2999号までの列車の愛称。2561号はルドラトリア3号として運用中に新世界に爆破された。
列車等級
サニェーラ独立国銀河鉄道省の客車の階級は5等制となっている。
特等:国家元首や政府関係者等が移動する際に連結される豪華設備を持つ車両。
1等:主に大企業の重鎮や貴族が移動する時に利用される。乗車するには1等パスと身分証明が出来るものが必要。急行列車に5両ほど連結されており、特急だと全て1等の場合もある。
2等:一般国民が利用する。2等パスを購入することで搭乗可能になる。急行列車の大半がこの等級で、稀に各駅停車にも連結される。
3等:主に一般国民が利用する。通勤通学列車は全てこれ。切符で乗車可能。
4等:貧民や奴隷階級が存在する国家において運用されている。貧民用の車両。大半が旧式の車両で、座席がなく床に直接座る。快適性は皆無だが政府に貧民や奴隷としての身分が確認されている者は無料で乗車可能。
これらの等級は船舶事業にも適用されており、客船や貨客船だと概ね1~3等までの部屋と1部屋だけ特等がある。4等室は貨物船にある場合もある。
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最終更新:2020年11月22日 04:32