むーたいりくせいほうかいいきかいせん
前史
戦闘のきっかけはパカンダ王国外交長の
ドグラスが国交を求めて訪れたグラ・バルカス帝国の皇族
ハイラスの苦言に激怒し、処刑したことにより始まり、問答無用で皇族を殺害されたグラ・バルカス帝国帝王
グラルークスは激怒。
グラ・バルカス帝国艦隊はパカンダ王国を強襲し、僅か7日で滅亡に追いやった。
一方でパカンダ王国を筆頭保護国として優遇してきた列強第五位のレイフォルはパカンダ王国滅亡の事実を受け、
レイフォルの皇帝が激怒。すぐさま
魔導戦列艦、
竜母で構成された海軍の主力艦隊43隻を出撃させ、パカンダ王国沖合いに位置する敵艦隊の殲滅を命じた。
グラ・バルカス帝国側も最新鋭の「グレードアトラスター」を単艦で出撃させ、戦闘が勃発する。
なお、正確な海戦日時は不明だが、中央暦1639年9月1日に
日本に
ロウリア王国が降伏した報告をグラ・バルカス帝国情報部が受けた後に戦闘が行われ、9月7日には在
パーパルディア皇国駐在レイフォル大使が本国の異変が起きたとして緊急帰国しているため、この間に発生したと推察される。
ムー大陸西方海域海戦
先行したレイフォル軍の
ワイバーンロード40騎が戦艦「グレードアトラスター」と遭遇するが、戦艦の主砲から射撃された46cm近接信管弾6発を受け前方を飛んでいた20騎は消滅し、後方の残り20騎も近接信管の対空射撃を受けて、10分以内に全滅する。
ワイバーンロードの殲滅を確認すると、「グレードアトラスター」の
ラクスタル艦長は前進してくるレイフォル艦隊を距離5kmまで引き付けてから砲撃を指示し、レイフォル艦隊との距離が残り6kmの地点で戦艦を回頭させ、主砲と副砲による砲撃を開始。艦砲の射程距離が2kmしかないレイフォル艦隊を一方的に攻撃する。
第一射は命中しなかったが、レイフォル艦隊では届かない長距離からの砲撃を見て、将軍バルは戦慄。第二射でレイフォル軍80門級戦列艦「ガオフォース」に副砲が直撃し、轟沈。
第三射では戦列艦「トラント」とレイフォル海軍の象徴だった最新鋭の100門級戦列艦「レイフォル」も轟沈する。そのまま苛烈な砲撃が続けられ、旗艦「ホーリー」以外の戦列艦・竜母・ワイバーンロードは全滅する。
レイフォル艦隊の将軍バルは屈辱感から降伏の旗を掲げて、近付いてきた敵艦に対する不意打ちを指示。ほぼ必中距離の1kmまで「グレードアトラスター」が近づくと50門の砲を一斉発射し、ほぼ全てが直撃したが、「グレードアトラスター」は損傷を与えることはできずに反撃され、「ホーリー」は消滅。将軍バルも戦死した。
レイフォリア壊滅
レイフォル艦隊を殲滅すると、残りの残弾を確認したラクスタル艦長はレイフォル首都
レイフォリアへ「グレードアトラスター」を前進させ、レイフォリア市街に対して全力射撃を敢行する。
この砲撃でレイフォリアはほぼ灰塵と化し、首都の居城も破壊されて皇帝は戦死。生き残った軍部も無条件降伏し、レイフォルは滅亡した。
1隻で列強レイフォルを降伏に追い込んだ「グレードアトラスター」は世界最大最強の軍艦として生きた伝説となるが、世界各国でも実情は即座に信じられた訳ではなかった。
ただし、機械文明国の
ムーでは「グレートアトラスター」の写真と情報を入手して自国技術を明らかに上回るとして危機感を持つ。
神聖ミリシアル帝国でも最新鋭艦の
ミスリル級魔導戦艦を上回る艦の存在に驚いている。
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〔最終更新日:2020年10月04日〕
最終更新:2020年10月04日 23:53