混沌Pのソドワ @ ウィキ

地脈相対座標

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kontonpsw2

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地脈相対座標

転移魔法に関わる独自設定。

ソドワ2世界には宇宙があり、ラクシアは惑星で自転公転していることが公式で明言されている。
こちらの世界の物理法則がどこまで当てはまるかは不明だが、
少なくとも自転公転があるなら、ラクシアは常に移動しており空間の絶対座標を目標に転移するのは難しい。

そこで、ラクシアという惑星から見た相対的な位置座標を用いることで、
ラクシア上にある目的の場所に移動するという方法が生み出された。
ラクシアの地脈にアクセスし、地脈に記録されている「かつてそこにいた己自身」、
転移陣やテレポーターであればそこにある施設の地脈から見た位置を転移先の座標に設定する。

これを魔法使いは「地脈相対座標」と呼ぶ。

この方法により、転移魔法は人にも簡単に扱える、普遍的な技術になった。
ただしこの方法には弱点もあり、地脈がぐちゃぐちゃに乱れたり、
地脈への干渉を妨害されると転移先の座標の取得ができず魔法が不発になる。
前者は奈落の魔域現象の際によく見られ、
後者は王の城など直接転移されると困る場所にあらかじめ妨害用の陣を敷くなどで使われる。
(※公式では魔域からテレポやエスケープでの転移はGMが許可すれば可能だが、
 上記の理由によりこの世界群では一律で転移不可と裁定する)

また、地脈相対座標の取得はマナを介して行うため、
極端にマナが少ない領域では転移座標を取れないことが融和時代では判明している。
マナは大気と同じ領域にあるため、俗にいう大気圏外、宇宙では地脈相対座標式の転移はできない。
ラクシア人類が宇宙に進出し、ワープ航法などを開発するならば、
別の手段で転移先の座標を獲得する術を見つける必要があるだろう。

なお、ユエの界華鏡(およびそれらに付随する各アイテムの効果)や、
アビーの謎ワープは地脈相対座標を用いない転移なので、上記の制限などを受けず転移が可能。
また、エーミャ派の‐縮地法‐は、正確には転移魔法ではなく、
「徒歩移動による時間経過を0にする」魔法であるため、相対座標を用いない。


目視内転移(過去にいったことある場所、ではない目に見える範囲)

目視内転移も地脈を介さないため、地脈相対座標転移の制限を受けないが、
転移の魔法で転移先の座標を取るのは変わらないため、
そもそも座標を取らせないような妨害を掛ければ、地脈相対と目視、どちらでも転移は不発となる。
(ただしこちらは地脈への干渉以上にはるかに手間でコストがかかる。
地脈干渉+城壁などで物理的に目視を防ぐ方がコスパははるかに良い)

こんな設定が生まれた理由

割といろんなゲームで使われてる転移魔法。
しかしワープといえば、SFジャンルでは様々な設定によって理屈を保証されなければならない、
実にメンドクサイジャンルの技術である。

一番楽な方法は、「術者のイメージ」依存。
ファンタジー系だとだいたいこの辺にしとけば、ある程度の納得はされるのだが。

邪眼姫では、それでは問題があった。
何故ならこの物語、世界を超えて旅するからである。

もし前述がOKだとすると、「A世界で行ったことある場所にB世界でも転移可能」になりかねない。
それはお話を作る上でそのうち非常に困ることになると分かり切っていたのでなしだった。
なので「A世界で行ったことのある場所でもB世界では転移できない」というルールができた。

しかしそうなると、じゃあなんでダメなのとか、そういう部分が気になってくる。

結果生まれたのが、境界線上のホライゾンにインスパイアされてできた「地脈相対座標」である。
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