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精霊秘術

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精霊秘術

精霊秘術とは、霊系魔物セフィラ魔導「接続」を基盤とし、人間とセフィラの信仰的接続を通じて構築・発動される協働型の魔術体系である。術式の安定性と再現性に優れ、セフィラの演算能力を借りることで高度な魔術行使を可能とする。

概要

精霊秘術は、霊系魔物セフィラの魔導「接続」および樹海魔法を基盤とする魔術体系である。

他の魔術のように術者自身が術式を構築・制御する必要はなく、強大な魔物が上位存在としてその構築と発動を担うことで、極めて高い安定性と再現性を持つ。

成立過程

精霊秘術の中核となるセフィラ聖樹霊(セフィロティ)という霊系魔物であり、魔導「接続」によって異なる存在同士を繋ぎ、力を再分配する能力を持っていた。

暗黒暦1408年、セフィラはプラハ王国北部ウルヘイスに侵食した邪妖魔仙アールフォロの影響を除去した後、父シュウ・アークライトの教育方針に従い、当地の人間と信仰心を介した接続を確立。信仰の形で受け取った魔力の一部を土地の豊穣として還元する活動を始めた。その現象に興味を抱いたプラハ国王子ローランとセフィラは個人的な友誼を結び、やがてその接続網は王国全体へと拡張されていく。

暗黒暦1560年、プラハ王国の国教豊穣の祈り(セフィラ・キエナ)の成立に伴い、精霊秘術の体系化と本格的な実用化が開始された。

仕組み

基本構造

精霊秘術は、その構造においてアポプリス式魔術と一定の共通性を持つ。
アポプリス式魔術は、術者がイメージ・詠唱・魔力操作を通じて魔術起源に接続し、術式を受け取って魔術陣として構築・制御することで発動に至る。
一方で精霊秘術は、専用の媒体と信仰心を介してセフィロトあるいはクリフォトの樹に接続し、特定の経路を辿ることで構築された術式を受け取り、魔術として発動できる。
両者はいずれも上位基盤に接続して術式を引き出すという点で類似するが、前者が術者自身の演算力にある程度依存するのに対し、後者は術式構築をセフィラ側が担うため、術者に高度な技術を必要としない。その代わり、精霊秘術は汎用性に制約があり、発動可能な術式は体系に組み込まれたものに限られる。

発動過程

精霊秘術を修得するには、セフィロトの樹から削り出された女神像を介して「豊穣の祈り」を信仰することなどで、セフィラとの繋がりを構築する必要がある。
行使する際にはセフィロトの樹でできた首飾りなどの媒体に魔力を捧げ、セフィロトあるいはクリフォトを選択し、発動したい術式の名を唱える。
すると、捧げられた魔力が樹の内部に刻まれた術式経路を辿り、構築済みの魔術陣として術者へと還元される。

魔力効率

精霊秘術では、術者が捧げた魔力の一部がセフィラによって徴収される仕組みとなっている。ただし、その効率は一定ではなく、術者とセフィラとの接続の深さなどによって変動する。
セフィラから直接の加護を受けたプラハ帝国の歴代皇帝や、特別に作られた首飾りを有するアイリスは、その最たる例である。また、プラハ王国が有事に直面した際には、徴収率が限りなく低く設定され、実質的に最大効率での運用が行われたこともある。

術式体系

精霊秘術は、セフィラがもつセフィロトの樹・クリフォトの樹のどちらに接続するかによって、以下の二系統に分類される。

セフィロト術式

セフィロト術式は、セフィラの魔導「接続」に基づいて設計された術式群である。対象との接続を通じて、魔力や情報、生命力などを再分配・転送・封印する効果を持ち、接続と循環に関するあらゆる現象を司る。
→詳細は「セフィロト術式一覧」を参照。

クリフォト術式

クリフォト術式は、「地獄」と接続すること様々な存在を呼び出す術式群である。地獄に封じられた獄炎魔法や不死属系魔物を召喚・利用することを基本とするが、その性質上、様々な安全措置がとられている。
→詳細は「クリフォト術式一覧」を参照。

タグ:

魔術
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