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魔装魔術

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魔装魔術・魔導魔術

概要

魔装魔術または魔導魔術とは、術者に固有の魔装や、種族に固有の魔導を基盤とし、その特異な術式を取り込んだ、個人専用の魔術である。
魔装魔術は人間の魔装を、魔導魔術は魔物の魔導を活用する点で異なるが、どちらも特定の術者の能力に依存するため、普遍的な魔術体系とは異なり、他者に伝授することはできない。
個々の魔装や魔導が持つ特定の分野に特化した術式を組み込むことで、通常の魔術よりも強力かつ独自の現象を引き起こす。

体系として

魔装魔術・魔導魔術は、術者が自身の生得的な能力を深く理解し、試行錯誤を重ねて術式を設計することで確立される。
この過程や方法論を学ぶことは可能であり、概念として他者に伝えることもできる。しかし、魔装は魔装士ごとに、魔導は魔物の種ごとに異なる固有の能力であり、それらを持たないものが魔装魔術・魔導魔術をそのまま習得することは不可能である。
魔装魔術・魔導魔術の設計は、各術者が自身の魔装・魔導を研究し、独自に発展させることでのみ成立し、既存の魔術体系のように普遍的な術式として確立されることはない。

実例

以下は、魔装魔術・魔導魔術の構築に至った魔装士・魔物の例である。
  • シュウ・アークライト
    霊系魔物として対象の魔力を吸い取る魔導『吸命』、および魔導の発展型としての死魔法を応用し、様々な独自魔術を設計した。
    →詳細は「シュウの魔術」を参照。
  • アイリス・シルバーブレット
    固有時間を操る覚醒魔装と妖精郷の研究により、時間と空間に関わる魔術を設計した。
    →詳細は「アイリスの魔術」を参照。
  • レイ
    人形遣いの覚醒魔装を応用し、使い勝手の良い疑似蘇生の使役魔術を操る。
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