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潤滑油 - (2009/03/21 (土) 22:37:49) の編集履歴(バックアップ)


公式ルールで潤滑油は特に制限がありません。ミニ四駆用を始めラジコン用、模型用、他社製品など豊富に使えます。
ただしルール以前に、機械用油やミシンオイルは、プラスチックを溶かしてしまう物もあるので、
色々試してみたい人は自己責任でお願いします。

―グリス―
標準のグリス含め、塗布する量はごく僅かで構いません。
ギヤは一箇所にチョビっと付ければ、回転するにつれ歯全体になじみます。
付け過ぎると納豆のようにネチャネチャして逆に抵抗が増えてしまいます。

セラミックグリス
標準のグリスよりもサラサラして、抵抗が少ないです。
現在はミニ四駆用では売っていませんが、タミヤ製ラジコン用が模型店で普通に売ってます。
たまにチタングリスと同じく、セラミックの粒が入っていると勘違いしている人がいますが、
ボロンナイトライド(窒化ホウ素。恐らく六方晶窒化ホウ素)を配合してあるだけで
焼き物の粒を入れてあるわけではないです。
確かに立方晶窒化ホウ素は焼結素材として用いられますが、このグリスに使われていると思われる
もうひとつの六方晶窒化ホウ素のほうは実際に潤滑剤として用いられているので安心していいでしょう。

チタングリス
二次ブーム時によく用いられていたグリスです。
現在では生産停止ですが、ラジ四駆用のものがあちこちに残っています。

Fグリス
タミヤ製ミニ四駆用。売り文句は「摩擦係数が低いフッ素樹脂配合、低温でも硬くなりにくい」とのことですが、
発売時(11月)の寒い夜、セラミックグリスはチューブ越しにカチカチになっていたのに比べ、Fグリスは普通でした。
カルロに怒られにくい。
というより、フッ素樹脂は人類が発見した物質の中でトップクラスの摩擦係数の低さを誇るので、グリスとしては最高ではないでしょうか。
液の手触りも確かにスルスル、滑りやすい感があります。

―オイル―
若干カツ気味な人は、グリスではなくオイルを使っている人が多いようです。グリスよりもサラサラしていますが、
そのせいで駆動部からはみ出て大事な接点金具に付着し遅くなったり、コースや床を汚してしまうかもしれないので、
こまめな拭き取りや他人への配慮が必要になります。

エアガン用シリコンオイル
東京マルイ、KSCなどのエアガンメーカーから発売しています。
スプレー式が多いので1プッシュで広範囲に飛び散ってしまうため、塗る時に工夫が必要。
ミニ四駆とエアガン両方売ってる模型店も多いので、入手が容易ですね。

スクワランオイル
元々は化粧品。ダイソーや無印良品で売ってたのですが、現在は品薄なようです。
ちなみに無印のものは生産停止らしい…

鉄道模型用オイル
最もポピュラーなものは鉄道模型大手KATOのユニクリーンオイル。
200円前後で購入できます。
主にベアリング用に使っている人が多いです。
似たようなのでオイル一滴すっきり君、何てのも。

※クレ(呉)製品について
プラスチックやゴムを劣化させることで有名なクレ556ですが、
実を言うと556無香性はプラスチックを犯しません(メーカーも保障しています)
恐らく臭いの元になる成分(恐らく浸透性を向上させるために配合されている)が
樹脂を犯す原因なのでしょう。
また、スーパー556をいらないSFMシャーシに使ってみましたが、それほど急激な変化、
と、言うより特に変わったところはありませんでした。
劣化させるといってもかなりの長期利用でないと変化は出ない、という程度なのかもしれません。
クレのスプレーグリスの中にもグリースメイト無香性やシリコングリースメイトなど樹脂を犯さないものもあり、なかなか性能がいいという話も。


―その他―
マーガリン
おもちゃ用のグリスが無かった時代に使用されてました。
いわば先人の知恵ってヤツですね。
マーガリンは植物油脂が原材料なので、低温時に硬化しにくく高温になればサラサラになる。
故にバターよりは駆動部に向いてたり。
でも味付け用のものは塩が混ざっています・・・

歯磨き粉
これはもう潤滑油じゃないね。
歯磨き粉には微細の粒子が含まれていて、この粒子で歯を磨いてます。
これを応用して歯磨き粉をギアにつけてぶん回せば
ギアが削れて慣らしが早くできるという意図。当然オススメはしない。
ボールベアリングに流れ込んでザリザリになった、という日とも。
さらに最近の歯磨き粉はフッ素配合でギアのフッ素加工も期待でき・・・ねーよ!