レッドスカル

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レッドスカル - (2025/06/23 (月) 18:19:25) のソース

#ref(redskull.jpg,,title=「アメリカの希望」を殺した男にして、「ハーケンクロイツに次ぐナチスの代名詞」,,left,width=300,float)

&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()
&font(30,b,i,red){ "Heil mein Fuhrer!!"}
#clear

#region(日本語吹替声優)
:[[立壁和也(現・たてかべ和也)>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:たてかべ和也|]]|『まんがスーパー大集合』(&b(){アカホネ}名義)
:[[麦人>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:麦人|]]|『スパイダーマン&アメイジング・フレンズ』『X-MEN(1992年アニメ版)』(共にディズニー版)
『スパイダーマン(1994年アニメ版)』
:[[大塚明夫>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:大塚明夫|]]|『キャプテン・アメリカ 卍帝国の野望』
:山内健嗣|『アベンジャーズ 地球最強のヒーロー』
:[[山路和弘>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:山路和弘|]]|『マーベル・シネマティック・ユニバース』
:[[根本泰彦>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:根本泰彦|]]|『アベンジャーズ・アッセンブル』『アイアンマン&キャプテン・アメリカ:真のヒーローたち』
『LEGO マーベル/アベンジャーズ コード・レッド』
:[[小山力也>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:小山力也|]]|『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』シリーズ
:[[清川元夢>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:清川元夢|]]|『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』『マーベル フューチャー・アベンジャーズ』
:小野寺悠貴|『Marvel's ウェイストランダーズ:ウルヴァリン』
#endregion

[[マーベル・コミックス>アメコミ]]に登場するヴィラン。初出は1941年の『Captain America Comics #7』。
[[キャプテンアメリカ]]の&b(){最大の宿敵}として知られる存在である。
本名は&b(){[[ヨハン>ヨハン(レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ)]]・シュミット}とされるが、
これは偽名の代名詞とされる「[[ジョン・>キョン]][[スミス>ダン・スミス]]」(日本で言う所の「[[%%佐藤%%>仮面ライダービルド]][[山田太郎>ドカベン]]」にあたる「ありがちな名前」)のドイツ語読みなので、
[[真実かは不明>ゴルゴ13]]。&s(){今時の日本だと「山田太郎」は[[一周回って珍しい名前になっているけど>仮面ライダー電王]]…。}

身長191.4cm。体重: 88.4kg。
[[ナチスドイツ>ルドル・フォン・シュトロハイム]]の誇る[[最強の>ジェームズ・ボンド]][[工作員>ソリッド・スネーク]]であり、[[「第三帝国」の復活を目的に暗躍する>石馬戒厳]]、現代において最も恐るべきテロリスト。
//ブロッケン(ワールドヒーローズ)は1891年生まれ(ヴァイマル共和国時代)
その独特過ぎる誕生経緯とナチスを体現したヤバ過ぎるキャラクター像が不味かったのか、他のヒーロー達のコミックスにまで出張する機会は少ないのだが、
流石にマーベル最高のヒーロー、キャプテン・アメリカの宿敵だけあって、客演した際&link_anchor(*1){*1}の存在感は異常である。

第二次世界大戦前夜、孤児として貧困の中で生まれ育った青年ヨハン・シュミットは、
まったくの偶然からナチスドイツの独裁者[[アドルフ・ヒトラー]]と出会い、心酔。
ヒトラーもまたヨハンに才能を見出し、彼を「完璧なナチスの体現者」とするべく徴用。
その訓練プログラムを直々に作り上げ、さらには自ら監視・指導さえも行った。
やがて天性の能力とも言うべき、破壊工作員としての優れた資質を開花させたヨハンは、
ヒトラーから赤い[[頭蓋骨>ブラックマスク]][[のマスク>スカロマニア]]を与えられ、&b(){レッドスカル}となったのである。

第三帝国のために世界各地で次々にテロを行うレッドスカルは、正に連合軍における最大の敵であり、
レッドスカルに対抗するべくアメリカ合衆国軍は遂に「オペレーション:リバース」を始動。
完成した超人血清を投与する事で、&b(){キャプテン・アメリカを誕生させた}のである。

#region(あらゆる超人兵士の「祖」)
第二次大戦以後、マーベルユニバースでは、通常の兵器開発と並行して&b(){超人兵士開発}が行われるようになる。

キャップに端を発する「ウェポン計画」([[デッドプール]]はこの産物)が極めて有名だが、
[[グリーンゴブリン]]、そして[[スパイダーマン]]はアメリカが極秘開発していた超人兵士計画の副産物であるし
(媒体によって若干設定が異なるが、オズコープ社が超人兵士開発を行っていたのは共通している)、
アメリカ以外の連合国でも、英国では超人兵士ユニオンジャックが開発されており、
カナダも超人兵士で構成された特殊部隊([[ウルヴァリン]]も所属していた)を組織した他、
ソビエトもウィンターソルジャーや[[オメガレッド]]といった超人兵士の開発に着手している。
アルティメット版においては[[ハルク]]さえも超人兵士実験の産物であるとされている。
また、[[ベノム]]を構成しているシンビオートも後に軍の超人兵士計画として組み込まれ
四人目にあたるベノムが軍の特殊エージェントとして活動している。
//アイアンマン、ウォーマシーンのスーツは性能が超凄いだけで、兵器の性能を上げていくっていう考えの線上にある。人間に手を加えて作り変えてしまうという発想の超人兵士計画とはやっぱり違うと思うよ。

つまりレッドスカルという存在は、文字通りの意味で戦争を変えてしまったのだ。
#endregion

かくしてレッドスカルは幾度となくキャプテン・アメリカと対決を繰り返す。
時に勝利し、時に敗北を喫しながらも次々に軍事任務を指揮し、成功させた彼は、
終戦直前には、第三帝国で二番目に権力を持つほどにまで伸し上っていった。
そしてベルリン陥落時、レッドスカルはヒトラーの防空壕でキャップとの最後の戦いに挑むも、
これに敗北し、設置しておいた爆弾を起動して、自らの命を絶った。

────のだが……。

レッドスカルは、ある特殊な毒ガスを開発していた。
&b(){「[[死の灰>トキ]]」}と呼ばれるそれは、吸った相手を死に至らしめ、その顔を赤い[[髑髏>ゴーストライダー]]のような姿に変えてしまうのだが、
実験用のものが何故か防空壕に残されており、それが偶然にもレッドスカルの命を繋ぎ止めると同時に、
延命効果をもたらし、仮死状態にして生き永らえさせていたのである。
やがて戦争は終結し、数十年を経て、キャプテン・アメリカは復活。
それと時を同じくして、最大の宿敵であるレッドスカルも現代に蘇り、彼らの戦いは再開された。
激しい戦いを幾度も繰り返した末、やがてレッドスカルはガスの延命効果が切れて、自分が年老いてくる事に気が付く。
ならばとキャップに最終決戦を挑み、死闘の末に破れ、死亡してしまうのだが……。

ある遺伝子科学者が、レッドスカルの意識をキャップのクローンに移植し、復活。
更に自らの毒ガスを浴びて、生きる赤い頭蓋骨へと彼の頭部は変貌を遂げてしまう。
かくして生身でさえ恐れられていた男は、超人兵士の肉体を手にし、
名実共に&b(){最強最悪の宿敵}としてキャップの前に立ちはだかるのであった。
そして圧倒的な戦闘経験と陰謀の才覚を駆使してキャップを追い詰め、苦しめ続けていたのだが、後に超人兵士の肉体を失ってしまう。
しかし現実改変能力を持つアイテム「コズミック・キューブ」&link_anchor(*2){*2}を入手していたため、精神を別人に移し変えて更なる暗躍を行った。

──その後、マーベル世界全体を脅かしたスーパーヒーロー同士の内戦『シビル・ウォー』末期。
政府に投降したキャップ……スティーブ・ロジャースは、恋人の放った銃弾によって斃れた。
そう、暗躍を続けていたレッドスカルは、密かに彼女を洗脳する事に成功し、
半世紀以上にも渡る宿敵との戦いに、遂に&b(){勝利}という形で一度は終止符を打ったのである。

しかしその勝利も長くは続かなかった。
スティーブの後を継いだバッキー、つまり後任のキャプテン・アメリカとの戦いの中で肉体を失い
(余談ながらバッキー=ウィンターソルジャーも、レッドスカル暗殺のために作られた超人兵士である)、
キューブの力によって脱出したレッドスカルの魂は、機械の体に入る事となってしまった。

だがそれでもなお、彼の野望は続く。
実はスティーブを撃った弾丸は[[Dr.ドゥーム]]による特別製であり、彼は死なず、時空の流れの中に吹き飛ばされていたのだ。
そしてレッドスカルは、そのスティーブの肉体を奪い取るという計画を密かに進め、遂にはそれを成功させ、復活。
しかし最終的には&s(){全読者の予想通り}復活したスティーブに体を取り返され、レッドスカルの精神は消滅。
皮肉にも、一度は勝利という形で決着を付けた宿敵の反撃で完全な最期を迎えたのである。
スティーブもまた、キャプテン・アメリカの称号を正式にバッキーに譲り、表舞台から姿を消した。

こうして&b(){「初代の」}レッドスカルとキャプテン・アメリカとの戦いに今度こそ決着がついた、…のだが、
この戦いの際にレッドスカルの配下にして娘でもある「シン」が顔を焼かれ、赤いガイコツのような姿になってしまっており、
世代は変わっても尚、キャプテン・アメリカとレッドスカルの因縁(戦い)は続き、その最中にバッキーはシンに倒されてしまう。
結局スティーブは&s(){全読者の予想通り}周囲の期待に推されてキャプテン・アメリカとして&s(){何度目になるか分からない}復帰を果たし、表舞台に戻ってきた。
代役に一時任務を預けても、アメリカという国家の魂を象徴するキャプテン・アメリカの任を担う者は、
やはりスティーブ・ロジャースこそがふさわしいと言わんばかりに。
また、アメリカの悪夢そのものであるレッドスカルもまた、いつの日か帰ってくる事になるだろう。
&s(){マーベル編集部の意向}アメリカという国家が常に自由と正義のために、圧政と抑圧に対して戦い続ける限り……。
//「米政府の他国への横暴」「米政府がやってる事で国内外への迷惑」についてはキャップ誌でしっかり描かれてるので、レッドスカルの項目ではこんな締め方でいいと思うんです

#region(娘のシンについて)
#image(3531L.jpg,width=180,title=「罪」の名を持つ少女)
レッドスカルの娘として、破壊工作員としての英才教育を受けて育った少女。
母親が出産直後に死亡してしまっているためか、父親への愛情はとても深い。
本来はティーンエイジャーだったのだが、レッドスカルによって肉体年齢を操作されており、
後にキャプテンアメリカが彼女達を&b(){老衰死}させるために装置をいじった結果、元の姿へと戻った。
さらにその後、特殊諜報機関S.H.I.E.L.D.が彼女を&b(){洗脳し、父親の記憶を消去した}ものの、
レッドスカルによって&s(){誘拐}奪還され、元の記憶を取り戻し、現在に至る。

……幾ら悪いのが親父の方だからとはいえ、正義の味方の方が酷い事やってるような気もしなくもない。
#endregion

----
ヴィランとしての能力だが、はっきり言ってしまうと&b(){[[超人的な要素は無い>キングピン]]}のが実情である。
後に超人兵士の肉体、そしてコズミック・キューブを入手した事で、陰謀を進行する事に役立ててはいるが、
キャプテン・アメリカの身体能力にした所で[[人類最高峰レベル>バットマン]]に留まり、
「死の灰」もマーベル世界では「強力な毒ガス」レベルにすぎない。
コズミック・キューブに至っては別段、レッドスカル限定の特殊装備ではない。

とはいえ彼が超人兵士キャップと&b(){互角以上に渡り合った}事から、
キャップを凌駕するほどの[[戦闘経験、驚異的な格闘・射撃技術、世界最強の破壊工作員としての天性の才能>ゴルゴ13]]は推して知るべし。
やはり[[真に恐るべきは、ただの人間>ロールシャッハ]]……という事なのだろうか?
キャップの能力があくまでも人類の最高峰、に留まっている点も大きいかもしれないが…。

#region(だったのだが……(『アンキャニィ・アベンジャーズ』のネタバレ注意))
全読者が予想した通り復活。アベンジャーズとX-MENが互いに争い疲弊し合ったのを契機に活動を再開した。
現在はミュータントの虐殺を目論んでおり、自らが選別した精鋭特殊能力者チーム「S-MEN」を率いて活動し
アベンジャーズのミュータント問題対策チーム「アンキャニィ・アベンジャーズ」と対決中である。
そして本人は死亡した[[プロフェッサーX]]の死体を盗み出し、脳の一部を自らに移植。
プロフェッサーXの強力なテレパスとテレキネシス能力を手に入れた。

特筆すべきはテレパシー能力で、レッドスカルの強靭な精神力によって増幅されているためか、
明らかに生前のプロフェッサーXを凌駕しており、
一つの街(それどころかアメリカ全土レベル?)そのものを洗脳する事など朝飯前。
それどころか、オネスト・ジョンというS-MENの洗脳能力者との合わせ技とはいえ
テレパス能力に対して驚異的な耐性を誇る[[ソー]]までも操って見せた。
ソーはこの話の直前に発生した「AVENGERS vs. X-MEN」というイベントにおいて、
フェニックスフォースを宿した[[エマ・フロスト>ホワイトクイーン]]の洗脳攻撃を耐え切っており
洗脳能力に限って言えば&b(){レッドスカル&オネスト・ジョン>フェニックスフォース}という図式が成り立つ事になる。
そのため、強靭な精神力でテレパシーを跳ね除けられるキャプテン・アメリカ以外では、レッドスカルに立ち向かう事さえ出来ないという状況になっていた。
正にインフレここに極まれりと言えるが、現在これらの能力は失われているようだ。

全く他意の無い余談ではあるが、アンキャニィ・アベンジャーズのリーダーを務める[[ハボック]]もこの時&s(){例によって}レッドスカルに操られた。
なお、ウルヴァリンはソーに倒されていたので洗脳されずに済んだ。
#endregion

また余談ながら、旧作実写映画『卍帝国の野望』では、音楽をこよなく愛するという面が加えられており、
[[ピアノに関しての天性の才能を持ち>ガノンドロフ]]、&b(){マスクのデザインに反して}その音色は正に「天使の音楽のよう」とさえ表現されていた。
//ガノンは正確にはパイプオルガンではあるが
実はコミックでDr.ドゥームにも全く同じ描写があるのだが、大物悪役に「ただの悪党では無い」という一面を加えるのにお約束のシーンなのだろうか。

……とまあ、ここまでの解説で語った通り、正にキャプテン・アメリカの最大の宿敵と言えるヴィランで、
その長い付き合いというか戦いにおける関係は、DCコミックスにおける[[バットマン]]と[[ジョーカー>ジョーカー(バットマン)]]に良く似ている。
尤も割とマジでガイキチな彼(ないし彼ら)と、キャプテン・アメリカ&レッドスカルとでは、全く性格が違うのだけれど。&link_anchor(*3){*3}

「国家社会主義の体現者」たらんとして戦い続けるレッドスカルと、「自由民主主義の体現者」たらんとするキャップとは、
ベクトルこそ違えども同じ[[愛国者>石馬戒厳]]であり、同時にコインの裏表、鏡に写った像のような関係である。
そもそも帝国主義が「悪」とされたのは第二次世界大戦で第三帝国を始めとする枢軸国側が敗北したからなのだ。
確かに破壊工作員として外道な手段も使ってはいたが、ナチスドイツにおけるキャップこそがレッドスカルであり、
その出生を鑑みる限り&b(){アメリカ合衆国におけるレッドスカルこそがキャプテン・アメリカなのだ}とも言える。
或いはもし、第二次世界大戦での勝敗が覆っていたならば、二人の立場も完全に逆転していただろう事は想像に難くない。
もちろんこれは両者の公的な立場を比較しての話であり、母国がなくなっても帝国の野望を引き継ぎ人々を犠牲にし続けるレッドスカルと
アメリカの掲げる自由と正義という理想のためならアメリカに敵対する道を選ぶ事さえできるキャプテンアメリカとの、
両者の愛国心は全く相容れないものである事は言うまでもない。

ちなみにレッドスカルは当初あっさり死亡した事になっており、&b(){「レッドスカル」}を名乗るものは複数いる。
そして、厳密に言うとヨハンは、雑誌登場順では2番目のレッドスカル(ややこしいが時系列的には彼が初代で間違いない)で、
最初に登場したレッドスカル(時系列上二代目)死亡後「倒されたのはレッドスカルの影武者で本物は生存」という事で登場している。
例えるなら[[獅子王]]達の関係のようなものか。
ヨハン死亡後は模倣犯などのレッドスカルが登場していたが、
初代キャップが復活した事になったため、こっちもまた死を偽装して生き延びていた事になったのである。

#region(レッドスカル色々)
この影武者のレッドスカルや模倣犯のレッドスカルも後に詳しく設定された。
影武者を務めていたのは、&b(){ジョージ・ジョン・マクソン}。
ナチスのスパイながら米国で航空機メーカーの社長にまでのし上がるもキャプテンアメリカとバッキーに正体を暴かれ死亡する。

そしてもう一人、冷戦期にレッドスカルを模倣していたソ連のエージェントこと、&b(){アルバート・マリク}が存在する。
レッドスカルは当時既に伝説的なエージェントであり、そのネームバリューは絶大であった。
そこでマリクはその名声を利用し、「レッドスカルがソ連に味方している」と思わせるためその名を騙った。
最終的には同じく当時代役を務めていた50年代キャプテンアメリカとお互いに代役だと知らぬまま激突、敗北し命を落とした。
この模倣犯レッドスカルは[[スパイダーマン]]ことピーター・パーカーの両親を殺害していたりする。
冷戦期に活動していたキャラが精々20代かそこらのピーターの両親を殺害したってどういう事よと突っ込んではいけない。
ちなみにこれを受けて、小説版『スパイダーマン』では両親を亡くした直後のピーター少年が『キャプテン・アメリカ』を手に
「パパとママが飛行機事故なんかで死ぬ筈がない、正義のために戦ってレッドスカルみたいな奴に殺されたんだ」と語るシーンがあったりする。
#endregion

マーベルユニバースの大物悪役たる彼だが、キャップがバンバン登場してる一方、
&b(){流石に出自がデンジャラス過ぎる}ためか対戦格闘ゲームへの出演には恵まれていない。
アクションゲームでは、DECOから発売されたファミコン用アクションゲーム『キャプテン・アメリカ』、
同じくDECO作のアーケードゲーム『キャプテン・アメリカ&ジ・アベンジャーズ』にて、いずれも最終ボスを務めている。
後者では「アベンジャーズを憎んでいる悪人達の力を結集すれば世界征服は可能になる」と目論み、
途方もない大金を積んで[[ワールウィンド]]やリビングレーザー、[[ユリシーズ・クロウ]]達を雇ったり、
[[グリム・リーパー]]を洗脳して手駒にしたり&s(){アベンジャーズにのされて我に返ったグリム・リーパーのアホ面は必見}、
[[センチネル]]に街を襲撃させてアベンジャーズの足止めに使ったり、[[スーパー8]]みたいなタコ型水中メカを作ってきたり、
前線基地の防衛に[[マンダリン]]を動員したり、月面基地の防衛に[[ウルトロン]]や[[ジャガーノート]]を動員したり、
&s(){行き当たりばったりな作戦のくせに}やたら豪華な軍団を編成したものの&b(){それ全部捨て駒で本命は巨大レーザー砲だったり}したが、
最後は&b(){自分が作った巨大ロボ「メカスカル」が倒れてきて下敷きになって爆発の中に消えた。}まあもちろん脱出はしてますが。
&s(){こんなのに参加してしまったマンダリンやウルトロンは後で嘆いたに違いない}
あと、&b(){下顎が痙攣したかのように高速で振動する笑い声}が印象に残る。ワハハハハハハーッ

#region(映像作品での活躍)
1990年に公開された『卍帝国の野望』においても、キャップを喰わんばかりの格好良さで暴れまわっていた。
#ref(レッドスカル.jpg,,title=実はこれではイタリア人なのは内緒だ!)
|&nicovideo(sm11093772)|&nicovideo(sm18460246)|

『マーベル・シネマティック・ユニバース』の5作目である2011年公開の映画『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』にも、
ナチスの元極秘化学部門「ヒドラ」の責任者として登場しており、本作ではなんとヒドラごとナチスを裏切って世界を破滅させようとする、
&b(){ナチスの代名詞ではないレッドスカル}という[[全く新しい>風雲黙示録]]キャラクター像が描かれている。
これは決して原作軽視などではなく、戦後半世紀以上を経過した今「悪いのはナチス=ドイツ人」という認識を改めようという考えから。
&nicovideo(sm14831248)

同作ラストで死亡したと思われていたが、2018年公開の『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』で生存していた事が判明。
如何なる経緯によるものか、ソウル・ストーンの眠る惑星ヴォーミアに転送され、石の守護者「ストーン・キーパー」となっていた。
ストーンについての知識とヴォーミアに存在する物全てを把握するサイキックを手に入れているが、
彼自身の過去については、知った上での自嘲とも、記憶を失った上での諦観ともとれる曖昧な言動を取っている
(演者は「過去を後悔している」、監督は「記憶喪失かも」と言及している)。
#endregion

また全くの余談だが、&s(){悪}夢の企画として名高い「アマルガム・コミックス」では、
キャップが[[スーパーマン]]と合体したのに合わせ、レッドスカルは[[レックス・ルーサー]]と合体。
最大の宿敵「グリーンスカル」として、復活した[[スーパーソルジャー]]と激闘を繰り広げている。

そして&b(){考えた奴の頭が[[ゾンビ]]}と言われる『マーベル・ゾンビーズ』においては、
あろう事かキャップの脳味噌をぶっこぬいて貪り尽くして&b(){完全勝利}を遂げていたりする。
無論2人ともゾンビ。どうしてこうなった。

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**MUGENにおけるレッドスカル
#region(Ax氏 & ajrenalin氏製作)
-Ax氏 & ajrenalin氏製作
#image(redskull.gif,title=キャップと同じくある意味高性能おじいちゃんである)
Ax氏とajrenalin氏による共同製作のレッドスカルで、現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
defファイルにはMUGEN1.0用とあるが、WinMUGENでも使用可能。 
素体となっているのは[[ソー]]だが、[[ドット絵]]はキャップを始め複数のカプコンキャラがベースとなっている模様。
なお、付属のコマンド表はソーのものなので、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認しておく事。

操作方法は『[[MVC>MARVEL VS. CAPCOM]]』風の6ボタン方式となっており、チェーンコンボやエリアルレイヴ、アドバンシングガードが可能。
空中ダッシュも持っているが、前方ではなく後方へ飛び退くように宙返りするという、ちょっと変わった動きになっている。
手榴弾や拳銃などの銃火器に加え、キャップばりのタックルを繰り出す「smash」、[[鞭で相手をしばく>ウィップ]]「LazerLash」等の技を駆使して戦う。
中には[[どっかで見たようなアーマー>オンスロート]]を纏って手榴弾をバラ撒く「Warmachine」なる技も。ヒドラの科学力の産物だろうか?
//原作ではオンスロート化したりもしてましたが、どうやらそれとは別物の様です。
無論コズミックキューブのエネルギーで攻撃する「CosmicPower」や、相手を[[気絶]]させる「死の灰」を撒く「DustofDeath」といった、
レッドスカルらしい技もキッチリ所持している。
……特殊能力は無いのに[[テレポート>ダルシム]]したり[[某宇宙の帝王>フリーザ]]のごとく指先からビームを撃ったりするが、多分コズミックキューブ由来だろう。
なお、一部の技の削りダメージがとんでもない事になっており、LazerLashは&b(){2.5割}(フルヒット時は1.25割ほど)、
上記の指先からビームを撃つ[[超必殺技]]「DeathRay」に至っては、威力はショボいがなんと&b(){ガード時即死}するというとんでも性能。
おまけにさも「ガードか回避して下さい」と言わんばかりに発生が遅く、恐るべき[[わからん殺し]]と化している。

[[AI]]はデフォルトで搭載されている。
時折謎のスライド移動で迫ってきたりと少々挙動が怪しいものの、エリアルをしっかり完走して大ダメージを与えてくる。
また、上記のDeathRayもぶっ放してくるので油断ならない。
//触ってみたらちょっと凄い性能だったので追記修正

#image(IlFjP.gif,title=梅干しって言うなぁー!)
#co{
海外の作者が製作したものが存在する。
キャップ同様あまり特殊能力を持たないキャラクターではあるため、ちょっと地味な部分はあるのだが、
それでも卓越した格闘技術、射撃能力、そして『死の灰』などの部分はキッチリ再現されており、
ニコ二コMUGENでの活躍に期待が持てる。
また、1ゲージ技のコズミックキューブは[[全画面判定]]の上やたらダメージが大きいので、[[ゲジマユ]]やタッグ戦での使用には注意したほうがいいかもしれない。
|紹介動画&br()&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=kw0c5ldrs6U){320,240}|
//どうやらこのバージョンのレッドスカルは現在公開されていない様です。
//↓を見るに、これをアップグレードしたものが現在入手可能なレッドスカルらしい…?
//http://mugenfreeforall.com/index.php?/topic/7481-red-skull-released-by-axkeeper/
}

#endregion
#region(Pilgrim氏製作)
-Pilgrim氏製作
#image(redskull_Pilgrim.gif,title=わははは土下座しろ!!消毒されてえかーー!!)
上記のレッドスカルを改変したもの。
海外サイト「The Mugen Multiverse」におけるPilgrim氏のフォーラムにて公開されている。
やはりコマンド表が付属していない他、フォルダ名が被っているので登録の際は上書きに注意されたし。

改変元と同じく『MVC』仕様だが、空中ダッシュが通常のキャラのような前方移動に変更、チェーンコンボが最後まで繋がらなくない、
エリアル始動技が&b(){空中ヒット時のみ浮く}という謎仕様になったのでエリアルレイヴが非常に狙い辛いなど、操作感はかなり異なる。
技もWarmachineが削除され、代わりに[[床を走る回転ノコギリ>ワールドヒーローズ]]や空中からの死の灰散布、ジェットパックを背負っての体当たりといった必殺技、
火炎放射器で相手を焼き払う超必殺技を新たに会得している。&s(){[[汚物は消毒だ~!!>サウザー]]}
他にも何故か[[通常投げ]]のダメージが0になっていたりと弱体化している面もあるが、上記の新技に加えて空中ダッシュが異常なスピード・距離を誇り、
[[人操作>プレイヤー操作]]ではまず回避不可能な高速中段を仕掛ける事が可能だったりと、手数自体はむしろ増えている。
また、改変元にあった一部の技の異常な削りダメージも健在である
(流石にDeathRayで即死する事は無く、3ゲージ消費になったので気軽に使えなくなったが、それでも最大&b(){9割}持っていく)。

なお、smashの終わり際や火炎放射器にステートを正常に返さない不具合があるらしく、ヒット後は相手の挙動がおかしくなるので注意。
それ以外にも設定ミスなのか、火炎放射器のダメージがヒット・ガード時問わず変わらなかったりする。
//DeathRayも大概ぶっとんでますが、あちらは3ゲージ消費&ヒット時の威力がショボいという制約があるので意図的な仕様と思われます

AIはデフォルトで搭載されている。
上記の仕様上エリアルレイヴはほぼ狙わなくなっているものの、やはりDeathRayの削りが脅威。
ただし、上記の不具合があるので対戦には不向き。

#endregion
#region(JARRO77氏製作 アイアンスカル)
-JARRO77氏製作 アイアンスカル
#image(ironskull_2.gif,title=社長…またアーマーパクられたんですか)
アニメ『アベンジャーズアッセンブル』などに登場した、[[アイアンマン]]のアーマーとリアクターを纏ったレッドスカル。
やはりと言うかドットの大元はアイアンマン(ウォーマシン)で、それに複数のカプコンキャラを組み合わせている模様。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。

こちらも『MVC』風の6ボタン方式となっており、電撃やショルダーキャノンに火炎放射と、搭載されている技もしっかり差別化されている。
上記のAx氏&ajrenalin氏製のものと比べて飛び道具が豊富なため、遠近両方で戦っていけるだろう。
もちろんコズミックキューブもあるよ!

AIはデフォルトで搭載されている。
コンボをあまり使わず遠距離メインの立ち回りを得意としているが、動きにムラがあり強さは控えめ。
また、突如画面下に沈んでそのまま消えてしまうバグがある。
幸い少し待てば戻ってくるのだが、あんまり見栄えがよろしくないのが困り者。
//レッドスカルの派生という事でこちらに書きましたが、アイアンマンのページに記載した方が良かったでしょうか?

#endregion

この他にAx氏らのレッドスカルのガワ替えキャラとして、マーベルヒーロー「スター・ロード」がskhsato123氏によって作られている。
//defファイルの作者名は「Marvel」となっていますが、下記のフォーラムの情報によれば製作者はskhsato123氏との事
//参照:https://mugenmultiverse.forumotion.com/t11407-peter-quill-aka-star-lord-from-marvel-comics-by-skhsato123-release
//RYU YAGAMI氏の「Hydra Castle」は『ホワット・イフ...?』が題材であってレッドスカル専用ステージという訳ではないので削除

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[レッドスカル],sort=hiduke,100)
//タグ前情報
//-[[ストーリー動画まぜこぜタッグ杯]](エキシビジョン枠で出場)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[レッドスカル],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[レッドスカル],sort=hiduke,100)
}
***出演ストーリー
[[ウドン13]](File.18)

----
&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
[[様々なスーパー>Dr.ドゥーム]][[ヴィラン達>キングピン]]が結託して行った対ヒーロー作戦「アクツ・オブ・ヴェンジェンス」において、
よりにもよって&b(){[[全く別方面でスーパーヴィランになっていたアウシュビッツの生存者>マグニートー]]}と同席する事になってしまい、
当然の事ながら険悪な関係を示し、最後にはえらい目に遭わされた事もあるが。

&aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}}
これを用いて[[サノス]]が全世界の生命を抹殺しようと企んだ事があるが、[[キャプテン・マーベル>キャプテンマーベル(マーベル)]]やアベンジャーズによって阻止された。
その後復活したサノスが似たような作戦を企むのだが、それが『MSH』の原作ストーリー『インフィニティ・ガントレット』事件である。

&aname(*3,option=nolink){&color(red){*3}}
実際、[[クロスオーバー]]で[[ジョーカー>ジョーカー(バットマン)]]と協力してキャプテン・アメリカ&バットマンを倒そうと目論んだものの
「俺はキチガイかもしれんが、&font(b,red){アメリカの}キチガイなんだよ!」とジョーカーに離反されている。

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