映画『
ゴジラx
コング 新たなる帝国』に登場する
怪獣。
旧名シーモネーターのラッパーでも
エボン教の老師でもない。
住宅情報サイト(あるいはそのキャラのマリモ)?それシじゃなくてスやがな
背に結晶のトゲのを備えた四足歩行の
爬虫類のような外見をした、ゴジラ以上の巨体を誇る白い皮膚と鱗に覆われた氷のタイタン。
地下空洞に生息するコングの同族グレイト・エイプの覇者であるスカーキングに捕らえられて使役されており、
ゴジラ及びコングの前に立ちはだかることになる。
登場したのは本作からだが、実は太古に
キングギドラを相手にゴジラや
モスラと共闘して戦ったことがあり、
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』でギドラが氷漬けで封印されていたのは、このシーモの仕業である。
その戦闘力は極めて高く、背中の棘を光らせながら口から発射する「フロストバイトブラスト」はあらゆる存在を凍結させ、
本気で放てば上記の通りギドラすら数万年の間活動停止に追い込み、その気になれば単独で地球に氷河期をもたらしてしまう程。
コングですら前作でゴジラの熱線を完全に受け止めたコングアックスを使用してなお防ぎ切れずに右腕を凍らされ、
そのまま神経系や体組織が損傷する程の重い凍傷を負わされてしまい一時撤退を余儀なくされ、
エヴォルヴ化したゴジラですら一瞬動きを封じられた程の出力を誇る。
巨体が生むパワーも相当なもので、正面からの取っ組み合いでゴジラにも押し勝ち、
コングをアゴの力だけで遠距離に放り投げれる他、超重量のコングやスカーキングを背中に乗せても問題なく歩行・走行できる。
パワーのみならず、押し倒された際に咄嗟に巴投げでゴジラを投げ飛ばすなど割と器用なテクニシャン。
耐久力も高く、ゴジラのアトミックブレスにも身体から放つ冷気で威力を減退させて耐え切り、即座に迎撃しようとしていた。
ただし、体格の関係で側面を狙った攻撃への対処力が乏しく、ゴジラの突進やアトミックブレスを受けた時は為す術が無かった。
日本版のパンフレットにおける「暴れだしたら地球も破壊しかねない」という記述に違わず、このように戦闘力は極めて高いのだが、
意外にもシーモ自身の気質は大人しく、自発的に他者に危害を加えるようなことはしない。
シーモがかつて地球に氷河期を引き起こしたのは事実だが、これも二次被害で悪意からではなく、
キングギドラを封印するため手加減抜きにフロストバイトブラストしたせいで起きてしまった結果らしい。
しかし、本作ではスカーキングに支配され、家畜のように使役されていた。
スカーキングの装備であるワーバットの骨で作った鞭「ウィップスラッシュ」の先端部には氷に似た鋭い結晶刃が装着されており、
これがシーモにとって苦痛に感じる波動を発する性質があったため、シーモは高い戦闘力を誇りながらスカーキングに逆らえなかったのである。
また、ゴジラも戦闘時は容赦無い攻撃をしていたように見えるが、この事情を見抜いたのであれでもシーモ相手には一応可能な範囲で手加減していたらしい。
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終盤での活躍、余談など(ネタバレ含む) |
地下空洞からブラジルに現れた際には空に向かってフロストバイトブラストを放射し、大気の気温を下げてあわや氷河期再来となりかねない事態を引き起こす。
最終決戦でもその巨体とフロストバイトブレスでゴジラ&コングのタッグ相手に一歩も引かない大立ち回りを演じる。
そんな乱戦の最中、スカーキングのウィップラッシュをゴジラが口で咥えて受け止め、逆に噛み付いた拍子に結晶刃が外れてしまい、
必死で取り戻そうとするスカーキングとそれを阻止しようとするコングの攻防戦となる。
そこへ地下空洞から地上へ渡ってきた子供のグレイトエイプ・スーコ(元はスカーキングの配下だったが、コングに情をかけられたことで味方に付いた)が、
回収してきたコングアックスで結晶刃を破壊したことで、スカーキングの支配から解放されることに。
スカーキングはコングに締め上げられながらシーモに指示を出そうとするも、事ここに至ってそれに従うはずもなく、
逆にゴジラに促されたことでスカーキングにフロストバイトを吐きつけて凍り付かせ、
スカーキングはそのままコングによって地面に叩き付けられバラバラの肉塊となり果てた。
そしてフロストバイトブラストによる気温低下もゴジラの見せ場を奪われた怒りが込められたアトミックブレスで相殺され、氷河期再来の危機は免れた。
決着後はそのままコングに付いていく道を選んだようで、ラストでは彼を乗せてグレイトエイプ達の前に現れ、共に称賛を以て迎え入れられている。
作中で言及されてはいないものの、メディアリリースで「She」「queen」と称されたり、
監督から雑誌のインタビュー記事で言及されている情報から、実は性別はメスであると確定している。
名前は監督曰く「日本語の『霜』」だと言及されているが、「she monster」とも掛けているのでは?とも。
こうしたことからファンからは「新たなヒロイン怪獣」「本作のメインヒロイン」呼ばわりされることがある。
女の子として劇中の扱いを見ると「囚われた姫」「悲劇の女騎士」になる
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事前発表で登場怪獣のデザインと氷属性が公開された際は、
『GMK』没案にて護国三聖獣として登場予定だった「冷凍怪獣
アンギラス」と関連付けて話題になったこともある。
MUGENにおけるシーモ
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
スプライトはkMIKEj氏によるもので、モーションは「OPTPiX SpriteStudio」を用いて作られている。
「尻尾攻撃」や「とびかかり」などの近接攻撃に加えて、相手を凍結させる「ブレス」で戦う。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、相手を凍結状態にする「フロストバイトブラスト」、近接技「突撃」、
一定時間攻撃力1.2倍&相手の飛び道具をかき消す状態になる「氷河期」の3つ。
凍結状態の相手には「ブレス」「フロストバイトブラスト」などの凍結技は使用不可となっている他、
7P以降は常に氷河期状態となる。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2025年05月04日 00:27