#image(giyu.JPG,height=400,title=動じない頼れる兄弟子…なのかなあ?) &font(25,b,i,blue){「泣くな 絶望するな そんなことは今することじゃない」} 漫画『鬼滅の刃』の登場人物。名前の読みは「とみおか ぎゆう」。 よく間違われるが「&b(){富}岡」ではないので注意。 アニメの担当声優は[[櫻井孝宏>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:櫻井孝宏|]]氏。 海外版では[[カプコ>ゼロ(ロックマン)]][[ン作品>ネロ]]とも縁の深い[[Johnny Yong Bosch>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:Johnny%20Yong%20Bosch|]]氏が吹き替えを担当した。 鬼と戦う鬼殺隊の最高戦力「柱」の一角である「水柱」にして、主人公の[[竈門炭治郎]]が初めて出会った鬼殺隊士。 本作のキーパーソンの1人であり、炭治郎に後の恩師となる鱗滝左近次を訪ねるように勧め、 間接的ではあるが、鬼殺隊に入隊するきっかけを与えた人物でもある。 鱗滝左近次は義勇に水の呼吸を伝授した男であり、このため炭治郎にとっては同門の兄弟子に当たる。 |『ヒノカミ血風譚』[[ボイス]]集&br()&youtube(https://youtu.be/VAFLvJ7PEIQ?si=m4sWolXJq7YPhRro){320,240}| 幼少期に蔦子という姉と共に病死した両親の遺産で生活していたが、 姉の祝言前日に鬼に襲われ、義勇を庇った姉の命と引き換えに生き延びた過去を持つ。 幼い義勇はありのまま「鬼が姉を殺した」と話してしまった事で、周囲から「姉の死で気がふれた」と解釈され、 遠方の親戚の医者の下へ連れて行かれそうになり、途中で逃げ出し遭難。 この際、義勇を助けた猟師がたまたま鱗滝の知り合いで、それがきっかけとなり鬼殺隊に身を置く事になった。 &font(25,b,i,blue){「俺は嫌われてない」} [[一見するとクールなエリート美青年に見えるが、その実態は>クラウド・ストライフ]]&b(){[[コミュ障な陰キャ>スコール・レオンハート]]}。 上記の過去が理由なのか、「(人と)話すのが嫌い」と公言しており、内向的で非常に口数が少ない。 一応自己主張だけは強い方なのだが、元々無口な事が多いのに加えて、 いざ話す時でも&b(){口下手というレベルでは済まないくらい文法や言葉選びのセンスが無い}ため、他人から誤解されやすい。 その上、鬼殺隊の試験の時に兄弟子を喪い、[[兄弟子>錆兎]]が試験に出現した鬼のほとんどを打ち倒していた事から、 「何もしていない自分が生き残ってしまった」という自責の念が強く、自分は柱に相応しくないと卑下しているのがコミュ障に拍車を掛けている (要は自分は柱として発言するに値しない人間だと思っている)。 他者から見ればこれらの態度は、「説明」という行為を放棄し、口喧嘩はすぐに切り上げ、 それでいて口より先に手が出る「何を考えているのか分からない」「協調性に欠ける人物」とみなされ、 その結果同じ柱である[[不死川実弥]]と伊黒小芭内の2人には酷く嫌われており、 過去には人格者の[[悲鳴嶼行冥]]やコミュ力の高い[[宇髄天元]]とまで衝突した事もあったという。 しかし、冨岡自身は悲鳴嶼を尊敬しており、宇随の明るさを羨ましいとも思っている。 本人としては馴染めていないだけで嫌われているとは素で思っていないのだが、同じ柱&s(){にして冨岡さん係}の[[胡蝶しのぶ]]からは、 「嫌われている自覚が無かったんですね」と毒づかれている。 妙な所で天然な男である。 逆に、気さくに話しかけてくれる[[煉獄杏寿郎]]に対しては&s(){声が小さい事を指摘されながらも}好ましく思っていた他、 [[甘露寺蜜璃]]からは「一人ぼっちで可愛い」と好意的に見られている。 竈門兄妹や柱達以外の人間関係は、村田([[下の名前不明>鶴屋さん]])と同期だった事が最終章で明かされた他、 しのぶの継子である栗花落かなおを「胡蝶の…」と呼んでいる事から彼女とも面識はあった模様 ([[那田蜘蛛山編>累]]ではしのぶの補佐として同行している為、遅くともそのタイミングで知り合ったと思われる)。 #region(炭治郎との関係) #image(seisatu.JPG,title=第一話からクールに登場してこの激情) &font(22,b,i,blue){「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!惨めったらしくうずくまるのはやめろ!!」} &font(22,b,i,blue){「そんなことが通用するならお前の家族は殺されてない!」} 義勇が炭治郎と出会ったのは、[[禰豆子>竈門禰󠄀豆子]]が鬼化したその日であった。&link_anchor(*1){*1} 義勇は禰豆子を庇おうとする炭治郎から簡単に彼女を奪い、 必死に妹の潔白と誰も傷付けさせない約束を叫ぶ炭治郎に「鬼となった人間は戻る術がない」と冷たく制し、 問答無用で禰豆子を殺そうとした。 だが、なおも食い下がり頭を地に伏せて禰豆子の命乞いをする炭治郎を見るや態度を一変させ、 上記のセリフから始まる怒号を浴びせた。 &font(22,b,i,blue){「奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が妹を治す?仇を見つける?」} &font(22,b,i,red){「笑止千万!!」} 主人公の甘ったれた考えに先達者が喝を入れる創作は数多くあれど、 いきなり家族のほとんどを殺され、唯一生き残った妹も異形の怪物と化し、 心身ともにズタボロな状態の主人公に追い打ちをかけるようなこの描写は、 本作の無常で非情な世界観をこれでもかという程読者に見せ付けたシーンとして知られている。 一応フォローしておくと、義勇は炭治郎の思いを蔑ろにしていたわけではない。 禰豆子を殺すつもりだったのは事実だが、直後の心理描写からも分かる通り、 残酷な現実を前に絶望する炭治郎の生きる気力を奮い立たせるための叱咤である。 如何に切実な願いを抱こうと弱者は強者の前では無意味という言葉の裏にも、 早々に抵抗を諦めて妹の命乞いする覚悟と認識の甘さの叱責だけでなく、 自分がそうであったように、この時の怒りを原動力に炭治郎がこの理不尽に屈しないように促そうとしたのである。 &s(){その本心から出てきてしまうのがこの言葉というセンスの無さだけは前述の通り事実} だが炭治郎は考えを曲げず、禰豆子に刃を突き立てた義勇に激高して石を投げながら躍り掛かった。 無論、一般人の炭治郎と鬼との殺し合いを仕事とする義勇とでは実力に雲泥の差があり、 義勇は向かってきた炭治郎をあっさりと柄の一撃で昏倒させた。 ……が、先刻炭治郎が持っていた斧が無いと義勇が気付くや否や、上空から強烈な勢いで斧が降ってきた。 紙一重でそれを躱した義勇は、炭治郎が地の利を利用して森の木の陰に隠して斧を投げ、 義勇が禰豆子を拘束中で動けない状況も利用し、斧を振りかぶっているようなポーズで丸腰なのを服で隠しつつ突進し、 自分自身を囮にして斧を義勇に喰らわせようとした… つまり炭治郎が&b(){「勝てないと理解していたから妹のために躊躇なく自分と刺し違えようとした」}事を悟り驚愕し、 //主語は「義勇は」 その隙を突かれて禰豆子に拘束を脱出されてしまう。 ところが、傷を癒すため炭治郎を食うだろうという義勇の予想に反して、 禰豆子は兄を守ろうとするかのように義勇と炭治郎の前に立ち塞がった。 これまで確認された事の無い、鬼にあるまじきこの行動に義勇はついに刃を収め、 目覚めた炭治郎に鱗滝の元を訪ねるよう勧め、立ち去って行った。 また禰󠄀豆子の竹の口枷は、この間に義勇が着けさせたもの。 [[後に本編に出た他の柱達の言動>煉獄杏寿郎]]を見ると、義勇の行動は鬼殺隊員としては鬼を庇う人間に対しては非常に寛大な措置であり、 この時訪れていたのが義勇であったのは、炭治郎達にとってはまさしく運命的であったと言える。 もし他の柱が来ていたら間違いなく禰󠄀豆子は粛清されていただろう。&s(){しのぶか蜜璃ならワンチャン} 前述の理由から炭治郎達の処遇を巡る柱合会議では鬼を見逃したことを糾弾される立場だったため終止沈黙に徹していたが、 「󠄀禰󠄀豆子が人を襲ったら炭治郎や鱗滝と共に腹を切って責任を取る」と口添えしていた事がその席で明かされた他、 &s(){厳密に言うと、この手紙を送った鱗滝が義勇の意思を確認したのかどうかは不明のままなのだが} 炭治郎を拘束していた伊黒の腕を(無言で)締め上げて助けたりしている。 &nicovideo(1554431349) #endregion #region(戦闘能力) 全集中の基本となる五大流派の一つであり、変幻自在の歩法を主体とした「水の呼吸」の使い手で、 [[嘴平伊之助]]が傷一つ負わせる事が出来なかった大鬼の体をいとも簡単に斬り裂くほどの技量を持つ。 発生している波濤の演出の差からも、炭治郎のそれより熟達している事が窺える。 ファンブックで明かされた柱内での腕相撲ランキングでは9名中5位、 柱内での瞬足番付では6位と、身体能力は真ん中からやや下辺りだが、 技量や判断速度は他の柱より頭一つ抜きんでており、受けに秀でた水の呼吸の性質を活かして、 鬼の攻撃を弾く、あるいは受け流すなどして生まれた隙を突くカウンター系の戦闘スタイルを得意としている。 その代表と言えるのが、義勇自身が編み出した独自の奥義「拾壱ノ型 凪」。 刀の間合いに入った対象全てを[[居合斬り>高嶺響]]の要領で一瞬で縦横無尽に斬り刻む技であり、 敵の殲滅だけでなく中遠距離攻撃の無効化にも活用できる。 #endregion ---- **MUGENにおける冨岡義勇 主に海外の『[[JUS>ジャンプスーパースターズ]]』風キャラ製作者の交流サイトを拠点に活動している製作者による、 『JUS』風[[スプライト>ドット絵]]で作られたキャラが複数公開されている。 #region(Luciano Machado氏製作) -Luciano Machado氏製作 #image(Tomioka_V2_jus.gif) 現在の最新バージョンはV3。 高いスピードと[[ちびキャラ]]ながら剣によるリーチの長めな[[通常攻撃>通常技]]を持つ近接戦向けのキャラ。 [[飛び道具]]を持たないが、優秀な突進技や[[当て身技>当て身投げ]]を備えており、気軽に接近戦に持ち込む事が可能。 [[超必殺技]]では相手に突進した後、連続で切り付ける。 [[AI]]もデフォルトで搭載されている。 |DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/IJ0-MSeKBA0){320,240}| #endregion #region(RakionMugen氏製作) -RakionMugen氏 上記のLuciano Machado氏のキャラをベースにして、同じくJUS風キャラ製作者の交流サイトで活動するRakionMugen氏が改変したキャラ。 スプライトが自作のものに差し替えられており、挙動も一部異なる |DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/ExEgIJMRdS8){320,240}| #endregion #region(mysh2002氏製作) -mysh2002氏製作 同じく、Luciano Machado氏のキャラを改変したキャラ。 各種性能が微調整されている他、超必殺技「凪」の演出が非常に秀逸になっている。 |DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/Q-Mv0ufkGek){320,240}| #endregion #region(栄光夜 -Night of Glory-氏製作) -栄光夜 -Night of Glory-氏製作 初の国内産の冨岡義勇。 PedronickMugen氏製作の『JUS』風スプライトを用いて作られている。 想定ランクは凶~狂最上位中堅。 AIもデフォルトで搭載されている。 #endregion #region(InSeph氏製作) -InSeph氏製作 スプライトはJUS風だが一部『ヒノカミ血風譚』のモーションが再現されている他、 通常技・必殺技問わず当身技が多く、攻め待ちに向いた性能をしている。 AIもデフォルトで搭載されている。 |DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/uZdq2SFriuI){320,240}| #endregion #region(Sebastião氏製作) -Sebastião氏製作 上記のmysh2002氏製作のキャラをベースに作られているが、炭治郎をストライカーとして呼び出す技や、 痣者にモードチェンジして全体的な性能が底上げされるゲージ技が追加されている。 AIもデフォルトで搭載されている。 |DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/LJMYcV4WUW8){320,240}| #endregion ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[冨岡義勇],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[冨岡義勇],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[冨岡義勇],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} この時義勇がこの山にいた理由は明言されてはいないが、麓の町の三郎翁が人喰い鬼と鬼狩りの存在を知っていた事も考えると、 [[人喰い鬼>鬼舞辻無惨]]はある程度この近辺で行動して噂になっていたのだろうか。 後に明かされた設定では彼の求める青い彼岸花もこの近くにあったようだし。 ---- 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