ハルクジラ

分類:りくくじらポケモン
タイプ:こおり
高さ:4.5m
重さ:700.0kg
特性:あついしぼう
   (ほのお・こおりの攻撃技を受ける時、
    相手の攻撃・特攻を半減してダメージを計算する)
   ゆきかき(天気がゆきげしき状態の時、素早さが2倍になる)
隠れ特性:ちからずく
     (追加効果がある攻撃技を使用した時、
      追加効果が無くなる代わりに威力が1.3倍に上がる)

氷雪地帯を 回遊する。強靭な 筋肉と ぶ厚い 皮下脂肪で 体を 守る。

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第9世代(『スカーレット・バイオレット』)。
アルクジラにこおりのいしを使用することで進化する
巨体を支える強靭な筋肉と分厚い皮下脂肪、アゴの上下に生えた5本の角を持っている。
巨体を生かした攻撃は絶大で、上アゴの角から放たれる氷エネルギーは周囲を凍らせるほど強力。分厚い皮膚のおかげで寒い地域でも平気で回遊できる。
エコーロケーションで仲間と意思疎通を行う能力もあり、その波長はフルートの音色に似ているらしい。
名前の由来は「ハルク」&「ハクジラ」かと思われる。春要素は特に見当たらないし(せいぜい差し色で入っているピンクくらいか)
ハルク(Hulk)は現在だとあのマーベルコミックスの緑のマッチョのイメージが強いが本来は「廃船」を意味する言葉で、
そこから転じて「(廃船を使った)牢獄」や「(まともに航行できないので)大きい不器用とか不格好な奴」(日本でいう「ウドの大木」)の意味になり、
マーベルの彼も初期の頃は頭が弱くて不器用だったことからそんなイメージで命名されている。
なのでハルクからガンマ線パワーを分け与えられてパワーアップしたゴジラというようなクロスオーバーキャラのはずもない。公式作品で実在するけど

見た目のモチーフはセミクジラと考えられ、「丸みを帯びた身体」「起伏の激しい形状の顎」「口周りの突起」といった身体的特徴が一致している他、
パルデア地方の元ネタであるスペインではかつて捕鯨が盛んで、その対象でもあった。

アニポケではリコロイ編で登場。担当声優は 八代拓 氏。


原作中の性能

HP:170
攻撃:113
防御:65
特攻:45
特防:55
素早さ:73

水棲生物がモチーフだが「りくくじら」という肩書と足からも分かるように水要素は無く、
初登場の『スカーレット・バイオレット』ではみず技さえもレベルアップで覚えない。
特攻を切り捨てた分、潤沢なHPと高めの攻撃力に種族値を回した物理アタッカーで、特にHPに関してはくじらポケモンの先輩であるホエルオーと互角である。
一見すれば防御と特防は並程度で素早さも頼りないように思えるが、その真価は天候がゆきげしきになった時と特性「ゆきかき」にて発揮される。
こおりタイプ全体の特徴として天候がゆきげしきになった時に防御が1.5倍になる為、補正により95以上は確保される上、
ゆきかきにより素早さも2倍となるので146で計算される事となる上、この特性を持つポケモンでは最も素早いし最も耐久力がある。
そのため「はらだいこ」により一気に高めた攻撃力の代価もゆきげしき状態でフォロー可能な上、
「つららおとし」の怯み効果により一度ハマると手が付けられなくなる。

また、特性「あついしぼう」も苦手なほのおタイプも相手の攻撃・特攻を半減した上で威力が算出される為、
天候がゆきであれば相手のブレイズキック等といったほのおタイプ物理技に対して効果を発揮する。
ゆきパーティが理想だが、あめパーティも苦手なほのお技の威力を半減しつつ強化した「アクアブレイク」を放てたり、
あめパの主力達が苦手とするくさ相手にこおり技で対抗できるため相性は良い方。

隠れ特性の「ちからずく」は技の追加効果を受けない代わりに威力が1.3倍になるというもので、先述の「つららおとし」に加えて、
「れいとうパンチ」「アクアブレイク」「じゃれつく」といった追加攻撃付きの技の威力が軒並み80以上である事から、
実質100以上の威力でこれらが飛んでくる上に、いのちのたまの反動もちからずく持ちなら無効化される為、驚異的な火力を叩きだせる。

注意点として、タイプ一致メインウェポンである「れいとうパンチ」「つららおとし」「アイススピナー」はいずれも威力80前後で、
低いわけではないが特性・積み技・テラスタル無しでタフな相手と戦った場合、物足りない場合がある。
よって、特性を消したり積み技をリセットしてくる相手、積み技の恩恵がそもそも通用しない相手には注意したい。
また、こおりテラス以外のテラスタルにすると「ゆきげしき」の防御補正を受けられない点も気を付けたい。


MUGENにおけるハルクジラ

Tweenies_1998氏によるキャラが公開中。
のあしめ氏によるMUGEN1.0以降専用キャラを改変したもので、
改変元にあったリョナ技はほぼ削除されている(前述した原作のアゴの氷エネルギー設定を反映して無難な噛み付き技「こおりのキバ」は残されている)。

近接戦は「アイススピナー」「れいとうパンチ」、遠距離戦は「つららおとし」「れいとうビーム」などの技で戦う性能をしている。
一部技にはヒット時に確率で相手を凍らせて拘束する効果がある。
AIはデフォルトで搭載されている。
紹介動画

また、アステール氏により2025年エイプリルフール記念で公開された、
同じくのあしめ氏のキャラを改変したハルクジラも存在する。

出場大会



最終更新:2025年07月11日 19:55