分類:ハエとりポケモン
タイプ:くさ・どく
高さ:1.7m
重さ:15.5kg
特性:ようりょくそ(天候が晴れの時素早さが2倍になる)
隠れ特性:くいしんぼう
(通常HPが1/4以下になった時に食べるきのみをHPが1/2以下になった時点で食べる)
眠っているときも 口を開けて ミツの香りがする 溶解液で 獲物を誘っているようだ。
ごくたまに 獲物を誘うことも忘れて ひっくり返って 寝ていることも あるみたいだよ。
任天堂の育成RPG『
ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一匹。
第1世代から登場している古株。ウツドンに「リーフのいし」を使うことで進化する。
モチーフは食虫植物「ウツボカズラ」。
体内の蜜の様な溶解液は強力で、口から出るこの溶解液(蜜)の香りで獲物を呼び寄せる。
溶解液の香りは獲物を溶かす程に比例して甘さが増す。
もし一度飲み込まれたが最後、どんなに固くても1日足らずで溶かされてしまう。
ジャングルの最深部にはウツボットだらけの地帯があり、入ってしまうと二度と帰ってこられないと言われている。
また、蔓を生き物のように動かして獲物を誘き寄せることもある。
『
アニポケ』では
ロケット団のコジロウがウツボットを繰り出す度に出てきたウツボットに食われるカットが印象的であり、
以降はコジロウが見初めてきた、サボネアに刺されたりマスキッパに噛まれたりヒドイデに包まれたり等の恒例行事にもなった。
初期のポケモンカードゲームでは2進化ポケモンで事実上の最弱カード。
相手を好きな控えポケモンと入れ替えることが出来る「さそうかおり」は弱いポケモンを選びたくなるが、
弱いポケモンはローコストやノーコストで簡単に逃げられるカードばかりなので意味が無く、
相手にダメージを与えつつ逃げられなくする「ようかいえき」は、その目当ての弱いポケモンに当てる前に逃げられるどころか、
逃げた同一ターン内で替わったばかりのポケモンが即攻撃出来る仕様であるため手痛い反撃を受けてしまうことも多く、
HPは80と大して高くもなく、「ようかいえき」は草エネルギー3枚もかかる癖にたったの20ダメージしか無い等、
非常に残念な性能のカードとなっている。唯一取柄があるとしたらキラカードであることぐらいか
原作中の性能
HP:80
攻撃:105
防御:65
特攻:100
特防:60→70(第6世代以降)
素早さ:70
ポピュラーなくさ・どく複合タイプの一角だが、世代によってその評価は大きく変遷している。
まず初代ではこおり・エスパーに弱い点が対人戦では大いに足を引っ張っていた一方で、
当時のバインド技「まきつく」は相手を行動不能にする仕様で曲論だが自分より遅い相手を一方的に攻め続けることができ、
「しびれごな」によるまひと併用したループハメ戦術が可能だった。
同タイプの
フシギバナには「やどりぎのタネ」がない点や素早さで劣っていたものの、
「ねむりごな」で眠らせた後「つるぎのまい」でこうげきを積めるフシギバナに無い強みもあり、
実際にニンテンドウカップ99では「ドわすれ」ヤドランへのメタとして優勝者含めてウツボットの使い手が複数いた。
第2世代では特殊が特攻・特防に分けられたことや、「はっぱカッター」の急所確率が大幅に低くなったのが重なり相対的に弱体化。
当時、くさ・どく両方を半減するはがねタイプが追加されたことも痛手であった。
第3世代では特性「ようりょくそ」を得るも、同じ特性持ちかつ素早さで優るワタッコ、
特性抜きでも素で早い
ジュカインの存在もありやはりパッとしない評価だった。
第4世代では技ごとに物理と特殊に判定されるようになったため、覚えるどく技がほぼ特殊技化。
「どくづき」は何故か覚えられず、型が大幅に狭まり不遇扱いされていた。
しかしプラチナで「リーフブレード」や「ふいうち」を手に入れて持ち直し、
この辺りから他のくさ・どく複合以上のカスタマイズ性が注目され始める。
そして永続天候変更特性が猛威を振るった第5世代。
「ようりょくそ」持ちのウツボットにとって戦いやすい環境かと思いきや、
シャンデラやウルガモスが暴れまくり、
さらにフシギバナが隠れ特性で「ようりょくそ」を手に入れてしまいライバル争いがより熾烈になり、
ねむりの仕様変更による弱体化、「ふいうち」対策の蔓延も痛手となり、実績は残せなかった。
ウツボットが弱体化したというより、強みのカスタマイズ性が活かせない環境だったのが原因であった。
ついでに得意分野こそ異なるものの、同複合タイプのモロバレルの登場も採用枠争いの痛手となった。
第6世代からは新規追加されたフェアリータイプに対して優位に立ち回れる強化を受けた。
しかし天候を変える特性の仕様変更により晴パが弱体化したため、前世代よりも「ようりょくそ」は使いにくくなった。
とはいえ、当時はファイアローが暴れまくりくさは全般的に不遇だったためウツボットだけが評価が低いわけではなかった。
あと、この世代から「ふいうち」がレート戦で使用不可になった。
第7世代で本当にようやく「どくづき」を習得できるようになり、カスタマイズ性に磨きがかかった。
この世代では
ミミッキュ含めたフェアリー最盛期だったこともあり、ひっそり評価を高めた。
第8世代ではリストラ枠入り、第9世代でも初期組にはいなかったがDLC「翠の仮面」で復活。
長らく没収されていた「ふいうち」が再び使用できるようになった。
フシギバナやモロバレルと比較すると物理火力はウツボットが勝り、差別化したいなら物理型優先だが、
しかし特殊火力も低くはなく、素早さは「ようりょくそ」や「ふいうち」でカバー可能。
総合力では対戦で人気な上記2系統に決して劣らないポテンシャルは備えている。
しかしながら、はがねへの有効な対策が「ウェザーボール」程度で、
高いカスタマイズ性に反して苦手な相手にはとことん対抗策が乏しく、積み技等倍でごり押しを余儀なくされる。
MUGENにおけるウツボット
Tweenies_1998氏によるキャラが公開中。
のあしめ氏による
MUGEN1.0以降専用キャラを改変したもので、
改変元にあったリョナ技はほぼ削除されている。
「リーフブレード」や「たたきつける」などの近接戦が得意なキャラとなっている。
飛び道具も「はっぱカッター」などを備え、遠距離戦もそこそこ立ち回れる。
なお、相手によっては床から下に落ちるバグが起こるので注意。
AIはデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2025年08月04日 00:07