バルタン星人

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バルタン星人」を以下のとおり復元します。
//MUGEN部分以外の容量が大きいのでMUGENキャラとの関連が薄い派生キャラの記述削除。MUGENキャラの性能に絡まないゲームでの話や、外見、性質ともにMUGENのバルタンの説明への必要が薄いバルタンバトラーバレル、メカバルタン等の記述を削除
//↑流石に削り過ぎと判断したので一部復帰
//↑ゲーム作品ヒーロー戦記でのストーリー説明は長すぎるしMUGENキャラに関係があるわけでも無いし不要だと思う
#image(barutannseijin.jpg,title=誰もが知る名悪役,width=250)



#aa(){  フォッ、フォッ、フォ… 
                 ∧ ̄∧ヽ 
        /∧ ̄∧.   \=v=/  ', 
       ,' \=v=/    .(_)\/((_) l 
       l (_))\/(_)     (ヽノ ノ.//|  フォッ、フォッ、フォ… 
        にノ( ヽノノ     .( `il´//ニ| 
        に). `|| )    /⌒/Jヽ二. ⌒ヽ 
     /⌒ヽ二/|ヽ⌒ヽ  〉‐〔ー'-'‐'二|_ノ 
     〉_./l(二ー'-'‐'〕.〈 /_./l_V__ノ| | 
     //⌒ヽ/ ̄ ̄ ̄ ̄/ 〔二|l二ノ|=.| 
   _((∠二ニ/ バルタソ ./__|__人/⌒)/ 
       \/____/     /  // 
}

&font(20,b,i,#483d8b){&space(6)フォッフォッフォッフォッ&br()&space(16)生命? わからない。生命とは何か?}

『[[ウルトラマン]]』の第2話「侵略者を撃て」にて初登場した宇宙人。通称「宇宙忍者」。
ウルトラシリーズを代表する悪役の一人である。

蝉に似た顔で(前作『ウルトラQ』に登場した「セミ人間」のスーツの改造)大きなハサミ状の手を持つ異星人である。
身長はミクロ~50メートル、体重は最大2万トンで、武器は両手の鋏から出す赤色凍結光線と白色破壊光弾。
防御能力として数多の分身を作ることができ、劇中では防衛軍が(東京都心ド真ん中だというのに)発射した
[[核ミサイル>A-Bomb]]を受けてもそれらを身代わりにして無傷だった。
他にも「宇宙忍者」という異名通り、多彩かつ特異な能力と高度な知能を持っている。
ハサミを垂直にして上下に揺さぶる独特なポーズで、「フォッフォッフォッフォッ」と表記される不気味な声を
発する様は視聴者に強烈なインパクトを与えた。
この特徴的な鳴き声はバルタン星人オリジナルではなく元々は東宝映画『マタンゴ』に出てきたマタンゴの流用で、
更に『ウルトラQ』のケムール人への流用を経て、バルタン星人に使用されている。
ウルトラマンを除けば、恐らく日本で一番有名な宇宙人であろう。
そのため『ウルトラマン』の第16話に再登場したのみならず、後のウルトラシリーズ全般に度々登場して
多くの人から「''ウルトラマンのライバル''」として認識されている。
数ある[[怪獣]]・宇宙人の中でも見た目の個体差が特に激しく、登場話毎に「○代目バルタン」といった呼称が与えられている。

脚本を担当した飯島敏宏氏曰く、バルタンという名前は60年代当時“ヨーロッパの火薬庫”と呼ばれ、
紛争が絶えなかったバルカン半島が由来。
兵器のせいで故郷が滅んだという設定も当時のバルカン半島の状況にちなんでいる。
また、ハサミをつけるというのは食用として1927年に持ちこまれたアメリカザリガニが
逃げ出して野生化した個体により1960年にはその分布域を全国に広めたということから思いついたらしい。
これもアメリカザリガニが外来種であることが宇宙からの移住者という設定に生かされている。
因みに歌手のシルビィ・バルタンが名前の由来であるという説もあるがこちらは当時のスタッフが名前の由来が面倒だから、
当時人気だったシルビィ・バルタンから取った事にしようと円谷のスタッフの間で申し合わせていたらしい。
後に『ウルトラマンコスモス』でチャイルドバルタンのシルビィというキャラクターが出ている。
また、シルビィ・バルタンが来日ライブを行った際バルタン星人が花束を送るというコラボ企画を行った。
その際、「あなたのとりこです」と彼女のファンであることをアピールした。これはシルビィの代表作「あなたのとりこ」を意識したもの。

#region(バルタン星人侵略の歴史)
故郷であるバルタン星が発狂した科学者による核実験で破滅。
偶々宇宙旅行中であった20億3000万人のみが運良くこれから逃れ、その身をバクテリア大に縮小して
放浪の旅を続けていたところで地球を発見、来訪した。
当初は故障した宇宙船の修理に必要なダイオードを要求していたが、地球の環境を気に入ったため目的を移住に変更。
宇宙センターを占拠し、訪れた科学特捜隊と地球移住の交渉を行うが、生命の概念を理解できず、
またバルタン星人の数が多すぎたために決裂。ハヤタが代替案として火星への移住を提案するも、
火星には弱点であるスペシウムが存在するということでこれも拒否し、巨大化して暴れ回った。
ウルトラマンと主に空中戦を繰り広げ、左の鋏をへし折られるも残りの方から破壊光弾を発射して反撃したが、
最期は弱点であるスペシウム光線を浴び炎上して墜落した。

宇宙船も雲中に潜んでいたところをウルトラマンに発見され、スペシウム光線で爆破され
''約20億人以上のバルタン星人がこれにより死亡、ほぼ絶滅した''。
この事件以来、生き延びたバルタン星人達は復讐のためにウルトラ一族打倒と地球侵略を目的とするようになり、
地球で何度も戦うこととなる。地球はともかく、そりゃウルトラマンたちは狙われても仕方あるまい。

尚、この際のバルタン星人は当初(友好的とはいえないまでも)比較的、穏便な手段をとっていた。
科学センターの職員や防衛軍兵士、科特隊アラシ隊員を停止光線にて静止させた事は、
少なくとも当初はダイオードを改修して宇宙船を修理したら、禍根を残さず立ち去る為だったと思われる。
また、ハヤタから「地球へ住む? それも良いだろう。君たちが地球の風俗習慣に馴染むのならばそれも不可能ではない」と、
移住に関して地球人が受け入れる姿勢があるとわかると''急に敬語を使いだす''など、態度が軟化している。
結局は決裂してしまったものの、交渉が成立すれば友好的な関係になれたのかもしれない。
…まぁ、問題は&b(){ハヤタ達は地球人側のトップでもないのに勝手にバルタン星人を移住させる方向で&br()交渉を行っている事}だが。例えこの時の交渉が上手く行っても、ハヤタ達の発言が地球人の総意ではないので
バルタン星人が本当に移住出来たかは怪しいかもしれないが……。&link_anchor(*1){*1}
この交渉の際に問題となったのは、地球人類が22億なのに対し、バルタン星人が20億3000万人という数の問題だったが、
現実に地球人類が70億を超えて破綻が確実になった現状を鑑みると、やはり彼らの移住は無理だったといわざるを得ないだろう。

#image(baltan2.gif,left,width=200,title=頬が痩せこけてるようだ。ちなみにデザイン画に近いのはこっちだったりする。)
第16話「科特隊宇宙へ」で登場した二代目は初代と比べると細身。まあ、これは種族的な個体差なのだろう。
胸部にスペルゲン反射板を装備し、スペシウム光線を跳ね返すことが可能。
更には全身を包み隠すように光波バリヤーを張り巡らせることもできる。
どうやらウルトラマン対策を徹底してきたようだ。

&font(17,b,i,#483d8b){「ウルトラマンなど恐れる事はない。&br()&space(2)スペシウム光線を撃ってきたら&br()&space(2)今度はスペルゲン反射光の餌食にしてやれ!」}
#clear
この時にはすでに惑星Rという新たな住む星を発見し移住していたようだが、まだ地球を諦めたわけではないと宣戦布告してくる。
科特隊とウルトラマンを宇宙におびき寄せ、その隙に地球を攻撃するという陽動作戦をとるが、
地球に残っていたイデ隊員が開発したスペシウムを使用する光線銃「マルス133」と、
テレポーテーションで追って来たウルトラマンの前に敗れた。
ちなみにこの時、ウルトラマンはテレポーテーションで寿命を縮めているのに、
スペシウム光線を撃ったうえに、八つ裂き光輪とウルトラアイスポットという新技を使用している。
[[まあ自爆しても20年だし>ウルトラマンタロウ]]ウルトラマンにとっては大した消費ではないのかもしれない。
#clear

#image(baltan3.jpg,left,width=250,title=歴代のバルタン星人の中で一番影が薄いかも)
第33話「禁じられた言葉」に登場した三代目は姿は二代目と同じだが、カラーリングが微妙に異なる。
[[メフィラス星人]]に操られているらしいが詳しいことは不明。戦闘せずに消滅した。
その為、メフィラス星人が恫喝のために用意した立体映像、もしくは操られていたのではなく協力していたという説もある。
#clear

#image(baltan_Jr.gif,left,width=200,title=ハサミが小さめ)
『[[帰ってきたウルトラマン>ウルトラマンジャック]]』第41話では初代の息子のJr(四代目相当)が登場。
建設中のビルを改造したロボット怪獣ビルガモを使って[[ウルトラマンジャック]]に勝負を挑む。
ビルガモが敗れた後ジャックの前に姿を現し、「勝負はまだ[[一回の表>パワプロくん]]だ」と宣言して飛び去ったが
''後ろからスペシウム光線を撃たれて''&s(){コールド負け}姿を消した。……ジャックの方が酷い奴のような。
とはいえ、地球を守る使命を持ったウルトラ一族が再び来襲を予言している悪の宇宙人を
みすみす見逃してもらってもそれはそれで困るので仕方ないかもしれないし、
逃げようとした宇宙人を倒したという点だけなら、他のウルトラ戦士とやってる事は大して変わらない。
ちなみに公式設定では「姿を消して以降は生死不明」とされている為、完全に死亡したわけではない。
実際、内山まもる氏によるコミカライズ版では、この時に生き延びていたという設定で再登場、
郷秀樹に冤罪をかけたり、ビルガモの大軍を率いるなどしてリベンジを計っている。
|&nicovideo(sm5793128){280,185}|&nicovideo(sm5793875){280,185}|
#clear

#image(baltan_80.gif,left,width=200,title=ブタ鼻)
『ウルトラマン80』では二体のバルタンが登場。
第37話で登場した五代目は、他の星の異星人や生物を下等動物として母星の動物園に収容しようと企む。
ウルトラ一族への復讐のため80をも捕まえようとするが失敗。
戦闘では瞬間移動で80を苦しめるがウルトラアイの透視能力で見破られ、最後は母船に投げられ母船もろとも粉砕された。

&font(17,b,i,#483d8b){「我々優秀なバルタン星人の動物園に入れるんだ、下等動物として動物園にな!」}

第45話登場の六代目は人間関係のもつれを利用して地球侵略を企てる。
偽の[[UFO]]写真を子供達の間にばら撒き、それを元にいさかいを起こさせ、
最終的には子供同士の喧嘩から大人同士、果ては地球上の世界戦争にまで発展させて人類の自滅を企むという
何とも[[気の遠くなるような作戦>ジュラル星人]]を実行。
尤も、この世界の宇宙人はウルトラマンを筆頭に数万年単位の寿命を持っているらしいので、その視点からすれば
問題は無いのかもしれない。
初期には地球上の言語や価値観を全く理解していなかったバルタン族だが、この頃になると饒舌さには
更に磨きが掛かっており''「お釈迦様でもご存知あるめえ!」''など現代の日本人ですら日常話さないような
江戸時代の町人言葉までやたらとよく話すようになっている。
(但し戦闘時はいつも通りフォッフォッフォッと喋る)
ギャグ的側面が強いが考え方や目的自体はバルタン星人の中でもかなりの過激派である。
馬鹿馬鹿しい作戦のイメージが先立ってしまう80のバルタンだが、戦闘能力は高く、人質を有効に使い80を脅しつつ、
人質を持って片手が使えない状況にもかかわらずテレポートを有効に使い格闘戦で80を追い詰め、
ハサミから80のサクシウム光線と互角の威力を持つ光線技「エクシードフラッシャー」を放ちサクシウム光線を相殺するなど、
バルタン星人の中では後述のダークバルタンに次いで戦闘能力が高い。
最後は80が[[初代>ウルトラマン]]から習ったウルトラスラッシュを思い出し、瞬間移動の移動先を読みそこに
ウルトラスラッシュを放たれ切断され倒された。
また6代目の声は[[豪鬼]]やZERO[[ベガ]]を担当している西村知道氏である。
昭和のウルトラ一族の設定が生かされた作品の中では、バルタンの地球侵略作戦はここでひとまず終わることとなる。

&font(18,b,i,#483d8b){「子供と子供が喧嘩する! 男と女が喧嘩する!&br()&space(2)家と家とが喧嘩する! そして、お終いには国と国が喧嘩する!&br()&space(2)ミサイル発射! 手裏剣シュッシュ! 日本は滅びる、地球は滅びる!!」}
#clear

#image(baltan_anime.gif,title=アニメならではの細身なスタイル。つかハサミでけぇ)
『80』までのシリーズとは異なる世界観を舞台としたアニメ作品である『ザ☆ウルトラマン』にも登場。
地球制服を企み、ハサミからの光線を武器としている点は従来通り。
怪獣ミコノスを仕向け、ヒカリ超一郎=ウルトラマンジョーニアスが変身し、戦う場面を写真に収め
「ウルトラマンの秘密」としてテレビ局に売り込もうとしてヒカリを洋館へおびき出す。
洋館(ジョーニアスに変身できないように特殊な措置が施されている)の罠でヒカリを殺害しようとするが
罠のために奪った電力の行き先から科学警備隊に洋館の場所を突き止められた為、失敗。
巨大化してジョーニアスと戦闘、ハサミからの光線や締め付けでジョーニアスを苦しめるがプラニウム光線で倒された。
#clear

他にも『アンドロメロス』に登場したメカバルタン等も存在するが、
MUGENのバルタン星人との関連が薄いのでここでは割愛する。

#image(baltan_powaered.gif,width=130,title=やたらシャープな見た目)
『ウルトラマンパワード』では物語の黒幕として&b(){パワードバルタン星人}、
パワードバルタンの元締めとして、冬虫夏草を髣髴とさせる見た目の&b(){サイコバルタン星人}が登場。
詳細は&b(){[[パワードバルタン星人]]}の個別記事を参照のこと。

故郷を失った放浪者という悲劇的設定を持つことから、『ウルトラマンコスモス』や『ウルトラマンマックス』等の
近年の作品では移住の為に地球を侵略しようとするだけでなく、それを否定する平和的な個体
(チャイルドやタイニーなど)も登場している。

#image(baltan_cosmos.jpg,width=200,title=リファインされた21世紀のバルタン)
『コスモス』では、荒廃したバルタン星の一部を改造した箱舟「廃月」に乗って宇宙を放浪しており、
地球に目を付けたところをコスモスに阻まれて戦う事となる。
このバルタン星人は、従来の蝉+ザリガニの他、新たにクワガタもモチーフに加えられているのが特徴で、
べーシカルバージョンと呼ばれる通常形態から、強化形態の''ネオバルタン''へと変身する。
また、彼の子供であるチャイルドバルタンも登場した。
&nicovideo(sm10809256)
#clear

『マックス』では、バルタン星人は元々は地球人と同じ姿をしていたが、発達しすぎた科学とそれに伴う度重なる[[核戦争>世紀末]]によって
[[今の姿に進化してしまった>ジャミラ]]という設定である。
ここでは穏健派のタイニーバルタンと、それを追ってきた過激派の悪のバルタン、ダークバルタンが登場。

#image(タイニーバルタン.jpg,width=250,title=『仮面ライダーカブト』のヒロインに続く特撮史上二人目のボク少女)
ちなみに穏健派のタイニーバルタン、性別は''♀''で''人間の少女''(しかも''ボク少女'')に変身し、
「&font(#ff99cc,b){ばる☆るん}」と唱えることで様々な現象を起こしたり箒に乗って空を飛んだりしていた為
(あくまでバルタン星の[[超科学によるもので、魔法ではない>ドラえもん]]。
 尤もウルトラシリーズの宇宙人は(箒は要らないが)主人公を含めて飛行能力をデフォルトで備えている事が殆どだが)
ファンからは「&font(#ff99cc,b){魔女っ娘ばる☆たん}」と呼ばれている。''勿論本当の姿はあのフォッフォッフォッだが''。

#image(ダークバルタン.jpg ,width=250,title=初代とほぼ同じ姿だが、ダークの名だけあって今までのバルタンより色が黒っぽい)
過激派のダークバルタンはタイニー以上に高度な超科学力を使い、
''ウルトラマンの7倍以上(357メートル)に巨大化''、''バラバラにされてもすぐ再生''、''クローンによる分身''と
トンデモ能力を駆使し、最後には何千というクローンを生み出し、それに負けじとマックスも分裂。
''空中ウルトラマン[[無双]]''というトンでもない展開になり視聴者の度肝を抜いた。
一戦目ではウルトラマンに完全勝利、二戦目も終始優勢だったが、タイニーの策によって戦意喪失し故郷の星に帰った。
ちなみにこのバルタンは歴代で唯一ウルトラマンを倒すことに成功し、なおかつ最後まで倒されていない
(過去にも「逃げ出した」と示唆されるバルタンもいたがここまで明確ではない)ことから、''最強のバルタン''とも言われている。
実際に、ウルトラマン列伝でこの回が放送された際は公式ブログに「史上最強のバルタン星人と言われている」と紹介された。

&font(18,b,i,#483d8b){「地球人よ。君たちがいつも宇宙に呼びかけている言葉を私にもどうだ?&br()&space(2)『ようこそ地球へ』 フハハハハハハハハハ!」}

&nicovideo(sm13761888)
#clear

このダークバルタンの着ぐるみを使用していくつかの作品にも出演している。
2009年の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では悪のウルトラ戦士「ウルトラマンベリアル」が操る
怪獣・宇宙人軍団の一体として登場。
[[ゼットン]]や[[アントラー]]らと共に初代ウルトラマンを襲ったが、ベリアルの攻撃の巻き添えになって
死亡するという冴えない最期を遂げた。折角の久々の登場なのにあんまりである。&s(){他の怪獣も似たような扱いだが}
また映画『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』ではバルタン星人(SDI)として
久々に活躍する様が描かれた。最も本物ではなく仮想空間で主人公の親友がライブしたものだが。
初代同様の技や光線を用いてテレスドンを翻弄、容易く撃破した。
続くモチロンとの戦いではあろうことか''ついうっかりジャンケン勝負をしてしまい''敗北するという失態をさらした。無理ゲーすぎる…。
この光景は映画のCMのトリにも使われた。

#image(baltan_ultrafigtht.jpg,width=250,title=丸まっこいハサミが特徴)
また、帯番組の『[[ウルトラファイト>ウルトラセブン]]』では「バルタン」として登場。
バルタン星人に限らず、オリジナルで宇宙人だったキャラクターは全て怪獣として扱われている。
しかしこちらのバルタンも分身の術を使って相手を惑わす戦法が得意。
とある回では''手の先があのハサミではなく、スーツアクターの手を露出させた姿で登場している''。
着ぐるみが前述のJrと非常によく似ている。
この着ぐるみは同じく円谷プロ製作の帯番組『レッドマン』でも登場。
こちらではジラースとコンビを組んでレッドマンと二度戦っている。
&nicovideo(sm15038566)
#clear

その他、東映特撮の『有言実行姉妹シュシュトリアン』にも登場。
怪獣倉庫のバルタン星人の着ぐるみに憑依して復活し、他の[[怪獣>ゴモラ]][[の>エレキング]][[着ぐるみ>ピグモン]]を操って暴れさせた。
怪獣達がシュシュトリアンに敗れた後は自ら巨大化したが、ウルトラマンとシュシュトリアンに倒された。
&nicovideo(sm10110970)

#region(映像作品以外でのバルタン星人)
映像以外には漫画でも度々登場している。

『ウルトラマンSTORY 0』では、M78星雲を崩壊させ、地球の人間と同じような姿だったウルトラマン達が
今の光の巨人となった原因を作り出す。
また上記の初代『ウルトラマン』に出てくるバルタン星人が命の概念を理解できない理由がこちらで描かれている。&br()バルタンは個体の意思を全体で共有し、個であり全である存在として描かれる。
ようは一人一人が女王蟻であり働き蟻であり、誰か一人が相手を敵と認識すると、種族全体がその者に対し
敵対する事となる。その際は自己の命は顧みる事も無く、種族の脅威を打ち払う生態をしている。
上記の初代『ウルトラマン』で、個々の命を大事にする地球人の生命観を理解できないのはその為。
バルタンの一人が地球侵略を決めた以上、宇宙船にいる20億以上ものバルタンが敵となる為、
ウルトラマンは一挙に倒す事にしたのだと思われる。
ちなみに『STORY 0』でバルタンが登場する際に相手となるのも初代ウルトラマンであり
非常に因縁深い相手ともいえる。

なお、この作品も円谷プロダクション監修の正史に当たるものだったりする。
『タロウ』での歴史の解説と矛盾したりするが、まあしょうがないよね。&link_anchor(*2){*2}
後付の設定もあるので「種族全体で意識を共有しているならなぜ科学者だけが発狂したのか」などの
矛盾点もあったりするが。
逆に考えれば「[[全体で意識を共有している種族>キュゥべえ]]」の中で「[[自我に目覚めた>トゥエルヴ]]」ような存在は
確かに発狂していると言えるのかもしれない。
種族全体で意識を共有しているなら後のバルタン星人Jr.が敵討ちのために地球に来るわけないだろ、いう矛盾点もあるが、
それ言い出すと、そもそも「命の意味が分からない」と初代バルタン星人が言っているのに
敵討ちに来る時点で矛盾しているので気にしたら負け。

#image(left,ad060922.jpg,title=楳図かずおの漫画ウルトラマン版バルタン星人。不気味。,width=200)
楳図かずおによる『ウルトラマン』の漫画版では、本来のバルタンよりかなり異質な外見で描かれ、
''バクテリア大で水に紛れ、水に触れた人間に寄生する''、''顔だけバルタンになってガソリンを飲む''等
宇宙人と言うよりは[[エイリアン]]の様な描写がなされ、楳図先生お得意のホラー演出が満載していた。
なお、最期は原作と違い、20億人以上のバルタン共々氷漬けになって宇宙の果てに強制送還されている。
&s(){…原作以上に危険みたいだし、纏めて全部倒した方が安全な気もしないでもないが。}
また、[[メフィラス星人]]の回には(原作における)3代目も登場。
原作と異なり、[[ザラブ星人>ニセウルトラマン]]、ケムール人、そしてダダを加えてウルトラマンと直接戦闘を果たしている。
楳図氏の漫画版は数十年もの間絶版で、かなりのプレミアも付いていたが、
近年文庫として復刊したので、未見で興味のある方は是非とも楳図氏のウルトラワールドに触れてほしい。

&font(20,b,i,#483d8b){「ケケケ、ぼくはもう半分バルタン星人なんだよ」}
#region(台詞の元ネタ)
#image(baltan_human.gif)
#endregion
#clear

初代『ウルトラマン』のリメイク漫画『ウルトラマン THE FIRST』では、物語全体を通して暗躍する敵として登場。
[[ブルトン]]や[[ゼットン]]を操り、宇宙船のパイロットを[[ジャミラ]]に改造したりした。
ポジションとしては前述のパワードバルタン星人に近い。
なお、本作では前述の宇宙船爆破の件は、''バルタン側の自爆''という形で描写されている。

データカードダスの『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』シリーズにも勿論登場。
同族も次々に参戦しており、3弾でパワードバルタン、
ギャラクシーレジェンド1弾で『マックス』に登場したダークバルタンが登場。
ダークバルタンは一見初代バルタンに似ているが、体色が黒がかっているほかハサミの上下が逆になっているが、
実際の『マックス』劇中ではハサミは初代と同じのため、差別化のための後付けと思われる。
必殺技も巨大化して踏みつぶしたりと豪快なものが多い。

『ウルトラマン超闘士激伝』ではメフィラス大魔王の配下である「鋼魔四天王」の一人として登場している。
「闘士バルタン」を名乗り、全身にミサイルなどの武装を施している。
自身の10分の1の強さの「PSYバルタン」なる分身を大量に生み出す能力があり、本人自身の戦闘能力も高いかなりの強豪。
生み出したPSYバルタンを使って、ウルトラの星全土に襲撃をかけた。
助っ人にきた[[グレート>ウルトラマングレート]]を相手に一方的に攻め立てていたが、
最大の超必殺技バルタン・ミクスド・ファイヤーで勝負を決めようとした所、
グレートが対[[ゴーデス]]に準備していた切札のマグナム・シュートによって必殺技を跳ね返されてしまい敗北した。
その後はメフィラスや他の四天王共々改心し、ウルトラ戦士に協力している。
ちなみに後の「ゴーデス編」では、この時のバルタンとの戦闘が原因でグレートはゴーデスに存在を察知されて肉体を奪われてしまう結果となった。
#endregion

ちなみにバルタン星人を表した「(V)o¥o(V)」の顔文字は、Microsoft IMEの話し言葉顔文字辞書などに登録されている。

|初代&二代目。ここからウルトラマンとの長き因縁が始まった。&nicovideo(sm5777498)|
|5代目&6代目。饒舌なバルタン星人が見られるのは80だけ!&br()80シリーズのハイレベルな格闘戦と特撮も必見。&nicovideo(sm8058089)|
#endregion

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**&color(midnightblue){MUGENでのバルタン星人}
抜群の知名度とバリエーションを持つだけあってウルトラ怪獣の中ではダントツに多い。
強さのランクも違っており、大会のレベルにあわせたキャラを選びやすい。
余談だがパワード版を除く各々のバルタンの製作者は[[ゼットン]]及びその系統のキャラも製作している。

#region(這い寄る混沌氏製・SFC版バルタン星人(初代))
-這い寄る混沌氏製・SFC版バルタン星人(初代)
#image(BALTAN1st.gif,title=フォフォフォフォ…)
SFCゲーム『[[ウルトラマン>ウルトラマン(ゲーム)]]』のドットを用いて作られたバルタン星人。
「フォッフォッフォッ」の声とポーズを忠実に再現し、宇宙忍者の名に恥じず二段ジャンプや分身の術などトリッキーな動きをする。
ワープや分身等の行動の際フォッフォッフォッフォッと鳴く為、場合によっては[[非常に>ショー・疾風]][[うるさい>不破刃]]ことになる。

AC版では原作にのっとり、ステージ2の敵として登場したのだが、正直[[2面の敵としては規格外の強さ>ソドム]]だった。
その後SFC版では2代目バルタンの位置となるステージ6で登場し、中盤の山場としてプレイヤーを苦しめた。

「分身の術」は本体に重なり本体と同じ動きをする、[[ユン]]の幻影陣のようなものである。
ちなみにこの分身、更新前は約5~6体というとんでもない数だったが更新後は3体(本体込)に落ち着き、その後の更新により
分身中に[[アーマー>スーパーアーマー]]がつくようになっている。
他にも巨大なハサミから
-破壊火炎弾(正面に放つシンプルな飛び道具、[[中段判定>中段]])
-赤色凍結光線(中距離ビーム、ダメージはあまりないが当たると硬直させゲージも減らし追撃可能、ガード不可)
-反重力嵐(当たると吹っ飛ばされる、ガード可)
等の他にも様々な飛び道具を放ち、超必殺技では大量のミニバルタンに分裂して特攻する(本来は2代目の見せた能力だが)
またウルトラ怪獣でおなじみのワープやバリヤもある。
このバリアは飛び道具を無効化するだけでなく、特定の攻撃を受けると威力の高い衝撃波を打ち出してくるので[[弾幕]]にも強い。

上記の超必殺技「ミニバルタン特攻」の性能はかなり恐ろしいものがある。
-範囲が広く上・中・下段対応で、クリーンヒットすると体力の6割強を奪っていく。
-発動中は完全無敵
-自動追尾仕様(反対側に回り込んでも打ち込んでくる)
10割コンボとして「赤色凍結光線→ミニバルタン→破壊火炎弾」がある。[[汚いなさすが宇宙忍者きたない。>汚い忍者]]

[[AI]]も強化され、テレポートやバリアで相手の攻撃から逃げ回り、ゲージが溜まったら惜しみなく超必に回してくるので
並大抵のキャラではダメージを与えることすらままならず、[[メフィラス星人]]や[[キングジョー]]でさえ互角。
超必殺技も相手を拘束できる時間が長いという高性能ぶりなのでシングル・タッグいずれでも強いキャラである。

#endregion
#region(muu氏製・『対決!ウルトラヒーロー』版バルタン星人(6代目))
-muu氏製・『対決!ウルトラヒーロー』版バルタン星人(6代目)
#image(baltan6.gif,title=お釈迦様でもご存じあるめえ!)
[[ゾフィー]]などのウルトラシリーズキャラで知られるmuu氏によっても製作・公開された。
ドット絵は『対決!ウルトラヒーロー』のものが使用されている。
原作ゲームのバルタン星人は、[[ウルトラマン]]との対比で初代ということになっているのだが
''80の怪獣が少ない''+''どう見ても初代に見えない''という理由から80に登場した6代目として作られている。
ボイスも6代目バルタンを担当した西村知道氏のものが搭載されている。
やはりこのバルタンにもFEアレンジが施されており、[[スピリッツ]]やネビュラコンボを搭載。

ジャンプが[[ティッシュ]]気味でやたら高く飛び上がる。ステージによっては画面外に見切れてしまう。
必殺技ではハサミから放つ飛び道具のエクシードフラッシャー以外にも
格闘ゲームに登場するさまざまな忍者系のキャラに変身しながら技を繰り出す。
[[これ>服部半蔵]]とか[[これ>如月影二]]といった有名どころもいれば「誰?」というようなマイナーどころまでバリエーションは様々。
もちろん、[[すごい漢>不破刃]]にだって変身します。

デフォルトでAIも搭載されている。ガードは甘いがワープするように行う前後ダッシュ(無敵あり)を多用するので翻弄されること必至。&br()原作で80を苦戦させたあの戦いぶりを彷彿とさせる。

2011年5月30日の更新で初代バルタンに変身する技が追加された。発動するとランダムに行動する分身が出現する。
ただしAIはゲージを他の超必殺技に回すことが多いのでスピリッツの効果などでゲージが増えていない限りは
あまりお目にかかれない。

#region(大会ネタバレ)
『[[並~狂キャラタッグリーグトーナメント>>http://nico.ms/sm5464491]]』では[[ストライダー飛竜]]とのタッグで参戦し、優勝を果たした。
#endregion
#endregion
#region(特異点氏製・ダークバルタン)
-特異点氏製・ダークバルタン
#image(DB.gif,title=MUGEN参戦もお茶の子さいさいなのだ!)
『マックス』で圧倒的強さを見せたダークバルタンも
[[イリス]]、[[レギオン]]などを手掛けた特異点氏によって手描きキャラとしてMUGEN参戦。

[[スペースゴジラ]]に[[デストロイア]]等、氏の他の怪獣キャラと違ってアーマーを持たず、
単発火力もさほど高くないがその分攻撃範囲が広かったり、飛び道具を反射する、相手の動きを封じる、背後に回り込むなどといったトリックスター的な戦い方ができる。
ちなみに技は劇中で使用したものや大怪獣バトルにおけるものがほぼ揃っており、再現度が高いものとなっている。

最大の特徴は「クローン再生」で、3ゲージ以上ある際に倒されると復活する、いわゆる[[リザレクション]]である。
…発動の際、全身が砕け散って[[頭だけが残って喋っている>ゆっくりしていってね!!!]]という非常にシュールな光景になるが[[原作再現]]なのでしょうがない。

デフォルトでAIも搭載済み。
他の怪獣のイメージからくる先入観に反して今のところは強クラスの強さに収まっている。
ダメージ制限や再生などの制限を設定する項目もあるので気になる人でも安心。
火力の低さや回避主体の戦闘スタイルといったおかげで試合時間が長引きやすいのが欠点か。

#endregion
#region(m78氏製・パワードバルタン星人)
-m78氏製・パワードバルタン星人
#image(powerdbaltan234.gif)
&b(){[[パワードバルタン星人]]}の個別記事を参照。
#endregion

***出場大会
****【バルタン星人(初代)】
#list_by_tagsearch_cache([大会],[バルタン星人],sort=hiduke,100)
-[[並~狂キャラタッグリーグトーナメント>>http://nico.ms/sm5464491]]
-[[国内狂キャラVS海外狂キャラミニ勝ち抜き戦>>http://nico.ms/sm10913841]]
[[ポイント強奪サバイバル!>>http://nico.ms/sm16566827]]
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[バルタン星人],sort=hiduke,100)
''凍結会''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[バルタン星人],sort=hiduke,100)
}
****【バルタン星人(6代目)】
#list_by_tagsearch_cache([大会],[バルタン星人6代目],sort=hiduke,100)
-[[ベル主催!栄光のぽっこーん3VS3チームバトル【ポンコツ杯2】]](おまけ)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[バルタン星人6代目],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[バルタン星人6代目],sort=hiduke,100)
}
****【ダークバルタン】
#list_by_tagsearch_cache([大会],[ダークバルタン],sort=hiduke,100)
-[[ベル主催!栄光のぽっこーん3VS3チームバトル【ポンコツ杯2】]](おまけ)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ダークバルタン],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ダークバルタン],sort=hiduke,100)
}
***出演ストーリー
[[怪獣王 王座復権への道]]
[[科学特捜隊と奇妙な生徒達]]
[[がくえんアリス]]
[[紳士と少女]]
[[なこるる茶屋]]
[[ブランドー一家]](初代)
[[便利屋のリーゼさん]]

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
ただ、交渉に当たったバルタン星人の対応はお世辞にも良いとは言えない一方的なものではあったため
彼らにも非がない訳ではない。事実、勝手に話し合いを打ち切って、最終的に暴力という手段に出てしまっている訳だし。

&aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}}
とはいえ『STORY 0』には他にも、光の国がプラズマスパークと完成させた時期にTVシリーズと『STORY 0』では
大きな開きがある等の違いもあり、あくまで''円谷監修のパラレルストーリー''なのであって、
TVシリーズと直接繋がる訳ではないと考えた方が正確かもしれない。
まぁ、ウルトラマン漫画が自由に作られているのはいつものことである。&s(){公式設定からして矛盾まみれだし}


&font(#483d8b){(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ&br()(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ&br()(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ(V)o¥o(V)<フォッフォッフォッフォッ}

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&hiduke(1966/07/24)
//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//|円谷|,怪獣,宇宙人,忍者,超能力者,虫,甲殻類,ハサミ使い,復讐者,ライバル,|CV:西村知道|

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