「ガーーッハッハァ!!」
張飛({ちょうひ、ピンイン: Zhang Fei(ジャン・フェイ)? - 221年)は、
中国後漢末期から三国時代に、劉備と彼の建国した蜀漢に仕えた武将。
『三国志(正史)』では姓は張、諱は飛、字(あざな)は益徳(えきとく、yi de(イードゥ))で張益徳。
なお、『三国志演義』では「翼德」で張翼徳としている。
封号は新亭侯。諡は桓侯。子に張苞・張紹、敬哀皇后・張皇后がいる。
劉備の挙兵当初から付き従った古参で、
関羽と並んで「万人敵」(兵1万に匹敵する)と評された人並み外れた勇猛は、下述の通り中華に轟いていた。
『三国志演義』を始めとした創作作品でも多くの活躍をし、現在でも中国や日本において大いに親しまれる。
良くも悪くも剛直な性格で酔っ払って問題を起こしたり、粗暴に振舞ってしっぺ返しを喰らったりするのだが、
超然とした強さの割にその人間味溢れている所が逆に人気となる理由のひとつである。
関羽とは逆に、「知識人に敬意を払い、下の者には容赦が無かった」ため部下に寝首を掻かれて死んでしまうのだが、
その時は目を開けたまま寝ていたという話もある。
もっとも部下の裏切りに遭い死んだのは関羽も同じではあるが。
…知識人を敬うと言う割には
後の軍師の家に火を付けようとしたりしたって?まぁ知識を披露される前だったから仕方ないよね。
ガチで火をつけた呉の皇帝よりは自重してるし。
彼の大一番の見せ場といえば、やはり長坂橋での大立ち回りだろう。
劉備軍が絶体絶命に陥った長坂逃避行において、殿を任された張飛は20騎の部下とともに川を背にして橋を切り落とし、
「我こそは張飛。いざ、ここにどちらが死するかを決しよう」と大声でよばわると、
曹操軍の数千の軍兵はあえて先に進もうとはせず、このために劉備は無事に落ち延びることが出来たという。
これが正史に記載されている辺りが彼の凄さと言えよう。
……すごい武将だ。いやマジで。
また一騎討ちにおいては
無敗
である。
呂布・関羽・
馬超と早々たる面々の中、一切の敗北が無いのは流石と言える。
ちなみにまだ10代半ばだった夏侯氏の少女(一説には夏侯淵の姪)をさらって嫁にしたというエピソードから
時たまロリコン扱いされるが、当時は
20代が年増扱いされるような価値観だったので
(誘拐以外は)別に問題では無い。
もっともこの頃の張飛の年も30手前くらいと言われてるので、当時の婚姻で言えば其処まで年齢差の問題は無い。
彼の兄貴は30離れた嫁を貰ってるしね。
むしろ彼女の生んだ娘が劉禅の側室に入り、蜀に亡命してきた
夏侯淵の息子・夏侯覇が重用され、
さらには魏に降伏した劉禅が
実は魏の皇室とも縁続きだったという立場を得るきっかけになるのだから世の中わからない。
『演義』における見た目は虎髭にドングリ眼、一丈八尺の鋼矛「蛇矛(だぼう)」を武器に使うというもの。
後の作品においてもそのような見た目だが、横山版ではいろいろな理由で画像資料が入手不可能だったため、割とハンサムな男になっている。
『演義』では上記のような大暴れをしたり、正史で劉備のやっちゃった暴力行為を肩代わりしたりと…暴走役だといえる。
あまり知られていないが、関羽と同じく死んだ後に神格化された。
生前、知識人に敬意を払っていた事から、不遇の死を遂げた文人を天に迎える神となっている。
ニコニコでは名前の読みから
「張ル飛」という愛称がある。
格闘ゲームにおける張飛
1993年に台湾の「熊猫軟體股扮有限公司(Panda Entertainment)」によって制作されたPCゲーム
『
SangoFighter(正式名『三國志 武將爭霸』)』、
および1995年に発売された続編の『SangoFighter2(『武將爭覇2』)』に登場。
初代では「五虎大将軍」の1人として、
ストーリーモードのプレイアブルキャラとして登場。
2でも表紙に登場する主人公格の1人。
がっしりした体躯のオヤジで豪快な攻撃を繰り出すパワーキャラ。
対空、
飛び道具と揃っており、他にも空中で連続蹴りを叩きこむ技など、
素手故のリーチの短さという弱点はあるが、それを補う豊富な技を持つキャラといえる。
MUGENにおける張飛
ちなみに、
こんな張飛もMUGEN入りしていたりする。
出場大会
削除済み
出演ストーリー