ブランディア

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ブランディア - (2009/06/12 (金) 04:42:02) の編集履歴(バックアップ)


『ブランディア』(Blandia)とは、1992年にアルュメからリリースされたAC向け対戦格闘ゲーム。
1986年にタイトーが出したアクションゲーム『黄金の城』の続編にあたる。
海外版は……というかデモから試合前・後の掛け合いまで最初から すべて英語 である。

家庭用としてFM TOWNSやPC-9801などのwin95普及以前の独自仕様PCに移植された。
移植版ではメッセージは日本語になっている。
余談だが、98版ではED絵だけおもいきり描き直され、まるで別キャラ状態になっている。
また、ゲーム機とのハード性能が根本的に違うPC98で、この様なアーケードからの移植は希であり、
対戦格闘ゲームの移植は後にも先にもこれだけである。

概要

  • ストーリー
我々の知り得ぬ遥か昔、黄金を巡っての争いが絶えなかった時代に、
一人の「王」を自称する男が現れた。
彼は邪悪な魔力と剣を用いて、全世界を侵略し、黄金を我がものとしていた。
彼のおよそ人間とは思えぬ行動に、
世界各地から自らを最強と名のる戦士たちが立ち上がろうとしていた。

剣と魔法が実在する正統派なファンタジー世界を舞台にした対戦格闘ゲーム。
いわゆる武器格闘ゲームの部類に入り、全員が剣などの武器を手に戦う。
ほとんどのキャラクターは鎧を身に着けており、攻撃が当たってもダメージを受ける代わりに
その部位の鎧が剥がれるだけで済むという独自のシステムがある。
これは前作に当たるアクションゲーム「黄金の城」のシステムを踏襲している。

ゲームプレイ中、やたらと眠そうなBGMが延々と流れ続け、あれ?壊れてるのかな?と少し心配になるが、これは仕様。
グラフィックは当時としてはそれなりだが、モーションパターンは少ない。
ただし、鎧の剥がれ方は非常に細かく、兜・胸当て・胴・大腿・下脚のように命中箇所に沿ってバラバラに剥がれていく。
特に女戦士のイリアナは 鎧をすべて脱がせば下着姿同然まで露出度が上がる
このような無駄な懲り方をしているにもかかわらず、全キャラ共通技のチャージ攻撃は
上・中・下段ですべてモーションが同じキャラがいたりする。
完全に力の入れ所を間違えているとしか思えない
ただし、他の女性キャラ(ジュレーンと中ボスのLAUNAとIMAGIO)は鎧が無いので脱げない。
もちろんマッチョの男たちは激しい肉弾戦でほいほい脱いでくれるので安心してほしい
ちなみにLAUNAは低身長で 上半身裸 のロリ(orショタ)キャラ(おそらく悪魔っ子)、
IMAGEOはぴったりした服にハイレグパンツっぽい格好の女エルフの魔法使いであり、
両者ともコアな人気がある。



黄金の城

1986年にタイトーからリリースされたAC向け横スクロールアクション&格闘ゲーム。ブランディアの前作にあたる。
剣・盾・鎧を装備した戦士ガリアノスを操り城内を進んでいき、計17人の敵とそれぞれ1対1の対戦形式で戦う。
レバー左右で移動、上下で盾による上・中・下段の防御、3つのボタンはそれぞれ上・中・下段攻撃。
各部位に攻撃を受けると鎧が剥がれ、鎧が無い部位に攻撃を受けるとゲームオーバーとなる。
対戦格闘ゲームの原型の一つと言えるゲームである。
クリアよりも途中で登場する女剣士「イレーヌ」を剥く事(特におっぱい)に最も情熱が注がれたゲーム、
というのは余談である。



キャラクター

「黄金の城」の登場人物が多数登場している。
最終ボスのGILDUSに勝利すると魔法でプレイヤーと同キャラに変身するので最終戦は同キャラが相手になる。
プレイヤーキャラクターではジュレーンのみ鎧が無いので剥けない仕様。
名前の後のキャラ説明は稼動当時にインストに書いてあった公式のものである。……これでいいのか?
  • 使用可能キャラクター
ガリアノス(GURIANOS) :正義大好き
ディオクレス(DIOKLES) :ニヒルな戦う男
イリアナ(IREANA) :気分屋の女戦士。食べたいとき食べて戦いたいとき戦う
マクギル(MCGILL) :自信家。確かに強いが少々バカ
レツ・ゼン(RETSU-ZEN) :完全に開き直っている。コワイモノなし
ジュレーン(JURANE) :お上品で、その反面性格がキツイ
  • CPU専用キャラクター
LAUNA(中ボス1)
XELDUS(中ボス2)
IMAGEO(中ボス3)
GILDUS(最終ボス)

システム

操作系はレバー+3ボタン。ボタンは上・中・下段攻撃に対応している。(中段と言っても屈ガード不能なわけではない)
通常のガード以外に攻撃を受けてもその箇所の鎧が剥がれるだけで済むシステムがある。
必殺技には全キャラ共通で←タメ→コマンドのチャージ攻撃(突進技)がある。
その他のシステムとしては攻撃の相殺や空中ガードなどがあり、どちらも格ゲー初となる。
また武器を落として素手状態になったりせず、武器は持ちっぱなしである。

プレイヤーキャラクターの中ではジュレーンだけが鎧を身に着けていないため
鎧システムの恩恵を(二重の意味で)受けないが、その代わり一人だけ必殺技の種類がやたらと多い。

スライディング系の技がやたらと高速で、特に中ボスのLAUNAが多用するものは
発生を見たらすでに当たっているほどのスピードである。

MUGENでは…

MUGENではジュレーンが確認されている。また、ステージは海外の制作者がいくつか作っている。