クリーパー(minecraft)

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クリーパー(minecraft) - (2011/05/25 (水) 19:17:53) の編集履歴(バックアップ)


「シュー…」

クリーパーとは、Notch氏が製作したサンドボックス型物作りゲーム『minecraft』に登場する生物の一種。
人間と同じくらいの高さの緑色の一見サボテンにも見える容姿に、黒い穴が開いたような顔をした生物。
よく見ると脚は四本生えている。
β版から「サバイバル要素」として暗いところからモンスターが出現するようになり、そのモンスターの中の一体として実装された。

同作では各場所に「明るさ」が設定されており、この「明るさ」が一定以下の場所があり、
なおかつプレイヤーとの距離が条件を満たしている場合、一定確率でその暗い場所にモンスターが出現する。
出現するモンスターは基本的に日光に弱く、朝になって日光に晒されると燃え始め、
じきに力尽きたりおとなしくなるのに対してこのクリーパーは日光の下でも特に影響を受けず、
実質唯一の昼間の屋外でプレイヤーを襲ってくる敵である。
プレイヤーは夜になるとベッドで眠ることができ、安全を確保した自宅で寝る事が多いが朝になっても燃え出さないため、
起きて出かけようとすると窓や玄関からじっと覗きながら出待ちをしており、出るに出られなくなることがある。
動きはそれほど早くなく、移動方法も歩きのみだが、鳴き声を発しない寡黙な性質と足音が一切しないことから
プレイヤーにとってこの上ない脅威である。

普段は他のモンスター同様ウロウロと徘徊しているだけだが、
プレイヤーが一定範囲内に入るとプレイヤーを発見し、一直線に近づいてくる。
攻撃手段は一つしか持っておらず、その攻撃手段は自爆である。
操作キャラクターがクリーパーに近づくと、「シュー」という音を発し始め、
約1.5秒のカウントダウン終了時にプレイヤーが近くに居ると起爆、
4×4×4ブロック以内に存在するブロックを吹き飛ばしながら爆発ダメージを与えてくる。
このカウントダウン中に離れればカウントダウンはいったんストップし、
爆発はキャンセルされる・・・筈なのだが、β1.5_01の時点ではマルチプレイ時に
「離れてもカウントダウンがリセットされない」という恐ろしい不具合があるため
誰かが中途半端に相手をしたクリーパーに近づくと突然爆発することがある。

爆発は土や砂などの素材を大きく吹き飛ばすため、多数のクリーパーに爆発されると
そこらじゅうの地面がボコボコになってしまったり、建物に大穴が開いたりする。
この爆発は石以上の硬さを持つブロックなら軽減することができるため、
家を作る際に石を使う『minecraft』のプレイヤーは非常に多い。
実際に恐ろしいのはダメージだけではなくこのブロックを吹き飛ばすという性質であり、
苦労して建てた家を吹き飛ばされるという悪夢を見せてくれる。

初心者の大敵で、奇襲的攻撃の多さから「クリーパー様」、
爆発によるブロックの匠な壊し方から「」「先生」とも呼ばれたりする。
まったく、「なんということをしてくれたんでしょう」(ニコニコ大百科より抜粋)
昼になっても平気でうろついている上に、建築中に背後から忍び寄ってきたり、
洞窟探索中に鉢合わせして爆発されたりマグマを弄ってる最中に叩き落されたりと
そのステルス性を生かした奇襲で犠牲になったプレイヤーは数しれない。
攻撃手段が接近しての自爆しかないため、弓を持っていれば遠距離から安全に倒せる。
しかし、なぜか一度に数体一緒に出現するため一匹のクリーパーに集中していると
背後から忍び寄ってきたクリーパーに爆破される…という事態になるので、油断は禁物である。

ゲーム中のプレイヤーには恐怖の象徴として恐れられている一方で
なんだかんだで『minecraft』という作品の顔的な存在として愛されており、
『minecraft』のタイトルロゴのAにはクリーパーの顔があしらわれている。
差し替え用テクスチャにはクリーパーの顔が描かれたベッドが存在していたり、
プレイヤーの姿をクリーパーに差し替えられるスキンや、クリーパーの爆発をさらに凶悪な物にするmod等、
様々なクリーパーグッズが製作されている。
描きやすい顔の形から、ゲーム内で羊毛を使って作るドット絵としての人気も高く、
中には巨大クリーパー像を作るプレイヤーまで出現するなど、ある意味カルト的人気である。
また現実でもクリーパーの顔を大きくデザインした「クリーパーTシャツ」が販売されるなど、
クリーパーの人気ぶりはここでは語りきれないほどである。

雷雨の際に雷がクリーパーを直撃すると、青い光を纏ったクリーパーに変化する。
この青い光を纏ったクリーパーの場合、爆発力と威力が倍増する。この状態の事を「巨匠」と呼ぶ場合もある。

倒すと「Gunpowder(火薬)」を落とすことから、体内には火薬が詰まっており、
起爆するとその火薬が炸裂していることが推測される。
この火薬はゲーム内でプレイヤーが使える「TNT(爆弾)」を作るのに必須のアイテムだが、
ゲーム内で今のところこの火薬を入手する手段はクリーパーもしくはガストを倒しドロップしたアイテムを拾い集めるしかない。
さらに、ガストはネザー(地獄)と呼ばれる別世界に居たり、常時飛行する、着弾すると爆発する火球を吐いてくると
到底手に負えないため、実際にはこのクリーパーを倒すのが唯一の火薬の入手手段である。

名前は「creep(はいずる)」のer系でクリーパー、つまり「這いずる者」という意味で、
他のゲームでは大抵爬虫類系や芋虫系の敵に付けられている名前であるが、
『minecraft』においてはまっすぐの胴体の下に四本の脚のようなものを持ち、
その脚で音も無くトコトコと歩き忍び寄ってくる恐怖の存在となっている。

また、なぜかスケルトンが放つ矢で倒されると「レコード」を落とす。
何故生きた人間がプレイヤー以外に居ない世界で(ゾンビとスケルトンは居るが)、
彼らがレコードという文明の利器を持っているのだろうか。永遠の謎である。

余談だが、このクリーパー、製作初期にブタの試作として作ったものの、
失敗したモデルを元に製作されたという過去を持つモンスターである。どんなブタだ。


MUGENにおけるクリーパー

ネタと流行に敏感な萃香の夫氏が早速このクリーパーを製作した。

原作の通り、基本行動は歩きとジャンプ(一段)のみ。特に動きが早いわけではないのも原作再現である。
攻撃も原作の通り、「自爆」のみ。ただし、この自爆はくらい中にも可能。
自爆の威力は1000で、この自爆で敵を倒すことができれば内部的にクリーパーが生き残ったことになり、クリーパーの勝利となる。
(ちなみに、この威力1000というのもminecraftでのプレイヤーのライフが10なのに対し、
 難易度ノーマルでの爆発中心の威力が10で即死であることを再現した威力である)

逆に言えば、この自爆で倒しきれない相手の場合、負けが確定するので
KFMよりも少しでも硬い相手になるとどんなに頑張っても10:0を付けられてしまう。
また、それ以下のライフの相手でも飛び道具が強かったり、
爆発よりもリーチの長い攻撃で殴られ続けると文字通り手も足も出せずに
10:0を付けられてしまうという非常に潔い仕様である。

余談だがこの動画のタイトルにもなっている「You are the Creeper」というタイトル、
同名のmodが存在しており、このmodを導入するとプレイヤーがクリーパーになってしまう。