ビーストマスター

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ビーストマスター - (2012/11/01 (木) 23:50:59) の編集履歴(バックアップ)


タイフーン「完成品(コピー)が出来た今、メタビー(オリジナル)に用はないのだよ」

『メダロット』シリーズの登場機体の一つ。無印『メダロット』のラスボスを務める。
『メダロット2』のリメイクである『メダロット弐CORE』にて、ヘベレケ博士の使用機体としても登場する。
『2』のラスボス「ゴッドエンペラー」の先代にあたり、WEA(Weapon)の型式通りに凶暴凶悪な武装をしている。

頭部:デスブラスト プレス
右腕:デスボム   ナパーム
左腕:デスビーム  ビーム
脚部:スパゲティ  多脚

ゲームでは後発のゴッドエンペラーほど鬼畜な性能ではない。
無印ではなぜか ラスボス戦前にパーツがそのままの性能でコンビニで販売されている という意味不明な状況になっている。
流石に移植版ではイベント入手限定になったが…
後述の漫画版やアニメ版では、これに対するフォローのような設定が語られている。

本編においては……実のところ、かなり不遇である。
まず、戦闘曲が通常と変わらない。(そもそも戦闘曲が変わる相手自体がいないので、仕様の範囲なのだろうが……)
登場するのは物語の黒幕であったタイヨーが主人公に敗北した後。
一応、ビルの地下には囚われた研究者達がいるので複線があるといえばあるのだが、
起動させていないハズのビーストマスターが現れ、タイヨーの命令を跳ねつけて「ハカイハカイハカイ」とひたすら暴走。

そのままバトルに入るのだが、正直それほど苦労することはないだろう。
確かに個々のパーツはステータスは高く、安定している。
だが、パーツの属性がバラバラ、射撃パーツしかないのに格闘向けの脚部、
高めに設定された充填値と放熱値(パーツの使用前後の準備時間が長い)、
それらが合わさって攻撃が命中せず、手数も無いのに「ねらいうち」行動の特性として回避不能になるなど欠点が多い。
無論、攻撃力自体は高いのでデスブラスト等を喰らうとかなり削られる。
しかし、初代は悲しいほどに格闘系のパーツの方が火力が高い。
初代には攻撃の属性による補正が無く、(後の作品では【光学系:威力2倍】【重力系:命中2倍】がある。……初代の火薬は必中ではなく、外れても一定確立で爆風によるクリティカルダメージがあったが)
推進(基本スピード)が威力に加算される「がむしゃら」系の攻撃力に勝れる事があまり無いのだ。
普通に戦う場合、盾役を一体用意しておけば、安心して攻め込むことができる。
盾役が役目を果たせなくなる頃には、ビーストマスター側は戦力を失い、勝敗は決してしまっているだろう。
(欠点自体はゴッドエンペラーにも言える点は多いが、奴の場合は盾役が1ターン持たない事もザラな上、メダフォースは盾役が守りに入れない。)
直前のタイヨーに比べてあっさり勝ててしまうので、拍子抜けした人は多いのではないだろうか?


サブストーリー的なパーツコレクションでも登場。
ひたすらにハカイハカイとしか言わない。
……パーツをくれる際の本人曰く、行動の遅さが「ハカイテキ」らしい。
クリア後の隠しボスも使用する事があるが、他にも凶悪なパーツを使用するので、
出てきた時の組み合わせ次第では一部の凶悪パーツを使われずに済んでよかったと思えてしまうこともある。

なお、初代のみの特権として、相手が重力・光学・火薬系の攻撃を無効化するパーツを装備していても、
与えるダメージが減りはするもののダメージを与えることができる。

+ 続編での活躍
後継機ほど再登場の機会に恵まれていない。

2及びRではゴッドエンペラーの下位互換。
脚部だけはパーツの属性が違うので一概には言えないが、能力面ではヘベレケ博士が言ったとおり、すべてにおいて凌がれている。
と言うより、旧作からのメダロットには上位互換が結構存在しているのが問題なのだが……
2では、前作からのパーツ転送以外に入手手段も見る機会も無い。
Rではラスボス前座の取り巻きをしている。リーダー機はゴッドエンペラー。

4では火力はゴッドエンペラーを上回っているが、
防御力や、両腕の命中性能などを含めたバランス面で劣るという性能に設定されており、
相互互換と呼べるレベルになった。
カブトバージョンでのみ、ミニゲームのスロットで入手できる。

メダロット・カードロボトルでは可も無く不可も無く。
凡庸な能力で尖った部分が無く、専用能力を持つゴッドエンペラーと比べるといささか地味な印象を受ける。
余談ではあるが、実際に販売されたカードの一つでもある。

メダロット弐coreでは、4と同じく火力でゴッドエンペラーに勝るが命中で劣る。
……これまでのシリーズは格闘寄りであった筈の脚部が射撃寄りの脚部となってしまった。

初代のリメイクである真型メダロットでは、ビーストマスターのポジションにデュオカイザーが存在する。
パーツの属性やWEA型である事からも意識していることが窺えるが、なぜか女性型である。

メダロット7では久々に復活、脚部デザインが変更となっており脚部のコードが大きな台座っぽいものに収まっている。
そしてこの台座、地面に固定されており歩けないので格闘する場合には上半身だけ相手に向かう、ちょっとしたホラーである。
脚部の射撃性能が際立って高く、腕のハイパービーム(威力最大3倍)とナパーム(貫通ダメージ1.2倍)の火力はゴッドエンペラーを上回る。
その代わり装甲では劣り、特に腕装甲は全体で見ても柔らかめの数値となっている。

ラスボスとして登場したゲームではあまりパッとしなかったが、漫画版やアニメ版では設定どおりの強敵として登場している。
ファンの間での人気は、むしろこちらに起因する部分が大きい。

漫画版ではロボロボ団の最終兵器として登場。核となるメダルは主人公機メタビーのコピー品を使用している。
そのデスブラストはマスターのヒカルを庇ったメタビーをパーツ・ティンペット諸共消し飛ばし、メダロットの頭脳であるメダルまで粉砕し、一度は再起不能に陥らせ、更にメタビーを貫いた攻撃がヒカルまで到達し、重傷を負わせ、長期間の昏睡状態に陥らせた。
最終決戦時には、ロボロボ団本部となったセレクトビルのセキュリティシステムとして、ビルと一体化した状態で現れる。
デスブラストで 衛星軌道上のロボトル監視衛星「テラカド君」を地上から狙撃する
味方のブラックメイル(メダロット社が例外的に兵器として作り出したメダロット)の首を 喰い千切る
(味方を攻撃したのは、ブラックメイルが外国で運用されていたため日本語が通じず、命令を受け付けずに暴走したため)
ブラックメイルの相方であるヒールエンジェルを撃墜する、
ランドモーターとセーラーメイツを一撃で撃破するなど、ラスボスにふさわしい圧倒的強さを見せつける。
しかし、激戦の末にロクショウの一閃で脚部が切り取られると、セキュリティシステム喪失の非常事態となってしまい、機密保持の為にビルの自爆システムが起動してしまう。
(余談ではあるが、ビルと一体化していたための大出力であったのか、その後のメタビーに対する攻撃を見る限り一撃で倒せるほどの火力が無くなっている)
ビルが爆破される際、事件の黒幕であり自身のマスターであるタイヨーを瓦礫から守ったが、その後は行方不明になる。
その名のとおり、獣のような唸り声と咆哮を上げながら戦っており、
ブラックメイルに喰らいつく姿や、デスブラストの描写などが、ファンの間ではトラウマ要素として語り継がれている。
また、獣王と書いてビーストマスターと当て字が当てられた事がある。

漫画版メダロット2ではセレクトビルでの戦いの後は海に逃れたらしく、
浜辺に打ち上げられていたところを主人公イッキのライバル・辛口コウジによって拾われる。
前作から2年以上が経過しており、フジツボが付いていたなどと相当長い間海の中にいた様子。
その為、機体そのものが相当ボロボロになっていたので本格的なメンテナンスを受けることとなる。(コウジは金持ちの坊ちゃんだが、メンテ代は結構かかったらしい。)
2の時代には一般販売されており、その辺のコンビニでも買える珍しくない機体だが、開発の過程が一切聞こえてこない、どこからか設計図を持ってきて突然作られた新製品ではないかとそれなりに噂になった事もあるらしい。
前作に関わるメンバーの間でオリジナルのビーストマスターを巡るやり取りがあったものの、
記憶喪失になっていてマスターであるコウジに懐いていた為に真っ先に封印しようとしていたロクショウも見逃すことにしている。
……ちなみに命名:ムラクモノミコ。原作でもコウジのセンスが疑われている。
余談ではあるが、ロボロボ団との決戦時に転送された際、あの脚部パーツの先端はどうなっているのかと思ったら、
どう見ても本体よりでかいタンクが付いていた
しかも、戦闘では当たり前のように敵メダロットを 食う

アニメ版では序盤の数話から腕パーツ装備の敵メダロットが出るなど、上記のコンビニ購入設定がちゃっかり使われている。
パワーが強すぎて販売を見送ったプロトタイプが存在したことが、登場人物の口から語られており、
劇中ではそのプロトタイプがロボロボ団の操るメダロットとして登場。
漫画版同様に凶悪な強さでロクショウを倒し、イッキとメタビーをも圧倒したが、覚醒したメタビーのメダフォースによって倒された。
出落ちではあるが一度だけ再登場もしている。
漫画版は噛み付き攻撃をしているが、アニメでは初代ゲーム版で触れられている格闘向けの脚部という設定から
コード状の脚部パーツで近づいてきた相手を拘束したり放り投げて距離を取るなど両腕の武器だけでは対応しきれない近距離戦の対応を行う。



MUGENでは

五右衛門氏による『メダロット弐CORE』のスプライトを使用したものが公開されている。サイズは一般キャラの半分程度
ジャンプ・屈み不可のハイパーアーマー仕様。原作の要素として各部位にライフポイントが設定されており、
一定のダメージ付加で各パーツの必殺技が使用不能になったり、機動力が低下したりする。デスブラストはやっぱり鬼のように強い。


出場大会

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