「地獄の底までもたどりつくとはな…
だが、偽りの正義とまやかしの愛を語る人間に
この地獄すら支配した私を倒すことはできん!」
スクウェア(現スクウェア・エニックス)のRPG『FINAL FANTASY II』に登場する
ラスボス。
ゲーム中では正式な本名は明かされないが、小説版『夢魔の迷宮』では
「マティウス」とされている。
リファインされた『FF2』のタイトルロゴでは、主人公連中を差し置いて彼のイラストが使用されている。
魔界から魔物を呼び出し世界を征服しようとした、パラメキア帝国の初代皇帝。
性格は傲慢そのもので、フィン王国など自身に従わぬ国々を次々と滅ぼしている。
世界そのものの消滅や
無などといった哲学的な目的を掲げる者が多い『FF』シリーズのラスボスにおいて、
世界征服という、実に分かりやすいステレオタイプな目標を掲げている。
1度フリオニール達によって倒されるものの地獄で究極のパワーを身に付け、
無数の蛇の飾りがついた兜をかぶった骸骨のような異形の姿になって復活。
パラメキア城のあった場所に地獄の城「パンデモニウム」を出現させ、そこを居城にした。
だが、再びフリオニール達によって倒され、消滅した。
GBA版では追加要素として、(フリオニール達に1度倒された)皇帝の
善の心が分離した天使のような姿をした皇帝(通称「善皇帝」)も登場する。
復活した悪の皇帝がやりたい放題である事に心を痛めている一見いい奴っぽいが、帝国との戦いで命を落とした連中に、
「私を許せ、そして憎悪の連鎖を断ち切れ。許さなきゃ殺す」等とのたまっている辺り、本質的な所は何も変わらないようだが。
善と言っても
独善とか
偽善とか言った感じのタチの悪いものか、
むしろ、皇帝が復活後やたらと破壊的になっている所や、善皇帝の「争わないように
しろ
」的な態度からすると、
善と悪というより
支配による秩序のロウ(Law)と破壊的なカオス(Chaos)に分かれてしまっているようにも思える
(こういうアライメント軸の話は
このページあたりが詳しい)。
「どうした?
永遠の命が欲しくはないのか…?」
1戦目はHP1290と
ベヒーモスよりも弱い上に、前衛にウッドゴーレムや親衛隊を置いて、
自分はエリクシャーやブリンクで守りに入ると、かなりヘタレた性能。
コイツより明らかに同じダンジョンの部下のジェネラルやウッドゴーレムの方が強いと感じる人も多いだろう。
2戦目となるのは、パンデモニウムでのラストバトル。
さすがにラスボスポジに相応しい(後述のようにクリアへの抜け道もあるものの)強さでパーティの最後の壁として立ちはだかる。
まず防御力が非常に高く
プリン系に次ぐ防御力を持つうえ、HPも10000。それまでのボスとは段違いのタフネスを誇る。
「ちから」を高く育成していても、ホーリーランス、ダイヤメイスといった最上位周辺の武器でさえ、まとまったダメージを奪えない。
正面突破するなら、ずば抜けた攻撃力で皇帝の防御を突破できるマサムネを装備したキャラにアタッカーを任せたい。
そして皇帝撃破をさらに厄介にさせているのが
「ブラッドソード効果付きの通常攻撃(最大8ヒット)」。*1
「『FF2』は回避力ゲー」の言葉が知られているほど、『FF2』の回避関係能力と攻略には密接な関係性があるのでここでは割愛するが、
回避力上げが十分で無かったパーティは、細かく積み上げた与ダメージをこの吸収効果付き攻撃で台無しにされ、
いつまで経っても戦闘が終わらずジリ貧になる場合も。
それ以外でも、全体に300前後の無属性ダメージを与える「いんせき10」や、場合によっては1000ダメージを越える単体魔法「フレアー16」が脅威。
本作では高いレベルにあってでさえケアルの全体がけがそこまで頼りない事もあって、
「回避力あげてればいいや」と根本的なパーティ耐久力を疎かにしていたプレイヤーには、最後の大ダメージ洗礼を与えてくる事になる。
他に能力低下魔法の搦め手も使ってくるが、こちらは「リボン」ほか属性耐性の防具でだいたいは防げるのである程度安心。
他にもう一つ付け加えるなら、『FF2』のデータ管理システムも攻略上でプレイヤーに厳しい試練をつきつける。
『FF3』のラストダンジョンほど有名ではないにしろ、『FF2』もジェイド→パンデモニウムと、長丁場ダンジョンの二連戦。
雑魚敵も強敵ぞろいで、FC時代RPGの常として、ダンジョン内では途中セーブ不可。
最低でも1時間以上かけて、なんとか皇帝のもとに辿り着いたはいいものの
そこで負けたりでもすれば……ダンジョン攻略全部おじゃんでタイトル画面からやり直しである。
このようにガチで戦うと、それまでのボスが可愛く見えるほどの強敵だが、対策がないわけではない。
最も有名な攻略方がこれ。反則技には反則技で対抗である。
幸いなことに、第二形態皇帝は、そのドクロのような外見に反してアンデット属性ではないので、
ブラッドソードで防御力を無視して普通にダメージが通ってしまう。
ネット上で誇張されがちな「ブラッドソード一振りでワンキル」な事はそうそう起こらないが、
剣の熟練度が高いキャラで攻撃すれば、途中の回復ターンを含めても3~4ターンでだいたいは倒せるだろう。
最大で2本手に入るので、最初から剣熟練度が高いレオンハルト+他の誰かの二人がかりで斬れば、もっと短期戦で済む。
ただ、ちょっと面白味を無くしてしまうため、これの使用を封印するプレイヤーも少なくない。
これも『FF2』熟達者たちには定番の攻略法。こちらも使用を封印する人もいるほど強力無比なやり方として知られる。
詳しい解説はここでは省くが、『FF2』では「物理攻撃に付与されている状態異常は防げない」システムがある。
そして古代の剣に付与されている状態異常が「呪い」……攻撃力、防御力、魔法威力を半減させる、酷すぎるデバフである。
これにかかってしまえば、皇帝ももはやHPが高いだけのでくの坊。こちらの通常攻撃もズバズバと通じるようになる。
難点は命中率が低いので呪いを付与できるかややランダム性が高い事。
開発陣が本来の攻略法として意図したのはこっちだろう。
『FF2』は物理攻撃がかなり強力な一方で、魔法熟練度を上げるのに手間がかかるため、
属性ダメージ魔法以外は軽視されがちだが、実はいくつかの補助魔法も十分に有用である。
特に、純粋に攻撃力をあげる「バーサク」、回避回数をあげて劇的に回避力が上がる「ブリンク」をレベル5程度まで上げておき、
皇帝戦の最初に、パーティ全員に単体掛けするだけでも全く難易度が変わってくる。
また、皇帝の最大MPは540なので、「アスピル」でMPを枯渇させるのも現実的な範疇。
バーサク、ブリンクで態勢を固め、MPを吸い取ってしまえばもはや勝利は目前だろう。
ただし、バーサクは途中のドロップポイントを知らなければ、入手できるのはジェイドの隠し魔法ショップという最終盤、
アスピルに至っては非売品で量産には敵ドロップを待たなければならないという、
攻略法として確立させるには入手難易度の高さが厳しい所ではある。
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小説版 |
ゲームのシナリオ担当が書いた小説『ファイナルファンタジーII 夢魔の迷宮』では、
前述の通り皇帝に「マティウス」という名前が付いている。
無数の悪意が結合したエネルギー体である悪魔が古代に封印されていたが、
封印されていた大岩が長い年月で自然に侵食されていったことで復活し、悪意が強い人間に宿った。
それがパラメキア帝国の皇帝マティウス。
つまり小説版における皇帝は、 人間に融合した悪魔である。
さらに悪魔は皇帝の母親の意志を奪い、目を合わせたものの悪意を伝染・増幅させる能力を付与した。
レオンハルトも謎の老婆(皇帝の母親)を目撃して悪意を増幅させられて敵になった設定。
竜神岩から出る謎の白い液体を浴びていなければ、皇帝を倒した後、レオンハルトが次の悪魔の依代になる所だった。
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「ウボァー」って何なんスか? |
そんな皇帝を語る上で欠かせないのが「ウボァー」という断末魔である。
一応美形キャラで、かつラスボスでありながら、あまりにもマヌケで情けない断末魔であった事から、
多くの人の心に残り、ネタにされ続けている。
加えて、『FF2』全体が陰鬱な展開が多い中でのこの断末魔である事もネタ化に拍車をかけている。
ラスボスの断末魔であるにも関わらず迫力にかけるウボァー。
「ウボァァァァァァ」でも「ウボァー!!」でもないうえ、それまでのセリフをわざわざスクロールさせてまで
画面にウボァー、とだけ表示する斬新さ。(注:FC版だけはスクロールしません)
こうていは悪魔に魂を売る権力者というある意味典型的な悪役だが、
ウボァーによって我々にその個性を主張し印象付ける事に成功している。
ウボァーこそがこうていをこうていたらしめている最大の要素なのである。
(某掲示板のウボァースレから引用)
なお、GBA版やPSP版ではこの台詞も例外無く変更が加えられ、「ウボァー」も「ウボァー
!
」となった
(ついでに言うと、このページ内に書かれているセリフもそちらのもの)。
上述の善皇帝も、結局は倒されてウボァー!し、直後に悪皇帝のウボァーシーンも流れるので、Wウボァーとなる。
ちなみに英語版では「Ungaahhhh!(ウンガー!)」。
『FF12』では「背徳の皇帝マティウス」と言う名前で召喚獣としてゲスト出演。
その時もわざわざ説明で「断末魔と共に地獄の海深くに封じられた」という文が存在している。
この断末魔がウボァーの事であるのは、わざわざ言うまでもないだろう。
『ディシディア ファイナルファンタジー』でも、倒された時の断末魔は当然の如く ウボァーであり、
特定のイベントでも
堀内賢雄
氏によるかなり気合の入った ウボァー!を聞かせてくれる。
この記事の一部引用元であるファイナルファンタジー用語辞典における、
「もはや「ウボァー」なんて生易しいものではない」「ウゥボゥァアアァァァアァァァ!!って感じである」
という言葉は実に素晴らしく的確な表現だと言える。
しかも、コスモスサイドのキャラ個々に陛下退場のイベントが用意されているため、
シアターでムービーをオートプレイすると ウボァー10連発という事態に。
最早「今世紀最大のウボァー祭」状態。 まるでウボァーのバーゲンセールだな…
さらにシアターでの皇帝のサンプルボイスにも、もう2種類の「ウボァー」が収録されているなど、
バリエーションが半端ではない。
「この私が二度までも…… お前たちはいったい……」
「だが、終わりでは無い……
カオスがいる限り我々は不滅…… 何度でも蘇ってみせる!」
「地獄を乗り越え、必ずやこの地に……! 私は帰ってくるぞ……!」
「うぅぅぅぅぉぉぉぉぉ!!
ウゥボゥァアアァァァアァァァ!!!!」
ここまで壮絶なウボァーだとネタでは無く普通に凄い断末魔に聞こえてくる。
ゴルベーザの「いいですとも!」や エクスデスの「カメェェェッー!」もそうだが、
こういったネタ台詞を大物声優の方々に演じてくれとお願いするスタッフもスタッフだが、
やる方もやる方だというのを、ウボァーは特に実感させてくれる事だろう。
そして前述のように『FF10』の主人公 ティーダに「『ウボァー』って、何なんスか?」と喧嘩を売られる事になってしまった。
ちなみにスタッフは全く変だと思わなかったのか、
「グガゲゴ!」とか 「グ…ズ…ギャァァァァム!」とか 「グ…パァー!」とか 「…うごごご!」だとか、
よく分からん断末魔が一時期の『FF』でお馴染みとなっていた もしケンシロウにやられたら「うぼあ!!」と爆発しそう
(変な断末魔は『サガ』シリーズでも定番だったが、こちらは容量対策として短めのテキストを使う事が多かった為、
『FF』ほど強烈なネタにはならなかった)。
それ以外にも、他作品で皇帝とは無関係の所でネタとして使われている場面もある。
中でも同社作『 半熟英雄対3D』の3D大元帥のウボァーは 若本ボイスで聞けます。
また、『 ゆめにっき』にはポニーテールの女の子(通称「ポニ子」)が特定条件下で低確率ながら変身する異形のキャラクターがおり、
それの第一発見者がスレであまりのショックのため発した断末魔が「ウボァー」だったため、スレ住民に 「ウボァ」と命名され、
一部の『ゆめにっき』コミュニティでそう呼ばれているため、無関係ではない……かも?
「おろかな…!いつまで続けるというのか…
血塗られた…戦いの…歴…史…
ウボァー!」
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『ディシディア ファイナルファンタジー』における皇帝 |
対戦アクション『ディシディア ファイナルファンタジー(DFF)』ではカオスサイドとして登場。
担当声優は『 聖闘士星矢』の天秤座の童虎、『 NARUTO』の2代目炎影とペインの声を演じ、
AC版『エアガイツ』で クラウド・ストライフの声も演じた
堀内賢雄
氏。
この中でも支配者を自称し、同じカオスサイドの者でも「破壊者」と呼んで蔑んだりするなど相変わらず。
同じように支配者的なアルティミシアとつるんで行動する事が多い。
また、フリーバトルでは ケフカに「役立たず以下なのだ!」とこき下ろされている
(原作において、ケフカが主であるガストラ皇帝に反逆した時に言った台詞が元ネタ)。
傲慢な口調がウボァーで全て吹っ飛ぶのは20年経っても変わらなかった。
戦闘では罠を 設置して戦う「トラップメイカー」。
格ゲーでも設置キャラはAIが上手く罠を使いこなせない場合が見られるが、
このゲームでも皇帝はCPUだとあまり強くない(自分で罠にはまる事もある)。
だが人操作でも、遠距離攻撃が得意なキャラクターに弱く、罠のほとんどが エアダッシュで消してしまえるため、
近距離でもサンドバッグになる事も多々ある。
しかし1番決定的なのは HP攻撃の「フレア」を跳ね返されて自爆する事がある(一部のキャラは跳ね返せない)という事。
「逃げ惑え!」といいつつフレアを出すものの、
逆に自分が弾き返されたフレアから逃げ惑う事になった挙句ウボァーという間抜けな散り様を拝む事が出来る。
しかも自爆フレアのブレイブ(攻撃力)は皇帝のものを使うため、皇帝が丸々損をする羽目になってしまう。
これを利用したレベル上げ手法まで編み出されており、場合によってはLv1から一気に100まで上がる事もあるなど、
所謂「エクスデス道場」と比べて効率性も高い。
ちなみに、フレアを跳ね返せないキャラは5人だけ。
しかもその中には皇帝自身も含まれている(UT版で何とか跳ね返せるようになったが)。
一応EXゲージが満タンの場合はHITする直前にEXモードに突入する事でどのキャラでも跳ね返す事が可能。
しかし、結局相手も同じ事ができるわけであって……。
しかも皇帝には有効なHP攻撃の手段がこれしかないのも欠点。
一応「いんせき」もあるが、こちらはタメ時間が物凄く長く(攻撃 判定発生まで540 フレーム=実に9秒)、
対人戦では実質誘い専用技である。
無印では殆どのキャラに不利が付き、キャラランク議論ではランクU(ウボァー)という 専用のランクが与えられる始末であった。
ちなみに彼が ダイヤグラムで五分以上を付けているのは、
システムに非常に愛されていない(ただし遠距離戦は比較的強いので不利というほどではない)ケフカと、
無印最強クラスだが相性が非常に良い(接近戦特化なので罠の突破が困難) ジェクトの2人だけである。
専用ランクが与えられているのもただ単に弱いから、ネタだからというだけではなく、
本来最下層のキャラが最上位のキャラに強いというダイヤブレイクのせいで、正確なランクが付けられないためでもある。
UT版ではある程度強化されてはいるが、うまく使いこなせないと対人戦は厳しいだろう。
あと、設置使いなのでどこで戦うかで露骨に強さが変わり、狭かったり複雑な地形の ステージほど有利になる。
続編の『ディシディアデュオデシム ファイナルファンタジー(DDFF)』では、HP技「メランコリアの檻」が追加。
これはステージに三個まで設置できる設置技で、設置後は目立ちにくく事故が多発する優秀な技。
また「いんせき」には魔法ガードが付き、一部の魔法メインキャラには脅威となった。
それでもHP攻撃は普通に喰らってしまうが……
ブレイブ技も機雷・地雷は発動スピードが増し、スティックボムの最大溜めはガードブレイクが付くなどの強化がされている。
しかし、エクスデス先生が脅威のAI強化を果たし道場閉鎖となった中でも、
相変わらず地上フレアが跳ね返せるため皇帝道場は健在のようだ(ただし前述のメランコにより事故率は増している)。
余談だが、『DFF』での最強武器の名前は「マティウスの悪意」。
前述のように『FF12』にゲスト出演した時もマティウスという名前になっているため、
公式で本名はマティウスに決定されている感もある。
『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』ではDLCの敵として登場。
主人公ジャック・ガーランドに対して、『FF1』のガーランドについて知っている旨の発言をしている事から、
どうもこの作品に登場したのは『DFF』シリーズの皇帝のようだ。
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MUGENにおける皇帝
ダガー氏が手描きで製作したものが存在。現在はMUGENドット絵板にて代理公開されている。
キャラのデザインや性能は『DFF』に準じており、
設置系の技で戦うキャラになっている。
ただし
超必殺技(『DFF』におけるEXバースト)は「絶対支配」→「たつまき」「誘惑」ではなく、
「フレアー16」「たつまき」「いんせき」に変更されている。
ボイスも『DFF』のものを使用しているため、倒されれば当然
「ウボァー」である。
『デュオデシム』の追加技「メランコリアの檻」も使用可能で、
さらに特殊カラーも搭載し、
バルバトスなどとも互角に渡り合えるレベルに。
更新でそれまでに比べ技の威力等が概ね弱体化され、代わりに「アビリティ」が搭載。
下記のアビリティの条件を満たすと、技の威力が1.2倍に強化される。
- 先制攻撃:バトル開始から5秒以内かつ相手から攻撃を喰らう前に攻撃が成功した時に発動
- 火事場の力:ライフが4分の1以下で発動
- カウンター攻撃:相手が攻撃している時に攻撃を当てると発動
ただし、「カウンター攻撃」の補正がかかるのは2ヒット以降であり、
攻撃によっては発動しなかったり補正がかからなかったりするなど、上手く発動しない場合もあるので注意。
2013年8月の更新で性能が大幅に様変わりした。
新技の地上スティックボムや空中でも出せるようになった代わりにゲージ技化したフレアなど違いは多いが、
最大の変更点は、氏が製作した
ジェクトと同様DFF再現のEXモードやアシスト・追撃が搭載された事。
アシストはガーランド、アルティミシア、ジェクトの三人から選択可能。
MUGEN1.1のズームアウト画面なら性能を発揮できる…かもしれない。
ちぃたま氏、コケココ氏によって
AIが製作されているが、いずれも最新版には未対応。
「世界に皇帝は私ただひとり…!」
出場大会
+
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
|
出演ストーリー
*1
『FF2』のアンデッド属性敵、及び一部の敵キャラには、装備品のブラッドソードと同じダメージ計算式が適用されるという、
非常に特徴ある与ダメージ方法が設定されている。
本作品の「ブラッドソード効果」は、
攻撃側の攻撃力・防御側の防御力を無視して、
「最大HPに対して攻撃回数/16%の割合ダメージを与え、そのダメージの数字そのまま攻撃者のHPが回復」する効果。
(厳密にはこれにちからの能力値が加算されるため、わずかに上乗せダメージも発生する)
つまり、
ブラッドソード攻撃者のみでも累計16ヒット以上攻撃に成功すれば、ボスだろうがなんだろうが、問答無用で撃破し得る攻撃方法になっている。
そのあまりに強力過ぎる特性ゆえに、味方のブラッドソードには
「命中率が極めて低い=攻撃回数が低く抑えられる」「アンデッド属性的に攻撃すると逆にHPが吸い取られる」というデメリットがあるのだが、
敵のブラッドソード効果にはそんな慈悲はあろうはずもない。
対策はただ一つ、相手の攻撃回数を退けられるだけの回避回数を鍛え上げるだけ。
今となっては有名となったが、『FF2』で「序盤からパーティアタックだけして、HPを過剰にムキムキにする」プレイが、実は間違った育成法となりがちなのも、
このブラッドソード効果攻撃を持つ敵が存在する、といった事も要因の一つとなっている。
最終更新:2024年12月30日 10:39