ティア・ハリベル


「…その程度だ 所詮は
 氷の竜など 鮫の一撃で海に沈む」

漫画『BLEACH』の登場人物。
悪霊「(ホロウ)」の中でも死神の力を手に入れて魂の限界を取り除いた上位種「破面(アランカル)」の一体にして、
藍染惣右介に仕える最高幹部「十刃(エスパーダ)」のNo.3。
アニメの担当声優は 緒方恵美 女史。

本編時点における十刃の中では唯一の女性型破面であり、金髪で褐色のグラマラスな外見が特徴。
破面の中でも最上級であるヴァストローデ級であり、アニオリでは虚時代の姿が僅かだが登場している。
常に思慮深く冷静沈着な性格をしており、慎重な戦い方を好む。
部下への面倒見は良く、直属の従属官三名「3獣神(トレス・ベスティア)」とは破面になる前からの付き合いで、
メスの虚はオスの虚に襲われやすいため、それを防ぐべくハリベルが集めた集団であり*1、3獣神からも強く慕われていた。
この性格故に、従属官を蔑ろにする傾向にあるザエルアポロやバラガンなどの十刃との仲は芳しくなかった。

衣装は原作だと下乳や太ももの辺りが丸出しとかなり際どいが、アニメ版では露出度が抑えられたトップ画像のデザインに修正された。
ちなみに虚特有の孔は下腹部、つまり子宮の辺りにある。こちらもアニメ版や二次創作だと省略されやすい。

戦闘能力

刀身に穴が開いている刀が武器で、穴にエネルギー(霊子)を込めることで斬擊を強化できる。
虚共通の技「虚閃(セロ)」の色は黄色
霊子を込めた刀を突き出すことで光刃を飛ばす「波蒼砲(オーラ・アズール)」等の技を使う。

  • 帰刃(レスレクシオン)皇鮫后(ティブロン)
開放すると露出が激増したミニスカにへそ出しとロングブーツの装飾となる他、を模した大剣が出現する。
能力は水の操作で、ウォーターカッターの要領で敵を切り裂く技や、高水圧の激流で相手を穿つ「断瀑(カスケーダ)」を用いる。
水圧だけでなく水温も操作可能で、劇中では日番谷冬獅郎の氷を溶かして水に変えて利用する「灼海流(イルビエンド)」という技も披露している。

序列はウルキオラよりも高く(彼が手の内を隠しているため正確な評価ではないが)、
隊長格を一撃で倒す藍染の攻撃を受けても初撃には持ち堪えて反撃する等、要所で高い実力は垣間見えたが、
千年血戦篇では早々にユーハバッハに敗北して捕らわれの身になり、
ある程度は見せ場のあったグリムジョーと異なり強さに反して戦績には恵まれなかった。


MUGENにおけるティア・ハリベル

Darkblood氏の製作した『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが公開中。
デフォルトでは通常形態だがゲージ技を使用することで帰刃形態となるモードチェンジ技が存在する。
通常形態は斬撃を飛ばす飛び道具に加えて、当身技や突進技を備えた遠近共にバランスが取れた性能をしている。
帰刃形態は広範囲の遠距離攻撃をメインにした性能をしているが、接近戦も不得意ではない。
ただし、通常時よりゲージ消費が激しいので注意。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から

出場大会

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*1
虚は胸に空いた孔を埋めるために本能的に良質な魂魄を摂取するが、
成長するに伴いより強大な量の魂魄を求めて同属の虚を共食いするようになる傾向にあり、
そうして共食いを数百回繰り返して多くの虚の魂が混ざり合う事で生まれるのが大虚である。
大虚となった時点で人間であった頃の記憶は失い、融合の後遺症か知能も低くなり本能でしか動かないが、
最下級から進化して中級大虚になると中核となった虚の人格をベースに知性を取り戻す
(例としてザエルアポロとイールフォルトは、彼らの核を為す虚となった小国の錬金術師と将軍だった兄弟の人格がベースとなっている)。

しかし、中級大虚は形態を維持するには同格の中級大虚を捕食し続ける必要があり、
それを怠り一度最下級に退化すると手に入れた知性は永遠に失われる。
また、一定以上食うと上級大虚に進化するが、個体ごとにレベルキャップがあり誰でも上級化できるとは限らない。
こうした事情から徒党を組んで他の中級大虚に狙われないようにしたり、共に能率よく餌を集めたり、
上級大虚に仕えて身の安全を確保する中級大虚は珍しいものではなかった。
アニメによれば上記の通り女性型の大虚は特に狙われやすかったらしく、それ故にハリベルは自分のような境遇の大虚を集めて庇護下に置いていたらしい。


最終更新:2024年05月07日 17:03