李烈火

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李烈火 - (2022/01/24 (月) 10:26:30) のソース

#image(Lee_Rekka.jpg,left,float,title=パゲ)

&space(4)名前:李 烈火(り れっか)
&space(4)性別:男
&space(4)生年月日:1843年2月16日
&space(4)年齢:21歳
&space(4)身長:5尺7寸
&space(4)体重:15貫目
&space(4)利き腕:右利き
&space(4)流派:北派少林寺をベースとした「飛影拳」。
&space(15)素早い動きと体術。大陸製の特殊武器を使用。
&space(4)武器:扇子「紅蓮」
&space(4)家族構成:大僧正 兄弟子=チュタオ
&space(4)宝物:免許皆伝の証(扇子)
&space(4)趣向:修行
&space(4)好き:正しい行い
&space(4)嫌い:ピーマン
&space(4)シンボルアイテム:炎、免許皆伝の証の扇子
&space(4)キャッチコピー:黄土からの使者 &b(){&i(){-Oriental Justice-}}
#clear

#image(leerekka1.gif,title=全力で行きます…!,left,float)


&font(24,b,i){&color(darkorange){ 「鍛錬の賜物たる我が奥義、あなたには見えない。」}}
#clear
#image(leerekka2.gif,right,float,title=あなたには、見えない…)

[[月華の剣士]]『一幕』『二幕』に登場するキャラクター。[[忍者>花菱烈火]]ではない。
嵩山少林寺にて寺の大僧正の側近として衛士を勤めながら、武術と「人の世の無常」について学ぶ武術家の青年。
ある夜に深紅の凶星を見た李は、
「[[日出ずる国>聖徳太子]]の災いと、それがやがて大陸、世界へと広がり、この世を暗黒に変貌させる」
という予言を知り、災いを防ぐため日本にやって来る。

だが、他のキャラクターの多くが[[ラスボス]]との因縁が深かったり、使命を背負って戦っているため、別に彼が来る必要性は無い。
寧ろ彼が活躍してしまうと、&b(){一部のキャラクターのドラマが台無しになるので邪魔ですらある。}
他のキャラクターとの関連性が本当に一切無いため、[[斬鉄]]と並んでストーリーでは蚊帳の外。
しかし斬鉄は[[如月流忍術>如月影二]]という、『月華の剣士』と『[[龍虎の拳]]』を繋ぐ役目を担っているのに対し、彼は本当に居る意味が無い。&link_anchor(*1){*1}
俗に言う&b(){「中国枠」という一点でのみ存在するキャラ}である。

額が大きく露出した辮髪が特徴的。武器としては扇子を所持しているが、実質的には徒手空拳で戦う。
[[礼節を重んじ>ダッドリー]]、[[正義感が強い>キム・カッファン]]。だが[[ピーマンは嫌い>リオン・マグナス]]。
また、かなりの[[方向音痴>響良牙]]あるいは乗る船を間違えるようなおっちょこちょいな面もあるようだ(『二幕』のエンディングで[[確かみてみろ!>誤植]])。

#region(李烈火の秘密)
モデルは中国清代に実在した中国近代史上最大の英雄である武術家「[[黄飛鴻]]」
(知らない人も[[ジャッキー・チェン]]が主演した[[『酔拳』>鎮元斎]]の主人公と言えば分かるだろう)。
というか彼をモデルにしたカンフー映画の金字塔『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズの、
主演・李連杰(リー・リンチェイ。ハリウッドでも活躍するアクション俳優ジェット・リーの本名)。
更に正確に言うなら、その第二作であり最高傑作と評される『天地大乱』における李連杰が演じる黄飛鴻がモデルである。
何故かくも細かく説明したかといえば、その再現度の高さ故である。
『月華の剣士』はSNK末期の錯乱により、[[他のキャ>嘉神慎之介]][[ラクターも>鷲塚慶一郎]][[大概な事>真田小次郎]][[で知られる>紫鏡]]が、&b(){彼は[[次元が違う>K9999]]。}
李烈火は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』における李連杰のモーションを、
異常なまでに正確に再現しているのである。
黄飛鴻の代名詞である[[『無影脚』>ドラゴンガンダム]]の寸分違わぬモーションを筆頭に、基本動作から[[必殺技]]、
ガードモーションから[[挑発]]、[[勝ちポーズ]]に至るまで、映画の李連杰が行った動作をモデルに構成しており、
[[ほぼ完璧に黄飛鴻をゲームキャラクターとしているのである。>マスターファン]]

&b(){断言してもいい。このキャラを作った人間は間違いなくワンチャイ好きであると。}

キャラが浮かばなかったから適当にパクッてきたという意見は、このキャラには不適当である。
安易なパクリなら小足や技の細かな繋がりまで寸分違わず再現しないだろう。というか、&b(){まず[[辮髪>テムジン]]を再現しない。}

そう。かくも恐るべき再現の為に、その広々とした額が眩しい頭髪までも再現してしまったのである。
同社の『[[サムライスピリッツ]]』ですら「月代を剃ったキャラクターは居ない&link_anchor(*2){*2}」と言われたのにである。
&s(){…え、ポリサム新章にはいた? [[ん~、聞こえんなぁ~>シン(北斗の拳)]]}
いくら原作が素晴らしかろうと、師父が格好良かろうと、当時は辮髪にしないと反逆罪で死刑&link_anchor(*3){*3}であろうとも、
知らない人にとっては「[[ハ>Mr.BIG]][[ゲ>チャン・コーハン]]」以外の何物でもない。
実際、SNKを支えた淑女の皆様方には見向きもされなかった。
他のキャラクターの多くが今風の美形である事から、おそらくスタッフも人気が出よう筈が無い事は百も承知であっただろう。
それでもあえて辮髪を貫き通したスタッフに敬意を表したい。

&b(){辮髪でない師父は師父ではない。辮髪だからこそ師父なのだ。}
むしろ士道とか言ってる割には髷すら結ってない[[こいつ>鷲塚慶一郎]]は士道不覚悟で切腹すべきである。

「李烈火」という名の黄飛鴻の再現度は、熱狂的なワンチャイ好きが思わず「師父!」と叫んでしまう程で、
全国のワンチャイファンが感涙にむせび泣いた。ワンチャイをこよなく愛する李使いにとって、
『天地大乱』を見ている最中に[[コマンド]]が頭に浮かぶ事は珍しい事ではない。
原作ファンからも(というか彼の場合は主に原作ファンから)受け入れられたという点では[[K9999]]の先駆けと言える。
その高すぎる再現度は、多分李連杰が本気で訴えたら負けていただろう。
幸い、その当時にはハリウッドスターとして人間凶器リーサルウェポンと戦っていた李連杰が、
この作品に気づく事は無く(もしくは眼中に無く)、『二幕』まで堂々と出場している。
&b(){ある意味、末期SNKが生んだ奇跡である。}

造形にはそこまで拘っているにも関わらず、残念ながらネーミングは安易なものが多く、
「龍槌旋」「龍翔旋」など何故か[[飛天御剣スタイル>緋村剣心]]を習得していたり、
名前の烈火繋がりなのか「火影」「焔群」など漫画『[[烈火の炎>花菱烈火]]』のネーミングをそのまま使用
(年代的には微妙だが、97年末に稼動した月華に対して96年頃には「焔群」が作中で登場している)。
乱舞奥義の「天地黎明脚」に至っては映画第一作サブタイトル『天地黎明』まんまである。
ちなみに李烈火の本名は李成龍。李は勿論モデルの李連杰からであり、成龍は先に記したように
黄飛鴻を演じた[[ジャッキー・チェン]]の中国名・成龍からである事は疑いようが無い。
&b(){少しは捻れ。}

|参考動画&br()&nicovideo(sm3242203)|原作&br()&nicovideo(sm6936381)|
#endregion

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#image(Rekka.gif,right,float,title=奥義!無影脚!私の正義はもえている!)
**原作での性能
接近戦において真価を発揮するテクニカルキャラ。
作中随一の手数を誇り、[[剣質]]「技」の連殺斬の種類と派生が最も多く、剣質「力」でも他キャラクターの「技」並に繋がる。
リーチこそ無いが、攻撃[[判定]]が強く[[キャンセル]]もかかり、基本[[コンボ]]で大ダメージを与える事が可能。
不用意に攻撃すると[[弾き]]から一気に連殺斬を決められ大ダメージを受ける事になる。
また投げ技も、ダウン追撃まで確定して入るなど性能が良い。足回りも軽快で、ジャンプや移動速度が極めて速い。
特に『一幕』では「フロントステップ」と呼ばれる一定の距離を一瞬で跳躍するダッシュになっており、
一瞬で相手の懐に潜り込み、連続技を決める事が可能(『ニ幕』では通常キャラと同様のダッシュに変更)。

以上のように基本性能は高いが、その反面で[[超奥義や潜在奥義>必殺技]]が他のキャラと比べるとやや見劣りする。
特に超奥義はコンボにこそ組み込めるが、技の出始めで相手をよろけさせても復帰が可能で、
その後の突進がガードされると大きな隙が生まれるが、そのリスクの割りにダメージは低め。
空中ヒットなら問題なく繋がるが、その後受身で[[反撃確定>ショーン]]。
一応画面端で浮いた相手に引き付ければヒット数が増えて割と減るので、それで倒せれば問題ないが…。
そもそもノー[[ゲージ]]でもほとんど違わないほどコンボ火力が高いので、結局使う必然性に欠ける。
せいぜいとどめに[[ヤリタカッタダケー>テーレッテー]]するぐらいだろう。
このためゲージは「[[乱舞奥義>乱舞技]]」や「[[ガードキャンセル]]弾き」に使われる事が多い。
またリーチの短さから、接近が難しい相手だと不利になり易い。特に[[嘉神慎之介]]に対しては不利が付けられる。

[[ダイヤグラム]]では比較的上位に位置するが、人によって評価が分かれるキャラでもある。

李の代名詞である避け技の「霞」と、そこから派生する[[中>中段]]下段の[[二択>択一攻撃]]は「中級者と上級者を分ける壁」とも言え、
これを弾きなどで対処できるか出来ないかで李の印象は変わってくる。
反応出来ないうちはかなり手こずるが、反応できるようになればそれほど脅威では無くなる。
ただ弾きばかりを狙っていると、弾きの空振りを狙った三つ目の選択肢「空霞」
(「霞」から技を派生しないで相手が先読みで出した弾き動作の隙を狙う)に遭いやすい。

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**MUGENにおける李烈火
#region(Rabz氏製作 『二幕』仕様)
-Rabz氏製作 『二幕』仕様
[[剣質]]の選択も可能(剣質「極」のペナルティが無い?)。
また魅せる[[AI]]ではないが、一通りの技を使用し、乱舞奥義も複数ルート発動するAIも搭載されている。
派手さは無いが、嵌ると本来の性能も相俟って、意外な強さを発揮する。
cafe氏の外部AIも存在するが、現在は公開されていない。
 
#endregion
#region(虻蜂氏製作 『二幕』仕様)
-虻蜂氏製作 『二幕』仕様
[[天野漂]]や[[黄龍]]なども製作している虻蜂氏による烈火。
基本的に二幕の[[原作再現]]で作られているが、
二幕では[[死に技]]だった火影が一幕の発生になっており使いやすくなっている、
炎扇翔がタメだけでなく[[コマンド]]でも出せる様になっている、など一幕の強い要素も取り入れられており、
使い勝手が原作よりもかなり向上している。
8段階のLv調整や弾き率の調整も可能なAIや、剣質「極」の防御力調整などのコンフィグも搭載している。
 
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#region(Cyanide氏製作 『二幕』仕様)
-Cyanide氏製作 『二幕』仕様
[[新MUGEN>新バージョンmugenについて]]用となっており、WinMUGENではエラーを吐くので注意。

#endregion
#region(The Pizzaman氏製作 DARK LEE)
-The Pizzaman氏製作 DARK LEE
現在は公開サイトの消滅により正規入手不可。、
通常の状態では割と普通だが、コマンド入力でダークモードになる事ができ、
[[カットイン]]が増えたり[[謎の火の玉>マリオ]]を使用できるようになるなどトリッキーなキャラになっている。
更に自身のクローンを増やす技も存在する。
#endregion

この他、改変キャラとして李の頭を[[別人>フェイロン]]のものにすげ替え、技も主にその別人の物が搭載された[[葉問]]も存在する。

#region(大会ネタバレ)
[[作品別トーナメントRe]]に月華の剣士チーム大将として出場。
この大会は師父愛に溢れる投稿主によって大いに師父が&s(){主にゲスを中心に}プッシュされており、
烈火の他にも[[マスターファン]]率いる[[形意拳]]チーム、そして本家本元&s(){には見えない}[[黄飛鴻]]率いるエイリアンチャレンジチーム、
ついでに無影脚使いの[[チンタオ]]を擁する[[ファイトフィーバー]]チームが参加しており&b(){師父だらけの大会となった。}
大会中はきれいな師父、ゲスい方の師父などと区別されていた。

準決勝まで勝ち進んできた烈火は、マスターファンを倒して勝ち上がってきた黄飛鴻と対決。
もはや大会おなじみとなったワンチャイの[[BGM]]が流れる中、激闘の末に師父決戦を見事に制した。
&nicovideo(sm18755329)
#endregion

***出場大会
#region(一覧)
#list_by_tagsearch_cache([大会],[李烈火],sort=hiduke,100)
''削除済み''
#list_by_tagsearch_cache([削除済み大会],[李烈火],sort=hiduke,100)
-[[適当すぎるチームトーナメント>http://www.nicovideo.jp/watch/sm7128497]]
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[李烈火],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[李烈火],sort=hiduke,100)
''非表示''
#list_by_tagsearch_cache([非表示大会],[李烈火],sort=hiduke,100)
#endregion
***出演ストーリー
[[餓狼・SPECIAL]](非戦闘)
[[月下の幻想曲]]
[[畳の錬金術師 ~畳屋編~]]
[[魔王の策略]]
[[無限を翔る聖蓮船]]
[[桜と黒と]]
[[妄想式家族計画]](方向音痴)

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
#region(ストーリー動画ネタバレ(非公式設定))
ストーリー動画「[[餓狼・SPECIAL]]」では、烈火はサウスタウンに存在するチャイナタウンの李一族の先祖とされている。
つまり「物語上の意味は無いが中国枠で存在するキャラ」ではなく、斬鉄と同じく「餓狼・龍虎の系譜のキャラ」という位置付け。
二幕の最後でアメリカに渡ったのは、『月華の剣士』から『龍虎の拳』『[[餓狼伝説]]』へと繋がっていく密かな伏線と解釈された。
烈火の本名が「李成龍」というのも、[[李白龍>リー・パイロン]]となんらかの繋がりがあったのかもしれない。
また、烈火が用いた扇子「紅蓮」は現代まで遺されており、[[李香緋]]がそれを用いて奥義・炎龍纏身を模倣する。
&s(){結局使いこなせず壮絶に自爆した}
#endregion()

&aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}}
なお、武士が月代を剃っているのは当時の兜の構造では頭頂の髪が邪魔だった為。兜を被る時は髷を解く。
平時でも剃っているのは「何時でも[[戦場>スレン王]]に出る覚悟がある」と言う意味である。
逆に時代劇等で浪人が剃っていないのは「仕える主が居ない=戦場に出る機会が無い」と言う意味。
医者が髪を伸ばしているのも「非戦闘員である」事を示す風習であったと言われている。
さらに髷の由来の一説として討ち取った相手が首級を運びやすくするため、というものがある。
また不始末の際に反省や責任を取る事を示すために髷を落として献上するという事例も多々行われた。
つまり月代も剃らず髷も結ばない武士は&b(){「[[戦場に出る気も無ければ、殺される覚悟も無く、責任を取る気も無い>ぶりぶりざえもん]]」}となってしまうのだ。
&del(){[[鷲塚さん>鷲塚慶一郎]]はホントに大丈夫なんだろうか……}
もっとも太平の世である江戸時代にもなると、町人が([[覚悟完了>ジン・サオトメ]]した在り方を「粋」として)真似をし出した為、其処まで厳密なものではなく、
月代を剃らない総髪なども流行していた為、創作作品のキャラクター達の髪型もそう奇異というわけでもない。
実際、顔が隠れてしまうという都合のため、[[ゲームだと>戦国BASARA X]]戦国武将にも関わらず[[兜を>真田幸村]][[かぶっていない>前田慶次]][[キャラクター>長曾我部元親]][[が多いし>豊臣秀吉]]。
逆にかぶっていた場合は、脱いだら誰か分からなくなる事もありそうだし。&s(){[[ロボ疑惑のある奴とか>本多忠勝]]。}

&aname(*3,option=nolink){&color(red){*3}}
本当の話である。
辮髪は清の支配民族である満人の風習であり、これを強制する事で多数派民族の漢人を統制した。
一聞しただけでは阿呆みたいな話に思えるかもしれないが所謂「同化政策」の一種であり、髪の話に限定しなければ世界中で行われていた
(一番多かったのは言語。支配民族に[[分からない言葉を話す>ウルトラマン]]とテロの相談をしていた扱いされて逮捕・拷問である)。

髪の話に限定しても、日本でも明治維新後に散髪脱刀令が施行され髪型が自由になったものの、
一部の地域では従わない者の髷を切って回る&s(){[[毛狩り隊>ボボボーボ・ボーボボ]]}警察部署が存在したと言う歴史がある。
極端な話、髷を結い続けているのは佐幕派(江戸幕府支持者=明治政府に対する反逆者)と言う考えもあるだろう。
[[ロシア帝国>ラスプーチン]]でもピョートル1世の代に同様の理由で「ひげ税」が制定され、
税の支払いを拒否する者を警察が公の場で強制的に&s(){[[アゴごと>カーン]]}髭剃りしていた。

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//|CV:橋本じゅん|,SNK,月華の剣士,中国,辮髪,拳法使い,炎使い,中国拳法