阿修羅閃空

 「ぬぅうん・・・・・・!」

ストリートファイター』シリーズ(その他含む)における、豪鬼の移動用必殺技
金剛像に似た構え(『ストEX』では仁王金剛像ポーズそのまま)を取りながら、地を滑るように前進・後退し移動する。
基本的に前後と、移動距離の長短をあわせて4種類存在する。
直立不動で残像を残しながら流れる様に移動するところから、元ネタは『北斗の拳』の北斗神拳究極奥義「無想転生」か。
殺意の波動による代表的な奥義とも言え、豪鬼以外に真・豪鬼殺意の波動に目覚めたリュウ、神人豪鬼、日焼けしたさくらが体得している。

発動した際の効果音は『ストリートファイターZERO』以降、「ボォォーン」という効果音でほぼ完全に統一化されており、
MUGENでのそれに準ずる技にも、この効果音が採用されている事が多い。


作品における性能、演出

『ストリートファイター』シリーズでは数少ない回避技である。
コマンド完成から完全無敵(『ZERO3』は移動直前まで下半身無敵)なので、画面端からの脱出や起き攻め拒否、
隙の大きい飛び道具をすり抜けて反撃したり、
自身の「豪波動拳」などを追いかけて相手のガード方向を揺さぶったり、端で起き攻めに使って表裏二択、とその用途は多い。
ただし通常は移動後に若干の隙があるため、多用するとその隙を突かれる。*1

初出である『スパIIX』では「Pが画面2/3程、Kが画面1/3程」の移動性能であった。
以降は『CVS』シリーズ、『IV』シリーズを除きほぼ「Pは画面端まで、Kは画面半分程」となっている。

『V』では、動作中完全無敵という性質が問題視されたのか、P版が削除され、また残ったK版も投げが効くようになってしまい、安易な逃げには使えなくなった。
なお、この他にも『V』の豪鬼は多くの弱体化がなされている。

X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』では、他作品と異なりゲージ消費技となっており、何時でも何処でも気軽に出せる技にはなっていない。

 「ハッハッハァー!!」

また名称は違えど、殺意の波動を取り込んだゴッドルガールの「ゴッドレーン」もほぼ同様の技である。
「ゴッドレーン」と神人豪鬼及び『ストIII 2nd IMPACT』の豪鬼のものは性能がほぼ同一である(但しゲーム内の時間処理は若干異なるが)。

似たような性能の移動技ではダルシムの「ヨガテレポート」がある。コマンドも同じだが初出はこちらが先。
今でこそ「阿修羅閃空」が無敵移動技の代名詞となっているが、当時は 「姿が見えるヨガテレポート」 と説明されたりもしていた。
また、ゲージを消費して「瞬獄殺」を移動技のように使用する様が 「EX阿修羅閃空」 と称される事がある。


MUGENにおける阿修羅閃空

前述したキャラだけでなく、多くのアレンジキャラに搭載されている。
またアレンジキャラの中には阿修羅閃空をスーパーキャンセルし超必殺技が出せ、
「阿修羅閃空で無敵となって相手の技をスカしてそのまま無敵つきの超必殺技で反撃」と、ほぼノーリスクの迎撃が出来るキャラもいる。
例としてはReuben kee氏製作のエビルリュウエビルケンなどが有名。
CPUもモリモリ使ってくるので、これで反撃された事もあるプレイヤーも多いはず。
原作では基本的にキャンセル出来ないが、唯一の例外としてスパ4ではウルコン2である天衝海轢刃が阿修羅閃空をキャンセルで出せるようになっていた。
アーケード版からはこの方法で出すと天衝海轢刃の当たり判定が下側に拡大し、
しゃがみの相手にも天衝海轢刃が当たるというびっくりな補正がかかるため、使い道がちょっとだけ増えている
(但し、ダメージは減少してしまう)。

阿修羅閃空がMUGENで多用される理由の一つとして、飛び道具対策がある。
MUGENのAIは基本的に飛び道具の形・速度・位置を認識出来ずカイザーウェーブを飛び越そうとして引っかかったり、
ビームに飛び道具反射技を使ったりする事がある。
その点、阿修羅閃空は様々な飛び道具を回避しつつ接近出来るため重宝されている。
それでも設置型飛び道具などに突っ込む場合があるせいか、上記のように阿修羅閃空をキャンセルしたり、阿修羅閃空自体に隙が無いキャラも。
ただ、あまりに高性能すぎると今度は飛び道具の存在意義が失われてしまうので、匙加減の難しい技でもある。


*1
真・豪鬼やゴッドルガールのような所謂上位互換はなんと隙1F。日焼けしたさくらは0Fで完全に無敵である。

 「うぬの技はもはや我には通じぬ!」