ライフが減少するにつれて、受けるダメージ量が変化するシステム。「根性[[補正]]」とも。 一般的には「&bold(){キャラクターのライフの減少に比例して、防御力が上がる}」事が多い。 キャラごとに補正が違う場合もあり、[[御津闇慈]]のような「防御力は低いが最高の根性値を持つ」といったキャラも。 また、[[琥珀]]や[[メカヒスイ]]など「&bold(){ライフが減ると防御力が下がる}」キャラも一部存在する。 これは文字通り「マイナスの根性値」と言う意味で、「&bold(){逆根性値}」と呼ぶ場合がある。 その一方、[[サムライスピリッツ]]や[[ジョジョの奇妙な冒険]]、初期の[[KOF>THE KING OF FIGHTERS]]では「&color(red){&bold(){ライフが減ると自身の攻撃力が上がる}}」共通の補正が存在し、 これも時たま「逆根性値」と呼ばれることがあり、ややこしい。 この場合はどちらかと言うと、「&color(red){&bold(){逆境補正}}」と呼んだ方がしっくりくるだろう。 ---- **MUGENでの根性値 格闘ゲームにおいては結構重要なシステムなのだが…… MUGENには、防御力を増減する命令(DefenceMulSet)は&bold(){食らい状態中にしか適応されない}というバグがある。 要するに相手のコンボ1ヒット目は食らい状態ではないため、根性値が適用されないという厄介な話なのだ。 このため、原作で根性値がある作品のキャラでも一部には実装されていなかったりする。 また、mugen.cfgで規定された超必補正(superpauseを行うと相手側の防御力が一時的に上昇する)は根性値を使用していると適用されず、 (厳密には食らった側がdefenceMulSetを使用していると適用されない) 超必殺技をくらうと&bold(){通常のキャラよりもものすごく減ってしまう}といった事態になることも。 しかも追撃可能な超必殺技の場合、追撃部分にもこの補正がかかってしまう。 superpauseのp2defmulパラメータを1にしておけば、 mugen.cfgの補正が無視され攻撃を受ける側のdefencemulsetに準じたダメージが入る。 なお元々p2defmulが指定されていないキャラクターにこの記述を追加するとダメージが跳ね上がる(defencemulsetによる補正がない場合1.5倍になる)ので、 自分で追加するときは超必殺技用のステートにあるhitdefやtargetlifeaddの値も書き換える必要がある。 ただし、中にはIldanaf氏の月華仕様[[鷲塚慶一郎]]などmugen.cfgによる補正を前提に ダメージを設定しているキャラクターも存在する。 防御力を変動させる代わりに、「&bold(){相手の体力が減れば減るほど自分の攻撃力が下がる}」といった形で 根性値を再現していることがたびたびある。この再現方法も「逆根性値」と呼ばれ、更にややこしい事態に。 両方の再現方法を搭載してスイッチで選択できるようにしているキャラも居るため、 下手したら根性値よりもこっちの「逆根性値」を搭載したキャラの方が多いかもしれない。 なお、MUGEN版「逆根性値」を持ったキャラが最初から「根性値」を持っているキャラと戦うと、 相手と自分で二重(二倍ではない)に根性値が適応され悲惨な事となる。 さらに自動回復まで持っているようなキャラと戦うと、&bold(){「何発殴っても倒れねえ!むしろ減らねえ! 」} みたいな切ない状況になったりもするので注意が必要。 製作者によっては、根性値の設定されたキャラクターを[[name指定>p2Name]]やauthornameなどで対処して、 上記のような弊害を防いでいることもある。 ---- ***関連項目:[[安い]] [[紙]] [[補正]] // //***根性値システムを取り入れた主なキャラクター //-Sander71113氏製作のキャラクター //--最小ダメージ倍率:70% //-別府氏製作のキャラクター //-Ildanaf氏アレンジのキャラクター //-無敵医師氏製作のキャラクター //-EL氏製作のキャラクター //-芥川氏製作のキャラクター(コンフィグでON/OFFの切換可能) //-Ina氏製作のキャラクター //-ドロウィン氏製作のキャラクター //--最小ダメージ倍率:66%(北斗系)70%([[冴姫>廿楽冴姫]])40%([[神依>朱鷺宮神依]])35%([[フィオナ>フィオナ・メイフィールド]]) //-y・y氏製作の[[空条承太郎]]、[[ホル・ホース]] //--最小ダメージ倍率:48% //-シロト氏製作のキャラクター //-レイス氏製作のキャラクター //-586氏製作のキャラクター(コンフィグでON/OFFの切換可能) //-hanma氏製作の[[長森瑞佳]]、[[神尾観鈴]]、[[UNKNOWN]] //-漆黒氏製作の[[月宮あゆ]] //-Nachel氏製作の[[博麗霊夢]]、[[レミリア・スカーレット]] //--最小ダメージ倍率:75% //-ダイヤ氏製作の[[紅美鈴]] //--最小ダメージ倍率:60% //-kayui uma氏製作の[[京堂扇奈]]、[[天楼久那妓]]、[[中西姉妹]] //--最小ダメージ倍率:25%(扇奈)60%(久那妓)50%(剣道) //-Negy氏製作の[[WIND]] //--最小ダメージ倍率:70% //-分子氏製作の[[殺人貴]] //--最小ダメージ倍率:110% //-suigin氏製作の[[天子さん]] //--最小ダメージ倍率:70% //-baggy氏製作の[[竜宮レナ]]、[[前原圭一]]、[[鷹野三四]] //--最小ダメージ倍率:90%(レナ)80%(圭一)75%(鷹野) // //&bold(){※参考データ(原作)} //『[[GUILTY GEAR XX>GUILTY GEAR]]』の最小ダメージ倍率:35.7%~39.9% //『[[THE KING OF FIGHTERS XI>THE KING OF FIGHTERS]]』の最小ダメージ倍率:50% //『[[Eternal Fighter Zero]]』の最小ダメージ倍率:50% //『[[MELTY BLOOD Act Cadenza>MELTY BLOOD]]』の最小ダメージ倍率:67.8%~94.8% //『[[東方緋想天]]』の最小ダメージ倍率:70% //『[[東方萃夢想]]』の最小ダメージ倍率:75% // //***MUGEN版「逆根性値」を取り入れた主なキャラクター //-無敵医師氏製作のキャラクター //--最小ダメージ倍率:40%&color(red){*1}&color(red){*2} //-⑨氏製作のキャラクター //--最小ダメージ倍率:72.4%&color(red){*1}&color(red){*2} //-悪咲3号氏製作のキャラクター(CVS系) //--最小ダメージ倍率:75% //-GM氏製作のキャラクター(SF系) //--最小ダメージ倍率:56% //-JIN氏製作の[[ロバート・ガルシア]](+乱入者氏作[[AI]]パッチ) //--最小ダメージ倍率:90% //-アフロン氏製作の[[シン>シン(北斗の拳)]]、[[レイ]]、[[サウザー]] //--最小ダメージ倍率:75% //-NHK氏製作の[[大道寺きら]] //--最小ダメージ倍率:50% //-水影氏製作の[[神奈備命]] //--最小ダメージ倍率:50% //-586氏製作のほとんどのキャラクター(コンフィグでON/OFFの切替可能&color(red){*3}) //--最小ダメージ倍率:50% //-分子氏製作の[[殺人貴]]&color(red){*2} //--最小ダメージ倍率:81.5% // //※現在、これらのキャラ以外でも非常に多くのキャラが搭載されている。根性値搭載キャラよりも多いかもしれない。 // //&color(red){*1}他作品系キャラが相手になった場合。 //&color(red){*2}根性値を持ったキャラにはある程度対応している。 //&color(red){*3}初期設定ではOFFになっているので注意。