勇者30

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勇者30 - (2011/08/08 (月) 22:53:58) のソース

#ref(title_se01.jpg,,left,title=世界一、時間に余裕の無い英雄たち)




&color(red){&sizex(6){&bold(){&italic(){「30秒で世界を救え」}}}}

名前:ユウシャ
性別:男
年齢:21歳

#clear
2009年5月28日にマーベラスエンターテイメントから発売されたPSP用ソフト『勇者30』の主人公。

[[世界を気ままに放浪していた根無し草の旅人>キノ]]で、[[足が速いこと>ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]だけがとりえ。
魔王が突然唱えたハメツの呪文&color(red){&bold(){(唱えて30秒待つと世界が破滅する)}}に慌てた国王によって、
国王の目の前にいた為に[[勇者に仕立て上げられ>ニケ]]、その流れで魔王に挑むが無残にも敗北。
薄れ行く意識の中で、彼は時の女神様(お金が大好きな現実主義的な神様)と契約を結び,

 ・毎日レベルが初期化される代わりに、猛スピードでレベルアップする
 ・女神様にお金を捧げることで、時間を自分に都合よく、巻き戻すことができる。
  お金さえ足りていれば何度でもできるが、使うたびに値段を吊り上げてくる。

という力を得て、世界各地の魔王にハメツの呪文を教えて回る黒幕の後を追う。

&nicovideo(sm6526505)

#region(勇者30について)
ジャンル名は「&bold(){超速RPG}」。ジャンルの違う4つのシナリオがあり、全てが&color(red){&bold(){30秒}}という超短時間で目的を果たすという共通点がある。
文字通り『30秒で世界を救う』という[[全く新しい>風雲黙示録]]発想のRPGなのだ。
ただし発想自体はフリーゲームの『三十秒勇者』というゲームが元になっており、作者であるUUE氏が企画を持ち込み、
昔働いていた開発会社の先輩(現マーベラスのプロデューサー)によって採用されたという経緯を持つ。

なお30秒と書いてあるが「時の女神」にお金を払うことによって時間を巻き戻してもらえるので、金さえあれば時間は無制限。
しかし特殊クエストを除く全てのクエストが本当に30秒以内(時間の巻き戻し無し)でクリア可能である。
また、勇者30は運要素の極めて少ないゲームである。
代表的な例を挙げると、このゲームは歩数エンカウント制が採用されている。
(9マス歩くたびに、そのマスに対応した敵とエンカウントする)
そして敵も1マス1マス出現モンスターが固定されており、獲得経験値・獲得資金にもランダム性が一切ない。
つまり&bold(){"同じ道順を辿れば全く同じ展開になる"}のだ。
また「体力と引き換えに移動速度上昇&エンカウント無効の"ダッシュ"」や
「街や橋といった特殊マスは歩数に数えられない」の2点から、歩数調整も随所で可能。
試行錯誤して最短のルートを見つけ、そのルートを1マスも違わずに精密に操作することがプレイヤーに求められる。
そのため公式タイムアタックでは文字通りコンマ1秒の記録争いが繰り広げられている。

マップやキャラクター等は全てレトロゲームを思わせるドット絵を拡大したものとなっており、この作品の独自のゲーム画面を印象付けている。
反面、このゲームを支えるスタッフ陣は[[BGM]]にTHE ALFEEリーダーの高見沢 俊彦氏を始め、桜庭統氏や古代祐三氏、
旧SNKでの新世界楽曲雑伎団のメンバーといったそうそうたるコンポーザーの面々、そして[[ドット絵]]やデザインも業界では著名な職人達を起用。シンプルながら細かい拘りに溢れたゲームとなっている。
海外の大手ゲームポータル企業「IGN」の特集において高評価を得ているほか、
「BEST OF E3 2009 : PlayStation Portable : Best Role-Playing Game」にも認定されている。

*勇者30
#ref(yuuevent1.jpg,,,title=このまま死ぬか、全財産貢ぐかを迫る女神様の図)
ジャンルはRPG。魔王が世界を滅ぼす呪文を唱え終わるまでの&bold(){30秒以内に魔王を倒す}。
レベルを上げ、装備を整え、町の人の頼みをきく……などのRPGでよくあることを、全て30秒以内にやらなければならない。
一応、Normalだと町にいる間だけは時間が止まってくれる(時の女神様のサービスらしい)。Hardでは町の中だろうが買い物中だろうが容赦なく進む。
ちなみに「30秒で世界を破滅させられる魔王が何十体もいる」と言うとなんだかチート臭いが
この世界は60秒で1日が経つ世界であり,魔王達は丸半日かけた大魔術を唱えていることになる.
勇者のクエストも時間の概念があり,開始から経過時間が0秒付近で朝・15秒付近で昼・25秒付近で夕方になる.
なお所持金が足りない時でも、時間の巻き戻しを頼むと一度だけ所持金全額で手を打ってくれる。
…が、20秒後(世界破滅10秒前)になると女神様が現れ、全装備を差し押さえにくるのである。
それこそ戦闘中だろうがボス戦中だろうが感動の名シーンだろうが問答無用で&bold(){身包み剥がれて[[パンツ1丁にされてしまう>アーサー#arthur_mvc]]のだ}。
容赦無いにもほどがある。
#region()
#ref(yuuevent2.jpg,,,title=財宝を発見し、二人で島を買い取って豪遊する図)
#endregion
#region(勇者30secondでは(ネタバレ注意))
かつて超大魔王を倒し、魔界の穴を塞いだ伝説の勇者として各所で話を聞くことで出来る。
本作の主人公であるユーシャ、ユシア、ユウジャは全て彼の子孫である。

エイトエレメンツを用いて魔界の穴を塞ぐ時、とある[[天使>聖夜ノエル]]との間に生まれた息子ユーシャが超大魔王に襲われ
(時の女神に救われた結果なのだが)異なる時間軸へと飛ばされてしまう。
それを探すため、超大魔王討伐後に自身の身体をクリスタルに封印して長い時を超えることを決める。
以後はsecond本編中の所々で復活してはユーシャやユシアの危機を幾度となく救うことになる。
ユウシャという名前が出ることはほとんどなく、ユシアからは「おじさま」と呼ばれる。キャラクター名も「おじさま」表記である。
今回は主人公では無いが前作から引き継いで一言もしゃべらない。しかし意思疎通が出来ているのは御約束。
必殺技は「不動明王剣」。

勇者30REVOLUTIONのラストにて、崩壊する浮遊大陸でユシアを救うために魔皇帝を足止めし、そのまま消息不明となってしまう。
[[しかし、待つことを選んだ後、残り時間ギリギリまで待ち続けると生存する。>ケフカ・パラッツォ]]
また、各所で入手できる天使の日記を読むことで、ユウシャと結ばれた彼女の記憶をたどることが出来る。

#endregion

*魔王30 
#ref(maouevent1.jpg,,,title=魔王「この状態でも×××はあるのだよな…ゴクリ」)
ジャンルはリアルタイムシミュレーション。魔王の弱点である&bold(){太陽が昇るまでの30秒間}で、モンスターを召喚し、敵を倒していく。
召喚するモンスターと敵には3すくみの関係があり、相手に対して強い関係にあるモンスターを召喚していくこととなる。
魔力を現す魔方陣ゲージが減ると弱いモンスターしか召喚出来なくなるが、ステージには時の女神製の金の樽が設置されており、
触れるとそれまでに稼いだ金全てと引き換えに時間が巻き戻るついでに、敵の攻撃で減った魔力も最大値まで回復する。

ちなみにこの『魔王30』、悪の根源に呪いをかけられモンスター化が急に始まってしまったミレニアという人間の恋人の呪いを解くために、
悪の根源に操られた他の人間を倒して元の人間に戻す、“結果的に悪行根絶”を行うというツンデレなのかよく分からないストーリー。
魔王自身は「スーパーナルシストの自己中」という厄介な性格だったりする。
あと紫色フェチで「征服」という言葉を多用するアホの子。
&bold(){&del(){恋人はモンスター化してても呪いが解けても可愛いと一部で評判だとか。}}
#region()
#ref(maouevent2.jpg,,,title=ネコ耳?いえいえコウモリ耳と尻尾です)
#endregion


*王女30
#ref(oujoevent1.jpg,,,title=苦いだけの草とか伝説の花とか、毎回色んなものを食べさせられる国王)
ジャンルはシューティング。王様の病気を治すための薬草を、守ってくれる兵士達と共に王女が&bold(){門限までの30秒以内}に取りに行く。
出てくる敵を王女が[[ボウガン>マミヤ]]でなぎ倒し、お金を回収。そのお金で兵士を雇って守りを厚くしていく。
ステージ内には赤いカーペットが配置されており、その上に乗っている間は時の女神が金を回収して、時間を巻き戻してくれる。
ちなみに30秒を過ぎると、&bold(){たとえ王女でも容赦無く城から閉め出されます}。&del(){締め出された時の一枚絵がかわいかったりする}
#region()
#ref(oujoevent2.jpg,,,title=ほーたーるのーひーかーりー)
#endregion

*騎士30 
#ref(kisievent1.jpg,,,title=かっこつけたがりの騎士とそれを台無しにする賢者)
ジャンルはアクション。賢者を守る騎士となり、[[賢者がモンスターを一掃する呪文を唱え終わるまでの30秒間守り抜く>ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール]]。
このモードは最初からは選択できず、他の3つのモードをクリアすると出現する。
賢者を連れながら逃げたり、罠を仕掛けたり、時には自ら戦う事でモンスターの足止めをする。
ステージ内に落ちているものは殆どが使用出来、枝や折れた剣なら武器に、石なら投げつける事が可能。
おまけにモンスターにダメージを与えると気絶し、石と同じように持ち上げて投げる事が出来る。

なお騎士のHPが0になると魂になってしまうが、&bold(){魂を操作して賢者のところに行けば蘇ることができる}。
このシナリオの目的のせいでもあるが、時の女神による時間巻き戻しが存在しない。

#region(そして…(ネタバレ注意))
*勇者300
上記のシナリオを全てクリアすると、300秒で世界を救う最終シナリオ「勇者300」が登場。
時空の狂わされた世界で、各時代の英雄達が集結し巨悪に立ち向かう。
今までの制限時間30秒に較べると楽…などと勘違いしてはいけない。
勇者300では時間の巻き戻しが存在しない。
広大な大陸群を計画的に移動し、戦闘し、武器を買い換え、イベントを進めないと
途中で時間が尽きてしまいゲームオーバー。最初からやり直しとなるのだ。
これをクリアするとエンディングになる。 
最後に結構な精神的トラップがあるので要注意である。
 
*勇者3
エンディング後にプレイできるおまけモード。
『3』という数字で嫌な予感がするが…まさにソノ通りである。 
なんと&color(red){&bold(){3秒}}で世界を救うモードなのだ。ジャンルは「&bold(){超光速RPG}」。難易度は超シビア。 
日本列島風の超ミニマップが舞台で、たった2マスずつの森林、草原、山岳etcに様々なモンスターが住まう。
前述の歩数エンカウント制も3歩に1回エンカウントとなっており、より一層パズル性が増している。
具体的には村から出て2回連続戦闘してダッシュで村に帰ったら&bold(){残り時間がゼロコンマ秒しかない}。
もし操作ミスして余計に歩き、3回連続エンカウントすると確実にゲームオーバー。
一応町では時間が止まるけど、そんな物は何の慰めにも成らない。 
念のために断っておくが、ちゃんとクリア可能である。 
#endregion
#endregion

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**MUGENでの勇者30
ユウシャ30あき氏によって製作されたものがある。
原作の[[ドット絵を>DQ2]][[使用した>ドラゴンクエストIII勇者]][[ちびキャラ]]である。
//gifアニメはサイズ指定すると動きません、あしからず
&space(5)&ref(walk.gif,,title=走るよ!)&space(5)&ref(horse.gif,,title=馬を駆るよ!)&space(5)&ref(dragon.gif,,title=竜で飛ぶよ!)
ver1.08までは攻撃の軌道が原作と異なっていたり、手動でストライカーを呼び出したり、
アレンジ色の強いものであったが、ver2.00からは原作再現を重視したものとなっている。
なお、現在ver1.08は最新版とは別に公開されている。
ディスプレイネームは最初は「ユウシャ」だったが、のちに「勇者30」に変更された。
現在、マイリストで公開中。
&nicovideo(sm9035766)

特徴としては、通常攻撃が&bold(){歩行・ダッシュ・水平飛行の3種類}しかない。
ダッシュならともかく歩くだけで攻撃判定が出るのは格ゲーではあまりないことだが、
これは原作のセミオート戦闘の模様を再現している。
そして攻撃が当たるたびにレベルが上がり、攻撃力が上がっていく。
原作で登場した仲間やモンスターが&bold(){勝手に現れて}敵や[[味方に>>味方殺し技]]&bold(){勝手に突撃する}。
この自動ストライカーは攻撃力・防御力共に貧弱で、相手に当たっても雀の涙程しかダメージを与えらない他、
相手やモンスターから攻撃を一発受けるだけで勢い良く吹っ飛んで退場する。
これは「ボス戦では&bold(){仲間がすぐに死んで役に立たない}」という原作再現。
なお、このモンスターは通常では対戦相手に当たらないが、吹っ飛ぶと飛び道具として対戦相手に当たる。
出てくるモンスターの種類も豊富で、残り時間が減るにつれ強力な魔王が現れ、仲間やユウシャを蹴散らしていく。
ちなみにモンスターが吹っ飛ぶたびにユウシャに経験値が入る仕様であり、終盤の魔王ほど獲得経験値が高い。
稀に仲間の変わりに&bold(){コレジャナイロボが出てくる}。これは絶対壊れないが攻撃もしないただの壁である。
さらに稀に、檻が対戦相手の上から降ってきて、対戦相手を閉じ込めることもある。

また同ゲームシナリオの『王女30』、『魔王30』、『騎士30』の主人公達を召喚したりもする。
通常攻撃の他、1回だけ全回復する薬草、1個だけ相手を原作通り瀕死にする爆弾などが使用できる。
さらに悪魔と契約することでレベル99まで上げることも可能(ただし&bold(){4回攻撃すると呪いで[[自分が死ぬ>しんのゆうしゃ]]}。1ラウンド1回だけ使用可能)。
そして最大の特徴は、&bold(){30秒経過すると}「ハメツの呪文」で&bold(){自分が死ぬ}事。素晴らしいまでの[[原作再現]]である。
一応全ゲージ消費の「おいのり」を使うことで、一回だけ時間を巻きもどすことができる。それでも&bold(){戦闘可能時間は最大1分}。
[[某光の戦士>ウルトラマン]]もびっくりの短期決戦仕様である。

また、本来KOされるはずのない[[ボーナスステージ]](例外の物もあるが)でも、
設定されている時間よりも先にタイムアップしてしまうためダブルKO、
もしくは本当にKOでゲーム終了という事態も起きたりする。

ちびキャラということでやや紙装甲だが、実はLife300、DEF300というネタが仕込まれている。
おまけに&bold(){ゲージは30本}…とことん30に絡めたいらしい。

付属のAIはダッシュ攻撃を多用するため画面内をすばしっこく移動し対戦相手を翻弄し、
レベルを上げてからの超威力で攻撃したり、爆弾で削ってからトドメを刺す、のだが…
ちびキャラゆえに視認しづらく、またストライカーだらけで画面がカオスであるため
「&bold(){なにが起こったのかよく分からない}」というコメントが絶えない。

大会ではその偏った性能から、視聴者の予想の斜め上を行く展開を生み出すことがある。
#region(大会ネタバレ注意)
具体的には[[ロイヤルランブル大会]]予選Fブロックでまさかの&bold(){17連勝}という&del(){暴挙}快挙を成し遂げた。
(ロイヤルランブル大会予選は本来10人で行うが、あまりに一方的過ぎたため急遽9人増員された)

[[ふたたびのりものといっしょにたたかうたいかい>ふたたびのりものたいかい]]ではその小ささとストライカーによる攻撃を生かし
カオスの極みである廃車ブロックを勝ち上がり見事優勝した
#endregion
なお、2010年4月3日更新分で「全てのストライカー攻撃でトドメがさせないように」
「ユウシャによる削りダメージを削除」といった弱体化が行われた。

また改変キャラに騎士30がいる。ディスプレイネームは「NIGHT30」
こちらはスダラ13氏によって作られた。ドットは勇者30のものを使用している。
賢者と騎士のセットのキャラで30秒賢者を守りきれば相手に1000ダメージとなっている。
また賢者が生きている限り騎士は何度でも蘇るようになっている。
ただし賢者はすさまじくライフが低い(大体ライフ240くらい)ため守るのはかなり大変である。
&nicovideo(sm14061440)

**出場大会
#list_by_tagsearch([大会],[勇者30],sort=hiduke,100)
//[[ふたたびのりものといっしょにたたかうたいかい>ふたたびのりものたいかい]](追加枠)
-[[俺の好きなキャラだけで多人数トーナメント>>http://www.nicovideo.jp/watch/sm10708750]](チーム戦なのに単機出場のうえ、HP30の補正付き)
-[[俺の趣味全開でポイント方式チームリーグ戦!>>http://www.nicovideo.jp/watch/sm11339892]]
-[[【mugen】曲者揃いのランセレタッグバトロワ大会part9【強~狂級】>>http://www.nicovideo.jp/watch/sm12195585]]