ΖΖガンダム

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ΖΖガンダム - (2017/03/29 (水) 20:57:51) のソース

&ref(21-msz-010.jpg,,title=春ファッション、,height=280)&ref(msz-010s.jpg,,title=夏服、,height=280)
&ref(fa-010s.jpg,,title=秋物、,height=280)&ref(FAZZ.jpg,,title=冬装備。,height=280)
#image(h-104_65872_g10_jpg.jpg,title=子供はみんなニュータイプ!見せてやろうじゃないの、大人たちにさ!!)

&font(18,b,i,red){「人間の可能性を……ちっぽけな自己満足の為に潰されてたまるか!」}

1986年放映のアニメ『[[機動戦士ガンダム]]ΖΖ』に登場した機体で「ダブルゼータ・ガンダム」と読む。
機体名は「ΖΖガンダム」だが番組名は『ガンダムΖΖ』と微妙にややこしい。
パイロットは主人公のジュドー・アーシタ(画像左下、声:矢尾一樹)。
あまり知られていないが、[[ロラン>∀ガンダム]]ではなく彼こそが&b(){ガンダム[[シリーズ史上初の女装経験のある主人公>クラウド・ストライフ]]}である。
お世辞にもかわいいとはいえなかったが、そこは女装ネタのお約束という事で。%%同じく女装したイーノの方は何故か様になっていたが%%
(女装してもかわいい男性、いわゆる「男の娘」の知名度が上がるのは2000年代に入ってからのことである)
&nicovideo(sm9596722)

アナハイム・エレクトロニクス社によるΖ計画の下で開発され、反地球連邦組織エゥーゴに供給されたモビルスーツ。
物語終盤でバックパックの大型化やスラスターの強化などの仕様変更が施され、[[強化型>レイズナー]]ΖΖガンダムとなる(画像右上)。
そこからミサイル、メガビーム砲、センサー、バーニアなどからなる増加装甲を装備した形態を、フルアーマー・ΖΖガンダムと呼ぶ(画像右下)。
ただしアニメに登場した本機は後付けで追加されたハイパー・メガ・カノンを装備しないまま出撃している(画像左下)。
この辺り、メガ・ビームライフルを装備せず出撃した[[V2AB>V2アサルトバスターガンダム]]に近いものがあるかもしれない。
フルアーマーΖΖは第46話『バイブレーション』にのみ登場、対[[クィン・マンサ]]戦にのみ使用されており、
ハマーンとの最終決戦時には&b(){ほぼ無傷の増加装甲をわざわざ外して}出撃している。
まあジュドーは先に「ゴテゴテしてて機動性が落ちる」と文句を垂れていたし、
機動性に優れるキュベレイに対しては外して行ったものと思われる。
なおこの状態は強化型ΖΖガンダムのはずだが、アニメではノーマルのΖΖガンダムと特に差異がなく描かれている。

計画上の開発名はθガンダム。型式番号はMSZ-010。強化型ΖΖガンダムはMSZ-010S、フルアーマー・ΖΖガンダムはFA-010S。
シリーズ前作『機動戦士Ζガンダム』同様この作品名と機体も「ΖΖ」はギリシャ文字「ゼータ」であり、「ダブルゼータ」と読む。

#region(ΖΖについて)
ティターンズと比べて圧倒的に戦力に劣るエゥーゴは、一機で戦況をひっくり返す怪物的なMSを要求。
元々エゥーゴ設立当初から開発計画自体は存在しており、Ζ計画開始時にかつて破棄された本機の計画が再動したとも言われている。
当初よりコストを度外視して開発されており、本機開発の為に他のプロジェクト([[Ζガンダム]]の発展型であるΖIIなど)が犠牲になる事もあった。
「ティターンズが使用した『コロニーレーザー』並のビーム砲を」という%%明らかにMSに持たせるには無茶な%%要求もあったため、
アナハイムはΖで得られていた変形機構、及びジェネレータの分散配置のノウハウを活かし、
MS形態で複数のジェネレータを直結させ頭部のハイメガ粒子砲を稼働させる事にした。
ジェネレータの分散配置の恩恵からかハイメガキャノン以外の武装も高火力であり、
ビームサーベルは(規格外のクィン・マンサ、サイコガンダムMk-IIを除けば)最高クラスの出力。
二門同時装備のダブルビームライフルとなっており、腕部エンジンと直結させる事も可能で、
その出力・射程は、携行式の大型メガ粒子砲と言ってもおかしくないほどのレベル。
バルカンすらも左右二門ずつのダブルバルカン。
&s(){ダブルって付けたいだけじゃないのかってのは禁句。}
機体そのもののパワーも高く、重量級のドム系MSを力任せに殴り倒したこともあった。

MA形態ではGフォートレスと呼ばれる形態からさらに上半身と下半身、腹部の三機に分離するようになっており、
それぞれコア・トップ、コア・ベース、コア・ファイターと呼称される。
ただしジェネレータ出力の関係からこれらの航行スピードには大きな差があり、実戦で分離する機会はそれほど多くなかった。
複数のバーニア・ノズルを直結させたGフォートレスは高速巡洋艦並のスピードと航続距離を発揮し、敵陣に高速で切り込める。
機体全身に対ビームコーティングが施されており、一般的なMSのビームライフルの数秒間の照射程度ならば無傷で耐え抜く事が可能だったとされる。
複雑な構造の割に汎用性も高く、地球の砂漠や水中、木星の高重力下でも問題なく活動していた。
ドムを殴り倒しても金属疲労を起こした様子が無く、耐久性も抜群のようだ。
機体各部は前述の分離構造のためか高度にユニット化されており、整備性・拡張性は意外なほど高い。
そのためフルアーマー化の際にも、現地でアーマーを取り付けるだけで問題なく稼働した。
更に機体には[[Ζガンダム]]と同様にニュータイプの搭乗を前提として、バイオセンサーが装備されていた。
有線式ビーム砲や、ビット・ファンネルといった、オールレンジなサイコミュ特有の火器こそないが、
高機動・高火力・重装甲を全領域で遺憾なく発揮する事が出来る、Ζ計画の一つの到達点と呼べるMSであった。

反面、その複雑な機体構造から開発は難航し、後から開発が始まった[[S(スペリオル)ガンダム>スペリオルドラゴン]]よりロールアウトが遅れている。
また、細かな機動性そのものはΖガンダムに劣る面もあり、ジュドーもΖΖ登場後に敢えてΖガンダムに乗り換えて出撃した事がある。
フルアーマー化の際の重量バランスの試験のため、わざわざ「FAZZ」(ファッツ)と呼ばれる試験機が開発されており、ある意味非常に「贅沢な」MSだった。
また整備性そのものは高かったものの肝心のパーツの供給が滞り、メンテナンスの際には整備士に大きな負担がかかる事も少なくなかった。
特にサイコミュ、ハイメガキャノン、変形・分離機構等の構造が複雑な箇所が多い事もあり、&b(){整備性は高いのに整備難度も高い}という妙な機体でもあった。

しかも、コア・トップ、コア・ベースは分離状態でも戦線に運ぶためにΖΖガンダムのコックピットとは別にコア・ファイターが用意されているのだが、
トップとベースのコア・ファイターはΖΖガンダムには不要のパーツであるため、&b(){ΖΖ合体時にはコア・ファイターが2機余る}という設計ミスだろそれ、と[[言わざるを得ない>お覇王]]構造になっている。
(ゲームでは全く関係なしに普通に変形出来るけど)
Sガンダムなら3機のコア・ファイターが全て合体できるようにはなっているが、機体の更なる大型化を招いている。
と言うか、ジュドーがコア・ファイターでの単独行動を好むために、態々ジュドーの下にトップとベースを持って行く為の[[手間>インパルスガンダム]]にしか思ず、
ジュドーがトップかベースで出撃すればコアファイターは2機で足りるはずである(それでも1機無駄だが)。

あと、&b(){ダブルビームライフルにもコア・ファイター3機とはまた別にコックピットがある。}
これはダブルビームライフルがコア・トップやGフォートレスの機首になるためだが、誰が好き好んでビームライフルなんぞに乗りたがると思っているのだろうか……
実際、ジュドーの友人二人が乗っていた事もあり、案の定振り回されて酷い目にあっている(&b(){アニメじゃなかったら}[[ミンチ>ザクII]]になっていただろう)。
まぁ、このコックピットを使用すれば、コア・ファイターはベース側の1機だけで済み、無駄問題は無くなる訳だが。
(ただし、コア・トップはコア・ファイターが合体した方がコア・ファイターのスラスターの分、推力が上がるそうな)

対ビームコーティングも着弾時に蒸発して熱エネルギーを逃がすという構造上の問題で、同じ箇所に複数回当たった場合は防ぎようがなく、あくまで気休め程度の物でしか無かった。
コックピットブロックとなるコア・ファイターが&b(){脇腹から露出している}という構造上の欠陥もあり、近距離戦での防御力は御世辞にも高いとは言えない。
本機のフルアーマー化はこの辺りの脆弱さを補う意味もあったようだ。
「コロニーレーザー並」という触れ込みのハイメガキャノンも、機体の全エネルギーを使用するため&b(){[[使用後はしばらく動けなくなる>硬直]]}という兵器として致命的すぎる弱点を抱えていたせいで
実戦で使用する機会は殆ど無く、専らダブルビームライフルやハイパービームサーベルを用いて戦闘を行っていた。

機体構造が複雑なため機体そのものの価格も高騰し、大量の武装やサイコミュ、変形・分離機構等の制御を行える限られたパイロットでなければ機体スペックを活かせず、量産には不向きだった機体である。
&s(){外伝作品では何故か大量生産されているが}
そのため第一次ネオ・ジオン戦争終結後、地球連邦軍はMSの原点回帰を推し進め、後に非常にシンプルな構造の[[νガンダム]]の開発、さらにはより小型化・コストダウンを目指した[[フォーミュラ計画>ガンダムF91]]へと至る事となる。
本機はMSの恐竜的進化の頂点にあったUC0088における、時代の徒花と呼べる存在であったと言えよう。
ちなみにこのようなゴテゴテして肥大化したMSゆえにでかいイメージを持たれており、
特にスパロボなどのSDで表記されているゲームでは[[νガンダム]]よりグラフィックがでかいことがあるが、実際にはΖΖのほうが身長は低い。
ついでに本体体重なら[[ガンダム]]よりも軽い(装甲材の技術革新によるものらしい)。全備重量だと上回るが。

#co(){
//サザビーのシナンジュやΖガンダムの派生機体同様、こちらも派生機体は一言程度の解説でいいんじゃないかな?
//逆襲のギガンティスはジュドー本人が出てるし、ちょっと迷うところだけど。
#region(ΖΖの系譜)
#image(left,FAZZ-2.jpg,title=頭部のハイメガキャノンと腹部のメガ粒子砲はダミーらしい,width=250)
どう考えても量産などしようがない本機だが、バリエーション機は複数確認されている。
中でもテストタイプの二機に分離するMSZ-009B「試作型ΖΖガンダム」、
(試作一号機が事故で爆発したため、ΖΖは三機に分離する構造になった)
前述のフルアーマー化の際の増加装甲のテストタイプであるFA-010A「FAZZ」(左図)が有名。
ちなみにFAZZはアーマーありきの設計であり、この姿がデフォルト。
要するに変形機構を削除して、装甲材を1ランク落としたΖΖと同じ形のMSの上にアーマーを着せている。
が、部品自体は大半がΖΖと共通なので部品を交換すればフルアーマーΖΖにもΖΖにも換装することもできる。
16機建造され、うち3機が連邦軍を離反したニューディサイズ鎮圧のためα任務部隊に配属され、
その火力で数々の戦果をあげたが、月面でのガンダムMk-Ⅴとの戦いで全滅している。
変形・分離機構をオミットし、ハイメガキャノンを低出力のものに変更する事で量産化を図った
MSZ-013「量産型ΖΖガンダム」はコストが下がらず試作機が四機生産されたのみに留まっている。
&s(){元々こんなのを量産しようとするのに無理があるのは気にしてはならない}

変わったところではエゥーゴの支援組織カラバが開発したMSA-014/MSK-009「Σガンダム」というものがある。
上半身と下半身で分離する事が出来、複数のパイロットが搭乗出来るのもΖΖと同様。
コア・ファイターは搭載されていないため、どちらかと言えばプロトタイプΖΖに近い機体である。
分離後は上半身が「シグマアタッカー」、下半身が「シグマクルーザー」と呼称され、合体して「シグマフライヤー」となる。
ΖΖとほぼ同じ構造を採用していながらコストダウンが図られており、カラバのフラッグシップ機となる予定だったようだ。

また、近藤和久の漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』には、連邦軍によって開発された
ΖΖガンダムの量産機「ガンダムΖΖ 大気圏内仕様」通称“ジークフリート”も登場している。
31mにも達する超大型MSとなり、劇中でも陸上戦艦を大破させ、主人公の操る超大型MSジ・OIIを大破させるなど、攻撃力は高い。
歩行性能などが犠牲になってはいるが変形しての飛行が可能なためあまりデメリットにはなっていないようだ。
表紙では主人公の乗るMSの背後に逆光で大きく表示されラスボスか[[大魔王>ピッコロ]]かといった雰囲気である。

バリエーション機の中でも一段とぶっ飛んでいるのが、
長谷川裕一氏の漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』に登場したMSAZ-009M「メガ・ゼータ」。
プロトタイプΖΖの改修機であり、ΖΖガンダムの&b(){2倍の出力}を誇る。
上半身と下半身の分離が可能で、上半身は「Gソニック」下半身は「Gアタッカー」と呼称され、ハイメガキャノンの連射が可能。&br()サイコミュ・ハンドと呼ばれる腕部の遠隔操作攻撃(所謂ロケットパンチ)を装備している。
木星圏でのネオ・ジオン残党の掃討作戦に参加しており、その際のパイロットは&b(){ジュドー・アーシタとアムロ・レイ}。
しかもシャアが&b(){専用の[[ザクIII>ザクII]]のカスタム機に乗って助けにくる}。[[あ…あ…?>ギース・ハワード]]
その上相手のネオ・ジオン残党は題名通り&b(){『伝説巨神』}を持ち出してきたのだからもう笑うしかない。

この解説だけだと冗談としか思えない作品であるが、「無限力」と宇宙世紀におけるニュータイプの間に関連性を持たせ、
割と真面目に物語を進めている。興味を持った方は読んでみるのも良いだろう。『スパロボ』の寺田氏も絶賛。

他、同氏の『機動戦士Vガンダム外伝』に登場する「木星じいさん」ことグレイ・ストークが駆る「ガンプ」という名のMSと
本機の関連性も指摘されており、『機動戦士クロスボーン・ガンダム・スカルハート』にてこの作品との[[クロスオーバー]]とも
思える発言が飛び出したりしているが、こちらの真相は闇の中である。&s(){……お、オフィシャルでは(略)}
なお、『Gジェネ』シリーズではグレイ・ストークとジュドーは別人扱いだが中の人は同じ矢尾一樹氏、
カードゲーム『ガンダムウォー』では「このカードはジュドー・アーシタとして扱う」というルールがある。
#endregion
}
#endregion

UC0088、エゥーゴによるティターンズ壊滅をもってグリプス戦役は終結した。だがエゥーゴ側の被害も甚大であった。
特に主力となっていたアーガマのMS隊の被害は凄まじく、百式は大破し[[パイロット>サザビー]]は行方不明、他のMSもほぼ全機が使い物にならなくなっていた。
ほぼ無傷で残った機体は[[Ζガンダム]](ただし、パイロットは精神崩壊を起こし再起不能)、メタス(ビーム砲二門とサーベルのみの可変試作型MS)のみ。
(一応リック・ディアスもあったが、諸事情により本編では出番なし)
一応「まだ動く」レベルのガンダムMk-II(左腕を吹き飛ばされてパイロットは戦死)を合わせても、ハマーン率いるアクシズ(ネオ・ジオン)と渡り合う事は到底不可能だった。
そのため上層部はかねてより開発していたΖΖを、再建造された百式の2号機や支援戦闘メカ・メガライダーと共にアーガマ隊に供給。
対要塞・艦隊用に開発されたΖΖはエゥーゴのフラッグシップ機として地球から宇宙まで渡り歩き、各地で多大な戦果を上げる事になる。

#image(BattleAssaultZZGundam.gif,title=何でも積みこめば良いってもんじゃない…とは言いきれない高性能MS)
2D格闘ゲームでは『ガンダム・ザ・バトルマスター』シリーズに登場。
上の画像の通り、ハイパー・メガ・カノンを装備していないフルアーマー形態であるが、取扱説明書には“ΖΖガンダム”と表記されている。
ゲーム中のディスプレイネームも単に“ΖΖ GUNDAM”となっているが、『2』から採用されたアナウンスではちゃんと“フルアーマー~”と呼ばれる。
フルアーマー形態で固定されており、装甲を外すことやGフォートレスに変形することはできない。『1』ではハイメガキャノンも使用できない。
ゲーム中では大型サイズで、回避手段はスウェーではなくバリア。これは飛び道具に対してのみ無敵。
そのため、ビームサーベルがカード不可能になった2以降では、ビームサーベルを防ぐ手段が無い。
#region(日本語で言うと「蜜蜂」)
#image(honey_B.jpg,title=見えないけどミニスカ生足)

&font(20,b,i,#A52A2A){「生きたいって思うことが、戦いなんだ……。&br()&space(2)大人なんかに負けるもんか」}

『ガンダム・ザ・バトルマスター』でのパイロットは、少女賞金稼ぎのハニー・B。
身寄りが無いため、[[マリア>サイコガンダムMk-III]]と同じ研究所で実験体として過ごしていたが、
ある日マリアが巨大なモビルアーマーを奪って脱走したため、彼女もそれを追って研究所を飛び出した。
マリアを止めること、自分のような身寄りの無い子供達のために孤児院を作ること。
二つの目的のための一番の近道として、彼女はMSを駆る賞金稼ぎとなった。

年齢(『2』設定で14歳)や設定が比較的原作に近く、あと単純に見た目が可愛いため、本作のキャラの中では中々人気が高い。
ちなみに『1』では一人称が「私」だったが、『2』(ストーリーに繋がり無し)では「ボク」になっていた。
#endregion

#region(他のゲームでの扱い)
『Gジェネレーション』シリーズでは初代からの常連である。
最高クラスの攻撃性能と、Gフォートレスに変形できる移動力の高さにより宇宙世紀の機体の中も良好な使い勝手を誇る。
シールドを持たないために防御面での不安がやや残るが、それを補って有り余る高性能。
ただし、フルアーマー化すると武装枠の関係でビームサーベルが失われ、Gフォートレスへの変形機能も無くなってしまう。
基本性能(特に防御値)が上がっていることを加味しても、ゲームの上では大きく弱体化したと[[言わざるを得ない>覇王翔吼拳]]場合が多かった。
(フルアーマー化するとビームサーベルが失われるのは、ΖΖに限った事ではなく[[νガンダム]]HWSもそうだった)
Gジェネは戦場が宇宙・地上・空中・水中と目まぐるしく変化する為に汎用性の薄い機体は扱いづらく、
射撃武器よりも格闘武器の威力補正や命中補正が高いのでノーマルなΖΖよりも総合的な火力が下がってしまうのである。
(尤も、Gジェネで一番重宝される&b(){ミサイル}は使えるのだが)
一度撃破されてもノーマルΖΖの状態で復活できるというのは利点だが、
そもそもにおいてフルアーマークラスの機体が落とされるなどという事が滅多に無い為、あまり有り難くはない。
ただし、近年の『SPIRITS』以降の作品ではフルアーマー時もビームサーベルが使えるようになり、
ビームコートとフルアーマー能力により、ビーム・物理両方の攻撃を半減する事が出来るため、
変形出来ない事と機動性が下がる事以外は純粋にΖΖの強化パージョンになったと言える。
変形に拘らないのならば使う価値は充分にあるだろう。
『OVER WORLD』では通常のΖΖにハイメガキャノン(最大出力)が覚醒武器として追加、
フルアーマーΖΖでは使えないものの、こちらは通常のハイメガキャノンが複数の敵に撃てる。
(通常のΖΖの通常ハイメガキャノンは一体にしか撃てない。ちなみにどっちもMAP兵器版は別にある)
というか、今回から追加された装甲パージによりいつでも素のΖΖになれるので状況によって使い分ける事も可能。
最大出力版は覚醒武器としてはファンネル(攻撃力3500~4000前後)真っ青どころか、鳴物入りで追加された[[ユニコーンガンダム]]のNT-D(攻撃力5000)より
さらに上の攻撃力5500である。&s(){数値上は通常版と同じ威力なのは秘密。}
これより強い覚醒武器は[[月光>∀ガンダム]][[蝶>ターンX]](攻撃力6000)とラスボスしかないと言うとどれだけとんでもないかわかるかと。

『ガンダムVSシリーズ』ではノーマルのΖΖとして登場しているが、最初に登場したのは
『機動戦士ガンダム VS Ζガンダム』(ΖガンダムDXの家庭用版)の追加キャラとしてであり、最高コスト機体という扱いだった。
残念ながら変形はできないが、やたらと判定の長いビームサーベルと2本出る分当たり判定の大きいビームライフル、
そして一発兵器であるハイメガキャノンとスタンダードながら高いレベルでまとまっていた。

『ガンダムVSガンダム』及び続編『NEXT』では、&b(){なぜか原作無視の[[投げキャラ]]と化し}、裏投げ、抱えあげ、
しまいには[[スクリューパイルドライバー>ザンギエフ]]まで使うという、本作の破天荒さを体現したような機体に仕上がっている。
念のためもう一度言っておくが、原作でΖΖがこのような投げ技をかましたことは一度としてない。
一応&b(){それ以外は}概ね原作通りで、武装はバルカン以外全て再現されている。
ミサイルやダブルキャノン、ハイメガなど全身に重火器を搭載しつつも近距離もそこそここなせる高火力万能機体であり、
図体のでかいボス機体(サイコガンダムとかクィン・マンサとか[[デビルガンダム]]とか)にはその重火力を生かして有利に立ちまわることが可能。
欠点は武器の発生が総じて遅いことと、その図体のデカさ。
特に武器の発生の遅さが辛く、他の機体では取れていた着地硬直がΖΖでは取れない…というケースも少なくない。
また格闘は全て投げ技なので当然ながら動きが少なくかなりカットされやすい上、
投げの「つかみ」の時点ではダメージが殆ど入らず、投げる前に切り上げたりカットされたりするとコンボダメージが極端に下がる。
万能機というポジションではあるが、これらの点から他の百式やF91のような癖のない機体に比べると使用率は伸び悩んだ感がある。

『EXTREAM VS.』ではついにフルアーマーΖΖ(と、アーマーパージした強化型ΖΖ)として参戦。コストも500増えて2500枠に。
一方通行の換装で機体の性質が変化するテクニカルな万能機となった。
格闘は両機体共通でハイパービームサーベルを使う普通のものに戻っているが、案外投げ技は一部から好評だったのか、特格のつかみ攻撃に前作の名残として残されている。

フルアーマー状態では機動力が2500最低クラスで低いが、フルアーマーの恩恵で各種攻撃のダメージが軽減される。
その上各種攻撃動作中に[[スーパーアーマー]]が付き、アーマー付与中であればたとえ撃たれようが殴られようが攻撃の続行が可能。
また、砲撃性能がさらにパワーアップ。
CSに差し替わりほぼ無制限に弾幕が貼れるようになったミサイル、銃口補正・火力・攻撃範囲に優れ、スーパーアーマーのおかげで発生保証が付くハイメガキャノン、
そして本機の切り札でもあり、換装コマンドも兼ねる格闘チャージのハイパー・メガ・カノンと射撃の手数は前作以上。
特にハイパーメガカノンはアーマーの付与時間が長い上、当たれば一撃で戦況をひっくり返しうる威力を持つ。
「少しΖΖから目を離したら、蒼い光芒に飲み込まれて…」「ΖΖを狙って格闘を振ったら、アーマーで耐えられて逆にこっちがハイメガに飲み込まれて消し炭になった」
という経験のあるプレイヤーも少なくないだろう。

アーマーをパージするとハイメガ及びミサイルが弱体化する代わりに機動力が強化され、前作に近い万能機にクラスチェンジする。
ハイメガキャノンの弱体化というデメリットは大きいものの、機動力が上がったことで自衛がしやすくなっている。
また格闘の段数が増え、近距離でのリターンが大きくなっているのも特徴。

覚醒すると原作同様の湧き上がるようなニュータイプオーラを纏う。
この状態ではFA・通常時問わず各種動作にスーパーアーマーを付与し、一部攻撃の判定・発生が強化される。
覚醒技(所謂[[超必殺技]])は、巨大化ハイパービームサーベル。
Ζガンダムの覚醒技に似た単発ヒットの巨大サーベルで叩き斬る豪快な技となっており、
格闘コンボの締めとして使うことでダメージをかなり底上げすることが可能。さすがΖΖ!パワーがダンチだ!

各種射撃のプレッシャーと機動力の低さから戦場ではまっさきに敵の標的になりやすく、
立ち回りと自衛スキル、そして相方との確かなチームワークが求められる前作に増してテクニカルな機体となった。
しかし超絶威力のハイメガカノン、スーパーアーマーによるゴリ押しなどロマンと実用性がある程度同居する機体性能は人気が高く、
その魅力に惹かれたパイロットは少なくない、密かな人気機体となっている。

次回作『FULLBOOST』にも続投参戦。
FA時は大きな変化こそないもののアーマーを脱いだ通常時の仕様が大きく変更され、
NEXT時代のようにハイメガがCSに戻りミサイルが削除、特射には[[アシストとして>ストライカー]]イーノのΖザクが追加。
援護能力こそ低下したものの、総じて小回りがきく仕様になっている。
現在分かっている欠点は事故当たりのリターンが極めて大きい反面&b(){見られているとものすごく放置されやすい点。}
改善されたとは言え脱ぐ前はやはり重く、脱いだ後は射撃が貧弱なため放置されやすい。
また「メイン射撃が2500の癖に安い」「パージ後のハイメガが産廃」と地味にきつい欠点も多く、
それでいて微調整を重ねる程度のアップデートしかされていなかったため、同じく弱キャラ扱いのキュベレイMk-II、ザクIII改、キュベレイと合わせて
&b(){「ΖΖ枠は不遇ポジション」「スタッフはΖΖ愛がない」}などと半分ネタ、そして&b(){使い手の嘆きと悲しみ}を込めて言われていた。
…しかし、そんなΖΖも6/25の大規模アップデートでかなり上方修正がなされ、
FA時はメイン・サブ火力上昇+メインのダウン値増加でダウンを奪う性能がアップし、通常時は機動性アップとCSの強化という全面的な強化修正を受けた。
同時期にキュベレイMK-IIも修正によりなんとか弱機体のポジションを脱し、「ΖΖ枠は不遇」のジンクスはなんとか解消されそうである。
&s(){全くのノータッチだったハマーン主従は泣いてもいいと思うよ}

次の『マキシブースト』ではフルアーマーΖΖがコスト3000に上昇して続投、またΖΖガンダムがNEXTから復活してコスト2500で登場。
フルアーマーΖΖは強化型ΖΖとの換装が任意に行えるように変更された。
ハイパー・メガ・カノンを撃っても強制換装されない(ただしハイパー・メガ・カノンは1出撃に1回しか使えない)。
FA時の格闘にはNEXTのΖΖのパイルドライバーが復活していたりもする。
ΖΖガンダムは分離・合体やGフォートレスへの変形がシリーズで初めて再現されている。
また、一部オープニングや最終決戦を意識した原作再現が行われている。最終決戦は上記の通り強化型ΖΖのはずだが、作画は普通のΖΖだったので不自然でもない。
バーストアタックは「みんなの力が、ガンダムに…!」。プレッシャー(オーラを発生させ、当たった相手をスタン)→分離して急上昇→合体してハイメガキャノン。

『スーパーロボット大戦』シリーズにはΖΖガンダム自体はシリーズ初期からの常連。
元々、ハイメガキャノンが纏めて多数の敵を攻撃できるマップ兵器として強力だが、その他の武器は火力が今ひとつという位置づけだったΖΖ。
だがフルアーマー化によって火力が上昇し、マップ兵器以外でも活躍できるようになった。
ただ、上記のハイパー・メガ・カノンは『α』の時点では装備されず、続編の『α外伝』待ちとなった。
ちなみに、この『α』や『α外伝』、『IMPACT』では&b(){フルアーマー時でも変形可能}である。[[あ……あ…!?>ギース・ハワード]]
そして&b(){上記作ではフルアーマー時の方が運動性が高い}。[[なんなんだこのMS>なんなんだアンタ]]。
まぁ「強化形態なのに運動性を下げられたら、たまらんぜ…」というのはあるのだが(同じ事は[[νガンダム]]HWSにも言える)。
上記3作品以外はフルアーマーパーツは換装パーツ扱いとなったので、豊富な武器を持つフルアーマーΖΖと、
変形や運動性に優れたΖΖという使い分けも可能になった。それに伴い、徐々にフルアーマー化なしでもハイメガキャノンの対単体版や、
原作最終話で登場したハイメガキャノン・フルパワー(便宜上の名称)が用意されたりして、最初から火力が高くなっていった。
『A』ではΖΖ自体の参戦時期が終盤と非常に遅く、
更にフルアーマーΖΖは最後のルート分岐でΖΖがいち早く参戦する「小バームルート」を選択し、
更にジュドーの撃墜数を一定の数以上稼がないと入手できない隠しユニット扱いとなっている。
ちなみに、PSP版の『A Portable』ではジュドーのエースボーナスが&b(){「移動後にマップ兵器使用可能」}という極悪なものであるため、
密集した敵に移動後ハイメガキャノンをお見舞いするという光景が見られるようになった。

『第3次α』以降は長きにわたってΖΖが参戦せず、そのせいでこんな動画が作られたりもした。
&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/nm3333478)
某[[美形会議>アンディ・ボガード]]のごとくシリーズ化しているので、興味のある人は「スパロボ会議」のタグでご検索をば。

その後、『UX』や『BX』において[[S>関羽]][[D>騎士ガンダム]]の方が参戦してたり、
ソシャゲの『カードクロニクル』やDL専用タイトルの『OE』には出ていたり(それぞれ現在はサービス終了)したが、
『V』にてコンシューマソフト、しかもBBスタジオによる本家本元シリーズにおいては久しぶりの参戦が報じられた。
//なんでOEのことなかったことにするのさ
これまでΖΖ不参戦の理由としては「劇場版Ζの結末が(カミーユが精神崩壊せず)ΖΖと矛盾する為」というのがよく言われていた(『OE』のΖも顔グラが以前の流用の為TV版である模様であった)、
案の定というべきか『V』では久々のTV版Ζ(顔グラは劇場版)として参戦したため、劇場版Ζとの共演はお預けとなった。
ΖΖは素の性能もよく、カスタムボーナスでハイメガキャノンと名の付く武装の必要気力減少+EN減少がつくため、かなり暴れられる。
ただしハイメガキャノン・フルパワーはジュドー専用の武装になってしまった。
そのジュドーも最初から幸運を持ち、さらにエースボーナスで資金にボーナスがつくため、マップ兵器での資金稼ぎとしても非常に優秀。

#endregion
#region(ガンダムトライエイジでは)
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』では5弾「脅威!水中突破戦」より参戦。
パーフェクトレアの一枚として登場した。
スピードがやや遅いのが難点だがHPが高いため生半可な攻撃では撃墜されないのがミソ。
地形適性も宇宙◎、地上○と宇宙戦が得意なバランス型になっている。
アビリティもHPが0になると一度だけ撃墜を回避する「不沈」や敵の攻撃から味方をかばう「鉄壁」などHPの高さを生かしたものになっている。
必殺技は「ハイメガ・ΖΖガイザー」。
ダブルビームライフルで攻撃後ハイメガキャノンでブチ抜く。実にわかりやすい。
細かい点として、ダブルビームライフル発射前に変形時のあのポーズをとっている。

「ジオンの興亡 2弾」以降は「小隊必殺」が追加された。
Ζガンダム、ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)と出撃時その内の最低一枚がアビリティ「小隊必殺」を所持している時、
かつGパワーMAX時のみ発動可能と条件は厳しいが、通常の必殺技より威力が上昇しているのが魅力。
小隊必殺技は「シャングリラ・コンビネーション」。
Mk-IIのキック、Ζのハイパー・メガランチャーから続き、ハイメガキャノンを中心にした同時攻撃をお見舞いする。
ガンダムチームを再現していればカットインが挿入され更に威力アップするが、思い切ってMk-IIにカミーユを乗せてみるのも乙である。

「ビルドMS 1弾」においてフルアーマーΖΖガンダムも参戦。こちらもパーフェクトレア。
スピードが全機体中最低だがHPとアタックがとんでもなく高く、スピードが遅い唯一の弱点も
「スピードが遅い?だから何?」と言わんばかりに「先制」で先攻をもぎ取る姿は清清しさすら感じる。
必殺技は「ハイメガ・ΖΖダイノロア」。
ミサイルランチャーで攻撃後どこからか取り出したハイパー・メガ・カノンで消し炭にする。これまたわかりやすい。

「ビルドMS8弾」ではUCコレクションの1枚でΖΖが、「ビルドG 1弾」ではオールガンダムキャンペーンでフルアーマーΖΖが、それぞれCPで登場。
どちらも追加攻撃を行い相手のアタックを下げるアビリティ「超狙撃」を持つ。

パイロットのジュドー・アーシタもΖΖと同時参戦。マスターレアと「トライエイジ絆キャンペーン」の一枚として排出された。
マスターレア版はガンダム主人公史上初にして現時点で唯一となる高レベルディフェンスバーストでの初参戦となった。
(クリスチーナ・マッケンジーも高レベルディフェンスバーストでの初参戦なのだが、彼女の場合『0080』の主人公と言えるのかは微妙という事実があったりする)
パイロットスキルもアシストを受けているとクリティカル確定、と使いこなすにはコツがいるものになっている。
一方のキャンペーンカード版は高レベルアタックバースト持ちでパイロットスキルも先攻時一度だけアタック+800と攻撃的。
共通してHPとアタックの上昇値が高く、HPがある程度減らされると能力アップができる「覚醒(ニュータイプ)」も使えるので戦略に合わせて使い分けてみよう。
あと、特定のタッグで出撃すると撃墜を回避してカウンターを食らわせる「絆カウンター」が発動可能な組み合わせが二組存在する最初のパイロットでもある。
後に二組存在するパイロットがチラホラ出てきたたが、自身のカードのみで二組存在するのは未だにジュドーのみ。
でもって、その相手がルー・ルカとエルピー・プル。見事に美女二人、両手に花である。
うらやましいぞ、ジュドー。
残念ながらルー・ルカとビーチャ・オーレグは専用機パイロット対象外。原作でも乗った事があるのに……
ジュドーの方も長らくΖガンダムの専用機パイロット対象外であったが、「ビルドG 1弾」からΖガンダムの専用機パイロットとして扱われるようになった。
流石に百式やズゴッグは専用機パイロット対象外だが。

フルアーマーΖΖガンダムの参戦した「ビルドMS 1弾」にもマスターレアで登場。
今回もHP重視で高レベルディフェンスバースト持ち。
1回限りだがHPが80%以下の時、ダメージを30%に軽減するという、強力なダメージ軽減スキルを持つ。
覚醒時のハイパーバースト成功とスキルが同時に発動すれば、なんと脅威の97%カットである。
「ビルドG 1弾」以降はバースト効果を強化できる「バーストエール」導入の関係で計算式が変更され、
さすがに最大97%カットとはいかなくなったものの依然強力である。

「ビルドMS 4弾」においてオリジナル機体としてガンダムトライゼータが参戦。
特定の条件を満たすことでΖΖガンダムから開発できるビルドモビルスーツになっている。
#image(tri-zeta.jpg,title=ちなみに、胸のライオンは必殺技使用時に吼える)
#region(機体設定)
>地球に降りたジュドー・アーシタらガンダムチームの面々は、
>ジオン公国残党軍との戦いで大きなダメージを受けてしまう。
>だが、偶然出会ったガンダム博士と名乗る老人の手により、
>大破したダブルゼータとゼータのパーツを融合。
>老人がジュドーに託した謎の回路をセットすることで、新たなガンダム、トライゼータが誕生した!
>
>&i(){(『ガンダムトライエイジ』公式HPより引用)}
#endregion
機体デザインは&b(){ロボットアニメ愛好家ならもはや説明不要}の大河原邦夫氏が担当している。
胸にライオンが付いているため勇者シリーズを髣髴とさせる機体になっている。
元々他のガンダムと比較するとスーパーロボット成分が濃かっただけに、この突き抜け方もある意味納得。
それでいて単なるおふざけに終わらず、「SD戦国伝」における武者駄舞留精太頑駄無や獅子頑駄無にも通づるデザインになっている辺り芸が細かい。
アビリティは通常攻撃時に二つの武器からどちらか一つを装備して追加効果付きの攻撃を与える「ビルドウェポン」。
で、その武器がドリル(付きの槍)と[[ハンマー>ガオガイガー]]。こんな所も実に勇者。
ガンダム博士なる人物が託した回路のおかげか、適性も地上★、宇宙○と地上戦特化型に変更されている。
……ガンダム博士にテム・レイ博士と同じ雰囲気を感じてしまうのはなぜだろうか。
と思っていたらBG2弾のΖΖのカードイラストに描かれていたガンダム博士はテム・レイ博士そっくりであり、手にはテム・レイの回路らしきものを持っている。
また、同弾の裏面により大破した戦闘というのは25話「ロンメルの顔」の戦闘であることなども判明した。
必殺技は「超剣ミノフスキー・トライバースト」。
ハイメガキャノンと両手のビームで攻撃した後二本の剣を合体させた超巨大ビームサーベルで一刀両断にする。
もちろん超巨大ビームサーベルの持ち方は勇者シリーズ発祥にして今やおなじみとなった[[「あの」ポーズ>>http://dic.nicovideo.jp/a/サンライズ立ち]](上図参照)。

「ビルドMS 5弾」以降はジュドーが専用パイロットとして扱われるようになり、
チューンアップを重ねることでアビリティに「先制」、「装甲」を選択することも可能になった。
「先制」は問答無用で先攻獲得、「装甲」は生半可なダメージは無効化、とスピードが遅い短所を違った形で補える構成になっている。

「ビルドMS 6弾」ではカード化され、パーフェクトレアで収録された。
フルアーマーΖΖ同様、スピードが遅いがHPとアタックを重視したステータスを持つ。
アビリティは「不沈」。本当の勇者は最後の最後まで絶対に諦めないのだ。
必殺技はコスト9、威力7000と[[今までの最高値>騎士ガンダム]]を上回ったが、同弾のシークレットはコスト10、威力7700と更にとんでもない数値だったりする。
//BD2号機のページの編集方針の変更に伴いリンクを解除しました。
余談だが、B6弾のデモ画面やビルドファイターズモードでは、シロー・アマダが乗っている。おそらく中の人ネタだろう。
更に立体化もされた。

#region(『ガンダムトライエイジSP』では)
ニンテンドー3DS移植版の『ガンダムトライエイジSP』では全てのスペシャルミッションをクリアした者だけが挑める真の最終ボスとして登場。
前提条件の時点ですでに厳しい上に、その強さはもはや&b(){強いの次元を通り越している。}
というのも、HPが6万6000とデビルガンダムと肩を並べる上にディフェンスバーストを持ち、更に「不沈」まで使ってくる。
他のパラメータもとんでもなく高く、&b(){一回の被弾=死}といっても過言ではないだろう。
収録ラインナップの関係上、ダメージを上乗せし復活アビリティを封印できる「共鳴(アタックバースト)」が使えないのも痛い。
おまけに、お供のザコ敵も揃いに揃って範囲攻撃を繰り出す専用アビリティ持ちの上に&b(){HPが2万。}ザコ敵のHPじゃねぇ。
撃破に成功すれば「幻の曲」に関連する要素が解禁されるらしいが……
#endregion

ガンダムトライゼータはアニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』にも登場(夢オチだったが)。
更に、サカイ・ミナト作のガンプラとしてトライゼータとの後継機ともいえる「%%百獣王%%ガンダムトライオン3」が登場した(作中ではΖΖガンダムの改造機扱い)。デザインは関西リョウジ氏。
こちらは勇者ロボットというより、ダイターン3のようなスーパーロボットに近くなっている。
#region(アニメでの設定)
本家HGでは再現されていなかった合体変形機構が再現されており、三台のマシンの合体でガンダムトライオン3となる。
本作では三人一組が大原則となっている中三台のマシン一つ一つに操縦者が存在し、
結果的に三人で一つの機体を操る異例のガンプラとなっている。
サカイ・ミナトもまた「ガンプラ心形流」の使い手であり、3対1のハンデを物ともしない戦いを見せた。
#endregion
ガンダムトライオン3は「ビルドG 3弾」でカード化されパーフェクトレアとキャンペーンで登場。また、同弾ではトライゼータもマスターレアで登場した。

また、トライオン3はアニメの登場に合わせる形で期間限定配信のスペシャルミッションのボスとしても登場。
HPはボスとしてはいささか低めになっており、編成次第では2ターン目でも撃破可能になっている。
そして、撃破に成功するとトライオン3に異変が…?
#region(教えたるわ。大阪もんがやる、本気のガンプラバトルを…!)
トライオン3を撃破すると漆黒に彩られたトライオン3、その名もガンダムドライオン&ruby(ドライ){III}が姿を現す。
トライオン3・ドライオンIIIの両方を撃破する事で初めて本当のミッションクリアとなり、ガンダムドライオンIIIがビルドモビルスーツとして使用可能になる。
#region(機体設定)
>ティターンズの復活を願う悪の科学者たちによって甦った「サイボーグガンダム博士Mk-II」がトライオン3の設計図を盗み、
>自らの手で誕生させた黒いガンダム。 
>トライオン3以上の力を誇り、圧倒的な存在感を見せる。
>サイボーグガンダム博士Mk-IIは自分が人間だった頃の記憶からか、
>かつての戦いで心に大きな傷を受けた自分の息子をドライオンIIIへ搭乗させ、
>機体から発生する黒ミノフスキー力で治療しようと考えているようだが……?
>
>&i(){(『ガンダムトライエイジ』公式HPより引用)}
#endregion
機体設定から察するにマイトガインに対するブラックマイトガイン、ゴルドランに対するゴルドラソ、といった
「悪役が造った主人公機と同じ姿をした敵」といった位置づけの機体になっているようだ。

こうした設定上、プロヴィデンスやレギルスといった「悪のガンダム」で軍団を結成すると映えるし、
機体カラー繋がりでガンダムMk-II(ティターンズ仕様)や獅子モチーフで共通点があるバンシィと組ませるのもいいだろう。
奇しくも、二機とも「悪のガンダム」という共通点も持っている。
そして、ガンダムMk-IIは&b(){元祖・悪のガンダム}と呼んでも差し支えない機体でもあるのだ。

BG5弾ではマスターレアでカード化さた。
その裏面コメントにより、サイボーグガンダム博士Mk-II=フランクリン・ビダン博士、その息子=カミーユ・ビダンが確定した。

専用機パイロットにはトライオン3と同じサカイ・ミナトが設定されている。

#endregion

余談ながら、ネタのマニアックさに定評のある裏面インタビューでは6弾マスターレア版が前期主題歌引用ネタになっていた他、
「ジオンの興亡 4弾」では『プラモ狂四郎』に出たトリプルゼータがネタにされていた。
このネタが書かれた当時はトライゼータが出ることになろうとは夢にも思わなかったに違いない。

#endregion
#region(その他外部作品での扱い)
『SD戦国伝』では[[武者頑駄無]]率いる「頑駄無五人衆」の一人・「&ruby(むしゃだぶるぜーたがんだむ){武者駄舞留精太頑駄無}」として登場。
原作をイメージしてか兜の「&ruby(めがほう){目牙砲}」を始めとする大筒による大火力戦法を得意とする。
またからくりに強く、彼が設計したいくつかの兵器と彼が開いた「からくり一門」は後世の戦いにおいて重大な役割を果たす。
『戦国伝』シリーズでは武者なのにも関わらず少しメカっぽいイメージが印象深いが、
『三国伝』ではなんと[[関羽]]として登場しており、演者のハイメガキャノンや武将元の髭や武器などの共通点も結構ある。
&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/nm17883490)
『[[SDガンダム外伝>騎士ガンダム]]』ではアルガス騎士団の戦士隊長・闘士ダブルゼータとして登場(MUGEN的には[[ナミキヨさん>右浪清]]の中の人)。
こちらも機械仕掛けのダブルハンマー(ダブルビームライフルがモチーフ)などを使ったりするが、見た目の印象に準じた%%脳筋%%パワーキャラ。
%%いや関羽も脳筋だろって?それは言わないお約束%%

漫画『ガイアセイバー』ではなんと&b(){ダブルビームライフルのコックピットに[[仮面ライダー>仮面ライダー1号]]を乗せて戦闘した。}
まぁ、ライダー側も他に避難するところがなかったので仕方がないが。
//精神崩壊したカミーユも一緒に乗せられてた気がするけどうろ覚え

こいでたく氏の漫画『ダブルゼータくんここにあり』ではタイトル通り主人公になっている。作品や主人公の設定は[[ぼのぼの]]に近いものがある。
他のSD作品と違って、元のモビルスーツやパイロットにほとんど影響されないキャラ付けになっているため、独特の雰囲気がある。

あずま勇輝氏の漫画『SDガンダムフルカラー劇場』ではΖガンダムの親戚となっており、性格は楽天的で明るく、わりと原作のジュドーに近い。
また、妹のリイナも登場しており、こっちは兄のダブルゼータと違い普通に人間の姿をしている。
兄のシスコンぶりに呆れているものの、バレンタインデーのチョコを食べさせてあげる程度には仲がいい。&s(){それ、なんてブラコン?}
ちなみに、本作では人間とMSの間には(体格的な意味で)圧倒的な能力差があるらしく、リイナが第7回運動会に参加した際にはかなりの戦果を上げていた。

SDガンダムではロリコンでドMの変態キャラと化している。
ジュドーもスケベでコソ泥扱いというロクでもないキャラにされている。
|&nicovideo(sm4232611)|&nicovideo(sm2406409)|
#endregion

#region(ガンダム辞典『は』)

#image(33722987.jpg,title=受け継がれる系譜,height=500)

#endregion

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**MUGENにおけるΖΖガンダム
#region(taurusac195氏製 フルアーマー・ΖΖガンダム(ガンダム・ザ・バトルマスター))
-taurusac195氏製 フルアーマー・ΖΖガンダム(ガンダム・ザ・バトルマスター)
taurusac195氏によって『ガンダム・ザ・バトルマスター』(海外名はGundam: Battle Assault)の
ドットを用いたフルアーマー・ΖΖガンダムが製作されている。ハイパー・メガ・カノンを装備していないフルアーマー形態なのに、
ディスプレイネームは“GUNDAM DOUBLE ZETA”になっているのは、原作再現ということで。
DLしたファイルを解凍する際にパスワードを求められるが、氏の他のキャラと同じく製作者の名前をそのまま入れればOK。
ただしLhaplusではパスが間違っていなくてもエラーを吐いて解凍出来ないため他のソフトを用いること。

ドットのクオリティは申し分ないのだが、如何せん攻撃の[[発生]]が微妙に遅いため、他のゲームのキャラと殴り合うのは厳しい。
おまけに殆どの攻撃は[[硬直]]が長いため当てても不利(射撃技はもちろん小パンすら当てて不利)で、
[[キャンセル]]もほぼ不可能であるため[[コンボ]]と呼べるものは無いと言っていい。
更にダウンを奪える攻撃で出の早い物も殆どないため画面端に追い詰められただけで地獄が見える。
動作も全体的に緩慢でダッシュ後の硬直が長く(無論キャンセル不可)、空中ダッシュの類も搭載されていない。
一応ブーストが使用可能だが移動距離が短く、低い機動性を補う事は出来ない。
救いになるかどうかは微妙だがバックダッシュが完全無敵なのは少しありがたいかもしれない。
[[判定]]だけはかなり強いため接近してきた相手を殴り返す事くらいは出来るが、基本的に遠距離戦主体で闘いたいところ。
腹部メガ粒子砲が長射程、(比較的)発生早め、1ボタン、空中可と利点が多いため、
[[ひたすらガン逃げしながら腹からビームを撃ちまくる>ケーブル]]のが正しい戦法か。

尤も上記のような機動性と攻撃性能であり腹部メガ粒子砲もダウンを奪えず硬直が長いためガン逃げすらできない可能性が非常に高い。
まあ1ボタンで放てることから分かるとおり、ただの通常攻撃なのでダウンが奪えるわけないのだが。威力も所詮通常攻撃である。
ゲージ技のハイメガキャノンも無敵が攻撃判定発生前に切れるので切り返しとしては使用不可と全体的にかなり厳しい性能である。
ちなみにこのハイメガキャノン砲発射時に相手の居る場所に対して発射しているように見えるが判定は頭部からの横一直線固定である。
このためチビキャラや空を飛んでいるキャラ相手に撃つと見た目上は直撃しているのに何もおこらないという悲しい事態になってしまう。
バリアは搭載されておらず、代わりにBrace(ふんばり)が備わっており、これは飛び道具だけでなく、打撃や投げに対しても無敵になる。
スウェーと同じように思えるが、システム上はスウェーは喰らい判定がなくなるのに対し、ブレイスは無敵判定が付くという違いがあるようだ。

#endregion
#region(Z.A.I氏製 ΖΖガンダム(スーパーロボット大戦MX))
-Z.A.I氏製 ΖΖガンダム(スーパーロボット大戦MX)
2011年になって、Z.A.I氏から『スーパーロボット大戦MX』のドットを用いたノーマルのΖΖガンダムが公開された。
スクリューパイルドライバーもあるよ。
リュウセイ氏による[[AI]]が公開されている。氏によると簡易AIとのこと。
&nicovideo(sm14407906)
#endregion

この他、DOSMUGEN時代に『SDガンダムGジェネレーション』シリーズのドットを用いた
ノーマルのΖΖガンダムが作成されていたようだが、現在はDLできない。
[[ガンダムvsガンダムトーナメント]](削除済み)に出場していたのがこれ。
ハイメガキャノンのほかに、Gフォートレス形態に変形しての爆撃などの攻撃手段があったようだ。

***出場大会
''ΖΖガンダム''
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''削除済み''
-[[ガンダムvsガンダムトーナメント]]

''フルアーマー・ΖΖガンダム''
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''削除済み''
-[[ガンダムvsガンダムトーナメント]]
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''更新停止中''
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''凍結''
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}
//タッグ情報
//[[ガンダムvsガンダムトーナメント]](タッグ-GジェネドットのΖΖガンダム)

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//ロボット,主人公,兄,2号ロボ