ドリッズト・ドゥアーデン

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ドリッズト・ドゥアーデン - (2024/01/28 (日) 00:53:24) のソース

//詳しい資料に巡り会えなかった。追記頼みます
//一応どうにか調べて書いてみたけど自信はないぜ… 更なる追記修正は望む所
#image(drizzt.jpg,title=お供の黒豹の名前はグェンワイヴァー。こちらも言い辛い)

世界初のRPG『[[ダンジョンズ>ドレイヴン]][[&ドラゴンズ>シン(ダンジョンズ&ドラゴンズ)]]』(厳密には『アドバンスドD&D』。ただし2000年以降は無印が『クラシック』、アドバンスドが無印になっている)
の背景世界の一つ「フォーゴトン・レルム」を舞台にしたファンタジー小説『ダークエルフ物語』(R・A・サルバトーレ著)の主人公。
ちょっと言い辛いが「ドリッズド」ではなく「ドリッズト」である。&b(){もしかしませんからね、[[Google>攻撃技の無いキャラまとめ]]先生。}

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**略歴
「アンダーダーク」と呼ばれる地下世界で、邪悪なる女神ロルスを信奉するダークエルフの分家・ドゥアーデン家の三男として生まれる。
しかしそのような邪悪な一族において、むしろ善良な心に育った彼は裏切りと覇権闘争を繰り返す同族に嫌気が差し、
故郷メンゾベランザンを出奔するが、離反者を許さぬ一族からは執拗に刺客が送られ、孤独な逃亡の日々を余儀なくされていく。
追っ手を撃退しつつもやがて地上世界にたどり着くが、
アンダーダークでも悪名高いダークエルフは、地上においてはもはや魔物の類としか見られず排斥されながらも、
更なる逃亡の末に北方の辺境アイスウィンド・デールへと落ち延びる。
そこで失明した野伏モントリオの元に身を潜めつつ、レンジャーの技術を身に付けていった。
やがて偏見から来る誤解も乗り越え蛮人ウルフガー、[[ドワーフの戦士>ギリウス・ロックヘッド]]ブルーノーらなどと仲間として絆を結び、彼らと共に冒険へ旅立っていく。

シミターを[[二>柳生十兵衛]][[刀>暁武蔵]][[流>中西姉妹]]で使いこなす剣術の腕に加え、魔術も会得している魔法戦士。
しかし同族との戦いには苦悩しており、
刺客の中には実の父で剣術の師匠でもあるザクネイフィン(しかも[[生ける死者>ゾンビ]]と化した)もいたとなれば、
その苦悩も推して知るべしであろう。

作者サルバトーレのお気に入りキャラであり、同時に『D&D』の最大人気キャラ。
ゲーム本編でのクラスとしてのレンジャーにも彼の影響が色濃く見える。&link_anchor(*1){*1}
『ダークエルフ物語』は続編にあたる『アイスウィンド・サーガ』も含め日本でも何作か翻訳されている。
&nicovideo(sm282111)

2023年公開の映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』には、
&b(){スーパーセクシーパラディン}ことゼンク・エンダーという、邪悪な祖国を出奔して正義のために戦う聖騎士が登場。
そのゼンクも企画段階ではドリッズトの予定だったとの事で、『D&D』にドリッズトが及ぼした影響の一つと言えよう。

#region(ダークエルフについて。Wikipediaより一部加除)
特殊な[[エルフ]]の種族としてダークエルフ(闇エルフ)を登場させている物語やRPGは少なくない。
そのような作品では、普通のエルフは光や善、秩序の体現者、ダークエルフは闇や悪、混沌の体現者と定義されていることが多い。
容姿については、ほぼエルフと同じだが肌の色だけが漆黒(あるいは褐色など)であるとするのが典型的であり、
性におおらかでエルフより豊満な肉体で描かれることも多い(特に女性が顕著で「[[貧乳のエルフ>ディードリット]]」と「[[グンバツ>マライヤ]]のダークエルフ」と描き分けられる)。
そして大抵は、普通のエルフと強く敵対する存在だが、エルフと同等の能力や洗練された文化を持つものとされる。

このようなダークエルフの起源は、恐らくはTRPG『[[ダンジョンズ>ドレイヴン]][[&ドラゴンズ>シン(ダンジョンズ&ドラゴンズ)]]』であると思われる。
このゲームに登場するダークエルフは「ドラウ・エルフ(堕落したエルフ)」とも呼ばれ、ほぼ先に述べた通りの存在とされている。

ダンジョンズ&ドラゴンズを世界背景に採用した小説「アイスウィンド・サーガ」「ダークエルフ物語」では、
ダークエルフとしては例外的に善良な心を持つキャラクターが主人公として登場。
「ドラゴンランス」シリーズや[[「ソード・ワールドRPG」シリーズ>ディードリット]]などにも同様のダークエルフが登場し、
やはり暗殺者や悪しき魔術師、ライバルのパートナー等、敵側の存在として描かれている。

なお現代では、ファンタジー作品に「悪の存在」として肌の黒いダークエルフを登場させることは、
[[現実世界における有色人種差別を連想させるものとして批判されることもある>ブラックレンジャー]]。
そのため、昔と比べると青や白(実際は[[血が透けて薄紅色>テリーマン]]な白人の肌とは違い、正真正銘の白)といった、
非現実的な肌の色のダークエルフが登場する作品が多い。
また古い(勿論『D&D』よりは新しい)日本製TRPG『光と闇のレジェンド』
(世界観的には、神秘の鎧を着て戦う『[[聖闘士星矢>天馬星座の星矢]]』…と言うか『[[天空戦記シュラト>テッカマンブレード]]』な内容。
 なお検索の際は&s(){映画『レジェンド/光と闇の伝説』と勘違いされ易いので、}『アップルベーシック』か「冒険企画局」で検索してほしい)では、
「光の一族こそ日に焼けて真っ黒」「闇の一族は日に焼けず病的に青白い」と言うのがあったが、
ダークエルフの新しい肌の色に青や白が選ばれたのは同じ考えなのだろうか?
(ただし『光と闇のレジェンド』での闇の一族は&s(){ひきこもり}陰気ではあっても邪悪ではない)
一方、近年の『[[ソード・ワールド2.0>バット]]』では「&b(){ダークエルフという種族は存在しない}」という体を取っており、
「人類の敵性勢力のエリート種族」という旧作のダークエルフの位置にはドレイク(竜人族)という全くの別種族が充てられていたり、
公式NPCで普通に小麦色に焼けた肌のエルフが登場していたりする(色白だろうが日焼けしていようがエルフはエルフという事)。

また、近代ファンタジーの祖である『[[指輪物語>サウロン]]』にもダークエルフがいるが、こちらは別段邪悪でも何でもない。
これは作中で太陽の無かった時代、「至福の国」へ旅をして「輝く木」を見たものが光の下(地上)に住み、
見なかったものは太陽が生まれた後も暗闇(地下)に住むようになった。
要するに、住んでいる場所による区別だったりする。%%トロールは日の光を浴びると石化するが%%
ついでに言うと指輪世界での[[オーク>オークウォーリア]]の起源は、邪悪な存在により堕落させられたエルフである。
先述のドラウ・エルフとの類似を感じさせる設定で、ダークエルフの亜種(?)とも言えなくもない。

変わった例として、PS2のRPG『ラジアータストーリー』のダークエルフは人間とライトエルフのハーフを始祖としており、
つまりは一般的にはハーフエルフと呼ばれる種族に近い設定となっている。
こうした出自のため、人間を排斥しようとする傾向にあるライトエルフよりは話の分かる者が多かったり、
村を治める長老がライトエルフだったりと、他のファンタジー作品のダークエルフと大分毛色の違うものになっている。
#endregion

なおドリッズトの影響を受けたプレイヤー達は、当然のように彼に憧れ、同じように善なるダークエルフのPCを作って遊ぶようになった。
また時流として「ダークエルフという種族そのものを邪悪とするのは如何なものか」という風潮もあったのだろうが、
そうした英雄志願者たるPCダークエルフ達の存在は、公式が無視するにはあまりにも多すぎたのだろう。
結果、『D&D』の舞台となる幾つかの次元では、徐々に「ダークエルフの帝国から離れた善良なるダークエルフ」が世界観に組み込まれるようになった。
邪悪なのはダークエルフの「帝国」であって、そうではないダークエルフも確かに存在するのだと、世界の人々は知りつつある。
&b(){たった一人の英雄の戦いが、種族の在り方そのものを変えたのだ。}
その点において、ドリッズトが偉大な英雄であることに、間違いはないと言えよう。

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**MUGENにおけるドリッズト・ドゥアーデン
[[スラッシュ]]を改変したと思しきLord Skiff氏製作のものが存在していた。
現在はDL先のデータが消失しており正規入手不可。
そこそこ戦える[[AI]]がデフォルトで搭載されている。
[[必殺技]]で画面のフラッシュを多用する技があり少々目に悪い。

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[ドリッズト・ドゥアーデン],sort=hiduke,100)
#co(){
''削除済み''
-[[Mametang式、大体女のトーナメント 水無の陣]]
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ドリッズト・ドゥアーデン],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ドリッズト・ドゥアーデン],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
日本のRPGで「レンジャー」というと&s(){[[スーパー戦隊>ピンクレンジャー]]}ロビン・フッドやウィリアム・テルみたいな「森の[[弓使い>グリーンアロー]]」と言ったイメージだが、
『D&D』第3版までは[[飛び道具]]に特化するどころか&b(){[[近接で二刀流>アーチャー]]がデフォ}であった。
しかし[[二刀流>暁武蔵]]は逆手の攻撃力が今一つ小さいのはともかくとして、レンジャーの防具は通常皮鎧に限られており(『D&D』では[[たびびとのふく>ドラゴンクエスト1勇者]]に防御力は無い)、
ルール簡略化の為に回避判定と[[貫通判定>IV号戦車D型改F2型]](『D&D』の鎧は攻撃を100%弾くか100%貫かれるかの二択であり、ダメージ軽減効果は無い)が一纏めにされた結果、
&b(){重装備な方が回避力が高くなる}と言う「回避力重視の軽戦士」の作成は不可能なルールの為、軽装なレンジャーが前衛で戦うのは[[危険が危ない>ドラえもん]]
(一応、盗賊や魔術師とは違って金属鎧の装備自体は可能だが、装備中は二刀流を含めた肉体系レンジャー技能を使えなくなるため、結局は劣化戦士でしかない)。
と言った感じで当時は不遇クラスの一つとも言われていた。
後に開発スタッフの一人が「[[レンジャーは弓だろ…常識的に考えて>やる夫]]」とばかりに自サイトで公開していたハウスルールが流布するようになって、
本家でもルール改定後の3.5版からは飛び道具に特化できるようになった。勿論、二刀流の選択肢も残されている。
また軽戦士要素も全体的にフォローされ、身軽にひらひらと攻撃をかわすタイプのキャラクターも製作可能になった。
レンジャーの場合は「とりあえず鎧を着てるだけで装甲に関係なく無条件で回避力にボーナス」からスタートして、
「自分が攻撃を命中させた敵からの回避力向上」「目視できる相手からの攻撃をダメージ半減」
「範囲攻撃を通常は抵抗成功してもダメージ半減のところ完全回避でノーダメージ」といった具合になっている。
&s(){ミスティック(神秘主義者と言う名の[[格闘僧侶>ネコモ]]。[[ウィザードリィ>ワードナ]]における[[ニンジャ>ザ・ハンド]]の元ネタ)に片足突っ込んでいるような?}

一応、3.5版より前の版でもレベルが高くなると初歩的な信仰呪文([[クレリック>プリースト]]の呪文)を使えるようになると言う特典があった。
細かく言うと自然崇拝の[[ドルイド>ウィフ]]系呪文(なので金属鎧を着ると使えなくなる)であって、神に仕えるクレリックとは呪文が微妙に異なる。
&s(){え、[[ドルイドにだって仕える神はいる>ランサー]]って?あくまでも『D&D』(と[[同作の影響を受けた創作物>ロミアス]])における設定だから[[気にするな!>ジュラル星人]]}
&s(){(ぶっちゃければ「[[キリスト>ジーザス]]教徒からはそう見えた」と言うだけの話であり、日本の「八百万の神」信仰も同じ扱いを受ける事がある)}
 
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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//主人公,剣士,魔法使い,エルフ,銀髪